2011年02月02日

ブログ終了のお知らせ

日本に帰国して更新する機会が激減していたのにも関わらず、ブログを覗いてくださっている方がいらっしゃるようで、本当にありがとうございます。
3年前から書き始めたこのブログですが、今回、日本での活動場所が決まり新たな出発をするために、このブログを終了することとなりました。

このブログを通してイタリアの情報を発信することで、私自身の考えの整理をすることもでき、またお会いした人から「ブログ見てます」と言って頂き、自分の意見に目を通してくれているひとが想像以上にいてくださったことに感謝をしつつ、それがきっかけで多くの方とサッカー談議に花を咲かせることができたこともあったりと、ブログを書いてよかったなと思います。

日本での活動場所として出発するクラブは「ファジアーノ岡山」です。
今年度からU-18のカテゴリーが新設され、そこのコーチとして活動させて頂けることになりました。
岡山は私の地元でもあり、また新しくできるカテゴリーに一から関われることは非常に貴重な経験でもあります。
一から始めるというということはその分難しい点も多々あるとは思いますがそれも経験として、日本のいい部分を活かしつつ、イタリアで得たものを加えていけたらと思います。

3年の間、ブログを見てくださった方々、そしてこの場を提供してくださったスポーツナビ様にこの場を借りて御礼申し上げます。
今後また何かしらのかたちで自分の活動の成果をみなさんにお伝えできるように頑張っていきたいと思います。

posted by idalia_calcio |09:55 | その他 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2011年01月14日

海外指導者研修 in スペイン

また更新が滞っておりました。。。
久々の更新が告知なのですが、昨年まで4年間イタリアにて行われていたスポーツ指導者支援協会主催の指導者研修が今年から舞台をスペインに移して開催されます。
イタリアでの4年間、私は通訳兼コーディネーターとして携わさせて頂きましたが、私自身にとっても参加者の方々と様々なチームを訪問しトレーニング見学をした指導者との対談、また毎日行われる参加者間のミーティングを通し、指導者としての知識や考え方をより広げる事ができました。
またこの研修は単にサッカー現場を訪ねるのみならず、訪問する国の文化や環境に積極的に触れていく機会も多く、今まで参加された方々も多くのことを学び経験されて帰ったという報告を受けています。

研修に携わさせて頂いた1人として、今年の研修もまた実り多きものになることを願っております。

また告知の最後にはこのブログにて書かせていただいた昨年までのイタリアでの指導者研修の感想のリンクも貼らせて頂いていますので興味のある方は是非ご覧下さい。

以下告知


関係者各位

いつもお世話になります。
スポーツ指導者支援協会です
■■■■2/17-25は、とことんサッカーを語り合う期間に■■■■■

今年も会員を対象とした海外研修を開催します!
第5回目の今回から、昨年南アフリカで開催されたW杯で初優勝したスペインです!!
次のW杯までとことんスペインを探りたいと思います。

今回の研修地は、バルセロナ・ビルバオを舞台に、練習見学・指導者対談・試合観戦等を通して、参加者間で意見交換を繰り返します。

自身のサッカー観、指導観を振り返りたい方、世界のサッカーを肌で
感じたい方には是非オススメです。
もちろん、サッカー以外の指導者の方も大歓迎です!

現在研修プログラムを最終調整しています。
興味のある方は、
train@sportif-support.netまで
お名前とご連絡先をお知らせ下さい。
随時確定事項・お申込方法をご案内差し上げます。


