2007年07月09日

パス、パス、パス・・・。【VS カタール戦】

さすがにフル代表の試合後となるとエントリーが多いですね。スゴイ。

はっきり言ってこれしかやられようが無い形でやられてしまった。相手は事故による得点を狙っていたし、まっとうに戦おうとはしていなかった。無念。

もちろん試合はここで終わりじゃないし、次がある。もちろん試合内容だって悪くなかった。2004年の頃のような「おいおい・・・」というような試合じゃなかったのは確かだ。


オシムさんはBSのインタビューで「チャンスを作っても点が取れないことに問題がある!!」と相当キレてた。ただ、それは選手起用の問題があるんじゃないの?と思う。

シュートを外した山岸や羽生あたりが「千葉枠」と揶揄されて責められそうな気もするが、あんまり僕はそういう気になれない。彼らは受け手として仕事をしていた。フィニッシュは決めなければならないが、起用されている意味のあるプレーをしていた。



問題は、違うところにある。

それは前々から疑問に思っていた遠藤の起用方法だ。オシムは彼に何を求めているのだろうか?

断っておくが、遠藤をクサしたいわけじゃない。すごくクレバーでレベルが高い。広島サポの身としては、なんどもなんども彼に煮え湯を飲まされている。彼のボールタッチで周囲が動く。ガンバのポゼッションの中心にはいつも彼の存在がある。

彼は攻撃的なMFとしてオシムジャパンで起用されていることが多い。それもいいだろう。だが他の選手との組み合わせとしてどうか?W中村は基本的にパサーだ。遠藤はそれを理解しているので、がんばって受け手になろうとしている。

でも、最終局面で、やっぱりキレイにやろうとしてしまう。本質的にパサーだからだ。たしかに走っている。裏に抜けて、追い越して、フィニッシュに絡もうとしている。だが今日、彼は何本シュートを撃っただろうか?


僕はW中村と遠藤のうち、一人は外すべきだと思う。誰か、ということについては色々議論の余地はあろうが、今日の出来なら俊輔はいらない。フリーでボールを持てていても怖いプレーが出来ていない。中央に入ってくる動きも早すぎて、加地は完全に孤立してしまっていた。遠藤、山岸、今野でボールキープしていた左サイドに比べて右サイドが機能不全に陥っていたのは彼の責任も大きい。受け手にはなれないし、プレーが遅い。

代わりは誰でもいい。羽生をはじめっから使ってもいいし、点を狙うなら寿人がいいと思うが、守備面で不安があるなら巻や矢野でもいいだろう。大田や水野でも悪くない。ジーコのときと違い、タイプの選択肢は考えて選手選考はされているのだから、打つ手はあるはずだ。


病巣は数字に表れている。アレだけボール支配しながら、放ったシュートはわずかに10本。これはない。相手は引いていたが、別段攻めあぐんだわけではない。シュートを狙うべきところで撃てていなかったり、前線でかっこつけたパス交換が多すぎたからだ。

次は後が無い。UAEには絶対勝たないと、ホームのベトナム戦は何が起こるかわからない。シュートを撃たなければ、勝てない。そういう選手起用をするべきだと思う。


   高原 寿人
山岸       遠藤

   憲剛 鈴木

今野 中澤 阿部 加地


1トップで行くなら

    高原

山岸  遠藤  水野

   憲剛 鈴木

今野 中澤 阿部 加地


かな。






最後は広島サポとしての手前味噌。やっぱり、このチームに駒野は必要な存在だと思う。今野はしっかりプレーしていて素晴らしかったのだが、駒野はパスプレーとドリブルの判断にブレが無いし、実際に突破できる。キリンカップでもそこがチームのアクセントになっていたところが大きかったのだが・・・負傷がホントに残念。

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posted by Lee |22:39 | 日本代表 | コメント(33) | トラックバック(1)
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2007年07月09日

「インサイドキックの男」が勝利を呼び込む。【ナビ杯 広島VS鹿島】

寿人がいない。陽介がいない。駒野もいない。それどころか、FWの控えの一番手の平繁もいない。DFの控えの一番手の槙野もいない。挙句の果てにウェズレイが尿管結石で欠場の可能性・・・と、これはさすがに敗戦を予感していた。

