2009年01月31日
オスピタレットのU-14を受け持っている私ですが、私のチームの練習が終わる21時にちょうどU-18(ユースA / ユース1部リーグ)の練習が始まります。
私は普段からピッチを後にする前にU-18の監督と少し話をするのですが、いくつかチームのオーガナイズについて相談していたのがきっかけで
「今度、練習を手伝いに来いよ。なにか参考になることがあるはずだよ」
と声をかけてもらいさっそく木曜日にU-18の練習にアシスタントとして参加しました。
このチームは昨季2部から1部に昇格して今季はバルサやエスパニョール、マジョルカといったプロチームのユースと厳しいリーグ戦を戦っています。
選手のまとめ方や練習の仕方などはやはり普段から他の監督の方法もよく見て自分のやり方を進化させていかなければいけませんが、この日のU-18の練習でも多くの収穫がありました。
また、自分が受け持っているチームよりも年少のチームの練習もよく見るようにしています。
この日もU-18の練習に参加する前にはエウロパというバルセロナ市内のクラブのU-10の練習も見てきたのですが、練習後はこのチームを受け持つ日本人のFさんと少々サッカー談義。
練習の組み立て方やチームオーガナイズについて他の監督と意見交換をするのは私にとってなによりの至福の時間であります。
スペイン監督日記 2009/1/30
posted by hospi |01:51 |
スペイン・サッカー育成 |
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2009年01月27日
日本でチームのキャプテンというと全ての面で責任を負う選手達の代表という役割がありますが、スペインでは1チームに複数のキャプテンが存在することも少なくありません。
ピッチでのキャプテン、ロッカーでのキャプテンというように役割分担されていたり、逆に2-3人のキャプテンが役割の違いなく存在していたりいろいろです。
私のチームでは3人のキャプテンがいますがこれは選手達の投票で選ばれたキャプテンであり、試合でのキャプテンは彼らの内の1人を私が指名します。
私のチームではキャプテンにある程度はチームをまとめる役割を課してはいますが、日本のキャプテンに比べて責任は大分軽いです。スペイン人は選手も親もキャプテンになって役割をまっとうすることよりも肩書きや見栄えに拘る傾向があり、複数の選手を選ぶのは1選手だけを選ぶ事で他の選手やその父兄が感じる嫉妬等を分散させる意図もあります。
また、選手の投票で決める以外にもチーム内に存在する複数のグループ毎にキャプテンを選出する方法もあります。20人のチームの中ではチームでの所属期間や気が合う合わないで複数のグループが発生するのが常です。この方法では各グループ毎に代表者を選びそのグループを受け持たせます。
ではユースチーム以外ではどうなのかというと、FCバルセロナでもピッチのキャプテンはプジョル、ロッカーでのキャプテンはイニエスタ、チャビ、バルデスといったように複数のキャプテンが存在します。これは監督の側の必要性で行っているというよりも、選手の側でチーム内に複数のキャプテンが存在する環境を求めているために行われている慣習です。
ちなみにバルサでは毎シーズン始めにそのシーズンの複数のキャプテンが発表されニュースでも報道されます。
キャプテンが一人ではないというのは日本人にとっては変な感じですが、
「副キャプテンを置かずに複数のキャプテンがいる」
のがスペインでは普通なのです。
スペイン監督日記 2009/1/27
posted by hospi |22:19 |
スペイン・サッカー育成 |
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2009年01月20日
スペインの監督ライセンスは3段階に分かれており、それぞれユース、地域リーグ、代表&プロリーグとなっていますが、ユースの指導資格であるレベル1を取得した段階でサッカーの試合の観戦で優遇処置を取ってもらえます。
ライセンスを保持しシーズン最初にサッカー協会に1年間の監督組合費(約5000円)を払うとパスを発行してもらえ、これが各州のサッカー協会公認のフリーパスとして機能するという仕組み。
このパスで地域リーグ(4部)の試合までは確実に観戦ができ、その州内で行われる1~3部の試合に関してはクラブ側にパス保持者をフリーで通す義務は発生しませんが、バルセロナ対レアル・マドリード戦以外ではリーガ・エスパニョーラの試合もクラブの懇意で観戦させてもらえます。(チャンピオンズリーグは対象外)
プロリーグの試合も観戦できるのがこのパスの大きなポイントですが、監督業の一環として地域リーグの試合を1日に何試合も観戦する時にも多いに役立っています。(地域リーグ4-8部も入場料が取られます)
