2008年07月17日

【デイゲームの謎】 38日目 野尻

私がこちらにインターンし1ヶ月以上経過しましたが、デイゲームについて前から気になっていたことがます。

それはずばり、
デイゲームであるにも関わらずなぜこんなにも
たくさんのお客様がスタジアムを埋め尽くすのかということです。

今までのところ、こちらに来て初めてのデイゲームの試合の観客動員数は約3,000人。そして7月11日の平日の試合が、デイゲームとしては今シーズン最多の4,500人もの観客動員数でした。

最大収容人数が5,100人のスタジアムで、平日に4,500人もの観衆で埋まる。観客動員率で考えると、88%という高いパーセンテージになります。日本のプロ野球でさえ、考えられない観客動員率ではないでしょうか。

そこで私は、「なぜ、平日にも関わらずこれほどのお客様が来られるのか」ということについて、
カナディアンズのスタッフに質問をしたのです。
「彼らはゲームのために午前中で仕事を終えるから。」これが、答えです。

答えはとても簡単でした。
しかし、この時もまた文化の違いを感じた瞬間でした。「仕事よりゲーム。」このような考え方こそ、スポーツが文化として定着している証拠だと思います。
このような文化を日本に定着させるためには、かなりの時間と努力が必要です。もちろん一人ではできません。
もっと、スポーツに携わる人間が文化を定着させるという同じ目的を持って一つのゴールに向かうということが重要ではないではないかと私は思います。

※デイゲーム…夜(ナイトゲーム)ではなく、お昼に試合を行うこと。

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2008年07月16日

【ファイヤーウォークス】 37日目 野尻

今日のテーマは「ファイヤーウォークス」について。
ファイヤーウォークスとは、日本語に訳すと花火です。

特定のゲームの後に、ナットベリースタジアムでは花火が上がります。
日本のスタジアムでも、福岡ソフトバンクフォークスなどの球団が花火を上げて
いますが、ここナットベリーで上がる花火は日本のスタジアムで上がる花火とは比べものになりません。

ゲームの勝敗に関わらず花火が上がり、時間にすると15分くらいです。
花火大会とまではいきませんが、大きい花火が上がったり外野のフェンスを使った花火など、とても盛り上がります。
ですので花火が打ち上げられる日は、沢山のお客様が来られます。

日本のプロ野球でさえなかなか難しいプロモーションなのですが、ここカナディアンズ
では盛大に行われ、人気のプロモーションの一つとなっています。

しかし、スタジアムの中で花火を上げるため、日本の花火大会などと比べかなり危険です。海外らしいと言えば海外らしいのですが、日本では考えられない近さです。また、芝生もかなり傷みます。

このような問題を解決してこそ、本当に成功したプロモーションと言えるのではないでしょうか。私がどのように貢献できるか分かりませんが、自分なりに考えてみたいと思います。



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2008年07月15日

【取材】 36日目 野尻

先日、「Oops!」という日本人向けのフリーペーパーを発行している会社の方から取材を受けました。

藤野さんがこのブログにすでに書いておられますが、「Oops!」という会社は藤野さんと共に飛び込み営ないよう業に行った会社です。
内容については、まだ紙面が完成しておりませんし、許可も頂いておりませんので、ここで発表するのは控えさせて頂きます。

取材などあまり経験のない私にとって、最初は緊張していたのですが貴社の担当者の方がとても親切で非常にやりやすかったです。

もちろん私自身について質問されたのですが、チームの宣伝も行って来ました。
このように、少しでもチームに貢献するためにスタジアムでの仕事はもちろんのこと、それ以外の仕事や宣伝も行っていきたいです。

<Oopsホームページ>
http://www.oopsweb.com/

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2008年07月14日

【大切なお客様】 35日目 野尻

今日は、昨日あった出来事について書きたいと思います。

「ゲームが延長15回まであり、とても長いゲームでした。」と昨日のブログに書かせて頂いたのですが、その長いゲームの中で大切なお客様に出会うことができたのです。

いつものようにゲーム終盤にオフィシャルスケジュールを配っていると、ネイティブのある女性に日本語で話しかけられたのです。よく話を聞いてみると、その方のお父様が、東京や埼玉、千葉、北海道などで仕事をしていということで、日本に住んでいたことがあるとのことでした。

そして私は英語を教えてもらい、彼女はお父様のご職業について日本語でなんと言うのか教えて欲しいとのことでしたので、彼女に日本語を教えました。お父様のご職業は「シッピング」、日本語で訳すと「海運業・運送業」だそうです。
そこで私は自分の名刺を渡したのですが、その名刺を見るや否や、裏に直筆で書いた英語のメッセージについて添削をして頂きました。

そんなやり取りを続けたあと、私は「ところでなぜ、僕のことが日本人だと分かったのですか。」と質問をすると、彼女は「あなたはいつもそこに立っているでしょ。だから覚えているのよ。」と言いました。
知らない間にお客様に覚えてもらっていたことが、私は嬉しかったです。