【第5 回 会員海外研修 in スペイン 実施要項】
【目的】
 ・サッカー先進国(W 杯優勝国)にて、同志で寝食を共にしながら、日本との比較をする。
 ・研修を通して、自身のサッカー観・指導観を広げて、指導に活かす。
【主催】 特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会
【参加対象】 
 ・弊会の会員。現在指導している、もしくは今後指導者を志している方
  ※会員でない方で参加をご希望される方は、この機会にご入会いただくことで参加することができます。
   会員入会については弊会ホームページ上の「入会案内」をご参照ください。http://sportif-support.net
【目的を達成する方法】
 ・練習見学、指導者対談:RCD エスパニョール、C.E. エウロパ、ビルバオ、オサスナ
 ・試合観戦:トップ(FC バルセロナvs ビルバオ)、育成(FC バルセロナ・エスパニョール・エウロパ)
 ・施設見学:アスレティック・ビルバオ
 ・参加者間ミーティング:毎日参加者内でミーティングをし、お互いに情報を共有します。
 ・観光:バルセロナ、ビルバオ、パンプローナ
【日程・滞在地】
  期間:2011 年2 月17 日(木)〜2 月25 日(金)9 日間
  場所:スペイン(バルセロナ、ビルバオ、パンプローナ)
【参加人数】定員10 名 (最小催行人数5 名) ※定員になり次第、締め切らせて頂きます。
【現地コーディネーター】
坪井健太郎氏:C.E.Europa Alevin(10 歳)監督、Cadete A(15 歳) アシスタントコーチ
【参加費】 300,000 円(税込)
 *料金に含まれるもの:航空券(成田空港ーバルセロナ、バルセロナービルバオ)、宿泊費
            研修に関わる経費(現地協力スタッフ謝礼等)
 *料金に含まれないもの:日本国内移動費、海外旅行傷害保険料、超過手荷物運搬料金、観戦チケット代、現地移動費、現地食費
【お申込・その他詳細情報について】
 本研修に興味のある方は、train@sportif-support.net まで、お名前とご連絡先をお知らせ下さい。折り返し、調整中の
確定事項・お申込方法などについて直接ご案内差し上げます。
【お申込〆切り】2011 年1 月21 日(金)
【お問い合わせ先】
 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-20-7 スワコモンズ107 特定非営利活動法人スポーツ指導者支援協会
 TEL/FAX 03-5272-2620   Mail:train @ sportif-support.net
 担当、帯同スタッフ:伊藤
【概要】※現在調整段階ですので変更もあり得ることをご了承ください。()内は滞在&宿泊都市
2/17(木):成田空港集合・出発、バルセロナ着                   【バルセロナ】
2/18(金):練習見学・指導者対談(エスパニョール、エウロパ)            【バルセロナ】
2/19(土):育成試合観戦(FC バルセロナor エスパニョールor エウロパ)
      トップ試合観戦(FC バルセロナ- ビルバオ)               【バルセロナ】
2/20(日):育成試合観戦(FC バルセロナor エスパニョールor エウロパ)      【バルセロナ】
2/21(月):移動、指導者対談(ビルバオ:ランデル氏)、練習見学(U-10)      【 ビルバオ】
2/22(火):練習見学・施設見学・指導者対談(ビルバオ・オサスナ)       【 ビルバオ, パンプローナ】
2/23(水):練習見学、指導者対談(エスパニョール)                【バルセロナ】
2/24(木):バルセロナ発
2/25(金):成田空港到着・解散
※宿泊は、基本的に複数人部屋になります。

☆坪井健太郎氏ブログ
http://ameblo.jp/uno-dos-tres/

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☆海外研修って?
→これまでの海外研修について、現地コーディネートをお願いした
井田征次郎氏のブログ(スポーツナビ)からご覧に頂けます。

【カルチョ・イダリアーノ(セレクトブログ)】
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/idalia_calcio/

【第2回 2007年度】
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/idalia_calcio/monthly/200802

【第3回 2008年度】
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/idalia_calcio/monthly/200904

【第4回 2009年度】
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/idalia_calcio/monthly/201004

posted by idalia_calcio |23:41 | 指導者 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年10月29日

日本サッカーを巡る旅1

またしばらく更新が滞っておりました。
この1か月間、関東、東海、関西を中心に、サッカークラブへの訪問と見学をしてきました。
9都府県、プロクラブからアマチュアクラブ、トップチームから育成年代まで約10数チームを訪問させていただきました。

今回このような旅を行った理由は、私自身日本人の指導をおこなった経験がほとんどないことから、これから日本人を指導しようとするにあたって、日本人選手の特徴や、日本での指導現場でどのようなトレーニングが行われているのかを実際の目で見てみる必要があると思ったからです。

この場を借りて今回の訪問を受け入れてくださった各チームの関係者の皆様、選手の皆様に厚く御礼申し上げます。

今回は私が実際に日本の現場を見て感じたことなどについて書いていこうと思います。

1、フィジカルトレーニングに対する考え方の違い
今回感じた日本とイタリアの一番の違いが「フィジカルトレーニングに対する考え方の違い」です。
近年、日本の多くのチームでもフィジカルトレーニングが行われてきています。しかし日本とイタリアの決定的な違いは、日本の場合多くのチームが週始めの火曜日に「フィジカルトレーニングの日」というフィジカルトレーニングのみ(もしくはその日のトレーニングのほとんど)が行われ、その日に全てのフィジカル要素のトレーニングを行っていることです。
そしてその内容の大半が「走り」のトレーニングであり、極端な事を言えば「走る」トレーニングをしていれば「フィジカルトレーニングを行っている」となっているように感じました。