点を取られる心配は、逆にしなかった。ナビ杯でここのところ無失点が続いているのは、メンバーを落とさざるを得なかったが故に「守備から」という意識をみなが強く持っていたからだと思っている。リーグ戦でボロボロに失点しながらもナビスコの失点が少ないのは偶然ではない。

が、点を取る可能性がまったく感じられなかったのだ。特に駒野と陽介、という個人で崩すプレーをする2人がいないのは厳しすぎる。ウェズレイと寿人のコンビネーションもない、ということで、ここまで広島の得点力を支えていたメンバーがほとんど抜けているわけだから。


結果は1-0。内容的にも、ほとんどの時間帯でゲームをコントロールすることが出来た。


守備のやり方は、予想通り。ボランチの位置は桑田が下がってポジションをとり、そこから横に展開された場合には3MFの誰かとウィングバックがプレッシャーを欠け、楔が入ったときにはセンターバックと残っているMFで挟み込んでディフェンスする。ここでボールを奪ってからウェズレイに楔を入れて速攻を狙う、という形。


攻撃面はどうだったかというと、予想外に「今までどおり」だった。DFラインでボールキープしたときに、不必要に戻してしまって回数が多かった(※特にカズと浩司に目立った。これは代わりに出ている選手への信頼度の問題なのか、出ている選手の問題なのかは分からない。多分後者だと思う。)のはマイナス点としても

・両サイドは高い位置を保って攻撃の基点となる。
・ポゼッションしてから長いパスでサイドチェンジしてクロス。
・クロスに対してトップ以外に複数人が飛び込み、フリーを作る

という、今年狙っていたことをしっかり出来ていた。守備面でもバランスを取りながら、攻撃面でもチームの狙いを体現していたのは、本当に素晴らしい。驚いた。得点シーンも何度も練習している通りのもの。各人がモチベーション高く望んでくれていたということだろう。

もちろん、コンセプトを理解して実践するには、それなりの能力が必要だ。「ラストパスの前のプレイ」、ここでいうサイドチェンジを行うウェズレイ、青山、戸田という名手は幸いながら離脱していなかった。

そして、最後のラストパスを送るポジション。Jリーグ屈指のサイドアタッカー、駒野友一が君臨する右サイド。代えの効かないと思われていたこのポジションには「インサイドキックの男」リ・ハンジェが立っていた。





リ・ハンジェ。彼の名をなんとなく覚えている人も多いだろう。先のワールドカップで北朝鮮代表に招集され、日本戦でも出場していた在日コリアンである。

小野前監督からも良く信頼されていた選手だが、サポーターからの信頼度はイマイチだったと思う。ダイレクトパスに固執しすぎて異常にボールロストしてしまったり。コリアン魂を絵に描いたような熱い男であるが、それが逆に災いしてか、先発チャンスに気負いすぎてから回りしてしまったり、スタミナ切れしてしまったりが目立つ男だった。

ただ、彼には大きい武器がひとつだけある。それがインサイドでのキックだ。

一昨年のガンバ戦でのゴールがいい例だろう。ペナルティエリア外で横から流れてきたボールをインサイドでコンパクトにヒットするとボールは美しい弧を描いてバーの内側に当たり、ネットに吸い込まれた。

駒野ほど、多彩なクロスボールを蹴り分けはしない。中に切れ込んでの左足も、寄せてきた相手を引きちぎるようなスピードも持っていない。ただ、インサイドキックの精度だけは本物だ。この日もドリブルから、ダイレクトから、速度は無くても美しい放物線を描くクロスボールを何度も何度も鹿島ゴール前に送り込み、決定的なチャンスを演出していた。


この精度は、怪我で戦列を離れようが、出番がなかろうが、腐ることもなく、ひたすらサイドキックのトレーニングを繰り返してきた賜物なんだと思う。才能レベルで言えば、ハンジェは高萩あたりに遠く及ばないだろう。限界値もある程度見えている。だがそのひたむきな姿勢を崩さないからこそ、彼には出番が与え続けられるのだ。大分のシュンも先輩の姿を忘れないでいてほしいものである。


