2008年01月31日

【ボスニア戦】もっと狙おうよ。

うーん・・・


ボスニアがカウンターでしか来なかったので見ようと思っていたポイントは全く見えず。練習相手にはちょうどよかったぐらいなのかもしれないけど。


はっきり言ってすごくイージーな相手だったと思う。守っていると言っても、アジアカップのときのようにガチガチに蓋されて、いくらサイドチェンジして揺さぶっても穴がぜんぜん開いてこない、という感じでなかった。普通にパスを回して、普通にサイドチェンジをして、フリーが作れていた。


でもあの時間帯まで点が取れていない。


もう、これはシュートしかない。もっと撃てるときに撃っていかないとどうしようもない。完全に意識の問題。オシムにパスを回せといわれたから回すのか。岡ちゃんにもっと味方に寄って行けと言われたから行くのか。ちょっと違うだろうと思う。自分のシュートゾーンに入っているならまずシュートを狙わないと。ボールにタッチする前からパスを狙っているような気がする。100%の状態じゃないとシュートしないようでは厳しい。

別に味方を使うことが悪いとは言わないけど、今日そういう展開から逆にシュートに行っていないんだから、それは判断ミス。撃てるシーンはもっとあったはず。「俺がやる」という気持ちを見せてくれないと、ギリギリの戦いになったときには不安ですよ。



ではそのほか。


・オシムのときよりも、ボールを運ぶのが早くなったように思う。より緩急がない感じ。岡ちゃんの言う日本的っていうのはこれなのか?ハイスパート・フットボール。途中でミスが出なければ美しいけど。


・なんだかんだ言って、巻は利いてるな。


・ツートップのどちらかはサイドに流れて起点になる、というのは約束事なのかな。マリノス時代もそういう指示が良く出ていたような気がするし。


・左サイドで基点を作って右にサイドチェンジって、オシムのときから変らない。一つには左サイドを右利きの駒野が努めているということ。遠藤が左サイドにいること。この形だけはガチ。


・内田はアレぐらいやれて当たり前。あとはタイなら大丈夫だけど、守備になったときどうか。もっと強いチームだと、周りのカバーがあまり無い状態でも相手を押さえなければならないケースが増えてくる。あとクロスは、もっとバリエーションがほしい。


・憲剛と遠藤。岡ちゃんの考えからすれば、俊輔が入ってきたときにこの2人のうちどちらかが外れると思われる。ポジション的には憲剛だろうけど(右ってことで)、どうするのかなあ?


・山瀬には悪いけど、ゴールは相手が壊れてからのものなので2ゴールでも特別評価はできない。けど、大久保よりも山瀬をトップ下で使いたい。やっぱりちょっと大久保だと軽いプレーで相手に奪われたりする機会が多すぎる。山瀬のほうがプレーがシンプル。


・駒野がバテてる。そして「ジュビロ磐田」と表示されるたびに非常に空しい。


・オシムさん、養生してください。

posted by Lee |00:00 | 日本代表 | コメント(11) | トラックバック(0)
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2008年01月30日

【ボスニア戦】ワンボランチに注目

ここんところずーっとサンフレッチェの話題ばっかり書いていたような気がします。リハビリがてらに代表のことを。



今日、ボスニア戦はオシムが見に来るそうですね。

元気になっているようで、もちろん嬉しいことなのですが、僕はどうしても日本球界のあの方のことを思い出してしまいます。


そう、長嶋茂雄の復帰観戦の時のこと。


あの時、心底暗澹たる気持ちになりました。そこまでして話題作りをしなければいけないんだろうか?いつまで長嶋さんをひっぱらなければならないのだろうか?もちろん、ファンの前に顔を出すことはミスターが望んだことなのかもしれないけど。そして応援団にリードされた例のコール。


「(せーの、)長嶋さーん お帰りなさーい。」


なにか全体的に「作為的」な雰囲気を感じて、素直にミスターの快気を祝う気分になりませんでした。



今回は幸いオシム爺さんが前面に立って挨拶、なんてことはないようですが、少なくともサポから発生するコールは自然発生的なものであってほしいと思います。といいながら、オシムの元気な姿が映ったら、それはそれで僕も喜ぶでしょうけどね。



さて、チリ戦は録画にも失敗してダイジェストしか見れていないので、なんとも論評できません。出来はあまり良くなかったそうですが、まあ、そんなもんでしょう。なによりフィジカルコンディションという「先立つもの」がありませんので、ミスが多発したり、相手に走り負けたりするのはどうしようもない。そもそもこの時期の親善試合でやたらと動きが良かったなんてのも聞いた事がないですし。

メンバーも大差なし。内田が先発したところがサプライズ、というようなことも言われましたが、内田はプレイヤーとしては加地と同タイプですので、根本的なところでそこに何か意味があるわけではない。要するに、サイドバックにオシムと違う役割を持たせたかった(例えばより守備を重視するとか、ドリブルワークを重視するとか。)わけではなく、加地と内田のコンディションを見て単純に内田のほうが良かった、ということ以上の意味は無いでしょう。