実際にあるチームの選手に対して「フィジカルトレーニングと言えばどんなトレーニングをイメージする?」という質問をしたところ、私の予想通り「走り」と答えていました。そして「その量は?」という問いには「多い」とこれまた予想通りの答えが。
つまり、「多く」「走る」トレーニングをしていることがフィジカルトレーニングをしているというということになってしまっているのように感じました。

また、その選手は私に対してこのような質問をしてきました。
「イタリアの選手はフィジカルの日に嫌な顔したり文句言ったりしないですか?」と。
答えは「No」です。それはなぜなら、イタリアには「フィジカルトレーニングの日」というものは存在しないからです。
これはフィジカルトレーニングが行われていないということではなく、イタリアでは週の中のそれぞれの日にそれぞれ負荷の違うトレーニングを行うのです。それらの負荷は週末の試合のある日から逆算して週の始めは持久的なトレーニングからはじまり、パワー系のトレーニング、週の半ばで一度負荷を落として試合の前の練習で神経系(アジリティー系)のトレーニングを行う。こうすることで週の中で負荷の波をつけ、週末の試合の時にピークを持っていくようにする。
このサイクルを一年間繰り返すことが行われているのです。

2、育成年代でコンディション作りは必要か?
1で書いたような1週間のコンディショニングを考えた負荷のかけかた、勝負のかかったトップチームでは当たり前のやり方ですが、これが育成年代でも必要なのか?こういった質問を受けることがあります。
育成年代では鍛える時期なためにより多くの負荷をかけるべきでは?そういった話も聞いたりします。
しかし私はその考え方には疑問を感じます。
確かに育成年代ではより学ぶことが多く、より多くのトレーニングをやる必要があるかもしれません。
しかし、選手が一番成長するのは週末に行われる試合ではないでしょうか?
欧州では常に週末の試合を一番重要視し、その試合のためにトレーニングをするということが当たり前になっています。
しかし日本ではまだまだ育成年代はより多くのトレーニングをするべきだという考えが多く、その結果週末の試合の時には歩廊困憊の状態で試合に臨むといったことが起こっているようです。
こういった状態で試合を行うことによって、疲労によって質の低い試合内容になったり、また試合とは一番負荷がかかるために疲労困憊の状態で行うことによってケガにつながるといったことも懸念されます。

毎日厳しいトレーニングを積むことは一見素晴らしいことのように思われますが、トレーニング負荷を考えないで追い込むことだけを追求することは、確かに精神的には強くなるかもしれませんが、ケガを繰り返しその度に数週間から長いときは数か月の離脱をしなければいけなくなる。そうするとこれまで積んできたトレーニングの成果はまた失われてしまう。
一方で、トレーニング負荷を考え行い、トレーニングと試合をコンスタントにこなしていく選手と先に書いたケガを繰り返す選手とでは数年後どちらの方が成長しているでしょうか?

せっかく育成年代でも公式戦の場が増えてきているのにも関わらず、これでは単に試合数が増えているだけで、試合が選手を一番成長させるということを無視しているような気がします。
真剣勝負の場で本気で戦うこと、そのための準備をすること、育成年代のサッカーとトップでのサッカーを区別するのでなく、サッカーのためのトレーニング、試合のための練習を行うこと、これは世界どの国でも行われていることであり、サッカーを上達させるために一番必要なことではないでしょうか?

3、現場の人の声を聞いて
ある指導者の方は「特に最近の子供たちには精神的な強さが不足していることからあえて厳しくする必要もある」といったことを仰っていました。この言葉は日本で長年子供たちを指導している方だからこそわかることなのだと思います。

だからこそトレーニング負荷や量を考えつつも、1回1回のトレーニングの中でいかに選手に全力でプレーさせることができるか、厳しさを求めることができるか、それは指導者の手にかかっていると思います。

もちろんこれらは理想論かもしれません。
しかし決して不可能な理想ではありません。

日本人はおそらく世界でも一番多くトレーニングをしていると私は思っています。
イタリアでは育成年代ではユースでも1週間に最大4日間、1日2時間程度のトレーニングしか行っていません。
2時間でもヨーロッパの国の中では多い方だという話も聞きます。

つまりトレーニングの量ではなく質を上げることがサッカーの上達には必要なことなのです。

質を上げること、負荷を調節すること、日本のサッカーのレベルアップのためにはこの2つが必要だと私は強く感じています。

posted by idalia_calcio |00:03 | 日本サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年09月08日

イタリア指導者研修報告会告知

この度、2007年より毎年スポーツ指導者支援協会主催で実施してきた「イタリア指導者海外研修」の大報告会を開催することになったためにこの場を使って告知させて頂きます。

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本研修コーディネーターとして現地でお世話になった井田氏をパネリストにお招きし、4回を通して学んだことを皆さんと共有できるよう報告致します。
また、次回研修国であるスペインに精通されている倉本氏もパネリストとしてご協力頂き最新事情についても伺います。

海外の指導環境について興味がある!という方は是非ご参加下さい!


