2008年06月26日

【VS徳島】 蘇る悪夢

禁断の、森崎和幸ストッパー起用。


全てのサンフサポのトラウマをえぐる采配が再び。僕はこれがJ1降格の主要因だったとは思わないですが、一因だったのは間違いないところです。


まあ、この件に関する怒りに関しては各所でサンフに関わるほぼ全員が表明済みということで僕は割愛。そういうブチキレを省いてみてみると、昨日の試合も違う面も見えてくる気がします。


■ボランチ・カズ不在のパスワーク


さて。


ダブルボランチは、浩司とアオでした。これはシーズン開始の時と同様ですよね。カズ不在の時には、正直ロングボールが多すぎて、ボランチが前にボールを運べていないという現象がありました。クサビがFWに入らず、ポゼッション出来ないという試合が何試合も続いていました。


しかし、カズが復帰してから事態は好転します。中盤でカズがボールを落ち着かせ、バランスを取るようになったのは前回の徳島戦。ここからサンフレッチェのサッカーはひたすら安定しています。相手が前から来ようが後ろで引こうが、同じようにポゼッションし、勝ち点を積み重ねています。


カズの存在の大きさを認識したと共に


「カズがいなくなったら、どうなるんだ、このチーム・・・」


と思ったものです。


で、昨日の試合です。カズはストッパーに下がりました。ボールを持つ回数が減ったわけではないですが、やはり中盤でボールを触るときとはちょっと違う。



結果。



ポゼッションの力は変らなかったと思います。(※守備面は別)



これは寿人が居ない「0トップ」の時もそうでした。どうなるのか、と思いましたが、結局やっているサッカーはほとんど変らず。確かに寿人の飛び出しという個性がなかったのは確かですが、それでもボールを動かして、流動的に動きつつ長いボールを使いながら相手を揺さぶる、というやっているサッカーは変らない。


まずかったのは守備面です。失点面はカズのマークミスで、あれはストッパーで使われているからとかではなく、その前の守備の段階が良くなかった。久々に組んだアオと浩司は手探り状態で試合を進めていた感じで、どのように2列目の選手やクサビを受けに下がってくる選手を潰すのかというところが曖昧な状態だったと思います。

後半はメンバー交代の影響もあり、守備面は安定しましたが、ダブルボランチのバランスもやっていくうちにつかめてきたのかなとも思います。まあ、この形も練習で1度だけですからね・・・。



ちょっと話がズレましたが、結局カズがボランチに居なくても、ポゼッション自体は取れていたということです。これは特定の選手に頼っているのではなく、チームとしてコンセプトが実現できてきていると言うこと。こういう点は、前向きに捕らえることが出来ると思います。



■豊富な中盤を生かせるか。


陽介は大分コンディションを戻してました。特に昨日は初めから「走りきってやる」という気持ちが見えていましたね。完全復活も間直でしょう。

そうなると、やはり中盤のメンバー構成をどうするのかということは課題になってくると思われます。そうすると、真っ先に候補に上がるのは4バックへのシステム変更です。


ミシャの頭の中には完全に4バックが無いわけではないでしょう。実際福岡戦でもやっていました。しかし、機能していたとは言い難い。パスはつなげるが、流動性が落ち、危険な攻撃が仕掛けられない、という印象。



今のサンフレッチェは3-6-1というシステムですが、あえて4列表記にするならば、3-2-4-1だと言うことが出来ると思います。とにかくアウトサイドのポジションが、ほとんどウィングと言える位置まで張り出しており、頻繁にDFラインの裏を狙っています。

J2のチームはほとんど4バックのチームが多いですが、これがDFラインのギャップを生み出す要因の一つにもなっていると思われます。昨日の寿人のゴールなどは典型です。ハンジェがアウトサイドの高い位置に張り出しているため、サイドバックが外に引っ張られ、そこに出来たスペースを寿人が利用したと言う形。


さらに、アウトサイドがボールを保持したときに、ストッパーが頻繁にオーバーラップを仕掛けるというのが今のサンフの形。アウトサイドが孤立してしまいがちと言う、3バックが抱える問題点をこれで解消し、サイドで数的優位を作ってしまいます。


福岡戦は、それがなかったので、後半4バックにした時流動性が落ちてしまっていたということが言えるのではないかと個人的には思っています。なので、守備面はまだしも、攻撃面で今は3バックシステムに分が上がると言うのが感想です。