スペイン監督日記 2009/1/20
posted by hospi |17:29 |
コーチライセンス |
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2009年01月17日
指導する選手の年代やプロ・アマの違いで必要性の種類は変わってきますが、監督として常に欠かせないのが選手との対話です。
これは「選手の私生活の悩みを聞く」という種類のケアではなく、チームのミーティングで確認した事項を個別に再確認したり、現時点の各選手の課題、向上している点などを1対1で話すことで選手の意識をよりそのテーマに方向付ける助けになると私は考えます。
こういった事は当たり前の事のようですが、20人近い選手を管理してトレーニングを積んで行く日常の中で、監督の立場からすると「監督と20人の選手」という関係がメインになってしまい、各選手との1対1の接触が少なくなってしまう事がよくあるのです。
どの選手でもチームミーティングとは別に監督から直接話し掛けられれば、その会話は印象深いものとなります。
そこで私は自分がその選手だったら「現時点での監督との関係、チームでの自分の位置、気持ちの状態を本人はどう感じているだろうか?」という視点で考慮し対話の準備をします。
ここで重要になるのが、あまりにも親密な関係は築かないこと。
あくまでも「チームを率いる監督」と、「チームの構成員である選手」という線引きは明確にしながら、各選手の個性を考慮して評価と改善点、その他のテーマについて端的に話をします。
試合中の戦術に関する指示でも普段から少しでも多くそのテーマについて選手と話していると、試合中に簡単な一言やジェスチャーで意思の疎通が可能となります。監督と選手の間に彼らだけが理解できるホットラインができるわけです。
スタッフの数が限られた状況では選手の日常生活の悩みまでケアの範囲を広げてしまうと実際問題として20人の選手を同じクオリティーで管理しきれなくなってしまいます。
そこまでケアしてあげられないのは残念なことですが、上記の「サッカーに関するケア」を日々、行うことも実際にすると多くの時間を要しますし簡単な事ではありません。しかしその積み重ねが、選手の試合でのパフォーマンスに少なからず影響を及ぼすのも確かなことです。
スペイン監督日記 2009/1/17
posted by hospi |19:16 |
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2009年01月09日
今日はとても悲しいニュースをお伝えします。
私がバルセロナで監督をしているクラブ、オスピタレットで14歳の選手が練習中に倒れ意識が戻らぬまま亡くなる事故が7日に起こりました。
その日、私が率いているU-14のチームはサブ・グラウンドでの練習だったのですが、練習を終えメイン・グラウンドの端を横切ってロッカーに戻ろうとした時、ピッチの中央に救急隊がいるのが目に入りました。
ピッチの中央で意識を失って倒れているのはU-15の選手。練習が終わる10分前に急に倒れたそうです。
オスピタレットのクラブは中央病院の真横なので救急車はすぐに到着していましたが、心肺機能が蘇生せず彼は8日の朝に息を引き取りました。
この日はクリスマスと新年の休み明けの初日の練習であり気温も低かったので、いくつもの要因が重なって起きてしまった事態だと思われます。
オスピタレットの全チームは今週は練習をすべて休み、週末のリーグ戦もサッカー協会の許可を得て全て延期にし喪に服す予定です。
スペイン監督日記 2009/1/9
posted by hospi |01:34 |
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2009年01月06日
この度めでたくスペインでサッカーのコーチングライセンス・レベル3(日本のS級に相当)を取得することが出来ました。
2003年の夏にイタリアからスペインに渡り1年目(2004)にレベル1(ユース世代のライセンス)を取得。
翌年にはレベル2(地域リーグ)を受講し2005年に取得。
2006年はレベル3(プロリーグ&代表チームを指揮するためのライセンス)が開催されず、2007年途中から開催されたレベル3のコース(1年半)をこの度無事に終え、レベル3を取得しました。
現在はバルセロナで中堅クラブのU-14を受け持っていますが、これからさらに自分を高めていきたいと思います。
スペイン監督日記 2009/1/6
posted by hospi |22:27 |
コーチライセンス |
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