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「2007-2010イタリア指導者研修から学んだこと ~2011-2013スペイン研修に向けて」

【開催日時】:2010年9月27日(月)18時30分~21時(終了後、軽く懇親会)

【会場】:大久保地域センター 会議室A(JR山手線「新大久保駅」下車徒歩8分)

【参加対象】:指導者・指導者志望の学生

【参加費】一般:3,150円,学生:2,650円 

【パネリスト】
井田征次郎氏(イタリア研修コーディネーター)
倉本和昌氏(湘南ベルマーレU-15南足柄監督、スペイン上級ラインセンス取得)

【報告者】伊藤慧(NPO法人スポーツ指導者支援協会)、第1~4回研修参加者

【内容】
イタリアにて、4年間にわたり毎年(4回)開催した指導者海外研修を通して学んだことや、
研修参加者の研修後の指導面やその他の変化について報告いたします。また海外で指導経験
のあるパネリストからの意見も含めることで、本研修で得た経験をより確かなものとし、ま
た報告会参加者とも共有できるようにすることが目的です。さらに、次なる研修国としてい
るスペインに具体的なイメージを膨らませる機会ともしたいです。

【第1部】  2007~2010イタリア研修を振り返って
 第1回(2007年1月):ミラノ、ヴェローナ   
 第2回(2008年2月):ミラノ、ヴェローナ、ペルージャ
 第3回(2009年4月):ミラノ、ブレシア    
 第4回(2010年3月):ミラノ、パルマ
・研修各地では、育成カテゴリーの練習見学、現地指導者との対談、試合観戦、観光を通して、
参加者間で指導環境についてのディスカッションを繰り返しました。

【第2部】  2011~2013スペイン研修に向けて

【お申し込み詳細】
http://sportif-support.net/delivery/pleasure_delivery/italia_spain2010/SAP2010_0927rp.html


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以上皆様のご参加をお待ちしています。

posted by idalia_calcio |15:16 | イタリアサッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年08月28日

ミランジュニアキャンプ in Japan

MJC
8月16日から26日までの2週間、横浜と奈良にてミランジュニアキャンプが行われました。 今回私はミランスクールの方から依頼され日本で行われるキャンプの通訳兼アシスタントとして2人のミランスクールコーチを補佐する仕事を行いました。 真夏の炎天下の中、強い日射しと湿気と戦いながら子供たちとコーチ陣はピッチを駆け回りました・ 今回来日したコーチは2人とも元イタリアプロ選手で、特に写真右のDanilo Tedoldiコーチは15年以上ミランコーチを務めており、現在は北イタリアのミランキャンプコーディネーターも務めています。 去年に引き続き来日のDaniloは「今年も日本に来ることができて本当によかった」と言っていました。 キャンプ中はミランのメソッドに基づいたトレーニングが行われました。 一見傍から見ると日本でも行われているようなごく普通のトレーニングにも見えますが、その中でコーチは「頭の切り替えの早さ」を常に要求していました。 サッカーでは常に状況が目まぐるしく変わる中でどれだけ早く頭の切り替えができるかが大きなポイントとなります。 日本の子供たちを見ていると、それにまだまだ対応できない子供が多いように感じました。 この一つの要因として個人的に思うのは、日本の子供たちは個別の一つ一つの物事をこなす練習は得意としているものの、2つ3つと連続した動作を行うのを苦手としており(例えば、トラップからドリブル、フェイント、シュートの一連の動作など)、おそらく普段の練習ではトラップならトラップの練習、フェイントならフェイントの練習と細かく分けられた練習を多く行っているからなのではないかと思いました。 トラップは足元の止めてしまい次の動作への入りが遅れ、ドリブルは常に全力疾走で行おうとして相手の前でフェイントをする際にボールコントロールが難しくなり、相手を抜いたことで満足しそのあとのシュート動作への入りが遅れディフェンスに再度寄られてしまうなどといった減少が起こっていました。 コーチは練習中よく選手にスピード求めていましたが、子供たちは「スピード」と言われるとすべての動作を速く行うのだと勘違いしている子が多かったです。 相手と対峙して抜き去るフェイントの部分だったり、相手を抜き去った後(抜き去りきらずともかわした後)のシュートまでの部分だったり、そういったところでのスピードの変化をつけるということも普段から行っていないのだろうなというのがコーチ陣の見解です。 身体は年齢が上がれば大ききなるし、技術はやればうまくなる。でも頭は常に使う習慣をつけないとせっかく大きくなった身体も身に付いた技術も役に立たない。 選手たちに考える習慣をつけさせることは日本でもかなり言われてきていると思います(まだまだできていないのも多いでしょうが)。しかし現代サッカーではそれを速く行う必要もあるようになっています。 そういったトレーニングをオーガナイズするのは私たち指導者です。 世界各国を周っているミランコーチも技術やスピードについて日本は決して世界に劣ってないと言っています。 必要なのは判断のスピードと頭の切り替え、それができるようになることが世界に近づく大きな一歩だと私も思います。