とは言え、そういう中で、信頼できる選手たちを出そうとするとヒズミがある選手起用になってしまうわけで中々難しい。連戦で厳しいですが4バックの練習にもトライして行ってほしいんですけれどもね。




■ではどうするか。


・4バック


    寿人

 浩司 高萩 陽介

  カズ アオ

服部 スト 結城 槙野



これが無難。ただ、左サイドの守備は不安です。昨日の試合でもスピードある選手に服部はあっさりと千切られてましたんで。森脇が戻ってきたら左に使うもよし、右に使うもよし。ただし、前述の要因で、流動性が落ちる可能性もあります。今までのような分厚い攻めがこれで見せられるようなら何も問題なし。



・3バック
 

     寿人
  
   高萩 陽介

服部 浩司 アオ 槙野
  
  スト カズ 結城



まあ、せめてこうでしょうね。どうせ使うならリベロで。





さて、次はどうしてくるんでしょうね。


J2のライバルチームが勝手に足踏みしてくれているところ。まさかあえてチームに困難を与えようとしているわけでもないでしょうが・・・。


明らかに2トップの山形にカズストッパーで望むなら、マジでブチキレですな。

posted by Lee |16:27 | サンフレッチェ | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年06月16日

【J2】サンフレッチェに立ち込める暗雲

さて。福岡戦のロスタイム被弾にて勝ち点をロストしたものの、1試合消化が少ない状態で2位とは勝ち点5差。首位をキープしている我らがサンフレッチェではありますが、色々と困ったことが起こっています。



●寿人代表選出


我らがキャプテンに目をつけていたのはマジだったんですね・・・。日刊の報道は勇み足だったとしても、岡ちゃんとしては呼ぶ気満々だったようで。


「スーパーサブが欲しかった」

「時間が無い中、戦術に慣れてもらうために無理にお願いした」


・・・ふーん、じゃあ今までの合宿で呼んどけば良かったのにね。




と毒を吐くのは置いとくとして、寿人には、とりあえず改めて「おめでとう」と言いたいですね。昔と比べると、寿人も得点を取る以外のところでのチームへの貢献が本当に大きくなってきています。本人の言うとおり、胸を張って代表に行ってきてほしいですね。




ただし。当然喜んでばかりは居られません。


代表スケジュールというのはJ2には考慮されておりません。前回はオリンピック関連で痛い目にあいましたが、今回はフル代表で酷い目に遭うという可能性は十分。

セレッソはいい例ですね。香川をこの期間代表に持っていかれていたセレッソは一気に失速。サンフに勝ち点1差から一気に7差にまで広げられています。


寿人が「ダメ」の烙印を押されるならアレですが、総でなかった場合には、9月から11月の最終予選に召集される可能性は大。また、それまでの代表強化試合にも引っ張られることは間違いが無い。数試合どころではない欠場がありえるかもしれません。


そして今のワントップツーシャドーが上手く機能しているのは、寿人と浩司、そして心境著しい洋次郎の関係が上手くいっているからという部分が大きく、ここに誰かが入ったとしても、すんなり機能するかどうかと言うのは非常に怪しい、という点も。


ユキッチを切って新しいFWを取れ、というような意見もたまに見かけますが、強烈な個を持つFWの選手を獲得したとしても、今のチーム全体で戦うサッカーは出来ないでしょう。


水戸戦の先発は70%ぐらいの確率で久保だと思われます。完全に寿人の代わりとなると、求められるのは一発のスーパーゴールではなくコンスタントな活躍です。ここで彼がどこまでやれるのか、ということが試金石になってきます。



●疲れが見える先発陣


福岡戦ではロスタイムにゴールを奪われて負けました。


まあ、シュート自体は本当に見事なものだったので、しょうがない部分はあります。


湘南戦も終盤に2ゴールを奪われましたが、80分を過ぎてから、ちょっと全体のパフォーマンスが落ちてきているのが最近の試合の印象です。


特に心配なのが、二人。



一人目は、実はカズです。


カズはキャンプ中、グロインペインを抱えていたたため、ほぼリハビリで過ごしています。つまりベースの体力づくりをしっかりしてきているわけではありません。奮闘はしていますが徐々に存在感が落ちてきているのを感じますし、連戦で、そろそろ疲れが来てもおかしくはありません。

