2009年08月03日
【感謝の気持ち】35日目 藤野加奈
ついに本日が最終日となります。 ダストデビルズの試合は無いものの、スタジアムでは「fantasy camp」と題されたスポンサーへの感謝祭として野球大会が行われました。そして全てが終了しオフィスに戻ると、名前入りのユニフォームとメッセージカードをプレゼントして頂きました。 私からも感謝の気持ちを込めてメッセージカードをお渡しすると、たくさんのスタッフから「本当によく仕事をしてくれた!とても感謝している!」、「カナがいなくなると寂しいよ!」など昨日に続きいろいろな言葉をかけて下さいました。 アメリカ・マイナーリーグ球団というスポーツビジネスの世界で、自分の事をこんなにも受け入れて下さり、涙が出るほど嬉しかったです。 ダストデビルズでは、単なる「Entertainment」ではなく「“Fun”tainment」という言葉が使われています。まさに「楽しむこと」、「楽しませること」を実践していると日々感じます。 こうした確かに感じることが出来る「楽しさという魅力」が、多くの観客を惹き付けているのだと思います。 今回のインターンシップを通じて、日本では学ぶことが出来ないものを、自らの行動を通じ、主体的に身に付けることが出来たという事は私にとって大きな財産となりました。 そしてその財産を今後、最大限に活かしていくことが、今回お世話になった方々への恩返しに繋がると考えています。 サンノゼ・ジャイアンツ、トライシティ・ダストデビルズの2球団のスタッフ・選手・観客の方々、そしてトライシティでお世話になったホストファミリーの方々。 本当に多くの出会いに感謝しております。
アメリカでのインターシップという、大変貴重で素晴らしい機会をご提供下さいました、スポンサー企業の皆様、チェアマンの星野仙一様をはじめ、HDP運営事務局の方々など全ての方々に、この場をお借りし御礼申し上げたいと思います。 誠にありがとうございました。 そして、ブログを読んで下さった方々、またブログのご感想を下さった方々にも支えて頂き、大変感謝致しております。 今回のインターンシップを通じて出会う事ができた全ての皆様に対する感謝の気持ちを抱きつつ、次なる目標に向かう為に、明日アメリカを発ちます。 改めて、本当にありがとうございました。
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posted by 藤野 |15:42 |
インターン2期生 藤野(加) |

そして全てが終了しオフィスに戻ると、名前入りのユニフォームとメッセージカードをプレゼントして頂きました。
私からも感謝の気持ちを込めてメッセージカードをお渡しすると、たくさんのスタッフから「本当によく仕事をしてくれた!とても感謝している!」、「カナがいなくなると寂しいよ!」など昨日に続きいろいろな言葉をかけて下さいました。
アメリカ・マイナーリーグ球団というスポーツビジネスの世界で、自分の事をこんなにも受け入れて下さり、涙が出るほど嬉しかったです。
ダストデビルズでは、単なる「Entertainment」ではなく「“Fun”tainment」という言葉が使われています。まさに「楽しむこと」、「楽しませること」を実践していると日々感じます。
こうした確かに感じることが出来る「楽しさという魅力」が、多くの観客を惹き付けているのだと思います。
今回のインターンシップを通じて、日本では学ぶことが出来ないものを、自らの行動を通じ、主体的に身に付けることが出来たという事は私にとって大きな財産となりました。
そしてその財産を今後、最大限に活かしていくことが、今回お世話になった方々への恩返しに繋がると考えています。
サンノゼ・ジャイアンツ、トライシティ・ダストデビルズの2球団のスタッフ・選手・観客の方々、そしてトライシティでお世話になったホストファミリーの方々。
本当に多くの出会いに感謝しております。
アメリカでのインターシップという、大変貴重で素晴らしい機会をご提供下さいました、スポンサー企業の皆様、チェアマンの星野仙一様をはじめ、HDP運営事務局の方々など全ての方々に、この場をお借りし御礼申し上げたいと思います。
誠にありがとうございました。
そして、ブログを読んで下さった方々、またブログのご感想を下さった方々にも支えて頂き、大変感謝致しております。
今回のインターンシップを通じて出会う事ができた全ての皆様に対する感謝の気持ちを抱きつつ、次なる目標に向かう為に、明日アメリカを発ちます。
改めて、本当にありがとうございました。
先日のブログでも「心を動かされる体験をしておいた方がいい」というアドバイスを頂いた事を書きましたが、ようやくその本当の意味が分かった様に思います。
それは、心を動かされる体験をする事によって得られるものは、人々の心を動かす為の“アイディアの引き出し”という表面的なものではないということ。
本当に得られるものは、心を動かされた体験を通じて「今度は私が人々に喜んでもらえる様に、想いを伝えていきたい」と願う、ある意味での強い“ハングリー精神”だと感じます。
ベースボールの代名詞、take me out to the ball gameの時間に、スポンサー企業の看板を持ちながら、グラウンドにいることが出来るのも今日が最後となりました。
明日はついに、今回のインターンシップの最終日!