posted by idalia_calcio |10:20 | 指導者 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年08月05日

日本人とスペイン人は近いのか?

かなり更新を怠っていました。。。

さてW杯が終わって1ヶ月近く経ちました。
スペインの優勝によって日本でのスペインブーム?が更に加熱しているようです。
次期代表監督もそっち系の人ではないかというマスコミの報道ですがどうなるか注目です。

ところで以前からですが、日本のサッカーの向上のためにスペインをお手本にしようと言われていることに少々違和感を覚えています。
まずスペインサッカーと指しているあのサッカーはバルセロナのサッカーであってスペイン全体があのようなサッカーをやっているわけではないとスペインサッカーを知る人たちは言っています。
それを安易にスペインだスペインだとなることにひとつ(別に決して私がイタリアなのでアンチスペインというわけではないのでご理解ください・・・)

他にも中盤やパスサッカーを大切にすることやテクニックのある選手を重要視することなどが挙げられていますが、一番違和感を覚えるのは「体型的にも近い」とよく言われている点です。

確かに身長を見てみればスペイン代表やバルセロナの選手の多くは他の欧州各国の選手に比べて高くありませんが、私から見ればそれは「高さ」だけの問題。身体の太さや臀部の大きさは比になりませんから・・・。
ミラン育成部のフィジカルコーチに「スペイン人ってどんな身体しているの?」と尋ねたことがありますが、「イタリア人のそれに近い」と言っていました。
イタリア人もまた背の低い選手が多いですが、身体の太さはやはりかなり太いですし筋肉のつき方も違います。
体重も多い割にはスピードのある選手、馬力のある選手が多いです。

日本の場合「筋肉をつけるとスピードが落ちるからつけたくない」という言葉もよく聞きますが、それはつけ方やトレーニングの仕方の問題であって、細身の身体でやっていけるのは日本だからなのではという思いもあります。

まだまだサッカー文化が浅い日本が先進国から助言を求めたり参考にすることは悪くはないと思いますが、表面的な部分を見るだけや、猿真似だけをして日本のオリジナリティーを追求していかないのであれば今後も同じ道を通る危険性もあります。

もっと深くまで見る目をつけていきましょう。
それは私もしかりです。

posted by idalia_calcio |17:25 | 日本サッカー | コメント(1) | トラックバック(0)
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2010年06月10日

A.C Milanでの研修終了

1月から約半年の間行っていたA.C Milanの育成部での研修が終了しました。
おそらく世界でも指折りの育成環境(設備、スタッフ、選手など全て)の中で学ぶことができたことは本当に貴重な経験となりました。

特に一番お世話になったフィジカルコーチのPiero氏には感謝の思いでいっぱいです。
20年もの間ミランの育成一筋で働きながらも、常に広い視野を持って学ぶ姿勢を忘れない彼の姿は指導者として素晴らしいと感じました。

