ゴルフ:絶滅危惧種のクラブ作ります

昨今のゴルフクラブ事情◇ドライバー

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多くのドライバーは長尺化の中にあります。 47インチのモノも見受けられますが やはりユーザーの中ある「ヘッドスピード神話」というのが それをさせているのかと思います。

これは参考例としての長さとヘッド重量、  そして計算上のヘッドスピード増加量です。   ☆スイングウエイトで言うところの D-00を作る参考例です。   44インチ  204g  基準ヘッドスピード38.0 45   192(6%減)       38.6 46   180(12%減)      39.2 47   168(18%減)      39.8

 ヘッドスピードで言うと 44と47インチで 3インチですから 約8センチの長さの違いで増加する ヘッドスピードは 2ms前後です。 と同時に ボールに当たる部分のヘッドは30g近く 20%も減少して伸びるヘッドスピードはたった5%です。 ボールを打撃する破壊力には二乗計算が入るとは言え その係数の一方が20%減って、増える方が5%では 計算しなくても 破壊力総量が減っているのは明らかです。

それと同時に長尺には二つの大きな欠点があります。

まずはゴルファーは全員感じている「扱い辛さ」 長尺になって 扱いやすく感じている人は よほど結果が伴わない限り多くは無いでしょう。 この長さが ドライバーをあまり好きではない の主な原因になると思います。

次に 長尺はとても風に弱いのです。 風邪に弱いのは「弾道」ではありません。 スイングに! なのです。 現代の460㏄前後の大きさでは 実はスイングする際の ヘッドの全映投影面積よりも シャフトの投影面積の方が20%位多く、 シャフトの長さはスイングする際の風の影響を とても受けやすい状態なのです。 そんなこともあって 風が強く荒野のようなコースの多い ヨーロッパの選手に長尺は少なく、 箱庭の人工的な設計のコースが多いアメリカの選手の方が 長尺は多いのです。

でも やっぱり長尺の方が飛ぶじゃん! 5番ウッドより3番、3番ウッドより1番の方が飛ぶじゃん! と思われるゴルファーも多いと思いますが、 その秘密は「単純にロフト角度」の問題なのです。 前述の通り、打ち手のスピードの増減も含め ショットとしての破壊力は長尺にしても 減ることはあっても増えることはありません。 その破壊力を「ロフトによって」より 距離…ボールスピードに変えられるかどうか  というのが長尺化の唯一の利点なのです。 長尺にすると 入射角度が緩くなり、若干ですが ヘッドスピードも上がります。 それによって 打ち出し角度が取りやすくなります。 ヘッドスピードのアップも伴ない、それを考慮に入れて 以前よりもロフトの少ないものが使えるチャンスがあれば 飛距離を伸ばすことが出来る というのが ドライバーに限らず、クラブの大原則なのです。

そうですね、例えば 5番アイアンをヘッド重量等揃えた上で ウエッヂの長さにすると ボールの地面を転がり抵抗を無視すれば 元の5番アイアンの長さと同じような距離にはなります。 元の長さで 150Yキャリー 転がり0 と仮定すると ウエッヂの長さだと 90Yのキャリーと60Yの転がり みたいな感じです。 でも実際には転がり抵抗はかなりのものですから 元の長さよりも少ないキャリーになってしまいます。 そう言った意味合いなのです。

!!!!!!! なら ロフトの少ないものにすれば飛ぶじゃん! って思いそうですが、ここには罠があります。 ドライバーをより飛ばしたいのは  ゴルファー全員の望み ナノは間違いありませんが 長尺化してまでも 距離を望むゴルファーの多くは いえ 日本のゴルファーの95%以上が ヘッドを振り回して、上を向いて、大きなロフトで 左右の曲がりや回転に関係なく こすって打っています。 そのこすって打っている人が ヘッドスピードを増やすことを主目的にして より振り回しやすいヘッドの軽い長尺をもって ロフトを1度少なくしたところで 距離が延びることはなく、 逆に減るのではないかと思います。

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