2006年09月19日
シャツは出してもいいのか?
【練習中でさえきっちりシャツを入れるアジャラ】 バレンシアCF、アルゼンチン代表DFのファビアン・アジャラ 遡れば、レアル・マドリーへの移籍問題、今夏の契約延長問題とピッチ外でもピッチ同様になかなか“やってくれる”アジャラだが、私はこの選手を「本当のプロフェッショナルだな」といつも思っている。 彼をもう1年以上も日々のトレーニングで観ていると、なぜ彼が「世界最高DFの1人」と呼ばれる理由がわかってくる。 やはり練習の姿勢、サッカーに対する姿勢が他の選手を圧倒するくらいに凄まじいのだ。 今回はこの写真でそんな彼のワンシーンを紹介する。
もう、おわかりのように多くの選手がシャツを出してトレーニングや試合をする中、アジャラはきっちりシャツをパンツに入れてトレーニングをする。当然、試合でシャツを出している姿もみたことがない。 ドイツW杯やここ最近のプロサッカーをみる限り、もはや「シャツを出してプレーすること」は当たり前になった。 バレンシアのチームメイト、バラハは以前からこのスタイルだし、世界的にはプラティニからはじまり、バレージ、現在ではバラックやシェフチェンコ、デコといったビッグネームがそう。 はて、「試合においてシャツを出してプレーしてもよいのか?」という疑問が湧いてくる。私は少なくともサッカー経験者、サッカー指導者として日本国内では厳しく指摘されている気がする。 特に、指導者側の立場になると明確な理由付けが必要となる。 単純に、「みっともないから」と選手に指導したところで、「世界クラスのジダン、バラック、デコが出してますよ」と返されたら終わり。 よって、私は常にこう解釈していた。 「シャツを入れることは自分の身を守るため。相手に簡単にユニフォームを引っ張られないし、入れていれば引っ張られた時によりはっきり見える。(審判にアピールできる)また、スライディングなど何かの拍子でスパイクの裏が皮膚に直接当たり大怪我、出血する可能性が高まる」 日本ではどうしても、指導者が見栄えの問題から指摘してしまい、選手は「カッコイイ、カッコ悪い」の問題で判断してしまう。ただ、そうではないからこそ、日本では厳しく審判などに注意されるのだろう。 ちなみに、そのアジャラは、以前、ユース相手の紅白戦でもレガースをつけていた。トップチームでは唯一の選手だった。ビジャは普段から、ソックスを全開に上げ、膝上まできっちり上げている。アンリなどもこのスタイルでプレーしているし、たまに「どうやって膝上で止めているんだろう?」と思うこともある。 今回のシャツの件で事情を正確にご存知の方がいれば、是非、ご連絡いただきたい。
posted by Ichiro Ozawa |07:14 |
バレンシアCF |
この記事に対するコメント一覧
カペッロも
シャツはパンツの中に入れるように、と選手達へ指導(命令?)していると聞いたことがあります。その時は「なんでそこまで・・?」と思いましたが、イチローさんの解釈を読んで納得!そういうことなのでしょうね。
カニサレスも膝上までソックス上げてますよね。
逆にレガースが見えるくらいソックスを下げている選手もいて「タックルされたら、ケガするだろうなぁ・・・」と見ていてハラハラします。
(膝上まで上げて履くスタイルを、私の友人は
「アンリ履き」と命名しております。。。)
私もシャツの件、知りたいです!
posted by celeste | 2006-09-20 22:22
Re:シャツは出してもいいのか?
以前からビージャがソックスを膝上まであげているのが気になっていました。たとえ練習でもこのスタイルですよね。
脚を守る意味?だからビージャは怪我に強い?とかいろいろと想像しています。
まったく関係ないですが、私はホアキンの「パンツの紐出し」がなぜなのかが知りたいです。
スペイン代表でも、バレンシアデビュー戦でもそうでした。
なぜ?ジンクスでしょうか。それとも結べない?
posted by Setsuko | 2006-09-24 00:22
Re:シャツは出してもいいのか?
理由は私もわからないですがベニテス時代からバレンシアの選手のシャツ出し率は非常に高いと思っていました。
そして逆にけして出さないのがアジャラ(センターバックは思いだせば皆入れてたかも)とアルベルダ、カニサレスくらいなのも認識してました。
逆に出す事で利点があるのかと考えたくらいなんですよね、特に前線は。ベニテスも厳しい監督だったので好まないのなら指示したのでは。
前線で利点となる事は逆に後ろの欠点になる?だからアルベルダから後ろは入れてたのかなと。勝手な想像ですが。
練習までも同じ事をするのはみんな無意識だと思います。
習慣って怖いです。
ルッフォーのソックスが常に下がっているのと一緒でそれぞれのスタイルじゃないですかね。
posted by esecadi | 2006-09-26 23:55
Re:シャツは出してもいいのか?