ピエロ
*お世話になったPiero氏 おそらくみなさんはA.C Milanともなると全てのことが世界の最先端をいっていると考える方も多いかもしれません。 しかし実はそうでもない部分も多くあり、行っているトレーニングや使っている道具なども一見古風なものも沢山あります。 もちろんここだからこそいろいろなことが試すことが出来る(資金面でも田舎のクラブに比べると多いので)ということも確かにあります。 選手も全国から集められて来た選手が多いですが、彼らはこの環境の中で毎日の練習から戦っており、その厳しい環境が選手を育てているといっても過言ではないと思います。 指導者もまたここ数年育成で結果を出してないと言われていたミランが、今年から育成にも力をいれだしたこともあり指導者に対する評価も厳しくなっていることから、その中でいかに選手の能力を伸ばすことができるか試行錯誤しています。 育成とは短期間で結果の出るものではないですが、そういった選手も指導者も常に向上しようという頑張りがそれぞれを伸ばしていっているのだと思います。 今後ミランの育成から世界的に活躍する選手も出てくるのではないかと期待しています。 個人的には、ここで見たことがそのまま日本のサッカーに活かせれるかと言われればそれは難しいと思います。 日本での環境、特に育成年代での環境において日本はまだまだ改善すべき点が多くあります。 先日You Tubeの動画にて中田選手と本田選手の対談の様子を見ましたが(もう動画は削除されたようです・・・)、彼らが言っていたこと「日本の技術は練習のための技術でしかない」ということ非常に理解できます。 それを考えると、先ほど述べたように選手も指導者も常に厳しい環境の中で戦っていくためにはやはり長期におけるリーグ戦は欠かせないと思います。 一方で以前書いたこともありますがそういったハード面の変更は一筋縄ではいかないのが現実でもあります。 そういった中で指導者は今の環境のせいにするだけでなく、今ある環境の中でどうやって選手が育つ指導を行っていくのかも考えなければいけません。 またここで学んだ一番大切なことは「サッカーの本質」という根本的な部分を忘れてはいけないということです。 技術練習にしてもフィジカルトレーニングにしても、それは全てサッカーを上達させるためのものでなくてはなりません。 例えて言うなら「サッカーに技術やフィジカル能力は必要だけど技術やフィジカルがあるだけではサッカーは上手くない」ということでしょうか。 「努力した人は全て成功するとは限らない。しかし成功した人は皆努力をしている」といった言葉がありますが、このようにサッカーを構成する要素は必要条件であって十分条件ではないということです。 もちろん全ての選手が全ての能力においてコンプレートな選手ではありませんが、現代のサッカーにおいて全ての能力はある一定レベルに達してないとやっていけません。 よってどういったトレーニングをするのにも「サッカー」という本質の部分から逆算して考え、それを上達させるためにどういったトレーニングが必要なのか考える必要があると思うのです。 ただひとつ勘違いして欲しくないこととして、「サッカー」というものから逆算して考えるなら試合形式の練習するしかないということではなく、それぞれ個別のトレーニングをするにおいても、それがどうサッカーに繋がるのかを考えそして繋がるようにトレーニングをしていく必要があるということです。 当たり前のことのように感じますが、日本ではまだまだそれが十分でないように感じます。決して日本の指導者がそれを知らないと言ってるわけでなく、見落とし部分でもあるのだと思います。 自分も指導者としてこれからやっていこうと思っているので、サッカーの指導者としてその部分だけは忘れないようにしたいと思っています。 この半年間お世話になったA.C Milanに感謝しつつ、この経験を自分のこれからの指導に活かすことで恩返しになればなと思います。
マルデラ
*育成指導者責任者のマルデラ氏とユース1軍の監督のフルビオ氏  不覚にも目をつぶってしまいました。。。
Vismara
*ミラン育成部の練習場のあるVismaraスポーツセンター出口


posted by idalia_calcio |02:22 | イタリアサッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年06月01日

ジュニアユース年代の持久力向上のためのトレーニングについて考える

最近世間ではW杯一色でしょうが、そちらはプロの評論家やメディアに任せて(笑)私は自分の携わっている分野のことについて書き続けたいと思います。

さて現在私はある本を読んでいます。
「L'allenamento fisico nel calcio(サッカーのフィジカルトレーニング)」という題名の本で、この4月にイタリアで出版され、今後イタリアサッカー協会の指導者養成コースの教科書にもなる本です。
この本の一つの章「育成年代でのフィジカルトレーニング」の部分を私が今お世話になっているA.Cミランの育成部のフィジコの方が書いており、その本をプレゼントしてくださいました。

現在その章の「持久力」の部分についての部分を読み終えたとこでありそこで興味深い内容が書かれてあったために少し紹介したいと思います。

「持久力」と言えば「走りこみ」、そういった考えが思い浮かぶ人は多いと思います。ただ昔に比べてとことん長い時間、長い距離を走るといった考えは変わってきて、サッカーの運動に合わせた「間欠的な運動」、また「ボールを使っての持久力向上」、そういったトレーニングが増えて来たのではないかと思います。
私自身日本人選手の現状を考えた上で、持久力を高めるトレーニングはよりサッカーに近い形で行われることが重要だと考えています。それは日本人選手は一定ペースでの素走りにおいてはかなりの距離と時間走り続けることができる力を持っている(そういったトレーニングを多く行っていたから?)のですが、サッカーの試合になると最後までスタミナがもたないといった場面をよく目にすることから、サッカーの試合のためのスタミナがつけられていない、これを改善するためにはよりサッカーの試合に近いトレーニングを積むことが重要なのではと考えるからです。

