2009年04月14日

U-18/ オスピタレット2-4FCバルセロナ

今回は試合からちょっと時間が経ってしまっていますが、オスピタレットのホームで行われたFCバルセロナとの試合について。


3月28日にオスピタレットのユースA(17~18才)がホームでFCバルセロナのユースAと対戦したのですが惜しくも破れてしまいました。


スペインのユース(フベニール/16~18才)は州毎に5段階のリーグで構成されており、一番上のディビジョン・デ・オノール(名誉あるリーグ)だけは州をまたぎカタルーニャ州、バレンシア州、バイアレス州を一括りに16チームで競われます。
(2部以下は各州内で行われます。)

ここで優勝したチームは各州の王者とプレーオフを戦いチャンピオンを決定します。

オスピタレットは昨季1部に昇格し今季の目標は残留でしたが、前節のエウロパ戦で勝利し早々に1部残留を決めたのでこの日のバルサ戦は選手達にとってご褒美のようなビックマッチ。

順位表はこちら
http://catalunyafutbol.forogratis.es/foro/viewtopic.php?t=12930

私はジュニアユースのBチーム(カデテB)の監督を務めながら、シーズン途中からこのユースAのコーチングスタッフとしても働いているのですが、このバルサ戦は非常に拮抗した試合で

0-1

1-1

1-2

2-2

2-3

2-4


というシーソーゲームの末に2-4で敗れてしまいました。

試合はバルサの一方的なペースで始まるかと思いきや、終始拮抗した内容で今季のオスピタレットの躍進を裏付ける展開。

激しいボディーコンタクトとファーストタッチで行われるパス交換でスペースを奪う駆け引きが90分間続きました。この試合ではオスピタレットの2選手が負傷で病院送りになったので、その選手をロッカーに運ぶ作業をしている間に決まったゴールもあり全ての得点シーンをみる事はできず。。。

バルサの各選手の技量は(当たり前ですが)スペイントップレベル。
しかしオスピタレットも技術とボディコンタクトで劣らず試合はかなり拮抗したものに。
もちろんバルサは選手のレベル、プレーの質で上回っていたわけですが
その試合の命運を分けたのは数回の審判の微妙なジャッジと数回のミス。

オスピタレットが試合の主導権を握っている時間帯にバルサのペナルティエリア内でPKに値するプレーが数度ありましたがこれは笛が吹かれず。
そしてサイドの攻防でこちらの右サイドバックが激しいファウルを受け病院送りに。
しかしバルサにはカードは出されず。

その穴埋めとして入った控え選手は試合終盤のゲーム状況に上手く入っていけずバックパスをミスし、これを奪われてバルサに4点目を献上してしまいました。

バルサはトップチームと同じ4-3-3システムを敷きウイングが大きく開くスタイルで、選手のクオリティの高さで少人数でオスピタレットのプレッシングに対抗してきました。

1つのゾーンで人数が1-2人少ない状態でも拮抗が保てるバルサが得点機を得るのは、当然ながらボールを大きく逆サイドに振った時。
ここでボールを受ける選手は相手を1-2人抜く能力を持っているので、守備側としてはボールを奪う事はできなくてもポジションを保ったまま相手のプレーを制限する選択肢しかなくなります。

オスピタレットはバルサにこの形から2点を献上してしまいましたが、一方で時間帯毎に監督がチームのプレーリズムを調整し、10分毎にリズムを最高潮まで上げ多くの得点機を作ったのはさすがでした。

バルサはこの前の週に優勝争いをしていたエスパニョールとの頂上決戦を3-2で制し、その後のオスピタレット、グラマネットとの2戦に勝利しリーグ優勝を決めています。


スペイン監督日記 2009年4月14日 

posted by hospi |18:43 | スペイン・サッカー育成 | トラックバック(0)
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