2009年10月11日

海外の真似ではなく日本でできることを

インターネットの記事(http://ameblo.jp/uncolpodivento/entry-10192182667.html >)である日本のクラブの指導者が、日本のJクラブユースの問題点を指摘していた記事を見ました。
それについて私の思うことを書きたいと思います。

記事内容は以下のものです。
「高校のサッカー部なら選手一人一人に課題を与えることやサッカーノートを書かせるといった取り組みが比較的やりやすいのですが、クラブチームでは選手と接する時間が短いのでなかなか難しく苦労させられています。
 
 例えばスペインでは選手寮がグラウンドに隣接され、ユースチームの選手たちは午前中にトップチームと同じ時間に練習し、午後から学校で授業を受けることが可能です。しかし日本のクラブユースに所属する選手たちは朝から夕方まで授業を受け、その後17時半からクラブに来て練習します。練習した後に自主トレをするので、どうしても帰宅は遅い時間となってしまい、それにともない食事時間も遅くなり、睡眠時間もわずかなまま次の日の朝が来てしまいます。

また、XXXのトップチームはユースの選手が来る頃には練習を終えているので海外のチームのようにつねにトップチームの選手のプレーを側で見られるような環境でもありません。

グラウンドもクラブハウスもプロと同じものを使い、一見するとエリート教育を施すための理想的な環境のように思えますが、実際にはそこまで至っておらず、教育との兼ね合いという日本のクラブチーム特有の問題があるわけです。」

まずはサッカーノートをつけることに関して、もちろん自分の取り組みを記録として残すことは大事なことですし後々見返すこともできるということで非常にいいことだと思います。
しかし例えばそれを義務化したり、強要することがいいことだとは思いません。
自主的に行い自分でそのノートを活用するからこそ意味のあるものであり、クラブチームだから選手と接する時間がないためにそれをするのが難しいというのは少し疑問に思いました。(もちろんサッカーノートに関することだけでこの言葉が述べられているのではなく、選手とコミュニケーションをとる時間が高校と比べて少ないという意味で言われたのでしょうけど)

またスペインの環境を例に挙げていましたが、確かにイタリアもですが欧州の国の多くが、高校でも午前中で学校が終わったり、記事に書いてある通り午後から学校というとこもあり、そのおかげでトップチームと同じ時間帯でトップの選手を身近に感じながら練習できるといった環境のチームはあります。
しかし全てのチームがそうであるわけでもなく、トップとは別の時間帯に別グラウンドで練習しているチームも沢山あります。

一方で日本では中学も高校も午後までしっかり授業があり、練習はその後になるためにそういった理想の環境にはなかなかできないというのがあります。
しかし日本のそういった環境を変えることはサッカー自体を変える前に教育環境まで変えなければならないことであり、サッカーだけでそれを変えることは実質的に不可能だと思います。
だとしたら今の日本の環境の中でできる最善の方法を探すべきではないでしょうか?

また気になったのが{「練習した後に自主トレをするので、どうしても帰宅は遅い時間となってしまい、それにともない食事時間も遅くなり、睡眠時間もわずかなまま次の日の朝が来てしまいます。」という部分。
練習後に自主トレをして、疲れて帰って食事もままならず、睡眠時間も短い状態の生活を繰り返して、それが選手の成長になるでしょうか?
それだったら自主トレを省いてその分チームのトレーニングを全力で行うようにして、自主トレの時間を食事や休息に割り当てたほうがよっぽど選手のためになると思います。

もちろん自主トレを非難しているわけではないのですが、食事や睡眠時間を削ってまでのトレーニングが本当に有意義かどうかということを思います。
スポーツ選手は身体が資本です。食事や休息時間も立派なトレーニングの一部だと思います。
イタリアでもおそらくその他の欧州の国々でもチームトレーニング以外の時間で練習をする選手はほとんどいません(個人的にジムやちょっとしたランニングをする選手はいますが)トレーニング以外の私生活の時間も非常に大事にしている印象を受けます。(家族との時間も非常に大事にされています。)

変えることのできない環境を欧州と比較してそれができないと思うのでなく、今ある日本の環境の中でどこを改善できるかを考えることが大事だと思います。

最後に、今回の記事は決してインタビューをされた方の批判として書いたものでなく、私が思う日本が進む方向性を書いたものであることを理解して頂きたく思います。

posted by idalia_calcio |21:15 | 日本サッカー | コメント(5) | トラックバック(0)
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海外の真似ではなく日本でできることを

コメント投稿者ID :

批判ではないという趣旨はわかりますが記事を引用するのであれば出所を明確にしなければいけません。(著作権法より)
その記事を読んでみたいので載せてください。よろしくお願いします。

posted by enzo | 2009-10-11 22:51

海外の真似ではなく日本でできることを

コメント投稿者ID :

>enzoさん
私が見たのも実はどなたかがブログでその記事を見て書かれたものでした。
「別冊宝島 名門サッカー部のトレーニング」という雑誌に当のインタビューが載っているようです。

posted by イダリア | 2009-10-11 23:10

Re:海外の真似ではなく日本でできることを

コメント投稿者ID :

引用したblogが、どこか書きましょう。
そうしなければ、著作権法違反ですよ。
当たり前ですが、blogにも著作権はあります。

posted by ジダ | 2009-10-12 01:29

海外の真似ではなく日本でできることを

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「睡眠時間」が短いというのは気になりますね。筋肉というのは寝てる間に回復していく(大きくなる)といいます。筋肉が大きくなる時間が少ないということは、「日本人は線が細い」ということになります。これは大きな問題だと思います。

posted by ttt | 2009-10-12 01:34

海外の真似ではなく日本でできることを

コメント投稿者ID :

>ジダさん
著作権に関してのご指摘ありがとうございます。
引用させて頂いたブログは以下のアドレスです。
http://ameblo.jp/uncolpodivento/entry-10192182667.html

>tttさん
身体づくりの観点もそうですが、睡眠不足が翌日のトレーニングへの影響は、また私生活(学業など)にも影響を及ぼすことは育成という観点からもやはり良いことではないと思います。
日本の場合練習までの移動などでどうしても時間的に難しい部分はあるでしょうが、だからそれでよいとは言えないと思います。

posted by イダリア | 2009-10-12 01:41

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