浩司もパフォーマンスを落としてきてはいますが、彼の場合はまだ代わりを勤める選手が居なくは無い。陽介が調子を上げてくれば問題ありません。一誠が戻ってこればそっちを使えばいいわけですし。

ただ、現状カズの変りは居ません。休ませたくても下げられないのが現状です。ストヤノフよりも寿人よりも心配しているのがカズの状態です。



二人目はもちろんハンジェ。


ついに福岡戦では45分で交代。森脇が怪我で居ない以上、サテライトでも右WBは新人のFWの清水がやっているぐらいですから、正直厳しい。

ハンジェがダメで、森脇が長引いたとすると福岡戦のような4バックが基本になるかもしれません。そうすると、WBが高い位置に張り出して、前の3枚を含めて5人が交互に裏を伺うような、広島の怖い攻撃の一つが消えてしまうという可能性もあります。少なくとも、福岡戦を見る限りは4バックにしたほうが攻撃は停滞していたように感じました。これから準備をしていけば問題ないのかもしれませんが、正直、不安がよぎります。


夏場にかけては、運動量を要求されるサッカーでは疲労もどんどん蓄積されていくでしょう。カズと両アウトサイドの疲労を上手く軽減することをしないと、本気でヤバイことになるかもしれません。









と、不安を書き連ねましたが、正直、今年のJ2には助けられています。


実力的に下位のチームも勇気を持って戦っているし、現状「反則気味」のブラジル人FWも居ない。アジエルぐらいですかね。故に広島以外のチームはお互いに勝ち点を食い合っている、という現状。広島としては、特別ぶっちぎりの成績でなくても、ある程度安定した首位に居られるわけですから。


ようするに、これまでが恵まれてきた、ということです。昇格への道は長く、険しい。寿人の招集もその道のりの一里塚と思って、乗り越えていくしかないってことです。久保、頼むぜよ。




では甲府戦と福岡戦のポイントをいくつか。(手抜き・・・?)



・甲府は異常に走ってた。でも、そりゃバテルでしょ。寿人の点なんて、人数も多いのにあんな抜け方してくるわけだから。さすがにあれだと選手が持たないと思う。


・っていうか陽介はもっと走れるだろ!!キモチを見せろ。


・ハンジェがパスミスばっかり・・・と思ったら、さすがのミシャもてこ入れをしてきた。


・でも浩司が悪いのは放置。


・福岡戦はなによりもミシャの、寝巻きのオッサンみたいなファッションが凄すぎた。


・そして槙野の上がりも凄すぎた。


・っていうか雨の日はもっと繋ぐようにイリアンに要求しなさいよ、カズくん。


・結城の不器用な突進にも萌えた。ていうかあれで抜けてくるんだから、マンマークって怖いよね。


・とりあえず、久保と柳楽が頭突きしあわなくてほっとしました。






さて。水戸戦は久保が長い時間見れるかもしれませんよ。久保ファンの方は要チェック。

posted by Lee |22:56 | サンフレッチェ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年05月22日

【J2】1クール終わって

さて。サンフですが・・・。

正直、コメントすることもないんですよね。鳥栖戦、横浜FC戦と似たような試合展開で・・・。


強いて違いを見出すならば、鳥栖戦は相手の頑張りによってあの時間帯まで得点が入らなかったという感じでしたが、横浜FC戦は完全に自分たちが外しすぎているというところに問題がありました。特に寿人と洋次郎がもうちょい枠内に飛ばしてれば全然楽な試合だったでしょう。


なお、両試合ともスカパーの解説陣は「鳥栖(横浜)が上手く守っている」という言い方をしていましたが、あまりそうは思いませんでした。さすがにもうちょっと前でボールを奪わないと厳しいですし、守って凌ぐだけなら他のチームでも出来るでしょう。鳥栖はたしかに個々の選手がかなり集中力を持って守っていたとは思いますが、それでも60分過ぎぐらいからMFがDFラインに吸収され始めて、徐々にボールホルダにアタックできないようになっていましたし、横浜は後半開始から既に疲れが見えていました。


また、リードを奪った後鳥栖戦ではバタバタしてしまいましたが、そこは修正しようという意図が全体で見えましたね。良いことだと思います。


ボールを繋ぎまくって点が入りきらないという展開でイライラする方も多数いらっしゃったと思われますが、ああいう展開になるのは仕方がないです。サイドを切り崩せる選手が居ると違うんですが、残念ながらそういう選手は居ません。駒野の穴はホントにデカイ。


ともかく、J2は1クールが終了しましたので、雑感をまとめてみたいと思います。



■J2のレベルは上がったか?