しかしこの本の中で著者のコーチは、
「急激な速度変化や方向転換、ジャンプ動作が多く含まれるゲーム形式での持久力向上は、身体的に成長段階にある選手にとって骨や関節または腱などに過剰な負荷がかかりすぎ、その結果身体的成長を妨げたり障害に繋がる可能性が高くなるために、ボールを使わなくてシンプルな運動が好ましい」と忠告しています。

特に膝の痛み(成長痛)を抱える選手もが多いと思います。そのためにこの時期において過負荷での筋力トレーニングはご法度なことは皆さんご存知だと思われますが、トレーニングにおいて特に方向変換などの動きは関節に大きな負荷がかかることはご存知でしょうか?
また近年トレーニングをする場所が人工芝のチームも増えてきたこともあり、それが障害に繋がるケースも少なくないようです。

かといってトレーニングを全くしてはいけないのか?サッカーをしていればそういった負荷がかかるだろうといった意見があると思います。
確かにその通りでありサッカーをしていれば身体に負荷がかかることは当然であり、また先にも指摘したように特に日本人はサッカーの中でのスタミナがつけられていないことは事実だと思います。

それではどうすればいいか、それは週全体のトレーニング負荷をきちんと設定しコントロールすることが重要だと思います。
その週のトレーニングの負荷が高くなりそうであれば持久的なトレーニングはシンプルな素走りを、その他のトレーニングが負荷的に高くないのであれば、ゲーム形式のトレーニングを用いて持久的な部分も鍛えるといった使い分けが必要になってくると思います。
またトレーニングだけでなく週末の試合のことも考えて負荷を設定する必要もあります。

長い時間練習して、多くのことをやった人だけが強くなる。そう考えるひともいるかもしれませんが、サッカーの試合というものは非常に負荷の高いものです。だからといって練習まで過剰な負荷を与えることで身体は鍛えられるどころか消耗していくということも忘れてはいけません。
特にサッカーにおいては試合や練習での集中力が非常に重要になってきます。より集中した状態で高く濃密な負荷をかけること、そしてその負荷から身体を回復させることも考えなければ選手は成長していきません。
特に身体的変化の大きいジュニアユース世代の選手にとってその部分への配慮は、その後の選手生命に大きく関わってくることになるかもしれません。

posted by idalia_calcio |00:35 | 指導者 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年05月26日

フィジカルトレーニングをどう取り入れていくべきか

サッカーのトレーニングをするにあたり、フィジカルトレーニングをどう取り入れていくべきかを考えています。
私の知る限りにおいての最近のサッカー界の流れでは、個別なフィジカルに特化したトレーニングを行うよりも、サッカーという競技から考えたより実戦的なトレーニングを行う傾向になってきているようです。
つまり、素走りやウェイトトレーニングよりも、サッカーの能力はサッカーのトレーニングの中でその能力も高めていくといったものです。

確かに一昔前の時代とは変わり、単に足の速い選手や身体の強い選手を集めただけのチームではよい選手とは言えない、また試合においても勝てない時代になりました。フィジカルという能力はとても重要な要素であるものの、サッカーをプレーするにおいて一要素でしかない。その能力だけが優れていたとしても優秀なサッカー選手とは言えないといったとこでしょうか。

そして最近よく言われているのが、「クレバーな選手」「判断力のある選手」「インテリジェンスのある選手」と言ったように頭も使える選手が一流であると言われていると思います。

ではそういった選手がフィジカル能力的には優れていないのか?少なくとも世界のトップレベルで戦う選手達に限って言えばNoだと思います。
特に最近注目されている選手の多くが外見での身体の大きさなどは小さな選手が多い(メッシやシャビなど)ものの、彼らは常に激しいフィジカルコンタクトの中でプレーしており、それに耐えうるフィジカル能力、またスピーディーなゲームの中で能力を発揮するだけのフィジカル能力を兼ね備えているはずです。

もちろんそういった能力も、彼らが持っている早い判断力やインテリジェンスがあってこそ、更にそれらを引き出しあれだけのプレーができていると思います。
しかし世界で戦うためにはそれなりのレベルのフィジカル能力もまた必要であることは間違いありません。