「実際に僕は7月までしかここで働くことはできません。それまでにまた来てくれますか。」と聞いてみたところ、残念ながら仕事が忙しく、来れるかどうか分からないとのことでした。

しかし彼女は私のことを覚えてくれた、大切なお客様の一人です。彼女は日本に住んでいたということで、私に話しかけてくれたのだと思います。
残り少ない期間ですが、今後は日本に興味のないお客様でも私のことを覚えてくださるように、大切なお客様を一人でも多く作りたいと思います。

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2008年07月13日

【ホストファミリー】 34日目 野尻

今日はデイゲームでした。
ゲームが延長15回まであり、試合時間は5時間を越えました。

そんな中私は、いつものようにゲートの前でオフィシャルスケジュールを配っていたところ、
プレイヤーのホストファミリーの方とお会いしました。
そうなんです。プレイヤーの方達はシーズンの間、基本的にホストファミリーのお家でお世話になります。

なにしろ延長が15回まであったので、色々な話を聞くことができました。
ここで私が言いたいのは、話の内容ではなくホストファミリーの存在についてです。
私が話したホストファミリーの方もとても優しく、街全体でこのチームをバックアップしているのではないかと感じました。プレイヤーにとっても、ホストファミリーの存在が安心感を生んでいるのではないでようか。

このように、選手の生活の部分までケアするのも球団スタッフの仕事です。
そして、それに答える形でホストファミリーが存在しています。
球団と地域住民がお互いに協力的であるからこそ、我がバンクーバーカナディアンズは
日本のプロ野球チームよりも、地元に懐いたチームになることができているのではないかと思います。

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2008年07月12日

【ギブアウェイ】 33日目 野尻

今日のテーマは「ギブアウェイ」について。
と言っても、今日ギブアウェイがあったわけではありません。

これまで行われたギブアウェイも含め、バンクーバーカナディアンズでは数多くのギブアウェイが行われています。具体的にどのような物がプレゼントされているのかについて、今日は紹介したいと思います。

その前に、ギブアウェイについてご存じない方にご説明します。ギブアウェイとは、無料で配られるプレゼントのことを言います。日本のスポーツの試合の前などでも応援グッズなどが配られています。これを、こちらではギブアウェイと呼んでいます。

今までに配られた物を具体的に説明すると、シートクッション、ミニバット、ヘルメット、そして明日がティーシャツのプレゼントです。
下の写真にあるのが、これから配る予定のものです。

そこで驚くべきことは、全てのギブアウェイのものにカナディアンズのロゴと合わせてスポンサーのロゴが入っているということです。やはり、スポンサーの力というものが大きいのではないかということがうかがえます。
プレゼントするものはそれなりの経費がかかり、球団のみ力でこのようなギブアウェイはできないと思います。

スポンサー企業も、カナディアンズに対してそれなりの価値を認めているからこそスポンサーになるわけであり、球団にとっても大きなバックアップになります。
このように、スポンサー企業にとって魅力的な球団になるという部分では、日本の球団はまだまだ発展途上ではないかと思います。

今後は、具体的にどの辺りが魅力的な球団なのかを、具体的に考えていきたいと思います。

※写真はこれから配るものが展示してありましたので、それを撮らせて頂きました。
具体的には、プレートフレーム、マウスパッド、ランチボックス、バッティンググローブ、キャップ、チームの写真、傘などです。
080712



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2008年07月11日

【グランドキーパーの仲間達】 32日目 野尻

今日は、グランド整備を行う仲間達への思いについて書きたいと思います。

最近私は、ゲームの5回終了時にグランドキーパーの皆さんに混じって、一緒にグランド整備をやらせてもらっています。

グランド整備と言っても、内野と外野の境目を芝生に沿って均すという単純な作業です。ゲームが行われる時には、この作業を毎日やります。

私のブログで過去にも紹介しましたが、グランドキーパーの4人(トム、トレバー、ローリー、スコット)はいつも、グランド整備をしながらダンスをしてスタジアムを盛り上げます。

そして、ダンスが終わるといつも「ウチュウ、よくやってくれたよ。」と皆さんから仰っていただいております。誰もが出来る簡単な作業であるにも関わらず、皆さんは感謝の言葉を毎日のようにかけてくれます。私はいつも「ありがとう。」と彼らに伝えているのですが、これだけ私のこと気遣ってくれているのにただ「ありがとう。」とだけしか言えない自分が歯痒いです。

その時にいつも、もっと英語を勉強してコミュニケーションをとりたいと感じています。また、彼らから言葉でなく態度で、私のことを気遣ってくれているんだなと感じることもよくあります。ですから本当に受け入れてくれているんだなと、改めて実感しながら業務を行っています。