というわけで岡田ジャパンは初見になるわけですが、個人的な見所は


「ワンボランチにしている理由」


ですね。


これは守備面を意識してのことなんじゃないかと思ってます。

キャンプからの情報を見ると3トップにしろ、2トップにしろ、ずっとワンボランチで回しています。かといって、トップ下にいわゆる「トップ下」という感じの選手を配置しているわけでもないですね。

山岸、遠藤、中村憲とオシムのときと同じ。別にメンバーだけを見れば



山岸       遠藤

   憲剛 鈴木


とかでもいいわけですが、ワンボランチにわざわざしている。これは前で守りたいという意図の表れなんじゃないかと。


ラインを上げてプレスを掛け、高い位置でカットして一気に攻め込む。奪った後は味方も近くにいるのでショートパスのパスワークでボールを運ぶサイドが開いているようならサイドチェンジ


というようなイメージでしょうか。



当然、前から行く分、リスクはあります。プレスの網に相手が掛からなければ、ボランチの横のスペースが開きますので、そこに相手の選手が入ってくる。ボランチとサイドバックの連携がキーになりそう。

あと、このやり方だとどうしてもサイドチェンジに弱くなる。突破力がある相手だとすると、サイドバックの選手にはなお負担が来るでしょう。誰が出るにせよ、頑張れよー。



というわけで


・ファーストディフェンスの約束事

・相手のサイドバックのケアの約束事

・ボランチのサイドのスペースの埋め方


というあたりを注目してみておこうと思います。




攻撃?まあ、そう簡単にショートパスのパスワークの完成度は上がっていきませんわ。アルゼンチンみたいに小さいときからそういうサッカーばっかりやっているわけじゃないんで。まだまだ時間は掛かるでしょう。

posted by Lee |12:25 | 日本代表 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年01月28日

【ついでに】久保のゴールについて語るエントリー【おまけ】

終わりといいつつ、Kariyushiさんのリクエストにお答えしていないのに気がついたので、ヒストリーとは別エントリーを立ち上げてしまいましょう。


「ヒューマン・ハイライトフィルム」ってご存知ですか?

昔のNBAプレイヤー、ドミニク・ウィルキンスのあだ名です。

ド派手なダンクで鳴らしたウィルキンス。要するに、TVのハイライトプレーに出てくるようなスーパープレーを連発する選手っていう意味(だと思う)のあだ名です。ウィルキンスよりも「いい選手」はいくらでもいると思いますが、ともかくダンクは凄かった。


久保って、まさにコレだと思うんですよね。トータルバランスで言えば久保より「いい選手」とか「点を取れる選手」なんていうのはいると思うんですが、久保より絵になるゴールを決める日本人選手は見たことが無いです。


さて、ちょっと話がそれましたが、派手なゴールが多い久保の個人的なベストゴールについてのお話をこれから。


いやー、選択が難しいっすな・・・


とりあえず、惜しくも3位以内に入ってこなかったゴールを色々振り返ってみましょうか。




●ランク外のゴールたち


・2002年 ジェフ戦のヘディングシュート


これ、点が入るサイドのゴール裏から見てたんですよね。なのでランクイン。藤本が阿部をフェイントで交わしてあげたクロスに飛び込んでのヘッド。かなり助走を取ってから飛んだのでむちゃくちゃな高さで飛んでました。周りの選手はジャンプしていなかったので、本当に久保にしか届かない高さというものがあるのを再認識しました。中西の天を仰ぐ姿が印象的。



・2001年 セレッソ戦のヘディングシュート


服部のクロスをヘッドで決めたもの。久保らしい、でたらめなゴール。何しろ、服部のクロスに対してジャンプしすぎたので無理やり身体を丸めてヘディングしたもの。PAのライン付近からそれで叩き込むのだから、異常です、はっきり言って。



・2004年 チェコ戦の弾丸シュート


説明不要。裏に抜け出すとドリブルで持ち込み、DFが不用意に寄せてきたところを交わしてニアサイドにズド~ン!!

ああっ、気持ちいい!!



・2000年、マリノス戦のボレー


Kariyushiさんご推薦の一撃。ロングクロスに一気に抜け出して右足を伸ばしてダイレクトボレー。間接が「びよーん」と伸びたようにボールを捕らえたように見えた。あそこでダイレクトで撃つのが久保。まともなセンスじゃありません。



・2006年 アビスパ戦でのループシュート


裏に抜け出したスルーパス。ややパスが長く、追いついたときには角度がなくなっていたため一度トラップするかな、と誰もが思ったところ、そこからかぶせるようにキックしてループシュート。難易度Eクラス。その後柳楽に頭突きかまして退場になる。



・2001年 清水戦での超ロングシュート


ランク外にしてしまうのはアレなんですが・・・キーパーからのゴールキックを競った後、こぼれたボールを拾いながら90度反転して40m近いロングシュート。ありえない一撃。普通に解説者とアナが雑談をしている最中に決まってしまった。サンフサポには伝説の一撃。



・2004年 インド戦でのボレーシュート


三都主からのアーリークロスを呼び込んでダイレクトボレー。ちょっと懐に入りすぎていたボールを器用に足をたたんでインサイドで合わせる。見た目よりも相当難しいゴール。積極的にボールを呼び込む姿にも久保の成長が見受けられた感慨深い一撃。


