赤の血潮と、青の魂

森脇良太の侮辱発言の本質と、小笠原満男のキャプテンシー。原因は認識のズレ。

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5/4の浦和VS鹿島で起きた森脇良太のレオ・シルバに「くせえんだよ」から始まった侮辱発言問題。 その後の森脇の謝罪会見も腑に落ちないこともあり、いろいろと考えさせられました。

差別ではなく挑発 サッカーのフィールドでは感情的になった選手間で汚い言葉が飛び交うことはままあります。 2006 FIFAワールドカップ決勝で、フランス代表のジネディーヌ・ジダンがイタリア代表のマルコ・マテラッツィの挑発で激高して頭突きをして退場に追い込まれた事件がありました。 ピッチの上で感情的になった選手をカッとさせ手を出させて退場に追い込む挑発行為。 退場に追い込めなくても、相手の集中力を切れさせたら大成功。 ピッチの中では、こんな駆け引きが横行しているのが現実です。

森脇の「くせえんだよ」はレオ・シルバを挑発する意図があったかもしれません。 あの場面で激高したレオ・シルバが森脇に手を出していれば、最悪一発退場。 感情を制御できずにプレーのクオリティーが落ちればもうけもの。 そんな計算があったのではないでしょうか。

単純に森脇は感情的に高ぶると、暴言が出てしますタイプの選手なだけかもしれませんが…

海外の事例ですが、レスターで岡崎の同僚、イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが差別発言をして問題となっています。

レスター市内のカジノで日本人の客に「○ャップ」などと罵倒。 「○ャップという言葉が差別用語と知らなかった」と謝罪しましたが、社会問題に発展しました。

「ほとんどの罪は時間とともに消え去る。でも、2015年7月に起きたことは消す方法はない。差別主義者という言葉は、自分の名前において永遠の汚点になっている。これは犯罪記録よりも酷い事なんだ」 「自分の事を許さない人もいるだろう。自分の犯した最悪の過ちを許し、自分がそこから学んだ事を認めてくれる人もいるけれど……子供が父親の名前をユーチューブで検索した時に、『ジェイミー・ヴァーディ 差別主義者』と表示される。グーグルでも同じだ。恐ろしいことだ」 http://www.football-zone.net/archives/41733 FOOTBALL-ZONEの記事より

もちろん森脇の発言と同列に語るべきではないですし、ヴァーディは差別主義者ではないです。 しかし、発言を受けた相手がどう感じるかで社会は判断します。 意図が無ければ許されるのか?となります。

バルセロナに所属するウルグアイ代表のルイス・スアレスも差別発言が問題になりました。 黒人を意味するスペイン語をフランス人のエブラに投げかけて問題となりました。 スペイン語圏内では、悪気なく使う言葉ですが、英語圏で使えば差別用語となる。 文化と認識の違いではありますが、8試合の出場停止と罰金4万ポンドの処分が下されました。

森脇には差別の意図はなかったと思います。 ピッチの上ではこれくらいの言葉は許される。 そんな甘えがあった。 しかし、異国でプレーする外国籍の選手が、現地の言葉で罵倒され、どんな感情を抱くでしょうか。 仮に、森脇が海外移籍したとして、地元のプレーヤーに現地の言葉で侮辱的な発言をされたら、どんな風に思うか。 そういった感覚の欠如が、問題の根底にあるように感じます。

キャプテンとしての行動 もう一方の当事者である小笠原。 彼の行動は森脇の”口撃(挑発)”からチームメイトを守るためだったと思います。

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