2008年11月21日

ユース世代の監督の毎週木曜日の習慣

バルセロナでユース世代の監督をしていると毎週木曜日の習慣があります。


それはサッカー協会から発表される出場停止者リストのチェックです。

カタルーニャ・サッカー協会では、協会管轄で行われた大人から子供までの全ての試合の警告・退場事項をまとめて週の半ばにインターネットで公開します。

州内で毎週行われているサッカーの公式戦は膨大な数ですが、各試合、審判が警告や退場の理由、その他のアクシデントを協会に連絡します。

協会はそれを集計してリストにし木曜日の午後にアップする。


なぜ監督の私がこのリストをチェックするかというと、自分のチームの選手の状況を確認する以上に、次節の相手チームの出場停止者をチェックしなければいけないから。

例えばカデテという14-15才のチームのカテゴリーは4つのリーグに分かれていて、各クラブが抱える2-3チームはそのどこかに所属しています。※スペインのユース世代のリーグ戦を参照

しかし試合前に審判が選手の登録証をチェックする作業で確認するのは

・選手の本人確認
・必要書類の有無
・カテゴリーの間違いはないか?

の3点だけ。


・出場停止者が出場していないか?

という点は審判がチェックしないので各チームが相手チームのリストに目を光らせなくてはなりません。というのも、罰則がなければ違反をする、ことが日常茶飯事のスペインではそういう違反が多く、実際に毎週の出場停止者リストの発表時には、「審査を申し立てられた試合」も同時に発表され、翌週に規律委員会の判断が発表されます。違反が発覚した場合は該当チームは0-3での負けとなるので、お互いにチェックを行います。

試合前の相手チームの選手リストのチェック時にする事がもう一つあります。これも審判はチェックしてくれないのですが、協会の規定で「同クラブの同じカテゴリーのチーム間(例えばAチームとBチーム)で選手の入れ替えをできるのは3選手+1ゴールキーパーまで」と定められています。

その結果、相手チームの召集メンバーのチェックに必要な項目は以下となります。

相手チームが例えばカデテのバルセロナBの場合、

(1)AとCチームからの招集者は3選手+1GKを超えていないか?
(2)出場停止者の登録はないか?


特にこちらの手元に残る試合記録からは(1)の確認が出来ないので試合前に審判に預けられている相手チームのリストに目をやらなければいけません。

また(2)に関してはAとCチームの前節までの出場停止者もチェックしなくてはいけないので注意が必要になります。特に2試合以上の出場停止者は発表週にしか協会のリストにないので、私は次節以降に備えるために同じリーグの全チームの状況を毎週確認して把握しています。

※Aチームの試合で出場停止になった選手がBチームの試合に来るケース、4-5試合の出場停止を受けた選手が制裁が解ける前に出場するケースがある)


試合の前後で上記の作業をするのが既に習慣となっています。

スペイン監督日記 2008/11/21

posted by hospi |11:57 | スペイン・サッカー育成 | トラックバック(0)
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