「不完全燃焼と戦え」とは、高校時代のソフトボール部監督の言葉。
戦うべき相手は自分自身であり、その不完全燃焼との最終戦に「感謝」の気持ちで向かいたいと思います!!

スポンサーは、Lamb Weston。
主に冷凍ポテトを主力とし110カ国以上に輸出している企業で、先日Colombia Riverで行われたHydroplane boat raceの冠スポンサーでもあります。
試合前にはトライシティにおいてLamb Westonのフレンチ・フライを使用している店舗にて、フレンチ・フライを無料提供する、「Free Fries Fryday」という大胆なプロモーションを行っていました。
食事も野球観戦の大切な一部です。
逆説的ですが、観戦経験の満足度を高めるという意味においても、食品企業にスポンサーになってもらう事は球団にとってメリットが大きいと考えられます。
そして、もちろんフィールド上で行われるイベントも重要です。
残り2日となりましたが、プロモーション部門での仕事を始め、全てにおいて最後まで全力でいきたいと思います。
まずはゲートで先着250名に、マリナーズのKen Griffey Jr.選手のポスターを配りました。
持ち運びやすい様に丸めてお渡ししていると、「部屋にかざるよ!」「孫へのプレゼントにどうかな?」など、いろいろな感想が聞け、とにかくマリナーズ人気の高さを感じ取ることが出来ました。
実は、このポスターはマリナーズ側が無料でダストデビルズに提供してくれたものです。
マリナーズとしては宣材としての役割がありますが、ダストデビルズにとってもファンに喜んで頂けるというメリットがあります。
ロッキーズ傘下であるダストデビルズがマリナーズと手を組むという事は、互いにチームの枠を超えたイベントであることを意味しますが、同じワシントン州に位置し、ここトライシティにも多くのマリナーズファンが多いことから、チームの枠を超えた活動を展開するには適している環境だと言えます。
また、マーケットが同じ所に位置しているのであれば、パイを奪い合うという事も考えられますが、何より「観客に楽しんで頂くこと」を優先して考えれば“エンターテイメント”としての要素が必要となり、チームで対立している必要は無いのだと思います。
向いている方向が同じであれば、チーム・競技・業界を超え、多角的に展開する事で、互いに広がりをもつことが出来ると考えられ、その点からも視野を広く持つことの重要性を感じます。
サイン会の様子(手前:ムース 奥:ダストデビルズの選手)
実は、この見学ツアーを開催しているという事に関して、球団側は大々的に宣伝はしていません。
ここで注目したい点は、宣伝する・しないの問題ではなく、宣伝していないという事実から読み取れる、「コミュニティとの関係づくりの在り方」についてです。
球団が地域との関係性を構築していく際には、「地域貢献」や「CSR」、「地域密着型経営」等と様々な言葉が飛び交う事が多いと思います。
しかし、ここではその様な複雑なことを感じません。
そう受け取らせないことが上手いのかもしれませんが、ただ純粋に、「支えてくれている地元に対し、“恩返し”をしている」という、明確で且つシンプルな感覚の方が当てはまると感じます。
今日のミーティングでは、先日スタジアムに観戦に訪れた方からのお手紙が紹介されました。
そこには「ダストデビルズは収益を上げることばかりに執着するのではなく、ファンである私たちをとても大切にしてくれている」という言葉がありました。
ビジネスである限り収益を上げることは大切な事ですが、こうして大切なことを見失わない様にバランスをとりながら経営している球団だからこそ、地元が支えてくれるのだと思います。
BBQエリアの様に、スタジアムの設備が収益に及ぼす影響は大きいものです。
日本でも、スタジアムの改造・新築が進んできていますが、限られた施設空間の中で、最大限にスペースを活用することが今後ますます求められてくると思います。
ダストデビルズの動画が流れる前にApplebee’sのCMが入り、その後の試合映像の再生中にも画面に広告が入ります。
実はこの「Applebee’s」は、スタジアム内にあるバッティング・ゾーンのスポンサーでもあります。
Applebee’sが、OOHのバッティング・ゾーンと、Web上で動画配信という2つのメディアを使い、自社について情報到達の拡大を図っていることが分かります。