・1999年 鹿島戦(?)でのゴール


ポポビッチがキープしてヒールで流したボールに走りこんで久保。左足で軽く浮かせると左足のアウトで強烈なシュート。ものすごい弾道でネットに突き刺さったのを覚えている。若い久保の荒々しさの象徴とも言えるゴール。



さて、ここからはベスト3に入ります。いやー、これ選ぶだけでも相当掛かりますな。


●第3位


・2003年 ガンバ戦 ジャンピングボレーシュート


ご存知、めんどくさボレー。左サイド奥からのクロス。上げた奥はちょっとマイナス気味に入りすぎたと思っただろう。このときワントラップしていればDFに寄せられてしまっていたと思う。久保の選択肢はジャンピングボレー。一度フワリと飛んでから空中で姿勢変えつつかぶせて、吹かさないようにボレーを打っている。異常人のゴール。




●第2位


・2006年 レッズ戦 超ロングシュート


記憶に新しい一撃。清水戦とどっちを入れようかすごく迷ったんですが・・・。やっぱり開幕戦・レッズが相手というところがポイント。説明不要でしょう。




●第1位


・1999年 柏戦 裏に抜け出して弾丸シュート


僕が久保が気に入っているところはランニングフォームのかっこよさにもある。普段はぼーっとうろうろしているだけのクセに、一気にDFラインの裏を抜け出すときのしなやかさとスピードはネコ科の動物を思わせる。なので1位はDFラインの裏に抜け出すプレーにしようと決めていた。

一気にDFラインの裏を突くと、トップスピードにのったままワンバウンド目を押し出してトップスピードに入り左足で逆サイドネットに低空の弾丸シュート。震えるような一撃だった。




思い出深いゴールはたくさんあるんで、本当に決めかねますね。しかしどのゴールの映像を見返しても本当に凄い。こんな選手はもう出てこないだろうなあ・・・。


ところで、未遂に終わったスーパープレイも、なぜか久保の場合覚えていることが多い。そっちのランキングも上げておきましょうか。



●ランク外のゴール未遂


・2002年 FC東京戦 大木とのワンツーから右足ボレー


ロングボールからだったと思うんですが、フリーになった久保の足元に入ってきたボールを、左足のアウトでダイレクトで大木に縦パス。すぐさまダッシュしてこれまた大木のダイレクトの落としを受けてそのまま右足シュート。このパスを感じている大木も異常だと思うけど、DFが誰もついていけない異常なワンツープレーだった。左足だったら凄いのが行ってたかもしれない。



・2001年 神戸戦 PA外から弾丸シュート


縦パスをもらって敵DFと1VS1の体制になる。寄せが甘いと見るや、DFがいようがかまわず強引に左足の強烈なシュート。正面に飛んだシュートだったがあまりの弾道の強さにGKが弾ききれずコーナーに。実況・鉄人八塚も呆れる一撃。



●第3位


・2002年 札幌戦 超ロングシュート


スローインを受けて、寄せてきたビジュの股を抜いてそのまま35mのロングシュート!!GKがかろうじて弾いてポストにあたって外れた。まともに当たりすぎてホップするような弾道だったので、GKがかろうじて触れる高さに行ってしまったのが残念。




●第2位


・2006年 磐田戦 ファブリシオを交わしての一撃


PA手前でこぼれ球をワントラップ。久保にマンマーク気味に来ていたファブリシオと1on1。左足を跨いで右足インサイドで斜めに一気に抜け出してファブリシオを抜き去るとPAラインから左足の強烈な一撃。ニアサイドのポスト上部を激しく叩いてゴールならず。川口があの距離からも反応しきれないほどのスピード。「久しぶりに見せてもらいましたね!これがプロのプレーですよ」と宮沢ミシェルも大喜び。



●第1位


・2000年 FC東京戦 ハーフボレー


本文中でも触れたけどこれはすごかった。森保からのロングフィードに抜け出すと、PAエリア外ゴール左30度ぐらいの位置から、寄せてくるDFをもろともせず、角度が無いのも関係ねえといわんばかりに左足を強振。クロスかと思いきや強烈にアウトに掛かったボールはポストの上部を激しく叩いた。あまりに規格外の一撃にビッグアーチのどよめきがしばらく消えなかったほど。入っていればこれがベストゴールだと個人的には思う。








こうして振り返ってみると、怪我がちと言われつつも毎年のようにトンでもプレーをしているのが良く分かります。今年は広島でどれぐらい久保らしいプレーが見られるのかなあ。


楽しみですね。

posted by Lee |23:53 | 久保竜彦 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2008年01月28日

【死ぬ気で】久保ヒストリーおさらい編その4【頑張ります】

以前のヒストリーはコチラ。


【背番号は】久保ヒストリーおさらい編その1【サンキューです。】

【成長したのは】久保ヒストリーおさらい編その2【しゃべりです。】

【お好み焼き】久保ヒストリーおさらい編その3【食べたいです。】



■怪我と離脱、そして帰還。


<クラブチーム編>


・2005年は、3連覇を狙ったマリノスが完全に低迷する。久保はというと広島のときと同じく「メディカル的に問題はない」が、「痛みがある」という状態が続く。シーズン中盤からベンチ入りするようになるものの、出場時間が限られた試合が続く。岡ちゃんが「久保と話すには医者という通訳が必要。本人としては少しずつ出場時間を増やしたいようだが、久保の都合で試合は進まない。」と語ったことを見ると、おそらく広島の時と同様、スタッフとの間にもやや軋轢があったのではと思われる。