前回降格時の2003年と比べると、リーグ全体のレベルは「下がっている」と思われます。J1、J2共にチーム数が増えているので当然といえば当然なのですが。

なにしろ、前回の昇格ライバルと言えば、今J1でも上位につける、川崎、新潟。そのほかにもバレーがいる大宮、松田監督率いる福岡、強力なブラジル人を要した札幌など、実力的にはそん色ないチームが複数存在していましたが、1クール対戦してみた感じとしては、少なくともこれらのチームよりも明らかに「強かった」というチームは無かったと思われます。

しかし、逆にあの頃のよりも、他のチームが攻撃的なサッカーを目指しているな、という印象はあります。以前ほど自陣に引いて、FW目掛けて蹴ってくるようなチームは少なくなっていたと感じます。コンディションが厳しくなる夏場以降に同じようなサッカーが出来るのかはわかりませんが、特にJFLから上がってきたようなチームでさえ、攻撃的な守備からボールを動かして点を狙って来る、という感じ。


やはり、今のところサンフレッチェがチーム力的には、頭2つぐらい抜けている、ということが言えると思われます。



■各チームの感想


以下は対戦時に感じた各チームについてのショートコメントです。あくまで対戦したときだけのものではあるのでご容赦を。


・C大阪

前回対戦時は粉砕したが、どちらかというとボールを支配される展開でカウンターで点を取った。このチームは守備に問題があるように思う。人を捕まえる意識が低い印象。攻撃面ではドリブラーを多く抱えており、前回はコチラが引いているので怖さは無かったが、今のサッカーで対戦した場合にはカウンター一発でやられる可能性はかなりある。対戦するという面では怖いチーム。


・仙台

今シーズンは守備の堅さで持っている模様。実際、サンフを完封したのは仙台のみ。攻撃陣でこれと行った怖い選手はいなかったのだがワンチャンスでやられた。ただし、ああいうやられ方は毎回やられるわけではない。そういう意味ではセレッソの方が怖い。


・湘南

前回対戦時は雨。割り切ったサッカーで勝利。ボールを動かしてよく走り、変化をつけられるアジエルで勝負、という感じ?主導権を握れる展開であれば、そう怖くは無いと思う。


・鳥栖


一言で言うと真面目なチーム。守備の集中力もある。大崩れはしないだろうが、破壊力にも欠ける。順位的にはこれぐらいで推移しそう。真面目なチームだけに、こじ開けるのは大変。


・横浜FC


アンデルソン。


・山形


サンフとやったときは確かシュート2本。すいませんが、印象にない。リチェーリ、豊田と揃えばカウンターに鋭さが増すので、対戦するときはちょっと怖い。


・岐阜


プレッシングチーム。前回は後半かなり押し込まれた。ただし、今の状態でやったら圧倒できると思われる。


・甲府


この順位なのか・・・。対戦したときには、去年とほとんど変らないサッカーだったので意外すぎる。やはりフィニッシャーがいないというのが難点なのかもしれない。しっかり守る形の広島とは違うので、そこが差と言えるのかも。次回対戦でどれだけこのプレスを交わせるかは楽しみ。


・草津


もう忘れた。スイマセン。アンパン松下のミドルは泣けました。


・徳島


さっくり3点入ったので、楽に進められた試合。ただ、今後守備的に凝られたらそう簡単に行くかは分からない。自分たちのサッカーのレベルを上げようとして、普通にサッカーをして来たら楽に戦える。


・愛媛


徳島と同じ。


・熊本


前から来るチーム。泰が暴れてる。相変わらずシュートは上手いねえ。ただし、ここも今のサッカーが出来れば怖くない。カウンターで怖い選手もいない。


・福岡


リティ・・・


・水戸


退場者は一人まででよろしく。





■今後の課題


シーズン開始当初は、かなり前からプレスをかけてくるチームが多く、サンフがボールキープ出来ないという展開がかなり目立ちました。そうなっていた原因は色々述べてきたので割愛しますが、ともかく、カズの復帰後は、しっかりとポゼッション出来ているが故に、主導権を握った戦いが出来るようになっています。