この様に、「チームが複数のメディアを持つ」ことで、チームの話題が日常生活に出る機会を多くさせるのはもちろんの事、それに加え、スポンサーにとってもスタジアム内でメッセージを完結させるのではなく、「自社を複数のメディアでアピールする」という選択をとる事が可能となります。
この様な観点から、放送権料は無くとも、「メディアとの関わりを持つ」ということは重要なことであると感じます。
そして、「情報伝達のツールをどれだけ多く持つことができるか」が、結果的には球団の資産力になっていくと思います。

そして、ここでの様々なプロモーションを通じて、スポンサーは何万人、何十万人というマスにリーチする事を目的として行っているのではなく、たとえ小規模であろうと「人々に“確実に”リーチすること」を狙いとしてスポンサーになっているケースが多いということを感じます。
では、確実にリーチする為にはどの様な仕掛けをするのか。
ここではその方法の1つとして、「実体験を促す」という方法を挙げたいと思います。
例えば、月曜日に行われるCoca-Cola Mondayというプロモーションでは、コカ・コーラを1ドルという低価格で販売しています。これは、人々にコカ・コーラを飲むという「実体験を提供する場」として、球団側が機能しているという事です。
更には、Taco BellやSONICといった飲食店の無料券や、駐車場で1番汚い車を探し、その持ち主に洗車の無料券を配るというものも、これら各企業のサービスや商品を消費するという、「実体験を誘う場」として機能している事が分かります。
そしてもちろん低価格や無料での実体験の先には「ついで買い」や「友人を連れ複数人で来店する」、「これを機にリピーターになってもらう」といった思惑があると思います。
この様に、企業が自社の課題解決をするツールとして「大勢にリーチする」ことよりも「少人数の実体験の場」を選択した場合に、メジャーな大会や球団よりも、マイナーの規模感が適するのだと考えられます。
「“確実に”スポンサー企業の商品やサービスを消費するという実体験を通じ、人々の記憶に残す」。そんなことを約束出来るのがマイナーの球団の強みなのかもしれません。
(ダストデビルズは、コロラド・ロッキーズの傘下です)
その中で最も注目したものが、任天堂のブースにて行われている情報サービス。
「NINTENDO DS」を使った「NFN(Nintendo Fan Network)」というもので、ESPNとパートナーシップを結び実施をしていました。
仕組みとしては、任天堂のブースにて「NINTENDO DS」にソフトをダウンロードすることで、ワイヤレス通信が可能となります。
そして、他球場を含めた試合の様子を視聴出来る他、ピッチャーの投球内容が1球ごとに確認出来たり、パズルやクイズといったゲーム、そして、ESPNニュースを配信。
更には、スタジアムでの利便性を追求するという観点から、飲食したい物を座っている座席に届けてくれるというサービスも配信しているというもの。
一方で、スポンサーであるVerizonも、同社の携帯電話を使いテキストを送信することで、座席に飲食物を届けるという同様のサービスを展開しています。
それぞれの企業が、どの様に他社と差別化してサービス提供をしていくかという点に、今後も注目していきたいと思いました。
そして次に、注目しざるを得なかった事がこちら。
リサイクル活動の宣伝に起用されているマスコットです。
スタジアム内のゴミ箱ではこの様に訴えかけています。
リサイクル活動さえも「観客を楽しませるツール」と捉えていることが分かります。
そして本日の締めくくりには、イチロー選手!!
もう言葉はいらないですね!
そして最後に、チームの収益構造(チケット、コンセッション、スポンサーシップなどの各収益源が全体の収益に占める割合)について教えて頂きたいと尋ねると、Monicaさんも「そのデータは出していないけど私も知りたい!」とのことで、さっそく資料を作成して下さいました。
結論は、収益構造で数値化して見ても、チケット・セールスがトップに来ているということ。
企業にとって最高のメディアを提供する為にも、観客にとって最高のエンターテイメントを提供する為にも、そして内部で働くスタッフに満足してもらう為にも、ベネフィット・ツリーの根幹に位置するチケット・セールスは非常に重要となってきます。
今回は収益構造の面からも最も構成比が高いということが分かり、その重要性を改めて認識することが出来ました。
ここに全ての内容は書けませんが、経営状況に関する詳細な情報を基にお話を伺うという、大変貴重な機会を設けて下さった事に感謝し、ダストデビルズで迎えるインターンシップの最終日まで全力でいきます!