1週間後の鹿島戦。今度は相手も対策を立ててくるだろう。さんざんにやられた右サイドには駒野と同じように二人つけてくるか、違う選手を起用してくるかもしれない。あるいは、攻め上がりを自重して突破の無いハンジェを封じ込めようとしてくるかもしれない。だが、服部のクロス精度がイマイチ精彩を欠いている今、ハンジェの右足に掛かる比重も大きくなっている。次戦、ハンジェのインサイドが火を噴くかどうか。見ものである。

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posted by Lee |16:26 | サンフレッチェ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年07月09日

【U-20】 最高の結果ですな。

朝方、子供と遊びつつライブ観戦。先発はこうでした。


   マイク 平繁

梅崎        藤田

   香川  森重


大田        内田

   柳川  福元 

     武田



引き分けでもOK、ということでセンターラインはあまりいじってこないんじゃないかと思っていましたが、思い切ったことをしてきました。特に失点を防ぎたいが故に青山、福元、槙野のブロックは少なくとも動かさないんじゃないかと思っていましたが・・・

もう、代わりの人がいないポジション以外は全て入れてきた感じ。本当は疲労の色が濃い内田あたりも変えたかったんでしょうが、変わりがいない。福元はキャプテン、梅崎→青木で平繁と入れ替えると守備力が・・・と、いうことで、かなり意図のはっきりした先発メンバーとなりました。

試合内容はとりあえずおいておいて、残した結果は最高のものでした。


・控えメンバーに出場機会を与えモチベーションをUP
・主力メンバーに休養を与え疲労を軽減
・引き分けでグループリーグ首位で突破


という3つの全てを満たしたわけですから、吉田監督は本当にいい仕事をしましたね。


先日のツーロンでボロクソにやられたメンバーとは思えない・・・というか、以前のエントリーで指摘したように、このあたりが「日本人的メンタリティ」ってやつなんでしょうね。追い込まれたり大ショックを受けないと締まらない、というか。Jで大量失点くらったあとの次の試合であっさり完封したりする、アレです。

逆に言うと、そういうきっかけさえあれば、しっかりしたサッカーを見せられる選手たちがいる、ということです。マスコミ受けするようなスター選手がいるわけでもなくても、選手の平均値は上がってきている。それがいいことなのかどうかは置いておくとしても、ガラリとメンバーを変えてもナイジェリア相手にこれだけやれるわけですからね。


これで初戦はアルゼンチンではなくチェコ。人もボールも動かしてくるアルゼンチンは、標榜するスタイルが似ている日本にとって最もやりにくい相手ということが言えるでしょう。これはホントに大きいです。次の試合が楽しみになってきました。




オマケでちょっとした個人評を。

森重は青山と違った個性を見せていて良かったですね。アンカー的にバイタルエリアのスペースを消すことからスタートしていた青山とは違い、森重は積極的に相手を潰しに行って何度も成功していました。後半押し込まれるようになるとさすがに埋没していましたが・・・。相手なりにあわせていくなら、このダブルボランチもアリです。

香川のシュートは超ファインゴールだったのに残念!!ただ、彼もスルスルっと持ち上がっていく、得意のドリブル突破をそこかしこに見せてました。陽介もうかうかしてられんぞ。

ツートップは、いいチーム状態に乗り切れなかった感じ。マイクは、まああんなもんだと思ってますが、平繁はぜんぜん駄目。重い芝に苦しんだのか、ドリブルのときにボールを足元に入れすぎてしまったり、イージーなミスでボールを失ってしまったり。そんなことまで俊介の真似をせんでもいい。もう怪我人でもないかぎりチャンスはないだろうね。広島でがんばるべし。




広島といえば、情報を完全遮断して録画放送を見たナビスコでは驚きの結果が!!
待て次号。

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posted by Lee |12:06 | 日本代表 | コメント(2) | トラックバック(1)
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