2008年06月26日

【VS徳島】 蘇る悪夢

禁断の、森崎和幸ストッパー起用。


全てのサンフサポのトラウマをえぐる采配が再び。僕はこれがJ1降格の主要因だったとは思わないですが、一因だったのは間違いないところです。


まあ、この件に関する怒りに関しては各所でサンフに関わるほぼ全員が表明済みということで僕は割愛。そういうブチキレを省いてみてみると、昨日の試合も違う面も見えてくる気がします。


■ボランチ・カズ不在のパスワーク


さて。


ダブルボランチは、浩司とアオでした。これはシーズン開始の時と同様ですよね。カズ不在の時には、正直ロングボールが多すぎて、ボランチが前にボールを運べていないという現象がありました。クサビがFWに入らず、ポゼッション出来ないという試合が何試合も続いていました。


しかし、カズが復帰してから事態は好転します。中盤でカズがボールを落ち着かせ、バランスを取るようになったのは前回の徳島戦。ここからサンフレッチェのサッカーはひたすら安定しています。相手が前から来ようが後ろで引こうが、同じようにポゼッションし、勝ち点を積み重ねています。


カズの存在の大きさを認識したと共に


「カズがいなくなったら、どうなるんだ、このチーム・・・」


と思ったものです。


で、昨日の試合です。カズはストッパーに下がりました。ボールを持つ回数が減ったわけではないですが、やはり中盤でボールを触るときとはちょっと違う。



結果。



ポゼッションの力は変らなかったと思います。(※守備面は別)



これは寿人が居ない「0トップ」の時もそうでした。どうなるのか、と思いましたが、結局やっているサッカーはほとんど変らず。確かに寿人の飛び出しという個性がなかったのは確かですが、それでもボールを動かして、流動的に動きつつ長いボールを使いながら相手を揺さぶる、というやっているサッカーは変らない。


まずかったのは守備面です。失点面はカズのマークミスで、あれはストッパーで使われているからとかではなく、その前の守備の段階が良くなかった。久々に組んだアオと浩司は手探り状態で試合を進めていた感じで、どのように2列目の選手やクサビを受けに下がってくる選手を潰すのかというところが曖昧な状態だったと思います。

後半はメンバー交代の影響もあり、守備面は安定しましたが、ダブルボランチのバランスもやっていくうちにつかめてきたのかなとも思います。まあ、この形も練習で1度だけですからね・・・。



ちょっと話がズレましたが、結局カズがボランチに居なくても、ポゼッション自体は取れていたということです。これは特定の選手に頼っているのではなく、チームとしてコンセプトが実現できてきていると言うこと。こういう点は、前向きに捕らえることが出来ると思います。



■豊富な中盤を生かせるか。


陽介は大分コンディションを戻してました。特に昨日は初めから「走りきってやる」という気持ちが見えていましたね。完全復活も間直でしょう。

そうなると、やはり中盤のメンバー構成をどうするのかということは課題になってくると思われます。そうすると、真っ先に候補に上がるのは4バックへのシステム変更です。


ミシャの頭の中には完全に4バックが無いわけではないでしょう。実際福岡戦でもやっていました。しかし、機能していたとは言い難い。パスはつなげるが、流動性が落ち、危険な攻撃が仕掛けられない、という印象。



今のサンフレッチェは3-6-1というシステムですが、あえて4列表記にするならば、3-2-4-1だと言うことが出来ると思います。とにかくアウトサイドのポジションが、ほとんどウィングと言える位置まで張り出しており、頻繁にDFラインの裏を狙っています。

J2のチームはほとんど4バックのチームが多いですが、これがDFラインのギャップを生み出す要因の一つにもなっていると思われます。昨日の寿人のゴールなどは典型です。ハンジェがアウトサイドの高い位置に張り出しているため、サイドバックが外に引っ張られ、そこに出来たスペースを寿人が利用したと言う形。


さらに、アウトサイドがボールを保持したときに、ストッパーが頻繁にオーバーラップを仕掛けるというのが今のサンフの形。アウトサイドが孤立してしまいがちと言う、3バックが抱える問題点をこれで解消し、サイドで数的優位を作ってしまいます。


福岡戦は、それがなかったので、後半4バックにした時流動性が落ちてしまっていたということが言えるのではないかと個人的には思っています。なので、守備面はまだしも、攻撃面で今は3バックシステムに分が上がると言うのが感想です。