では、カズ復帰前とカズ復帰後のスタッツの違いを簡単に見てみましょう。

        復帰前     復帰後

得点   : 2.14             1.71 
失点   : 0.86             0.43
シュート数: 12.29            14.00 
被シュート: 10.14            7.43


復帰前には水戸戦のようなイレギュラーな試合も含まれてはいるのですが、ご容赦下さい。



注目すべきは被シュート数の減少ですね。ボールポゼッションを高めた成果が一番出ているポイントだと思われます。これぐらい相手のシュート数を抑えてしまえば、そうそう負けることはないでしょう。

問題は、シュート数は増えているのに得点が減っていること。復帰前は、相手がボールを持つケースが結構あったので、背後にスペースがあり、カウンターで攻めることがかなり出来、その分前半のうちに点を取ることが出来たからだと思うのですが、ここ数試合は相手がかなり引いているので、どうしてもボールは持てるが点が入らない、という形になってしまっています。


ボールを保持している状態で、どうやってこじ開けるか、ということが課題になってきます。当たり前すぎますが。




■どこを補強すべきか?


ダバツがサンフを離れましたので、もう1人、外国人選手を獲得することが可能になっています。単純に考えれば、DFを1人補強するのがスジ、というところでしょうが、森脇がストッパーとしてやれる目処が立って来ている今、そこに外国人選手を使うべきなのかどうかはなにか微妙な気がするのですよね。


それよりも補強が必要と思われるのはアウトサイドです。短い時間でもいいので、左右のアウトサイドをこなせるドリブラーが欲しい。手詰まりの展開になった時に、どうしても今のハンジェと服部では突破力が無さ過ぎる。CKも取れないのでセットプレーの期待も落ちてしまいます。


ただ、そこに外国人選手を使うべきかどうか、というのも微妙。レギュラーを取れる選手がいきなり入ってくるとは考えづらいですし、今のサンフのサッカーの中にマッチするかは正直疑問。


というわけで、ここには日本人選手を補強して欲しい。そして外国人選手を取るとしたら、FW。クロスに抜群に強いFWが欲しい。ユキッチはどうもそういうタイプではないので。できれば寿人が離脱したときにはワントップを張れるFW。



候補は・・・


チアゴと西山貴永だな。


うーむ、見知った顔しか思い浮かばん。

posted by Lee |19:02 | サンフレッチェ | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年05月12日

【J2第12節 VS福岡】 デジャヴなアビスパ。

サンフレッチェ監督、ミハイロ・ペトロヴィッチは掛け値なしの「気のいいオッサン」であります。


今回のリティを気遣うような J's GOALのコメントを見て


「なんじゃコイツは余裕カマしやがって」


と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、サンフレッチェ監督、ミハイロ・ペトロヴィッチは掛け値なしの「気のいいオッサン」であります。


先シーズンの横浜FC戦後も、直前に解任された高木琢也を気遣うようなコメントを出していましたし、いつぞやのスカパーの試合後インタビューでも、解説の川勝さんに向かって


「先シーズンは中村北斗選手などの離脱で苦しい時期を過ごされたと思いますが、素晴らしいチームを作る監督さんですから、また現場に戻ってくるでしょう。お待ちしてますよ」


的な返答をして川勝さんを苦笑させておりました。なので、あのコメントは完全に素で出しているコメントなのであります。


選手たちを心酔させているのは、こういう実直さなのかもしれないですが、まあ、勝負師としてはもう少し腹芸をするようなタイプであってほしいんですけどね・・・。というか、他人様の心配をしている場合じゃない、と思ったりもするわけで。




さて。本題の福岡戦です。



なにか携帯サイトやJ's GOALのレビューだと、あまりに自分の印象とかけ離れたものが書かれすぎていてちょっとびっくりしたんですが、まあ、以下は僕なりの分析ということで割り切ってお読み下さい。


福岡戦は事前情報として、3バックで来ることが伝わっていました。通常、オーソドックスな3バック同士(つまり3-5-2)だと、お互いのマッチアップがかみ合いすぎて、こう着状態で試合展開が進んでしまうということままあります。

ところがこの試合は、お互いに守備のマーキングに問題を抱えたまま試合が進んでいったため、比較的オープンな展開で進んで行きました。その原因について詳しく考察してみたいと思います。



