赤の血潮と、青の魂

2017グランパス選手評 背番号3 櫛引 一紀

このエントリーをはてなブックマークに追加

背番号3 CB 櫛引 一紀 24歳

出場34試合(2761分)1得点2アシスト パス数1537本 スルーパス数15本 クロス数14本 タックル数76回 インターセプト数5本 自陣空中戦115回(勝率63.5%)

2016年12/23に札幌から期限付き移籍が発表されグランパスに加入した櫛引一紀。 世代別代表経験がありながら、昇格した札幌では出場機会を失っていました。 闘莉王、竹内、オーマンが退団になり手薄になったCBのポジションを埋めることが期待されました。

開幕戦からポジションを掴み、本職がSBの内田とボランチの宮原で形成する3バックの中央でプレーすることになりました。 グランパスのユニフォームに袖を通した初の公式戦で鮮烈なアシストを記録。 一定水準のスピードと、機動力を活かしたカバーリングで守備を統率。 新井が1人CBとして語られますが、櫛引こそ元祖1CBで過重労働を強いられていたことは忘れられません。

印象に残ったのが5節松本戦。 相手エース高崎に入るフィードを尽く跳ね返し、松本の攻撃に基準点を作らせない働きで勝利に貢献してくれました。 序盤戦は相手エースを櫛引が潰す役割をこなし、高さが無い内田、宮原の分も空中戦で体を張り、危ないスペースをスイーパーとして埋めるなど獅子奮迅の働きを披露。 守備の要として活躍してくれました。 しかし、いずれパンクしないか不安になるほど負担が高い状態でした。

6月に入り名古屋が梅雨入りするとジメジメした湿度にやられたのか、序盤からの疲労がピークに達したのかパフォーマンスが低下します。 19節福岡戦ではスタメンを外れます。 シャルレスの負傷で途中出場しますが、崩壊する守備を立て直せず自身も中途半端なポジショニングで失点を防ぐことが出来ませんでした。

この試合の後から監督の信頼を失ったのか左SBで出場したり、ベンチを温めたりと不遇の日々を過ごします。 北海道出身だから名古屋の独特な夏の暑さにやられたのではとサポーターに噂されてもいました。 序盤戦の勢いは陰を潜め、チームのリズムに乗り遅れ、プレーの端々に迷いが感じられるような細かなミスが散見。 新加入の新井、イムにポジションを奪われ、本職でない和泉やワシントンがCBとして起用されてしまうくらいチーム内の序列を下げてしまいました。

新井の離脱、イムはフィジカルが万全でなく3バック対策をされたチームは順位を下げていきます。 9月に入り暑さもピークを過ぎる頃、チームは4バックにシステムを変更します。 ワシントンの相棒をイムと争うことになりましたが、CBの本職として経験に勝る櫛引がポジションを取り戻します。 34節からプレーオフ決勝までCBとしてチームの勝利に貢献。 昇格する瞬間をピッチで迎えることになりました。

前半の好パフォーマンス、中盤戦でポジションを失い、後半戦に盛り返す波の大きいシーズンでした。 2017年12/19にグランパスへの完全移籍が発表。 来シーズンは1年間を通して高いレベルでのプレーを維持し続けることが課題となりました。 技術、コンディショニングなど突き詰めるべき課題がありますが、好調時のプレーはJ1でも充分通用するレベルにあります。 しかしグランパスが上位を目指すには壁を二枚ほど突き破る必要もあります。 日本代表クラスに達するためにより成長するためのシーズンにしてほしいと思います。 動の櫛引、静の新井とペアを組んで、グランパスの守備を支える存在になることを期待します。

櫛引を評するなら某マンガ風にいえば北海の氷壁ですかね。 「ウェーデルン走法」からのドリブルで前線まで持ち攻め上がり、「テイクオフシュート」でゴールを決めるなんてシーンなんてのも見てみたいものです。

2ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
グランパス
タグ:

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

【天皇杯 Final】 vs横浜Fマリノス【Power & The Glory~セレッソ大阪応援ブログ】

【美砂ロッコの侍青の風】セレッソ大阪の天皇杯初制覇はしたものの不完全燃焼だった清武と柿谷【サムライブルーの風】

2017:天皇杯:決勝:中立:セレッソ大阪vs横浜F・マリノス「運動量が勝負の決め手となる」【蹴鞠談議2】

2017グランパス選手評 背番号2 新井 一耀【赤の血潮と、青の魂】

2017グランパス選手評 背番号1 楢崎 正剛【赤の血潮と、青の魂】

『グランパス』宮原の価値と宮地移籍について。【赤の血潮と、青の魂】

J2名古屋のJ1復帰について 【J OKAYAMA】【J OKAYAMA ~岡山サッカーの桃源郷へ(スポナビ版)】

『グランパス』エースのジョー誕生か?【赤の血潮と、青の魂】

ブロガープロフィール

profile-iconhototogisu

  • 昨日のページビュー:3231
  • 累計のページビュー:3645137

(01月16日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 戦力外発表を見て怒り爆発!!!落合博満にGMの資格なし
  2. 呂比須の「なぜグランパスが勝てないのかがわかった。サッカーを知らない人がフロントにいる」発言から16年、変わらぬ体質。
  3. 落合博満がGM失格の理由。日ハム日本一で証明されたこと。
  4. グランパス、監督休養の茶番劇
  5. グランパスと言う名の病③
  6. 『グランパス』J1復帰への3か条。J2からやり直す正しい方法。
  7. 森脇良太の侮辱発言の本質と、小笠原満男のキャプテンシー。原因は認識のズレ。
  8. 『グランパス』子会社化でトヨタの現場介入が悪化!?強化責任者不在での監督探し
  9. ザスパ"草津"群馬のSOS 君に届け
  10. 吉川尚輝(中京学院大)を2位指名できるか?  シュミレーション。

月別アーカイブ

2018
01
2017
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2018年01月16日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss