2010年03月29日

スペイン・ユース4部 第24節

■オスピタレットC vs エウロパC

今節はオスピタレットと同じ規模のクラブ、エウロパのユースCとの対戦。
順位も1ポイント差でエウロパがこちらの真後ろにつけており戦力面でも拮抗した戦いが予想されました。システムも互いに4-2-3-1と同じ。

偵察を行っていた段階でエウロパが終盤までペースが落ちないチームであることが分かっていたので、終盤に控え選手を投入する通常の方法を変更し、前半を耐えて後半にペースを上げるプランで先発メンバーを選び試合に臨みます。(スペインではベンチ要員も殆どの試合で全員出場させます)


序盤から拮抗した試合が展開されましたが両チーム共に相手の最終ラインは突破できません。

相手の最終ラインへのプレスは諦め守備ブロックを敷く戦法で臨みましたが、前半25分過ぎからサイドで押し込まれるようになり2度の決定機を許します。しかしこのピンチはキーパーがファインセーブを見せ切り抜けます。

押し込まれてきたため前線の3枚のフォワードへのパスが上手く回らず、応急処置として4-4-2にシステムを変更します。

この変更には守備に割ける選手を増やす意図と、ボール奪取から素早く相手のセンターバックの裏を突き敵の最終ラインを後退させる目的がありました。

この変更後、エウロパの守備陣がこちらのカウンターのボール処理に手間取り、戦線は徐々に敵陣に移ります。

前半40分、右のサイド攻撃から放ったクロスをエウロパ守備陣が前方にクリアしましたが、ボールの落下点にいたこちらの中盤の選手がエリア外からダイレクトでシュート!


このシュートは守備陣に当たりますが、再びエリア外に弾かれたボールを別の選手が拾いゴール隅にミドルシュート!


ゴール!  


オスピタレットが先制点をあげます。


オスピタレットC 1-0 エウロパC


ここで前半終了。

ハーフタイムには、前半を1-0で折り返すも内容では負けていた点を確認し、数選手に後半のノルマを課し、システムは当初の予定通り4-3-3に変更、温存していた数選手を投入します。


後半は立ち上がりから敵陣でのプレーに終始し試合の主導権を握ることに成功しました。


後半10分、前半に先制点を決めた中盤の選手がイエローカードをもらいます。この選手は気性が激しく警告をもらうと立て続けに2枚目のカードを受け退場になる傾向があるので、試合開始前に個人的に話をしてカードをもらった段階で交代させることを告げていました。

前半は不出来だったためハーフタイムに下げた選手をこの警告を受けた選手に替え再投入します。


後半15分、この選手がエリア前方でのパス交換でフリーになったところでゴール左隅に狙いを定めたミドルシュートを放ちます。 


ゴール!


追加点が決まります。


オスピタレットC 2-0 エウロパC


その後、接触プレーが増えたため、疲労が溜まっている選手や警告を受けた選手を入れ替え試合の拮抗を維持します。


終盤、エウロパが前方に3~4選手をカウンター要員として張らせこちらの布陣の後退を誘いますが、前方でのボールキープを優先し戦線を維持させます。

エウロパはカウンターからの攻撃で2~3回の得点機を作り出しましたが、オスピタレットはその攻撃を凌ぎ試合はロスタイムへ。


ロスタイム2分、オスピタレットのコーナーキックの場面でエウロパのキーパーが変化球を取り損ないボールはゴールへ。

オスピタレットC 3-0 エウロパC


この直後、試合終了のホイッスルが鳴り難しい試合に勝利することが出来ました。

来週はイースターの連休でリーグ戦がお休みとなります。


■順位表
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2010年03月22日

スペイン・ユース4部 第23節

今節は私のスペインでの最初のクラブ、オルタのユースAが対戦相手。 

オルタでは3年前にシーズン中に内部昇格でインファンティルB(12才)から4部への降格危機にあったカデテA(15才)の監督になりそこで残留を成功させました。それが評価されて翌シーズンに同じリーグにいたオスピタレットに移籍した経緯があります。

昨季、オスピタレットで指揮を採ったカデテB(14才)でもオルタのチームとは対戦しましたが、今回はカデテAを率いた時の数選手がユース2年生となって同チームに在籍しており再会も兼ねた対戦となりました。 

オルタのユースAは一時は2部に在籍していたこともありますがここ数シーズンは立て続けに降格を続け現在も4部で降格圏にいます。しかしこの試合では負傷で戦線を離れていた当時の主力2選手が戻って来ておりチーム状況も上向き模様。油断できない状況でした。 