最近、多くのスポーツでシャツだしを見かけるようになりました。陸上の長距離やバレーボールなどシャツをズボンに入れるのは不可能なくらい短く作られているようです。
腹部から股にかけて太い動脈があり、熱がこもりやすいため、熱を放散(発散)させる、発汗をよくする目的があるようです。
確かに出していると涼しいし、逆に冬は入れると暖かいです。学生のころ男性なら寒い日に股間に手を入れた経験もあることでしょう。
また、熱中症などのときにズボンの間に氷を入れて冷やしますよね。
まぁ聞いた話ですので信憑性はあまりないですが・・・
posted by たぶんですが・・・ | 2007-03-07 13:54
Re:シャツは出してもいいのか?
私事で申し訳ありませんが、10年ちょいほど前の部活の試合ではやはりユニフォームはきっちりインしなければなりませんでした。(女子だったのでブルマにインしなくてはならなかったですが、どう入れても入りきるものではなくて全員オムツ状態で試合に臨んでいたというほろ苦い思い出があります。)
しかしこのトラディショナルスタイルなお召し方は、確かにスッキリしていて、神聖なピッチに入るための正装という感じに見えますよね。おそらくは昔指導されたことが身につききっているのではないでしょうか。決してアキバ君系というわけではないと思います。
そう言えば、アジャラと同じアルゼンチン代表のダブリエル・エインセもシャツはきっちりイン派ですね。ただ、エインセの場合はジッパーつきジャージの上着でもなんでもかんでもきっちりインなので、ここまでされるとさすがに腹回りがモコモコしすぎて動きにくいのではと心配になります。(多分アジャラさんはそこまではしてなかったと思います。)
posted by ussi | 2007-04-13 23:12

【練習中でさえきっちりシャツを入れるアジャラ】
バレンシアCF、アルゼンチン代表DFのファビアン・アジャラ
遡れば、レアル・マドリーへの移籍問題、今夏の契約延長問題とピッチ外でもピッチ同様になかなか“やってくれる”アジャラだが、私はこの選手を「本当のプロフェッショナルだな」といつも思っている。
彼をもう1年以上も日々のトレーニングで観ていると、なぜ彼が「世界最高DFの1人」と呼ばれる理由がわかってくる。
やはり練習の姿勢、サッカーに対する姿勢が他の選手を圧倒するくらいに凄まじいのだ。
今回はこの写真でそんな彼のワンシーンを紹介する。
もう、おわかりのように多くの選手がシャツを出してトレーニングや試合をする中、アジャラはきっちりシャツをパンツに入れてトレーニングをする。当然、試合でシャツを出している姿もみたことがない。
ドイツW杯やここ最近のプロサッカーをみる限り、もはや「シャツを出してプレーすること」は当たり前になった。
バレンシアのチームメイト、バラハは以前からこのスタイルだし、世界的にはプラティニからはじまり、バレージ、現在ではバラックやシェフチェンコ、デコといったビッグネームがそう。
はて、「試合においてシャツを出してプレーしてもよいのか?」という疑問が湧いてくる。私は少なくともサッカー経験者、サッカー指導者として日本国内では厳しく指摘されている気がする。
特に、指導者側の立場になると明確な理由付けが必要となる。
単純に、「みっともないから」と選手に指導したところで、「世界クラスのジダン、バラック、デコが出してますよ」と返されたら終わり。
よって、私は常にこう解釈していた。
「シャツを入れることは自分の身を守るため。相手に簡単にユニフォームを引っ張られないし、入れていれば引っ張られた時によりはっきり見える。(審判にアピールできる)また、スライディングなど何かの拍子でスパイクの裏が皮膚に直接当たり大怪我、出血する可能性が高まる」
日本ではどうしても、指導者が見栄えの問題から指摘してしまい、選手は「カッコイイ、カッコ悪い」の問題で判断してしまう。ただ、そうではないからこそ、日本では厳しく審判などに注意されるのだろう。
ちなみに、そのアジャラは、以前、ユース相手の紅白戦でもレガースをつけていた。トップチームでは唯一の選手だった。ビジャは普段から、ソックスを全開に上げ、膝上まできっちり上げている。アンリなどもこのスタイルでプレーしているし、たまに「どうやって膝上で止めているんだろう?」と思うこともある。
今回のシャツの件で事情を正確にご存知の方がいれば、是非、ご連絡いただきたい。