とは言え、そういう中で、信頼できる選手たちを出そうとするとヒズミがある選手起用になってしまうわけで中々難しい。連戦で厳しいですが4バックの練習にもトライして行ってほしいんですけれどもね。




■ではどうするか。


・4バック


    寿人

 浩司 高萩 陽介

  カズ アオ

服部 スト 結城 槙野



これが無難。ただ、左サイドの守備は不安です。昨日の試合でもスピードある選手に服部はあっさりと千切られてましたんで。森脇が戻ってきたら左に使うもよし、右に使うもよし。ただし、前述の要因で、流動性が落ちる可能性もあります。今までのような分厚い攻めがこれで見せられるようなら何も問題なし。



・3バック
 

     寿人
  
   高萩 陽介

服部 浩司 アオ 槙野
  
  スト カズ 結城



まあ、せめてこうでしょうね。どうせ使うならリベロで。





さて、次はどうしてくるんでしょうね。


J2のライバルチームが勝手に足踏みしてくれているところ。まさかあえてチームに困難を与えようとしているわけでもないでしょうが・・・。


明らかに2トップの山形にカズストッパーで望むなら、マジでブチキレですな。

posted by Lee |16:27 | サンフレッチェ | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年06月16日

【J2】サンフレッチェに立ち込める暗雲

さて。福岡戦のロスタイム被弾にて勝ち点をロストしたものの、1試合消化が少ない状態で2位とは勝ち点5差。首位をキープしている我らがサンフレッチェではありますが、色々と困ったことが起こっています。



●寿人代表選出


我らがキャプテンに目をつけていたのはマジだったんですね・・・。日刊の報道は勇み足だったとしても、岡ちゃんとしては呼ぶ気満々だったようで。


「スーパーサブが欲しかった」

「時間が無い中、戦術に慣れてもらうために無理にお願いした」


・・・ふーん、じゃあ今までの合宿で呼んどけば良かったのにね。




と毒を吐くのは置いとくとして、寿人には、とりあえず改めて「おめでとう」と言いたいですね。昔と比べると、寿人も得点を取る以外のところでのチームへの貢献が本当に大きくなってきています。本人の言うとおり、胸を張って代表に行ってきてほしいですね。




ただし。当然喜んでばかりは居られません。


代表スケジュールというのはJ2には考慮されておりません。前回はオリンピック関連で痛い目にあいましたが、今回はフル代表で酷い目に遭うという可能性は十分。

セレッソはいい例ですね。香川をこの期間代表に持っていかれていたセレッソは一気に失速。サンフに勝ち点1差から一気に7差にまで広げられています。


寿人が「ダメ」の烙印を押されるならアレですが、総でなかった場合には、9月から11月の最終予選に召集される可能性は大。また、それまでの代表強化試合にも引っ張られることは間違いが無い。数試合どころではない欠場がありえるかもしれません。


そして今のワントップツーシャドーが上手く機能しているのは、寿人と浩司、そして心境著しい洋次郎の関係が上手くいっているからという部分が大きく、ここに誰かが入ったとしても、すんなり機能するかどうかと言うのは非常に怪しい、という点も。


ユキッチを切って新しいFWを取れ、というような意見もたまに見かけますが、強烈な個を持つFWの選手を獲得したとしても、今のチーム全体で戦うサッカーは出来ないでしょう。


水戸戦の先発は70%ぐらいの確率で久保だと思われます。完全に寿人の代わりとなると、求められるのは一発のスーパーゴールではなくコンスタントな活躍です。ここで彼がどこまでやれるのか、ということが試金石になってきます。



●疲れが見える先発陣


福岡戦ではロスタイムにゴールを奪われて負けました。


まあ、シュート自体は本当に見事なものだったので、しょうがない部分はあります。


湘南戦も終盤に2ゴールを奪われましたが、80分を過ぎてから、ちょっと全体のパフォーマンスが落ちてきているのが最近の試合の印象です。


特に心配なのが、二人。



一人目は、実はカズです。


カズはキャンプ中、グロインペインを抱えていたたため、ほぼリハビリで過ごしています。つまりベースの体力づくりをしっかりしてきているわけではありません。奮闘はしていますが徐々に存在感が落ちてきているのを感じますし、連戦で、そろそろ疲れが来てもおかしくはありません。

浩司もパフォーマンスを落としてきてはいますが、彼の場合はまだ代わりを勤める選手が居なくは無い。陽介が調子を上げてくれば問題ありません。一誠が戻ってこればそっちを使えばいいわけですし。