■オルタA vs オスピタレットC 


試合は開始直後から五分の戦いを見せますが、オルタのフォワードの裏への抜け出しにこちらの本職ではない右サイドバックがついていけない場面があり修正の必要が感じられました。 

しかしその1分後、前半10分にその危ない形から右サイドを破られカデテA当時のエースに先制点を決められます。 

オルタA 1-0 オスピタレットC 


4-4-2システムのオルタに対してこちらは中盤が逆三角形の4-3-3。 
多くの局面で相手の2トップの中盤への戻りが攻撃の起点となっており、1選手しか配置していないこちらの中盤の底を集中的に突かれていました。 
ラインの裏を突いてくる相手フォワードのスピードも考慮し守備ラインはそのままに攻撃的MFを後方に下げ中盤を逆三角形から三角形に修正します。 

前半30分、相手陣内で長くプレー出来始めると、右サイドでフリーキックのチャンスを得ます。 

このフリーキックをオスピタレットのフォワードがゴール正面で頭で合わせ同点ゴールを決めます。 

オルタA 1-1 オスピタレットC 


前半42分、コーナーキックのチャンスでエリア前方で待機していた選手が相手のクリアボールをミドルシュートで蹴り込み逆転ゴール。 

オルタA 1-2 オスピタレットC 


ここで前半終了。 
ハーフタイムにはいくつかの修正を行い後半に。 


後半開始直後、最初のプレーでウイングが左サイドを破りセンタリング。これをセンターフォワードが頭で合わせ追加点。 

オルタA 1-3 オスピタレットC 


ここからオスピの猛攻が始まり、後半15分、3点目と同じ形からグラウンダーのクロスをフォワードがゴール正面で合わせ4点目。 

オルタA 1-4 オスピタレットC 


しかしオルタの2トップが強力であることに変わりはなくこの後、カウンターから2度、決定的なチャンスを作られます。これはキーパーが1対1で守りきりことなきを得ます。 

後半35分、オルタはフリーキックからのトリックプレーでゴールを決めます。 

オルタA 2-4 オスピタレットC 


ゴールを許しましたがオスピタレットは残り10分を無難に守りきり試合終了。 
貴重な勝点3を得ました。 


順位表(オスピの試合結果が誤表記になっています) 
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2010年03月22日

スペイン少年サッカー カテゴリーの分け方

スペインでは日本の高校サッカー&野球のように地方大会から勝ち抜いて全国大会に出場するような大きなトーナメントはありません。
高校世代のスポーツが全国中継される事もほとんどなくこの点でも高校世代のスポーツの位置付けが日本とは違います。

サッカーの場合、スペインではメインになるのがリーグ戦でこれは「州」単位で行われます。スペインでの「州」は日本の「県」にあたります。

スペインの州


日本では社会が4月から翌年の3月までの年度区切りですが、欧州では9月に始まり翌年の6~7月に終了、8月はバカンスとなります。

サッカーもこの社会のシーズンに連動していてリーグ戦の開始は9月からとなります。


リーグ戦では16才未満の選手達のカテゴリーを2才ずつ、ユースは16~18才で区切っています。そしてそのカテゴリーはピラミッド状に4~5層に分けられ9月から6月近くまで毎週末リーグ戦が繰り広げられるのです。

年齢別の分け方



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2010年03月18日

スペイン少年サッカー 練習日数、時間、スペース

スペインでサッカーをしている少年はクラブでのみ練習をしていると前回書きましたが、1週間を通しての練習を見ても日本とだいぶ違いがあり、特に練習時間の点において日本よりも遥かに少ないのが特徴です。

以下、いくつかの相違点をまとめてみます。


1.練習日数

スペインでは普通のクラブは練習を週に3回します。
小学生のチームではクラブ事情で2回のところもあり、逆にプロクラブの傘下などレベルが上がると中高生あたりから週4回というケースもありますがこれはごく一部です。

週に3回の練習をして、週末にリーグ戦の1試合。試合当日の練習はしませんし、週末の空いた一方の日に試合を組むこともありません。(プレシーズンは例外)


2.練習時間

クラブスポーツということもありますが、スペイン人は「朝錬」というものをしませんし知りません。

また1日の練習時間も1時間半より多くなることは普通のチームではありません。(プロの下部組織やプロチームでは拘束時間は長くなりますがそれはミーティングや筋トレなどで、実質、ボールを使った練習は1時間半の中に収められます)