・基本的にはヘルニアの腰だったのだが、腰をかばううちに両膝を痛めてしまう。もともと膝は広島時代から慢性的に悪かったのだが、悪化させてしまった模様。また、もともと久保は先天的に膝蓋骨(膝の皿)が割れていて、そこに痛みが発生していたらしい。


・シーズン終盤にスタメンに復帰。本人はスタメンを告げるとクビをかしげていたという。しかし、マリノスと久保はこの試合から上昇気流に乗る。天皇杯のベガルタ仙台戦では打点の高いヘッドで久々のゴールを決めると、リーグ戦では清水戦でフル出場。グラウのゴールをアシスト。Youtubeなんかに上がっている左サイドからのクロスをヒールで合わせている試合はコレ。コンディションも徐々に整っていく。


・久々のリーグ戦ゴールは古巣・サンフレッチェ広島戦。右サイド・田中ハユマのアーリークロスに幅跳び選手のようにジャンプすると、左足を踏み切った体勢から上半身だけを強引に捻って逆サイドにヘディングシュート。さらにグラウへラストパスを送り逆転ゴールをアシストすると、ドリブルからPKを誘って3点に絡む。久保復活を印象付ける圧倒的な存在感だった。


・岡ちゃんはこの試合の久保を手放しで賞賛。「久保が前を向けば何かが起こる、という試合だった。」と振り返っている。延々と待たされた結果のこのプレー。久保は究極のツンデレキャラと言えるだろう。こういう爆発力を見せ付けられた結果、岡ちゃんは久保と心中することになるわけである。


・サンフレッチェ携帯サイトでは「久保が飛翔!!」と書かれていた。相手チームだろうが。嬉しそうに書くなや。


・しかし、続く鹿島戦では途中交代。肉離れと診断され全治1ヶ月。膝や腰の怪我でなかったことが幸いではあったが、結局久保には怪我の不安付きまとっているという印象を拭い去れない。


・天皇杯のフロンターレ戦で復帰し、2ゴールを上げるもののチームは敗れ、シーズンは終わる。しかしこのシーズン終盤の動きを見て、「来年のワールドカップには復活してくれるに違いない」と思った人も多かったと思う。


・コレぐらいの年から、久保は腰に負担を掛けないようなフォームに改造し、またシーズン入りの前には断食を行うなどして怪我への対策を練る。ただ、この一連の対策によってやや久保がバランスを崩してしまったのではないかという疑念は管理人の中では拭えない。


・次の年はマルケスとのツートップとなる。開幕戦では2ゴールを上げるものの、久保のコンディションは一向に上がる様子を見せない。前年の終盤のようなプレーを見せられないままでいた。マリノス自体もマルケス・マグロン・ドゥトラばかりがボールを持つ機会が増え、下位に低迷してしまう。


・ワールドカップには落選。その後は久保と共にマリノスも低迷を続け、ついに岡田監督は辞任。水沼が内部昇格。久保の能力を信じる水沼は久保を軸として使い続ける。一時的にいいプレーをするも、不安定な内容が続き、ついには信頼を失ってしまう。


・この年、親友の奥がマリノスから戦力外通告を受ける。これが影響かは分からないが、久保はマリノスとの契約を拒み、横浜FCへ移籍する。広島での先輩、高木琢也から直接誘われたのも大きかったそうだが、久保が移籍に踏み切った経緯というのは未だ真面目に表に出たことはない。


・迎えた開幕戦、王者レッズに対して、またも伝説的なゴールを決める。前半のロスタイム。右サイドでボールをキープし、左サイドに向かってドリブル。誰もがサイドチェンジのパスを出すかと思った瞬間、突然身体をひねりながら35mのロングシュート。見事にゴールに突き刺さる。埼玉スタジアムを埋め尽くすレッズサポを沈黙させる驚愕の一撃であった。


・このシュートのありえなさには、実況アナも意表を付かれていたことがわかる。

 「左サイ・・・ウォッと、久保狙ってきたシュート!!!!」

 その後は凄い凄いを連発。


・解説:山本人間力

 「時間帯といい、プレーの質といい・・・凄いですねこれは・・・」


・管理人は用があって、車でラジオを聴いていた。解説は金子達仁。

 金子「久保に入るボールの質が悪すぎる。これでは点が取れない。ロマーリオでも無理。」
    ↓
 久保スーパーゴール
    ↓
 金子「すいません、今のゴールはロマーリオでも無理です。」


・しかし、その後はチーム状態も悪く、周囲から効果的にパスを引き出すことも出来ずにゴール無し。練習中に地面を蹴ってしまった後、「今までにない痛み」が発生。長期離脱を余儀なくされる。


・チームは降格。久保はひたすらリハビリの日々を送る。練習場の周りをひたすらランニングする日々。この数年間ずっと繰り返された日々である。


・チームから奥と共に戦力外通告。これだけ怪我が続く以上、久保はサッカーをやめてしまうのではないかという危惧が管理人にはあったが「続けますよ」というスポ新のコメントを読み一安心。


