スポーツとしての競馬

ストーリーから読み解く2017年シルクロードステークス(GⅢ)

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■ 少頭数と展開

 過去にストレイトガールやロードカナアロアを輩出した同レース。メンバーは近年では珍しく13頭と比較的少なめなので、各陣営とも思い通りの位置取りでレースを進められそうである。

 そうなると、ペース配分が俄然、このレースのカギになりそうだ。

 前走で鮮やかな逃げ切り勝ちをしたネロは、ここでも逃げないわけにはいかないだろう。同馬がすんなり先手を奪えたとして、どういうラップを刻むか。変に抑えすぎては、後続につつかれて消耗したり、直線で決め手自慢に屈する可能性が高まる。前走は重馬場だったこともあるが、前半3Fより後半の3Fが2秒遅かった。それでも逃げ切ったのは、馬場適正の要因が大きそうだが、同馬の前半から飛ばして粘りこむという展開への適正もあるだろう。ただ、浜中騎手は以前、ネロでの逃げ切りに失敗したことがあり、一抹の不安を覚える。

 そんなネロを絶好の位置でマークしそうなのがソルヴェイグだ。枠順こそ5番だが、内側に先行力のある馬が見当たらない以上、デムーロ騎手は2番手の内を取りに行くだろう。ネロがペースを落とすようならつつけばよいし、ハイペースならそのまま直線まで内でじっとしていればよい。実績、鞍上ともに盤石の体勢を整えている。

 この2番手がどこまで集団を形成するだろう。内を取ったネロに外から他陣営が厚めにマークする展開もあり得るが、少頭数なのでさほど脅威とはならなそうだ。ダンスディレクターとセイウンコウセイくらいだろうか。フランボヌールはその後ろから決め手に賭けた乗り方をしそうである。

■ 実績と適正のせめぎ合い

 上位人気馬の中では、ダンスディレクターとセイウンコウセイのコース適性は注目に値する。ダンスディレクターは昨年の同レース覇者でもある。近走は1400m戦での惜敗が続いているが、適正、実績ともに十分だ。セイウンコウセイは京都芝1200mで準オープン、オープンと連勝を重ね、勢いはあるが、相手強化のここではどうか。

 実績上位組では、ネロが前走の再現をすれば無敵状態だが、そう簡単に行くとも思えない。一番人気となりそうなここでは、他陣営からのマークに耐えられるか疑問だ。ソルヴェイグ、フランボヌールの方が安定したレース振りを見せそうである。

 彼らはいずれも前目でレースを進めるだろうが、少頭数ということもあり、過度なハイペースとはなりにくいのではないか。そうすると、伏兵の一発というのも期待しづらく、上位人気サイドでの決着と見るのが無難そうである。



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