2007年10月16日
勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。
会社に泊まりであります。 頭がボーっとし始めましたので、こんな時間ですが更新。コメントの返信は明日以降とさせていただきます。スミマセン。 冒頭の言葉は、かのヨハン・クライフの言葉です。色々と名言の多いクライフではありますが、彼の言葉の中で僕が一番感銘を受けるのがコレです。 サッカーに限らず、全てのプロスポーツに当てはまる言葉でもあります。プロスポーツは、ファンあってのもの。プロスポーツにおいて、勝者は一握りでしかありません。ほとんどの選手は「負け」る運命にあります。 そして、プロスポーツにおいて、敗者は「グッドルーザー」でなければならない。そうでなければファンの指示など受けることは出来ません。日本人は特にそういう傾向が強いかもしれないですね。ジーコジャパンが一般に「失敗」と目されるのも、ドイツでの代表チームがグッドルーザーとは言えないチームだったからだと思いますし、例の亀田ブラザーズにしても、初めのランダエタ戦で普通に兄貴が判定負けしていたり、弟が内藤と壮絶な打ち合いの末敗れたというようなことであれば、ここまで世間の逆風も強くは無かったでしょう。 もう一つ。「美しく勝利せよ」という言葉と共に語られるクライフが「勝つときは多少汚くても良い」と言っているのも見過ごせません。 いや、むしろクライフの言葉としてはこちらのほうが重要といえるかもしれません。ドリーム・チームのバルサを見れば、「汚く勝利していた」よりも「美しく勝利」していたことのほうが印象深い。今ほどスター選手を集められない環境でありながら、あの頃のバルサの攻撃力と言ったら・・・。 そういうクライフにして「勝利より優先すべきものは美しさではない」と言わしめる。これがまたプロスポーツの形でもあります。勝利者になるためには、勝つ必要があります。内容の良し悪しはさておき、勝たなければ上には行けません。今年の浦和レッズはまさにこの言葉を地で行くような試合をしています。そういう意味では、レッズは本当にチャンピオンにふさわしいチームだと思っております。 広島のサポの方はご存知でしょうが、戸田和幸の公式サイトでは、先の磐田戦を見て以下のような発言がありました。
僕はスカパーで見てたんで、ブーイングの件はよく知らないんですけど、けっこうなブーイングだったんですか? けっこうだったよ。寿人がかなり言われてエキサイトして、俺が押さえたってくらいだし。 それは何かで読んだな。「戸田が止めに入った」っていうのは。 俺からしてみると、「あの試合であいつに何をブーイングするんだ?」っていうのがあるわけ。でも、試合単体で考えたらひょっとしたらあるかもしれない。負けてるんだから。攻めてるのに点も取れないで。だから試合単体ではあるかもしれない。 そうだね。 でも、今、俺らが戦ってるのは単体の試合ではないし、ましてや難しい状況にいて残りは6試合。次は大宮。じゃあ、最近の試合はどうだったのか?みんなある程度情報は入ってるんだろうし、試合も見てるだろうし。まぁ、甲府に負けて鹿島にも負けて、でも、見た人はこの磐田戦に少しは変化も感じているだろうし、実際に良くなってきてる部分がピッチの中には出てきてるし。残念ながら負けたけど。で、次はいよいよ大事な試合になっちゃったわけじゃんね?
全てを引用すると長くなりすぎて、抜粋すると誤解を招きそう。ちょっと中途半端な引用になりますが、続きを知りたい方は戸田サイトのほうをご覧ください。しかし、勝てない中、オープンな場所でこういう発言をするとは・・・さすがに戸田和幸。いい根性しています。 このコメントについて、某掲示板でもかなり激しい非難がありました。非難があるのも無理は無い。戸田は「1試合単体で見たならブーイングはアリだけど、そうじゃないだろ」というようなことを言っていますが、それは全く逆でしょう。1試合ならばこの試合にブーイングが出ることは無かったと思います。 僕は先の磐田戦に関しては戸田と同じ感想を持っています。戸田と話し合った効果があったのか、ウェズレイは自己中心的なプレーを封印していましたし、ストヤノフの起用も上手く行っていた。DF面でも大きい破綻は無かったし、「いい試合」だったと思います。老舗の某HPでは「下田が止めてなければ3-0だった」というような非難が書かれていましたが、それじゃ川口が好セーブ連発してなかったらどうなのよ?ということも言えるわけで。 それはサポーターも分かっていたはずです。しかし、今は何よりも勝ち点を取らなければならない時。幸いにして下位チームが全て負けてくれたおかげで大事にはなっていませんが、尻に火が付いた状態は変わりません。 とはいえ、僕はまだ悲観はしていません。幸いにして、この試合の広島は、「美しく負けている」という状態だったわけです。この敗北に意味を見出せない人も居るかもしれませんが、戸田の言うとおり、無残な敗北だったわけではない。 降格時の神戸戦。絶対に勝たなければならない試合で敗北を恐れて同点でも手を打たなかった木村監督。 「負けて降格を確定させたくは無かった」 というコメントを聞いたときの脱力感。ああいう状態ではないことも確かです。このチームにはまだ力が残されている。そういうことが確認できる敗戦だった、と前向きに捕らえています。 しかし、前に述べたとおり、今は勝ち点が必要なときです。グッドルーザーなだけでは何も生みません。次の大宮戦は本気の決戦です。ここで勝てないようでは、本気で降格争いにどっぷり使ってしまうでしょう。 ブーイングを受けた寿人にも、戸田にも、クライフのこの言葉を思い返してもらいたい。 勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。 美しく負けることは、出来るようになったかもしれない。であれば、必要なものはおのずと分かるはず。 もちろん、前者の言葉を実行することです。大宮戦は、汚くても良いから勝て!!