・福岡からオファー。久保も乗り気との報道があるが、進展を見せない。一部では関東のクラブを希望しているとの報道もある。いい加減なものである


・2度目のJリーグトライアウトに参加。実はこの時既に広島からオファーがあったようだが、本人は、サッカーが再び出来るかどうかに不安を持っていたという。このトライアウトで痛みが出たら引退しようと思っていたらしい。


・トライアウトに参加するも、ストッキングとすねあてを忘れる。元マリノスの金子(?)にスパッツを借りてプレー。いかにも久保らしいとファンを和ませる。


・広島に復帰が決定。年俸は1200万+出来高払い。背番号は感謝の意味を込めて39。


・広島の試合はテレビで見ていたと発言。日本代表の試合すら途中で寝てしまうような男が・・・と思ったサンフサポは多いはず。個人的には一番グッと来ました。


・ともかく、お帰りなさい。




<日本代表編>


・離脱中も幾度と無く召集を受ける。怪我が関知しない間でもマリノスでベンチに入るたびに召集が掛かっていた。アウェイのインド戦などは典型。東アジア選手権でも召集されるが、辞退。結局、この頃はクラブチームとのコミュニケーションが上手く行っていないということがはっきり分かる出来事だと思う。


・本格的な復帰は2006年の代表合宿。ジーコと話し合いを持ったという。おそらくコンディションを徐々に上げて行きたいという話しをしたのだと思う。「ワールドカップに行きたい」と珍しくはっきり言ったようで、ジーコは「彼の気持ちは理解した」と報道陣に語った。


・アメリカ戦で久々の復帰。ワントップで試されるがいいプレーは出来なかった。しかし、次のフィンランド戦では久々の復帰ゴールを決める。インド戦では2ゴールを上げ、徐々にコンディションが整っていっているように思えた。ジーコも「日本の核となることを期待している」とコメント。


・しかしコンディションはそこから上がってこず、Jリーグでも精彩を欠くプレーをしている。ボスニア戦、エクアドル戦でもいいところが無かった。おそらく、この頃は久保は本大会に向けてセーブしてプレーしていたのではないかという気がしている。ジーコからもお墨付きっぽいコメントが出ており、怪我を再発させないことを意識していたのではなかろうか。


・結局、本大会メンバーには選ばれなかった。落選の一報は体のケアのために山形に行っていた帰りの新幹線の中で、嫁からの電話で聞いたと言う。マリノスのクラブハウスでは怒りの怒号が出たというウワサもあった。


・広島時代のチームメイト、藤本主税は自身のブログにて「巻の選出はサプライズじゃないけど、タツの落選はサプライズ。彼は絶対に日本の力になれるはずなのに」と語った。


・母校、筑陽学園では両親や恩師が集まり記者会見の準備が行われていた。落選のニュースが流れると、お通夜状態となり、両親は周囲の人々に頭を下げて退室した。


・前回の落選とは違い、大きいニュースとなった今回。クラブハウスではしっかりと記者会見に答える久保の姿があった。「一緒にたくさん練習した仲間なので、頑張って欲しい」とエール。

 記者「落選した原因は何だと思いますか?」

 久保「・・・・・・なんでなんすかね・・・・・・・・」


正直、記者を殴りたくなった。


・久保は見るものを虜にさせる。サポーターやファンだけでなく、周囲や指揮官もそうだ。トルシエもトムソンもヴァレリーも岡ちゃんも水沼も、久保を身近で見るにつけ、その才能やプレーにほれ込み起用し続けた。一度そのプレーの虜になると中々抜け出せない。ジーコだって何度も何度も久保を招集し続けた。最後の最後まで見続けた。しかし、久保のプレーは上がってこなかった。トルシエだって最後まで我慢した。しかし決められなかった。魅力がある選手であるが故の悲劇だと言える。

・岡ちゃんや水沼、高木は久保を信頼して起用した人々である。ファンという立場を一歩離れてみれば、久保という存在は指揮官にとっては「危険」な存在だと思う。虜になると抜け出せない。




<その他>


・結局、この頃の久保はメンタル的に問題を抱えていたように思う。怪我への不安、代表落選、家族の問題。それはピッチ上に出ている。特に、もらうカードが急造していることからも分かる。2000年前後から退場はほとんど無かったのに、2004年ぐらいからは突然試合中に一発レッドを食らったり、不必要なカードをもらうようなシーンが頻発している。


・福岡戦では難易度Eのループを沈めた挙句に、柳楽とメンチを切りあい頭突きして退場。これには笑ったが、サポからすれば笑えまい。


・家族の問題とは、第2子が怪我をしたこと。ポットをひっくり返して火傷してしまったらしい。久保が目を離したときに起こってしまった事件だっただけに本人は相当気に病んでいた模様。事実、これで復帰が遅れている。


・自分で服を買うことはなく、大体がもらい物らしい。多くは親友の奥からもらったもの。実際には奥と久保ではサイズが合う訳もないが「それをうーんと伸ばして」着ているとのこと。


・怪我をしてから食べ物に気を使うように。酒も控えめになった。


 「野菜は取り寄せてる。いいもん食ってると体の動きが違う」


とのこと。


・水沼、2005年ワールドカップ前の特番にて。これからの日本代表に必要なものは?という問いに答えて「久保」とだけフリップに書く。久保のコンディションが整うかどうかがキーで、それ以外は瑣末なこと、と言い切る。