一方で一部の大人のチームや上位リーグにいる高校生は午前中や午後早い時間帯に練習を行うケースもありますが、この場合は選手側が仕事や学業を調整して練習に参加できるようにしています。

1日に2回練習を行う2部錬などは1部のプロチームが行っていますがスペインでは一般的ではなく、イングランドやドイツを見習って2部錬を導入しようという動きがあるものの、国民性でしょうか、スペイン全体では現在は1部錬が主流です


3.練習スペース

スペインでは校庭を備えた学校が殆どない反面、クラブとサッカー場がセットになっているのでサッカーの練習はそこで行います。(その多くは市町村の管理下にあります)

しかし練習スペースが自由に確保できるかというと、実際には違います。

レベルに関係なく殆どのクラブが8~18才まで、そして大人のチームを抱えているので上記のように週に3日間、1回1時間半の練習でも毎回1つのチームがハーフコートを確保できない場合もあります。

このケースでは週3日の内、1日はフルコートの3分の1、4分の1で練習を行うこともあります。

練習は年少のチームが18時から始め、その後、中学生、高校生、大人のチームとなるのが一般的で早い時間帯では3-4チームがコートを共有し、最後の時間帯に当たったチームはハーフコートやフルコートを使える反面、練習を終えるのが22時半、23時となるのが普通です。


4. オスピタレットのケース

オスピタレットの場合は幸い、人工芝の7人制のコートが併設されているのでこのスペースも活用されており他のクラブに比べて恵まれた環境となっています。

私のチーム(16歳)は21時開始22時半終了で、月曜日は4分の1コートかハーフコート、残りの2日はフルコートで練習をしていますが、これはユースAチームが練習時間を夜から夕方に変更したためで、普通の高校生のチームがフルコートを使えることはまずありません。


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2010年03月18日

スペイン少年サッカー 設備と費用

今回はスペインでのユース・ジュニアユース世代の練習環境を説明します。

スペインでも昔はストリートサッカーがあったようですが今ではすっかり見なくなり、殆どの子供はクラブチームでサッカーをしています。

日本のような部活動はなく、授業後のスポーツは学校とは別のスポーツクラブで行うのです。

サッカーの場合は街の各地区に点在するクラブが活動の場になりますが、各クラブが抱えるチームは4~5層から構成されるリーグ戦に参加しており、選手は自分のレベルに合わせて毎年、クラブを変える事もよくあります。

出場機会に恵まれないなどの理由でクラブが登録抹消手続きを了承した場合はシーズン中に他チームに移動し新しいクラブでリーグ戦に参戦することも出来ます。

1シーズン(9月~6月まで10ヶ月)の費用はクラブ毎に異なりますが、実際にはトレーニングウェアの購入代が含まれているかどうかなどの差があるだけで最終的に1シーズン500~600euro(約7~8万円)となります。

日本と違う点は全てのクラブにロッカーがあり、選手はそこで着替え練習後にはシャワーを浴びて帰宅するという点です。

また、バルセロナがあるスペインのカタルーニャ州では5年がかりの計画で州内の全てのグラウンドに最新の人工芝を張る計画を行い、2010年現在でその計画がほぼ完了しています。


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2010年03月14日

スペイン・ユース4部 第22節

チームを引き継いで5試合目となる22節。
今節は現在4位のサンボイアとの対戦。

前任者が戦った前半戦のアウェーの試合では5-1で敗戦を喫していますが、偵察に赴き実際に見てみると、なるほど、確かに強いチームでした。

シンプルに後方から前線の3トップにボールを送るスタイルですが、その攻撃が正確なので大半のチームが90分間守りきれずに失点というのが負けパターン。

しかしそれ以前に今回の試合では選手層に問題が。
修学旅行で3選手、負傷と風邪で2選手がアウト。
交代要員は2人のみという状況。

サンボイアと同等の力を持つガバには2週間前にホームで勝利しましたがこの時もスタミナ切れになる選手を交代枠を全て使い切ってカバーしギリギリの勝利でした。
そうなると交代要員2人では消耗戦は出来ないのでいくつかの戦術変更を迫られました。


第22節 オスピタレットC vs サンボイアA


試合前のアップで負傷明けのスタメンの選手が筋肉の張りを訴え交代を申し出てきたため控えの選手と交代させるトラブルがありました。


立ち上がりから予想通りこちらの守備ラインの裏にボールを蹴り込んでくるサンボイアに対しオスピタレットはラインを保ち応戦。
サイドチェンジを多用しポゼッションを確保、ボール失策による守備の回数を減らすことを念頭に試合を始めました。