●かみ合わない守備


・広島の場合


前半、携帯サイトでは「中盤に下りてくる大久保へのマーキングに戸惑った」とありました。たしかに原因の一つであるとは思うのですが、大久保に基点を作られて困っていたかというと、ちょっと違うように思います。

一番大きい問題は、相手の3バックと3ボランチに対するマーキングであり、その結果として左サイドで基点を作られてしまっていたことなのではないかと考えています。


今まで4バックの相手に対して、2センターからの展開を寿人が見て、高い位置でサイドバックがボールを持ったときにはツーシャドーがアプローチし、相手のボランチに対してはアオとカズが交互にプレッシャーを掛けて行くような形が最近の守り方でした。

ところが今回の3バックに対しては、ツーシャドーの二人が相手のストッパーに対して行くのか、それとも3ボランチに対してアプローチするのかということが曖昧なままで、高い位置からプレッシャーが掛からず、比較的簡単にボールを前に運ばれてしまっていました。

さらに3ボランチのうち、前半の早いうちは城後が左サイド(福岡の右サイド)に張り出していたので、城後・中村北斗のところで基点を作られてしまい、危険なゾーンまで侵入されてしまっていたという形です。最終的にクロスを入れられているのは久永のサイドだったりしますが、その原因は逆サイドのマークのズレが生んでいるものだと思われます。

コレに関して、はじめは狙いかと思ったのですが、城後がその後プレーゾーンをどんどんインサイドにしていったのでそうではなかったようです。ここを使ってシンプルにクロスを入れる攻撃をされたらもっと前半にピンチが多かったのではないかと。


後半に入ってからは中村北斗がボランチに入り、田中が右サイドとなりましたが構図はあまり変りません。結局試合を通じて決定的な形を作られたのはほとんど右サイドからのアタックでした。



・福岡の場合


福岡の守り方は、5バック+3ボランチ。なんかデジャヴがあるなとおもったら、ここ数年のサンフの守り方に非常に近い。

サンフサポの方々にはお馴染みのことと思われますが、この形の場合は3人のボランチの選手の運動量がキーになります。彼らが前後左右に相当走らないと前でプレスが掛からず、サイドでプレッシャーをかけることも出来ず、クサビに対して挟み込むような守備も難しい。福岡の中盤の3人は運動量が少なく、守備面で利いていたとは言い難いものでした。

また、ワントップの寿人に対してのマーキングにも苦慮していました。これも携帯サイトの情報ですが「寿人は基本的にセンターの山形が見て、左右のストッパーがシャドーの飛び出しを警戒する」というものだったらしいですが、僕が見ている限りそこまで山形が寿人にがっちり付いていたようには思えませんでした。全体にマークが曖昧だった印象です。

結果、前半は5バック+3ボランチがが自陣深くに引く形がほとんどで、人数は足りているのに人を捕まえられないという困った現象が継続していました。



●勝負のポイントは後半開始から20分まで


以上は試合のトータルの印象ですが、後半開始から20分までの間はまた別のゲームをしていると言えます。後がない福岡は、後半後ろを3枚に任せて、前がかりにプレスに来ます。本来ここをパスワークでいなしてこそ「広島の狙い」通りのサッカーになるわけですが、サンフはこの福岡のペースチェンジについていけず、中途半端なパスをカットされてのハーフカウンターを浴び続けます。

福岡が特別なことをして試合を支配されているわけではなく、完全に自分たちで罠にはまっている状態です。「後半相手は前から来る」などということは誰が見ても明らかなはず。ハーフタイムを挟んでは違う試合になるのは明らかなんですから、こんなことではこまります。

先制してからハイプレスに嵌ってリズムを失い、逆転を食らった甲府戦を忘れてしまったんでしょうか?


しかしこの危険な時間帯も、結局福岡のミスに助けられて事なきを得ます。特に右サイドからのクロスに精度が無かったのが幸いしました。駒野でなくとも、ハンジェが向こうに居たら結構危なかったんじゃないでしょうか。



●末期的なアビスパ


先ほどシステムに関してデジャヴポイントを上げましたが、他にもメチャクチャデジャヴなことがありました。1失点目のことです。

自陣からパスを受け、センターライン付近で前を向いたカズ。人数は揃っている福岡。なんでもないシーンです。

ところが福岡のDF陣は立っているだけ。空いているど真ん中の花道をドリブルで進むカズ。あわてる福岡の選手たち。皆がボールを見てしまい、3人目の動きでエリア内に進入してきた浩司を捕まえられずに、与えてはいけない先制点を奪われてしまいました。



