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Jリーグのサッカーに特徴は無いのか?

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アルメニアさんの日本代表についての考察を読んだ。その前の「オシムジャパンとは!(1)~(4)」を見ると全体的な理解が深まる内容だと思う。

1点、意見が違うかな、と思うことがある。それは「オシムのサッカー」と「ガンバのサッカー」が違う、という点。ここは僕はあまり大きな違いは無い、と思っている。確かに「ジェフのサッカー」と「ガンバのサッカー」は違うと思う。ジェフのサッカーはマンマーク志向が強いディフェンスからボールを奪っての切り替えの早さが特徴。対してガンバは圧倒的なポゼッションの力をベースにした遅攻が特徴的なサッカー。アルメニアさんが指摘している通り、ことJリーグ優勝チームは(相対的に見れば)ポゼッションするタイプのチームが多く、速攻スタイルのチームが優勝していることはあまり見られない。

ただ、オシムがジェフとでやっていたことをそのまま代表ではやっていない。また、相手次第でフォーメーションを変えてくることもあるが、それも試合次第で使い分けてきていると思う。(これは今年に入ってからの試合で顕著に見えていると感じる。)なのでオシムサッカーがガンバのサッカーと違うので日本人には合わないかもしれない、というのは違うのではないかと思うのだ。


だいぶ前置きが長くなったが、このエントリーでいいたいのはオシムサッカーについての話ではない。


アルメニアさんは「Jリーグ的な特徴、というものがはっきりして来たとき、日本サッカー強豪と渡り合えるんじゃないか」ということを書かれている。これはそうだと思う。強豪国と比べれば、「日本のサッカー(つまりストロングポイント)」がはっきりしているわけではない。野球は「日本=スモールベースボール」という認識が一般的だし、一部のチームを除けばあらゆるカテゴリーの野球チームはだいたいそういう野球を志向している。

一方サッカーは、一時は「組織力で世界に対抗する」というようなコンセンサスがなんとなく出来上がっていたように思うが、それもジーコ路線により再び混沌とした状態に陥ってしまった。オシムの「日本を日本化する」というキーワードが心に刺さったのは、皆の感じている漫然とした不安に対しての方向性を示してくれるものだからだと推測している。



ただ、一つ引っかかったのはアルメニアさんのこの一言だ。


個人的にはJには特徴がないと思うんですよね。


そうかもしれない。Jリーグ的な特徴と聞かれても、セリエのように「ディフェンス」だとか、プレミア的な「アグレッシブ」というようなキーワードで「ポン」とは答えられない。


ただ、どうだろうか?Jリーグにやってきた外国人選手たちは(特にブラジルはそうだが)口々に「Jリーグのサッカーのスピードに戸惑った」だとか「ようやくJリーグのテンポに慣れてきた」というような言葉を口にする。

そして日本のチームと対戦する相手は、カテゴリーがどこであっても大体は「日本は組織化されてコレクティブなチームだ」というようなことを言う。


これらは褒めるところが無くて言っているのかもしれない。あるいは「日本人」というものの先入観から適当なキーワードを選んでいるだけかもしれない。


ただ、彼ら「外国人」から見て、以外に「日本のサッカー」「Jリーグのサッカー」というものに、なにかしら「違い」は見ているんじゃないだろうか?僕らは日本人だから、あるいは日本にいるからそれに気付いていなかったりするんじゃないだろうか?


今をときめくリリー・フランキーが昔「ぴあ」に「日本の皆さんサヨウナラ」というコラムを書いていた。これは映画についてのコラムだが、洋画については一切書いていない。全てが秀作・駄作入り混じった邦画だけのコラムだった。



うろ覚えだが、彼がこのコラム集の前文として以下のような例を出していたように思う。




A子は、都会的で美しく、そしてたまにしか話さない女。対してB子はいつもそばにいるが家庭的で地味な女。男はA子のことを憧れの目で見て、A子について常に褒め称える。それをB子はふくれっつらで聞いている。

だが、男がA子に惚れている点は、細かいところまでA子のことを知らないが故の勘違いで、B子は本当はいい女だがその魅力には近いところに居すぎるが故に気付いていない。



リリー・フランキーに言わせれば、前者が洋画で後者が邦画。邦画が駄目に見えてしまうのは、細かいところまで分かりすぎるが故で、洋画がかっこよく思えるのは、逆に心底理解していないからだ、ということらしい。



日本人の僕らには見えていないものが、ひょっとしたらJリーグにはあるのかもしれない。そして、オシムにはそれが見えているのかもしれない。ただ、オシムが見ているそれは僕らが洋画を見て抱いてしまうような「勘違い」を含んだものなのかもしれないが。


皆さんは、どう思われますか?



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雑談
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この記事へのコメントコメント一覧

Re:Jリーグのサッカーに特徴は無いのか?

コメント遅くなりました。本業で手間取りまして・・・


>negroさん

ちょこまかサッカー・・・(笑)なんか分かります。特にユースが強いチームほどそういう傾向にあるかもしれませんね。

結構マリノスも監督によってやっているサッカーが違いますよね。ポゼッションしたり、ダイレクトサッカーだったり・・・。今はプレッシングですね。しかし強いセンターバックがいるのは変わらない。ここはクラブの伝統といえるのかもしれませんね。


>蹴球さん

クラブの特性という意味では、確かに監督に応じて変わるケースがJリーグでは多いですね。外国人監督が結構多いのも理由の一つかもしれません。ただ、「負けても良いけど、うちのサッカー」と言えるようになるにはまだまだ時間が掛かりそうな気がします。Jリーグではまだクラブの格付けが済んでいないですし、実際そこまでの力の差はありません。だからこそ万年中位でもサポは駄目出しするんだと思いますし、繋ぐサッカーが好まれながらもそこまで浸透していないのは結果を出さなければならないからだと思っています。


>このさいさん


いやー、オシムには生涯現役で居て欲しいですね。その手のやつはダバディさんにでも任せましょう。会長ダバディはいやだけど。


>芸者さん


それは時間が解決する問題だと思います。理由は蹴球さんのところに書いたものと同じです。

Re:Jリーグのサッカーに特徴は無いのか?

クラブではなくあくまで会社、
そしてパスコースを探しボール回しをしてる最中の
バックパスにため息や罵声を浴びせ、
ちょっと成績が悪いと社長や監督を呼び
面前で拡声器を持たせ謝らせる。
こんなんじゃ特徴も何もできるもんじゃない、
と思う。

Re:Jリーグのサッカーに特徴は無いのか?

会長の選挙制を提案します。GMも
公約を掲げてもらおう!
「走るサッカー」byオシム

Re:Jリーグのサッカーに特徴は無いのか?

まだまだJリーグは歴史が浅いのでそう見えるかもしれませんが、少しづつチームカラーなるものが出てきていると思います。チーム結成以来スタイルを変えない鹿島とか、西野監督の下に作り上げたガンバのサッカーとか。

 でも、もしかするとまだまだ監督が変わることで大きく変化する可能性があります。

 チームの個性は監督、選手、フロント、サポーターが「これが○○のサッカー」と共通認識を持ったときに個性や文化になると思います。

 ミランのサポーターからみればユーべのサッカーはひどく退屈に見えるでしょうが、ユーべからみるとミランのサッカーには安心感が無いと映るかもしれません。でもお互いのチームにはそれぞれ満足している。それが延々と続いていて、ユーべはロビーは要らないけれど、ミランはほしくてたまらない。
 でもそれぞれのサッカーは強いし、視点を変えれば美しくもある。

 勝った負けただけでなく、「らしいサッカーができた」と聞ける時代。そこまで早くJも昇華してほしい。

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