しかし強敵相手ということもあり数選手の凡ミスが目立ちなかなか決定機を作り出すことが出来ません。

両チーム共に決定機がないまま迎えた前半30分。相手との競り合いで右サイドバックが負傷。同じポジションをできる選手が控えにいなかったので他ポジションの選手をコンバートします。

前半40分、サンボイアはこちらの即席右サイドバックのゾーンを破りゴール前に接近。セオリー通りペナルティーマークへのリターンパスで走り込んできた選手がシュート。

確実に決められていた場面でこのシュートは運よくキーパーの正面に飛びノーゴール。

前半はこのまま終了。

ハーフタイム、試合前に控えに回したスタメンの選手がトレーナーのマッサージで回復していたため、疲労を抱えていた中盤の選手に替え出場させます。

守備ラインの裏を突くパスにナーバスになっていたキーパーはパスの起点となっている相手守備ラインへのプレッシングを頼んできましたが、それでは残り45分間、サンボイアを相手にスタミナ切れになるためフルコートでのプレッシングは今回の試合では出来ません。

これは試合前に既に選手に伝えていた事でしたが、実際に押し込まれる場面に直面して数選手が目指すべきプレーの方向を見失っていました。

ここで両チームの力関係、試合前にも一度伝えていたフルコートでプレッシング出来ない理由、そして前半に犯した戦術面のミスを修正すれば十分対応できること、そのミスの修正方法を簡潔に伝え後半へ。


建て直しが利き後半は相手陣内でのプレー時間が多くなりフリーキックから何度かチャンスを得ますがゴールは割れません。

後半15分から選手を入れ替えてきたサンボイアは運動量で勝り反撃を開始します。

こちらの守備バランスが崩れかけていたためシステムを1度4-3-3から4-4-2に変更し状況の沈静化を図ります。

後半22分、急造右サイドバックの選手が負傷し交代することに。
ハーフタイムに一度下げた選手を再投入しこれで交代要員はゼロに。
(スペインのユース3~5部リーグでは下げた選手を再投入できます)

右サイドに別の選手を急造で充てます。当然、ポジショニングでミスが出るのでセンターバックの選手にこの右サイドバックをコントロールするように指示しベンチからも逐一ポジショニングの修正を指示します。

後半25分、気性が激しい中盤の選手が2枚目のイエローカードを受け退場に。

この退場を受けシステムを4-4-1にしましたがその後のバランスを見て4-3-2に変更。


このシステムで15分凌いだところで相手にも退場者が出て10対10の戦いに。


相手の退場者がスタンドで観戦していたオスピタレットの会長の言葉に反応したのかスタンドによじ登り乱闘になるトラブル発生。
すぐにこの選手は引き離され試合は続行。。。

この後、オスピタレットは残り時間を守りきり0-0の引分け。
得点機から見ると負けてもおかしくない試合だったので貴重な勝点1となりました。


順位表(下位4~5チームが降格) 
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2010年03月08日

スペイン・ユース4部 第21節

第21節はアウェーで14位のモンタニェーサAとの対戦。


相手は14位ながら17-18才の選手で構成されホームで強さを発揮するチーム。こちらは全員が16才でお世辞にもこのリーグで戦力が上回っているとは言えないチームなので厳しい戦いを予想して試合に臨みました。


1ヶ月前にチームを任されてから順次、施している戦術ですが、この試合では開始直後からチグハグなプレーに終始し、体格で勝る相手に押される展開に。

前半20分にこちらのゴール前で相手がサイドチェンジ。ボールを受けたフォワードにはこちらの守備陣が対応しましたがキーパーが中途半端に飛び出したため浮き球のシュートを決められ先行されます。

モンタニェーサA 1-0 オスピタレットC


前半40分、こちらのコーナーキックのチャンスで事前に偵察していた試合を参考に準備していたトリックプレーが決まり同点。 

モンタニェーサA 1-1 オスピタレットC


ハーフタイムには怒鳴っても意味がない状態だったので、

・戦術を貫徹する意志が足りない選手が多くいる
・この1ヶ月でやってきた数点の戦術事項をこなすだけで局面が開ける

ということを説明し、幾つかの話でプライドを刺激し数選手を交代。

不出来ながら同点弾をアシストしたキープレイヤーには「後半の立ち上がり10分でもっと戦術面で奮起してみろ。出来ないなら交代だ。
ただあのアシストは良かったぞ」と鼓舞し後半へ。