思い出したのは小野監督が解任される2試合前のフロンターレ戦です。人数が揃っているにも関わらず、さして複雑なことをされていも居ないのに、中村憲剛にドリブルで突き進まれてあっさりと点を失ってしまったシーン。あまりにも無残な失点シーンに、しばらく身動きを取ることすらできなかったことを覚えています。



ああいうのが出ているということは、チームとしては末期症状です。戦術とかそういう問題ではなく、選手が自信を失っており試合に集中仕切れていないということ。リティがどうとか、そういうことでない。

やるべきことをはっきりさせて選手の気持ちをリセットさせるということが最優先課題でしょう。もし昇格を狙うというのであれば、監督を解任するしか、状況を打破できることは無いと思うのですが・・・。あの松田さんが率いてた頃のコンパクトサッカーはいったいどこへ行ってしまったんでしょうかね?



とか、こっちも他人様の心配をしている場合じゃありません。
ここ数試合では一番パフォーマンスが悪かった試合ですしね・・・。


余計な心配をするということでは、僕もミシャのことをあんまり言えた義理でもない、ということでしょうか。



それではその他のポイントを。


・DFの控えが居ないことに批判が高まっているようですが、そんなに騒ぐことでもないように思う。絶対に勝ちが必要な展開だったらGKだって控えから外したってかまわない。そもそもダバツや戸田が外れていてもそれは外野からはうかがい知れないことなのだから、好きにすればいい。FWの控えが居ないより100倍マシである。


・とはいえ、交代策は相変わらず疑問。ストヤノフの負傷の部分はアレとしても、3点目を取った時点で次を考えて欲しい。そこで寿人⇒久保。その後の展開を見て、ハイボールに苦しむようであればユキッチを居れ、そうでないなら平繁・・・という感じにすべきではないのだろうか。終盤3-0なんて、とりあえず控えにガス抜きさせるチャンスなのに。


・アホなプレーも多いが、森脇というのは大事なマインドを持っていると思う。


・一誠の中途半端っぷりがタマラン。


・左足クロスを上げたハンジェ。一歩前進か。精度が悪いけど。


・アホなプレーも多いが、森脇というのは大事なマインドを持っていると思う。伸びていって欲しい。


・昨日、マイクが10年後DFにコンバートされる夢を見た。



勝負弱さにかけては某FW以上ですね、彼は・・・。

posted by Lee |18:11 | サンフレッチェ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月08日

【VS仙台】内容最高、結果最悪

圧倒的にボールを支配しながらゴールを割れなかったという「これがサッカーだ」という典型的な試合でした。


が、「負けに不思議の負け無し」というのもまた事実。いくつか勝負を分けたポイントがあると思われます。



●アウトサイドの裏


連戦の疲労について色々言われていましたが、試合を見る限り、そこまでコンディションの違いは感じませんでした。むしろ中盤の出足に関してはサンフのほうが良かったですし、セカンドボールも支配していましたね。


ただ、明確に疲れが来ていたポジションがありました。


それは服部とハンジェの両サイドです。


MFやFW陣はこの連戦の中、交代枠を上手く使ってやりくりしていたのでそこまで疲労は来ていなかったと思うのですが、ここは替えが利きません。最も急激なアップダウンを強いられるポジションの層が薄いのはここ数年のサンフレッチェの大きな課題でもあります。


この試合、しっかりポゼッションしているときは全く問題はなかったのですが、カウンターを受ける場面になると、アウトサイドのスペースを使われるようになってしまいました。


仙台の狙いは明白で、カウンター時にはアウトサイドの裏のスペースにボールを入れて基点を作り、ストッパーを引き出して逆サイドへクロスを入れる、というパターンだったように思います。


試合自体はほぼサンフが支配していたので目立ってやられては居なかったのですが、それでも少ないチャンスの場面である程度人数が揃っていても決定機を作られてしまっていたのは、やはり両アウトサイドに疲労が来ていたことが一因として挙げられると言えるでしょう。