・腰を痛めていたので、飛行機に乗っていたとき(おそらくマリノスのアメリカ遠征)では、通路に寝そべってみたらしい。が怒られてやめた。しかも床が熱かったとのこと。


・代表では交渉して腰の負担を減らすためにファーストクラスをゲット。「寝心地?良かったです。」


・ずーっとリハビリで練習場をグルグル回る日々。2005年途中には相当イライラしていたと自ら語っている。「もうやめようかと何度も思った」と言う。広島に移籍してきての練習後「リハビリしている姿ではないところを見せたい」と言っていたように、本人としても忸怩たる思いがあるのだろう。


・たまに久保が四股を踏むようなストレッチをしているときがあるが、アレはトレーナーに指導されたものらしい。あれで自分の膝に「まだやれるか?」と言い聞かせているのだとか。


・書き忘れネタ。「ドラゴン久保」は、あまり広島時代は言われていなかったあだ名。マリノス移籍してから定着した。なのでサンフサポはあまり「ドラゴン」と言わない。


・子煩悩と言われているが、本人曰く「そういうわけじゃなくて、娘とは馬が合う。人間的に合うから。」とのこと。


・ディズニーランドは嫌い。一度行って、並ぶのが嫌だったので二度と行かないそう。

 「でも嫁は行ってるみたい。なんか首にぶら下げて帰ってきとるし。」


・スーパーサッカー2度目のインタビュー。

 加藤「ワールドカップのドローがありましたけど」
 久保「ドローってなんすか?引き分け?」

・スーパーサッカー3度目のインタビュー。

 加藤「なんで古いご飯にカレー掛けて食べるのが好きなんですか?」 
 久保「だって熱いご飯にカレー掛けたら・・・熱いじゃないスか」


・でも・・・

 ※移籍後記者会見にて

 記者「スーパーサッカーです。加藤さんが久保さんのことをだいぶ気にしていて・・・なにかお伝えすることありますか?」

 久保「いや、別にないっす。」




結局、久保は久保である。

posted by Lee |18:27 | 久保竜彦 | コメント(11) | トラックバック(0)
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2008年01月26日

【お好み焼き】久保ヒストリーおさらい編その3【食べたいです。】

コメント返信滞ってますが、すいません!とりあえずこいつを書き上げてしまいましょう!


http://www.sanfrecce.co.jp/community/movie/


会見の動画公開されております。お暇な方はどうぞ。



以前のヒストリーはコチラ。



【背番号は】久保ヒストリーおさらい編その1【サンキューです。】

【成長したのは】久保ヒストリーおさらい編その2【しゃべりです。】





■栄光、そして怪我との戦いの始まり。


<Fマリノス編>

・移籍してきたタイミングで岡田監督が就任。外国人選手も久保に会う選手を取る、との説明を受けて居た模様。ちなみに、久保に会う選手、というのはわからないとしても、合わない選手ははっきりわかる。運動量が少ないポストプレイヤーである。背番号は9。広島では10番だったので、10番をつけさせたい奴はサンフサポということが簡単にわかる。


・キャンプ、プレシーズンマッチで色々試した岡田監督は、1トップとして久保を起用することも考えていたようだが、やらせてみて「ワントップは合わない」とあっさりあきらめたという。これを引用して「久保にワントップは無理」と主張する人も多いと思うが、結局「典型的なポストプレイヤーとしてのワントップ」に向かないだけの話であって、チームのやり方しだいなんじゃないの、とは思う。


・移籍当初はプレシーズンマッチからなかなか点が取れなかった。岡田監督は「彼は何かと時間がかかるタイプ。心配していない。」と評している。本気で心配していなかったかどうかはわからないが「何かと時間がかかるタイプ」なのは間違いが無いだろう。


・サポはどうなのか知らないが、一部には獲得を疑問視する声もあからさまにあったらしい。以下サッカーマガジンの特集から。

  金田「しかし、久保はどうなんかのう?覚えなきゃいけないことがたくさんあるで、あれは。」
  木村「しかしサンフレッチェではパスの出してが居なかったということもある。」

怒り心頭に達した管理人は、その昔木村和司にサインしてもらった日産のユニフォームをフリマで売っぱらってやったのだった(実話)。


・第3節のヴェルディ戦で初ゴール。大体久保というとスロースターターなので、大体初ゴールは3節ぐらいという相場が決まっているものである。しかしその後は沈黙。借りてきた猫のようなプレーが続いた上、チーム成績も浮上せず、久保に対しての風当たりも厳しくなってくる。ジェレミー・ウォーカーは岡田監督に「久保にプレースタイルを変えるように指示したのか?」と質問を浴びせ「何が飛び出すかわからないチョコレートボックスのような久保のプレーが失われた」と嘆いていた。


・そして迎えたアウェイの鹿島戦。柳沢が先制ゴールをあげる苦しい展開だが、ここでチームを救ったのは久保。ドゥトラのクロスをDFと競り合いながらジャンプした久保は胸でワントラップしてボレーシュート。