後半、ボールポゼッションが改善したチームは、開始1分でこのキープレイヤーが逆転弾となるミドルシュートを決めます。

モンタニェーサA 1-2 オスピタレットC


選手達が戦術面で修正を成功させた結果、ピッチを大きく使えるようになり後半は相手のチャンスは1回に押さえ試合の主導権を握ることができました。

後半20分にはサイドの崩しからのクロスをセンターフォワードがヘディングで合わせ追加点。

モンタニェーサA 1-3 オスピタレットC


当初、勝点1差だった降格圏の相手に10点差をつける勝利を得ることが出来ました。


来週は4位の強敵サン・ボイとの対戦。苦戦必死です。。。
 


順位表(下位4~5チームが降格) 
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2010年03月08日

クラブ内で4人目の監督解任

私が在籍しているオスピタレット(スペイン・バルセロナ)で先週、下部組織の監督の一人が解任されました。監督の解任はこれで今季4人目。それもこの間まで私が第2監督として関わっていたユースBの監督が解任されてしまいました。


通常はチームが降格危機に陥り解任されますが、今回は優勝争いでの躓きで会長の断が下ってしまったのが他の3人のケースと違う点。


今季は開幕2ヶ月で小学5年生のチーム(1部リーグ)の監督が解任され、続いてユースA(1部リーグ)、2月に入りユースC(4部リーグ)の3人が解任されました。
理由はいずれも降格圏に接近する順位の低迷のため。


一方でユースBは準エリートリーグの3部で前半戦で首位に立ちましたが、年末からの2ヶ月でロスタイムに追い付かれる試合が続き、また幾つかの敗戦もあり首位陥落。順位も首位まで7ポイント差の5位まで後退していました。

前半戦で好調だった数選手がユースAの建て直しのためにBから引き抜かれ、ユースBの戦力が落ちていた等の要因もあるのですが残念な結果になってしまいました。

この監督はチーム内をよく統率していたのでクラブ内からも解任を非難する声が多く出ていますが会長の決断なのでどうにもなりません。

オスピタレットとしてはユースAが1部で残留し(今季はほぼ確定)、ユースBは3部から2部リーグに上がるのが目標なのですが、他の例に漏れず現場は問題山積なので傍から見るほど簡単ではないわけです。


またトップチームは現在テルセーラ(4部)で首位に立っており、バルセロナBやエスパニョールBがいる3部への昇格を目指していますが、開幕直後はアウェーでの引分けが重なりこちらも一時監督が更迭される寸前まで状況が緊迫しました。

スペインのサッカー環境は規模こそ違えど小学生のリーグまでプロリーグの縮図のようになっています。


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2010年03月01日

スペイン・ユース4部 第20節

第20節はホームに3位のガバBを迎えました。 

私がチームを引き継いでから初めてのホームでの試合でしたが、広いホームグラウンドをこれまで生かしきれていなかったCチームに幾つかのポイントを1週間を通し徹底させ臨んだ一戦。 

序盤からサイドチェンジで相手のプレッシャーをかわしゴールに近づくオスピタレットは前半15分にカウンターから中央を破り先制ゴールを決めます。 

オスピタレットC 1-0 ガバB 


しかし前半20分に左サイドバックが負傷交代を強いられます。 

前半30分には右サイドからのクロスを許し、ファーサイドの相手フォワードが逆サイドにヘディングでゴールを決め同点。 

オスピタレットC 1-1 ガバB 


前半37分にはイーブンボールでの接触で中盤の選手が負傷。 
しかし残り8分間はそのままピッチに残し交代枠を温存します。 

※スペインのユースリーグでは各チーム3回まで交代する権利を持っており、各回の交代人数は無制限、一度ベンチに下げた選手も再投入できます。ハーフタイムの交代は3回の交代に含まれません。また相手チームの交代に便乗すことも出来ます。 


前半は1-1で終了。 


ハーフタイムでは、前半の残り8分を実質10人で耐えたことを褒め、選手を交代。一方でチームが履行していない戦術について徹底するように念を押して後半へ。 


後半10分、オスピタレットはミッドフィルダーがFKのチャンスで直接決め勝ち越します。 

オスピタレットC 2-1 ガバB 


後半25分にはカウンターから相手の左サイドを破り最後はシュートのこぼれ球をセンターフォワードが押し込み追加点。 

オスピタレットC 3-1 ガバB 


後半40分にこちらのエリア内の混戦でディフェンダーがハンドの反則を取られてPKを献上。 

これを決められて3-2となりますが残り時間を逃げ切り3-2で試合に勝つことが出来ました。 


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