イタリアのフィジカルコーチ会議に参加した際、昨年のセリエA最優秀フィジカルコーチを受賞したジェノアのPilatiコーチが、今年の会議の際にジェノアでのトレーニング紹介と実技デモを行いました。
その内容はバーベルを使ったパワートレーニングというもので、重量挙げに使われるようなバーベルを持ち上げるトレーニングでした。

先にも述べたように、最近のフィジカルトレーニングの傾向から言えばこういった古典的にも見えるトレーングは時代の流れに沿ってないと思われるかもしれません。
しかしPilati氏が言っていたのは、「これらのトレーニングは身体のバランスの不均衡や弱い部分を補うトレーニングでありサッカーの能力を上げるためのトレーニングではないが、サッカーの能力を上げるための必要条件を養うものだ」と言っていました。
つまり、高いレベルでプレーをするためには高いフィジカル能力もまた必要不可欠であり、それらを養うために行っているものということです。

現時点でそれが必要ないくらい強靭なフィジカル能力を持った選手であればそのトレーニングは必要ないかもしれません。
しかしそうでない選手であれば、こういったフィジカルに特化したトレーニングもまたサッカーの能力向上のためには必要なトレーニングであるということだと思います。

ただサッカーに必要な能力を全て養うために全てのトレーニングを行うことは不可能です。無謀な過負荷なトレーニングはケガにつながり、それによって失う時間は余計にトレーニングの時間を奪ってしまいます。

限られた時間の中で自分のチームの選手達に必要なのはどういった能力か、それを養うためにどういったトレーニングを用いていくかを考える必要があり、フィジカルトレーニングもまたそれを踏まえてうえでどう取り入れていくことがそのチームにとって良いのか考えていかなければなりません。

そういった意味でも私個人としてはフィジカルコーチという役割(その知識と指導力のあるコーチ)が各チームに1人いてその指導を行えることが理想だと考えます。

posted by idalia_calcio |22:02 | 指導者 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2010年05月17日

インテル優勝(愛される選手だけでなく愛されるクラブを)

インテル
セリエA2009-2010シーズンが昨日全日程終了しました。 前節までで1位インテルと2位ローマとの勝ち点差は2。最終節にその決着はつき、インテルがアウェイでシエナを1-0で破り、18回目のスクデット(セリエA優勝)を飾りました。 私はミラノのバールにてテレビでの試合観戦でしたが、試合終了後店の外から車のクラクションが鳴り始め、インテルのユニフォームを着た人やマフラーや旗をかざした人達が歌いながら車で走り回っています。 そしてみんなそろって向かう方向へと私も向かうと、着いたのはミラノのドゥーオーモ前の広場。この広場にインテルファンが集結し、優勝を祝っていました。 普段は観光客でごった返しているこの広場ですが、この日ばかりは観光客はどこかに押しやられ、広場とその近くの通りは歌いながら歓喜に沸くインテルファンだらけでした。 私は友人とその様子を上から眺めるためにドゥーオーモに登ってみましたが、広場の前にそびえるドゥオーモの上からの光景はすさまじいものでした。
インテル2
試合終了後すぐというのに、いったい何人のインテルファンがここに終結したのでしょうか? 大人だけでなく子どももお父さんやお母さんに手を引かれ、インテルのユニフォームを身にまとい、「フォルツァ、インテル!!」と叫んでいる姿を見ていると、こうやって親子を通じて熱いファンが作られていっているのだなということがわかります。
インテル3
インテル4
日本ではサッカー好きだと言うと「えっどの選手が好きなの?」という会話になることが多いと思います。 しかしこちらでは「どのチームのファンなの?」といったクラブを聞かれることが必ずです。 もちろんその中にお気に入りの選手がいたりはしますが、根本的に彼らはそのクラブを愛しており、好きな選手が移籍しても、好きなチームが不甲斐ない成績に終わってもそれを罵倒しながらもクラブを応援し続けます。 今回良い成績を収められなかったミランやユヴェントスファンは非常に悔しい思いをしているでしょう。しかし彼らは決して自分のチームを見捨てることはありません。 愛される選手がいることはクラブにとって財産ですが、それよりもそのクラブ自体が愛される、そんなクラブが日本にも増えてきたとき、日本にサッカーが根付いたと言えるのかもしれません。 そういったところではまだ日本では野球の方が上なのかもしれませんね。まあ歴史の差というのも大きいですがね。


posted by idalia_calcio |17:26 | 世界のサッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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