  解説木村「やっと・・・久保が点取りましたねえ~」

さらに鹿島の緩慢なパスをカットした遠藤のクロスを高々と舞い上がってのヘディングシュート。さらには華麗な動きでDFを外してインサイドで流し込んでの3点目。リーグ戦では自身初となるハットトリック(※広島時代ではナビスコでハットトリックしている)を達成し、鹿島を粉砕する。この試合を持って久保は真のエースと認められたといえるだろう。


  解説木村「他にもチャンスありましたけど・・・でも3点取れば十分ですし。」


本格的に木村和司を嫌いになった瞬間だった。さらに2ちゃんねるで見た名言。


    1点目を見てビエリかと思った。  ←情報どうも!
    2点目を見てトレゲゼかと思った。
    3点目を見てアンリかと思った。
    インタビューを見たら久保だった。


NHKで放送されていたこともあり、この試合で久保の強烈なゴールは全国に名を轟かせた。


・この試合から上昇気流に乗った久保とマリノス。さらにガンバ戦での2ゴールも度肝を抜いた。クロスに対してマークしていた新井場を遥かに上回る高さからヘディングシュートを叩き込み、さらに後半には奥からのクロスをジャンピングボレーで叩き込む。試合後のインタビューにて、


   「トラップするのがめんどくさかったんで・・・」

と述べたことにより、このプレーは『めんどくさボレー』と称されるようになる。


・そのままファーストステージを制したマリノスは、セカンドステージも苦しみながらも勝ち点を重ねていく。久保は怪我で離脱することもあり、なかなかコンスタントな活躍が出来ていなかった。


・しかし次節に最終節・ジュビロ戦を控えた仙台戦、またもや爆発。奥のスルーパスに反応し、左アウトで引っ掛けてカーブシュートを決めて先制。再び奥からのパスを振り返って左足インステップで叩き込んで2点目。そしてクロスに反応し、GKが弾いたボールを冷酷に突き刺してこのシーズン2回目のハットトリック。残留争いをしていた仙台サポを奈落の底に叩き落す一戦であった。


・そして最終節。ジュビロ、鹿島、マリノスに(一応ジェフも)優勝の可能性があった最終戦。先制された上に、GK榎本がグラウへのラフプレーで一発退場になる苦しい試合だったが、ここでも久保が窮地を救った。同点ゴールはマルキーニョスだったが、ニアサイドに飛び込んできた久保が頭でそらしたボールを押し込んだもの(わかる人はわかると思うが、実に珍しい。多分とっておきのサインプレー)。そしてロスタイム。ゴール前にふわりと上がったボールを山西が躊躇してバウンドさせてしまった瞬間に久保がダッシュし競り合いながらヘディングシュート。マリノスが逆転し、ジュビロの優勝の可能性が消える。一方、他会場では終了間際に鹿島が同点ゴールを許し、そのままタイムアップ。マリノスが両ステージ制覇を決め、久保がプロサッカー選手として勝ち取った、初めての栄光の瞬間だった。


・この試合では、珍しく目を真っ赤にしながらインタビューに答える久保の姿があった。

   「応援のおかげです、ありがとうございました」

と、めずらしく殊勝に感謝を述べた言葉はか細くて聞こえなかったが、

   「朝まで飲みたいと思います」

という声ははっきり聞こえた。



・ちなみにこの試合にマリノスが勝たなかった、あるいは鹿島が優勝していた場合にはチャンピオンシップが行われることになっており、東アジア選手権ともろかぶりだった。そうなった場合、久保は当然東アジア選手権に出ることは出来ず、その後の予選に出ることもかなわなかっただろう。オマーン戦、久保が居なかったら・・・。



・2004年シーズンはアンジョンファンと2トップを組むことになる。マスコミ曰く「日韓ツートップ」である。アンジョンファンは久保のことをかなり認めていたようで、お互いがお互いをかなり意識したプレーをしていた。久保はというと

    「アンはめちゃかっこいい・・・かっこいいよ・・・」

と奥の嫁に語っていたそうな。


・この2004年シーズンはマリノスはACLに出場。久保はそのときに対戦した城南一和の印象が本当に強かったようで、「今までやってきた中で一番プレスが凄くて、玉際が激しかった。でもめちゃくちゃ楽しかった。」と語っている。


・しかし日本代表でもエースとなった久保には休養は許されず、マリノスでコンディションを戻すと代表につれていかれ、マリノスでは控えという状態がずっと続いていた。慢性的な腰痛、膝痛にも悩まされ続けることになる。


・ファーストステージはある程度試合に出ていたものの、セカンドステージはほとんど試合に出ることが出来ず、ついに久保は完全離脱。ここからが久保のつらく厳しい戦いの始まりになったのだった。


・マリノス時代の久保は、ドリブル突破やロングシュートよりもクロスへの対応から点を量産していたように思う。ダイレクト志向の強いサッカーではあったが、DFラインの背後を一発で狙うような動きよりもサイドアタックが中心だったせいだと思う。久保もポストプレーが上手くなった。



<日本代表編>


・ジーコはかねてから久保の能力を高く評価していた。2003年になってから何度か召集したもののいずれも久保は怪我のために辞退。ぎりぎりのタイミングと思われる東アジア選手権でひさびさのA代表マッチとなる。この試合には海外組を呼べなかったため国内の選手のみで戦うことになったが、そこで小笠原との相性の良さが生かされる。中国戦では幾度も小笠原のスルーパスに飛び出す姿が見られた。この試合で2ゴール。韓国戦、香港戦でも相手に脅威を与え続け、久保の能力の高さが代表レベルでもようやく認知されるようになった。