ただ、現状カズの変りは居ません。休ませたくても下げられないのが現状です。ストヤノフよりも寿人よりも心配しているのがカズの状態です。



二人目はもちろんハンジェ。


ついに福岡戦では45分で交代。森脇が怪我で居ない以上、サテライトでも右WBは新人のFWの清水がやっているぐらいですから、正直厳しい。

ハンジェがダメで、森脇が長引いたとすると福岡戦のような4バックが基本になるかもしれません。そうすると、WBが高い位置に張り出して、前の3枚を含めて5人が交互に裏を伺うような、広島の怖い攻撃の一つが消えてしまうという可能性もあります。少なくとも、福岡戦を見る限りは4バックにしたほうが攻撃は停滞していたように感じました。これから準備をしていけば問題ないのかもしれませんが、正直、不安がよぎります。


夏場にかけては、運動量を要求されるサッカーでは疲労もどんどん蓄積されていくでしょう。カズと両アウトサイドの疲労を上手く軽減することをしないと、本気でヤバイことになるかもしれません。









と、不安を書き連ねましたが、正直、今年のJ2には助けられています。


実力的に下位のチームも勇気を持って戦っているし、現状「反則気味」のブラジル人FWも居ない。アジエルぐらいですかね。故に広島以外のチームはお互いに勝ち点を食い合っている、という現状。広島としては、特別ぶっちぎりの成績でなくても、ある程度安定した首位に居られるわけですから。


ようするに、これまでが恵まれてきた、ということです。昇格への道は長く、険しい。寿人の招集もその道のりの一里塚と思って、乗り越えていくしかないってことです。久保、頼むぜよ。




では甲府戦と福岡戦のポイントをいくつか。(手抜き・・・?)



・甲府は異常に走ってた。でも、そりゃバテルでしょ。寿人の点なんて、人数も多いのにあんな抜け方してくるわけだから。さすがにあれだと選手が持たないと思う。


・っていうか陽介はもっと走れるだろ!!キモチを見せろ。


・ハンジェがパスミスばっかり・・・と思ったら、さすがのミシャもてこ入れをしてきた。


・でも浩司が悪いのは放置。


・福岡戦はなによりもミシャの、寝巻きのオッサンみたいなファッションが凄すぎた。


・そして槙野の上がりも凄すぎた。


・っていうか雨の日はもっと繋ぐようにイリアンに要求しなさいよ、カズくん。


・結城の不器用な突進にも萌えた。ていうかあれで抜けてくるんだから、マンマークって怖いよね。


・とりあえず、久保と柳楽が頭突きしあわなくてほっとしました。






さて。水戸戦は久保が長い時間見れるかもしれませんよ。久保ファンの方は要チェック。

posted by Lee |22:56 | サンフレッチェ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年06月09日

【VS湘南】"This is Dragon" 久保竜彦

先週は色々忙しくて更新できなかった。でも書きたいことは山ほどある。

代表のこと、五輪のこと、審判のこと、ユーロのこと、大久保のアレ、そして、戸田の移籍。色々思うところがありつつも、なかなか形に出来ないのでもやもやした思いが溜まっていた日常だった。



そんな中、飛び出した久保のゴール。



仰け反った。


唖然とした。


そして、すべてがどうでもよくなった。



ちょっとカウンターもらうシーンが多くなかったか?

アジエル居たらこんなにイージーな試合にならなかったのでは?

5-0から2失点とかありえなくね?

っていうかミシャの交代は相変わらずどうなのよ?



オッケーオッケー。オールオッケーですよ。



戦術や選手起用やクラブのあり方にごちゃごちゃと理屈をつけることが、まったくもってバカらしく感じる。


これがプロのプレーだと僕は思う。


一発のゴールで非日常空間へと目撃者を誘う。そのためだけにチケット代を払う価値がある。

この試合をビッグアーチで目撃した人たちは本当に幸せだろう。


「オレ、目の前で見たぜ、あのゴール」


と自慢できるわけだから。



小難しい理屈は抜き。プロスポーツって、そんなもんだ。







とか書いてたら



寿人が代表召集?!



本当かな~・・・っていうか、合宿呼ばれていないのに寿人とかありないと思うんですが。



日刊のトバシであることに期待しておく。


本当だったとしたら甲府戦だけじゃなく、3試合ぐらい出れない気が。


もし本当だったら「大久保ふざけんな」ってことで。


でも寿人はオメ。

posted by Lee |12:40 | 久保竜彦 | コメント(14) | トラックバック(0)
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