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posted by Lee |03:14 |
サンフレッチェ |
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Re:勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。
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クライフの言葉が広島に使われるんは…w
まず横浜FCと失点が近いってwww
これワロタw
posted by EE | 2007-10-16 06:11
Re:勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。
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美しく負けるって本当ですよね。僕は、ワールドカップで日本がブラジルに負けた試合が脳裏を過ぎりました。力の差を見せつけられショックを超えた、持ってる力を出し尽くした選手の落胆の顔を忘れられません。
亀田の弟も、まだ18歳ですから、反省して出直して欲しいです。反則しても勝ちたいという気持ちは分かりますけど、子どもも見てますしね、伝統あるスポーツでもあると思うので。
最近は、どこか、自分が実際にプレーしているわけないのだからと冷めた気持ちでスポーツを見てましたけど、改めてスポーツって良いなぁて思えました。ありがとうござます!
posted by のり | 2007-10-16 08:31
Re:勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。
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磐田戦、スタジアムで見ました。
リーグ前半戦ならブーイングは無く、かつ今後に期待の持てる試合内容だったと思います。
言われるとおり、今は「多少汚くても勝つ」ことが流れを変えるのだろうと思います。だから大宮戦は何が何でも勝ってほしいです。
スポーツって理屈じゃないとこ結構ありますからね。
もし4月の甲府、新潟に・・・。
posted by TT | 2007-10-16 11:03
勝利と美学と
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「美学」の象徴のようなクライフがこのようなセリフを口にしていたとは・・・。改めて自分の勉強不足を痛感します。そして、クライフを少し見直した次第です。
「そらそうやで。勝ってなんぼの世界やろ?」というのが絶対にスポーツの世界にはあるからねぇ~。
「美しさ」と「勝利」という、スポーツ(=フットボール)を誕生させてから人類が永遠に抱えている命題をどのように捉えるかで、その人のサッカー観が垣間見れるのも過言ではないでしょうな。
話は逸れますが、その昔、ボールを支配しまくりながら、典型的な「カウンターアタック」にやられ、「ケッ!あんなダサいサッカーして面白いか?」と毒づいてたとき、当時の監督から「ええか。強いチームが勝つんやない。勝ったチームが強いんや。お前らは弱い!」と叱責されたことをまた思い出しました。
その時の私の精神構造こそが「汚い敗者(ノット・グッドルーザー)」だったのかもしれません。
posted by 読裏クラブ | 2007-10-16 15:52
Re:勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。
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いけません!強力サポーターにしてこの雰囲気。
戸田も寿人もいけません。これでは大宮にも負けそう。
私が行くジェフ戦は最悪になりそうな、嫌な予感。
もっと緻密な対策をしてくださいな。
具体的には分からんけど、雰囲気がぬるい!
posted by 異端サポーター | 2007-10-16 19:06
Re:勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。
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>EEさん
笑えねえ~!!!!!
ただ、本文中にも触れましたが、このクライフの言葉って広島にも使える言葉ですよ。広島だけじゃありませんが。
>のりさん
そのスポーツに対して詳しいとか詳しくないとか、経験があるとか、ないとかは関係なく、美しく戦ったかということは感覚的に分かるもんだと僕は思っています。
スタジアムに行っていてそれを感じられないときは、ホントに悲しくなりますけどね。
>TTさん
悪い内容で勝ち、良い内容で負ける。そういうことはよくあるもんです。もうここまで来たら自分たちの力を信じて戦うしかない。頑張ってくれとしか言えません。
>読裏クラブさん
読裏クラブさん、オランダ人みたいですね(笑)。オランダはキレイなサッカーをしながら負ける、というのがどの大会を見ても印象には残りますよね。美しいサッカーをして勝つ、ということは本当に難しいことですが、そういうことにチャレンジする権利は誰にもある、というようなことはオシムが言っていました。日本代表は果たしてどういうチームになるんでしょうかね。
>異端サポーターさん
強力サポーターって、ひょっとして僕のことですか?そんな人間じゃないつもりですが・・・。
この期に及んで目の色を変えていない選手も居る、という戸田の談ですが、寿人はそんなこと無いと僕は思ってます。
でもね、選手がブーイング食らって「ちくしょう」と思ってくれるならそれでいいと思うんですよね。甘んじて受け入れるよりも、そういうほうが日本人には効いてくるのかもしれませんよ。
posted by Lee | 2007-10-17 00:11
Re:勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。
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経験から言ってというか広島もありますがJ2はもう止めましょう。まず勝つ。そこに主眼を置くべきです。美しく・・はトップチームだからこそ言えると思います。
はっきりいってまずJ1に残ることが先決、であれば堅守速攻でいいと思います。7人で守り3人で攻める・・そういう手もありだと思います。ウェズレイ、佐藤寿人がいるんだからできると思います。
来年のことはシーズンが終わったら考えればいいんですから。
posted by Tk | 2007-10-17 23:15
Re:勝つときは多少汚くても良いが、負けるときは美しく。
コメント投稿者ID :
どうでしょうか?ポゼッションを放棄するのであれば、跳ね返すことが出来る体制を整える必要があります。今はボールを持っている間は攻められはしませんので。1年間やってきたことの変更は簡単では内容に思いますし、今この期間でカウンターベースにチーム作りをガラリと変えてしまうことのほうがギャンブルに感じます。望月さんがやっていたのは苦肉の作でしたが、あれはかなりラッキーだったという印象があります。
ただ、今は遅いと思うだけで、その前の中断期間にこういうことをやるというのであれば、まあそれはアリだったかもしれませんし。
posted by Lee | 2007-10-19 14:57
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