・年が明けてテストマッチで2度使われるも緩慢なプレーに終始。大体久保はスロースターターなのでこの時期はそんなもんなんだけど。



・そしてオマーン戦。俊輔がPKを外す危険な展開。柳沢と変わって後半から登場した久保は圧倒的な高さでオマーンゴールを脅かし続ける。しかしゴールを割ることが出来ず迎えたロスタイム。ゴール前のこぼれ球を拾った久保は落ち着いてワントラップしてGKのタイミングを外すとそのまま決めて日本を救う。


・しかし直後には、例の「キャバクラすし投げ事件」が発覚。代表を外される。


 「本当のことばかりじゃないけど、すいません」


と語っていたのが印象的。代表選手は大変です。



・ジーコは相当怒っていたものの、キャバクラセブンのうち、久保は一番最初に返り咲いた。しかしこれは鈴木・高原の離脱に伴うもので、わざわざジーコは「久保は隆行が呼べないから呼んだ」と断っていたほどだった。



・しかし東欧遠征で久保は爆発。ハンガリー戦では玉田と好連携を見せ、続くチェコ戦では裏に飛び出して強烈な左足シュートを叩き込む。目が覚めるような強烈な一撃だった。とはいえ、久保曰く、「親善試合だったから、DFが軽かった」とあっさり振り返っていたが。


・これでジーコの評価を一躍上げた久保は、イングランド遠征でエースナンバー9を手に入れる。それまで9番を付けていた高原が合流しても、9番は久保のままだった。アイスランド戦ではDFをあざ笑うかのように交わしてGKとの1対1を制し、小野からのロビングボールに反応して右足でGKの頭上を越えるシュート。イングランド戦では見せ場こそなかったものの、帰国後のインド戦では三都主のクロスから「めんどくさボレー」で先制。さらにロングボールを高々と舞い上がってヘッドで落とし福西のゴールをアシスト。俊輔のFKのゴールの前のファウルも久保が得たもので、「久保こそ待望の日本のエース」という雰囲気が漂うようになったが、その代償にこの試合では痛みを訴えて前半で交代してしまう。遠征では久保は時間限定にして欲しいというマリノス側の願いをジーコが無視(あるいは知らされていなかった)形になってしまい、そのツケが回ってきたとも言えるだろう。アジアカップは辞退。予選もインド戦には呼ばれたものの満足にプレーできる状態ではなかった。


<その他>


・スーパーサッカーにて加藤が行ったインタビューは世間の度肝を抜いた。どんなときが気持ち良いか、という問いに答えて「ゴールにこう・・・ぱさーっと入るところが気持ちいい」と答えたところから、久保のゴールは「ぱさぁ」と称されるようになる。


 加藤「またインタビューしに来てもいいですか?」
 久保「長くなりますか?」
 加藤「今日ぐらいだと・・・長いっすか?」
 久保「そうっすね・・・早く帰りたかった。結構。」


・完全制覇後にはやべっちFCにも出演。「巧」してました。また、番組中、中澤のDFを褒め称え「練習でいつか抜いてやろうと思ってるんだけど全然抜けん」とカミングアウト。また岡田監督は「久保は結構頭を使っている」と語っていた。


・岡田監督は普段の生活をしっかりすることがピッチでの一瞬につながるという考えを主張していた。ロッカーをきれいにしたり、ランニングのコーンでもしっかり外側を回る、など。ちなみに久保はどちらも不真面目であったことが暴露されている。


・親友、奥とは家族ぐるみの付き合い。奥の嫁の日記にはたびたび久保ネタが登場。

 →奥の電話につながらないときに日菜子の電話に掛けてきて「あ、オレ。」
 
 →「大さんはパズーに似とるな。子供キャプテンじゃ!!」

 →「ドナドナ」の歌を「バニャバニャ」と子供に歌っていた

などなど多数。


・とにかくこの頃は久保のインタビューが世間様の目に触れることが多くなったため、「よかったです。」「頑張ります。」を連発する久保に面白みを感じた人も多かったが、反面久保を良く知らない人から「プロとしてあの姿勢はおかしい。インタビュアーをバカにしているのではないか」という非難も見受けられた。


・この頃から将来の夢はトラックの運転手ではなく、田舎で農家に替わった模様。「横浜に来てよかった」とは語るものの「将来は都会はいやじゃ。嫁はいやがるかもしれんが。」と言ったりしている。


・ともかく、2003-2004年の半ばに掛けては久保のサッカー人生でももっとも幸運だった時期ということが出来るだろう。優勝し、代表ではゴールを決め、母校は高校サッカー選手権で準優勝。


・そしてこのシーズンはなんと行っても広島がJ1復帰を決めている。最終節のフロンターレ戦のスタジアムには久保の姿があったそうだ。大木との会話。

 久保「なんでそんなに守備するん?」
 大木「それがオレの持ち味よ。」



次が最後・・・かな?

posted by Lee |02:29 | 久保竜彦 | コメント(6) | トラックバック(0)
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