●裏目に出た交代策

これは結果論に近いものですが、投入した選手のパフォーマンスも含めて、交代策は上手く行きませんでした。特に勝負を分けたのは、アオ⇒陽介の交代だったと思われます。

最近見ている限り、カズが中央エリアでアンカー気味に構え、両アウトサイドのスペースはアオが幅広く動いてカバーするような約束事をしていたように思うのですが、この交代により、中盤の構成が良く分からなくなりました。(ひょっとしたら一誠が下がったのかもしれませんが・・・)結果として、アウトサイドへのフォローは足りなくなり、上記と合わせて仙台の狙いがハマってしまう原因となったと考えられます。


ただし、これはどうすればよかったかというと非常に難しい。最終的には中盤は全体的に疲労してしまっているのは間違いがないですし、そもそもこう着状態で主導権を握っているというのは一番動きにくい展開。どうするべきだったか、とは一概には言えません。




●それでも、点を取らないといけない


とはいえ、決定機も多く作り、あとは決めるだけ、というのがこの試合だったのは間違いがないところ。相手が守備に気を使っている状態で、そこをこじ開けるのは容易ではありません。

しかし、そういう展開になるのは、ポゼッションサッカーを標榜するのであれば当たり前のこと。バルサであれ、アーセナルであれ、そういう展開に必ずなります。敵陣に相手を釘付けにしてもなかなかゴールを割れない。シンプルな展開でピンチを迎える、あるいは失点してしまう。

それでも彼らはそこをこじ開けて点を取ってくるわけです。しかし、サンフにはメッシやアデバヨルが居るわけではありません。誰かの一発のスーパープレーで試合を決めてしまうような芸当は難しい。つまり、もっともっとプレーの精度を高めて、もっとチャンスを作り、もっとシュートを撃っていくしかないわけです。

前回の降格時はそういう路線をあきらめました。中盤以降は、見てても全く面白くない、手堅いサッカー。恐らく、ミシャはそういう路線にはシフトしないでしょう。サンフが昇格を決めるには、なんとしてもゴールを決めていく必要があるのです。



●やっぱり欲しい、「最終兵器」


「メッシは居ない」とは言ったものの、引かれた状態でなにかを起こせる武器を備えないとチームとしてはなんともなりません。アグレッシブなサッカーで名を轟かせた甲府がJ2落ちしたのも、単純化してしまえばバレーという「武器」を失ったからだと言えるわけです。寿人はカウンターの状態なら「スーパー」な武器でしょうが、引かれた状態ではなかなかそうなれません。


こういう状態を打破できる選手といえば、ドリブラー、そして高さがある選手ということになります。前者は平繁で問題ありません。そういう理由で、今の1トップ気味の布陣は悪くないでしょう。勝負どころで平繁を入れるというのはチームに対しても分かりやすいメッセージとなります。後者はコンディションが戻って来れば久保。そうでなければ・・・補強に頼るしかないかもしれません。




ちなみに僕なら交代はこうだったと思います。パフォーマンスが良い洋次郎は変えなかったでしょうし、前節コンディションが悪かった浩司は使わなかったと思います。


・高柳→陽介


意図としては、相変わらず勝負弱い高柳に変えて、より攻撃的なタイプを。時間帯から見て布陣は変えません。


    寿人

  高萩  陽介

服部 カズ アオ ハン

  槙野 スト 森脇




・カズ→平繁


走れるアオを残して平繁を入れます。疲労が見えていたカズを変えて勝負に出ます。



  寿人 平繁

  高萩  陽介

服部  アオ  ハン

 槙野 スト 森脇




・ハンジェ→久保


80分を切ったら久保を。ハンジェのところには森脇を入れて4バックに。


 寿人 久保 平繁

  高萩  陽介

     アオ  

服部 槙野 スト 森脇




まあ、超結果論ですけどね。


ああ、くやしい。



それではその他。


・高柳は本当に勝負弱すぎる。それじゃいくら能力があっても・・・。


・ハンジェが突破を狙うところを見たことが無い。少しは行く気を見せないと。あるいはちょっとだけずらしてクロスをいれるとか。


・木寺がかき出したヤツは微妙。っていうか、厳密にルールどおりにすると、あの手のヤツは大体入ってないんだけどね。


・洋次郎が本当に良くなっている。このまま伸びていって欲しい。


・槙野がツーロンに連れて行かれたらマジで泣ける。どうするんだろう・・・。


・陽介に鶴。しっかり直せ!

posted by Lee |16:45 | サンフレッチェ | コメント(4) | トラックバック(0)
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