残り少ない期間ですが、彼らのために何ができるのか、英語が十分に喋れないぶんまず態度や行動でしっかりと彼らに恩返しをしていきたいと思います。



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2008年07月10日

【バットマンとコカコーラ】 31日目 野尻

今日は、プロモーションについて書こうと思います。

今日のブログタイトルだけでは、何のことかよく分からない方が大勢いらっしゃると思います。
バットマンというのはどういうことかと言うと、「THE DARK KNIGHT」というバットマンシリーズの映画が今月の18日に公開されるため、そのプロモーション活動に来ていたのです。
そしてコカコーラも同じく、日本でもお馴染みの「コカコーラゼロ」のプロモーション活動に来ていたのです。

ゲームが行われる日は大抵、スタジアムの前でさまざまなプロモーション活動が行われます。今日もその一つとして行われました。

バットマンの映画について具体的には、「THE DARK KNIGHT」と書かれたクリアファイルをスタジアムの前で配布したり、ゲーム終了後にドリトスというポテトチップスとコラボレーションをして、映画の宣伝が書かれたミニパックのドリトスをお客様に無料配布するなどのプロモーション活動を行っていました。

また、コカコーラゼロについてはゲーム終了後に、ハーフ缶の無料配布を行っていました。コカコーラは、カナディアンズのスポンサーでもあります。

日本でこのようなプロモーション活動を行う際、相当な準備と相当なお金が必要になります。
しかし、こちらでは毎日違うプロモーションが簡単に行われています。日本のように球団関係者が関わることはあまりなく、基本的にプロモーションを行う企業や団体に任せるというスタイルが一般的です。こうした理由も、プロモーションが簡単に行える理由ではないでしょうか。

※上の写真は「THE DARK KNIGHT」の宣伝カーで、下の写真はコカコーラゼロを配っている女の子2人です。
080710



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2008年07月09日

【文化の違い】 30日目 野尻

今日働いて感じたこと。それは、まさに「文化の違い」です。

私はいつもゲームが終わるころに、カナディアンズのオフィシャルスケジュールを配っています。
そこに、バイトとして働いている3人がやってきて「調子はどうだい?」と声をかけてくれました。一緒に喋ることもあるのですが、とりわけ今日までは特に仲がよい訳ではありませんでした。

しかし、私がカナディアンズで働いている経緯や、今どんなことをしているかなどについて色々な話をしたところ、私に興味をもってくれそこからさらに色々な話をすることができました。
しまいには、「あなた達は私の友達だ。」という私の発言に対して、「もちろんだよ。」と言って頂き、日本に来ることがあれば案内するという約束まですることが出来ました。彼らにとって、それが普通なことなのです。

前に、人間関係を構築する上で大切なことは、自身の情報開示だと書いてあった本を読んだことがあります。まさに今日のような例が当てははまるのではないでしょうか。

この「自身の情報開示」がお客様との間にもできているからこそ、ゲームを見にくる観客の皆さんとうまくコミュニケーションが取れ、お互いに信頼しあいよい人間関係が保たれているのではないかと思います。これこそ、各ゲームにたくさんのお客様が来てくださる秘訣だと思います。

英語圏の国では、「調子はどうだい?」という言葉があいあさつの一部となっています。このように、相手のことを積極的に知ろうとすること自体がまさに文化の違いではないかと感じた一日でした。

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2008年07月08日

【プレスルーム】 29日目 野尻

今日のテーマは「プレスルーム」について。

プレスルームとは、日本のスタジアムで言うと実況席と考えて頂けると分かりやすいと思います。
もうお分かりの通り、ここではゲームの実況やさまざまなアナウンスが放送されます。

日本のスタジアムのように、オーダーを発表する人、テレビの実況をする人、
ゲーム前のプロモーションMCをする人などのように、担当が分かれているわけではありません。

また、ゲーム中の効果音についても、すべてここのプレスルームで行われています。
日本のゲームと違い、カナダやアメリカなどの応援スタイルは鳴り物がありません。
ですので効果音がより効果的に試合を盛り上げます。

カナディアンズには社員として、メディア・ブロードキャストのディレクターであるロブがいます。彼が試合に関わるすべてのアナウンスを行っており、さらにメディア・ブロードキャストの責任者として、バンクーバーエリアの30以上の代理店のメディアリレーションのトップとして働いています。

ロブは、ゲーム中の決まりきった実況ではなく面白いことなどを言って、よくスタジアムを盛り上げてくれます。
これこそ、日本のゲームにはない特徴ではないでしょうか。

カナディアンズは1Aのショートシーズンというリーグに所属しております。メジャーの遥か下のレベルであり、経済的にも余裕があるわけではありません。そのような理由から、少ない人数で各セクションを任されているという現状でもあります。

そのような中で、ここプレスルームでの仕事もこなしていかなければなりません。
いかに効率的に、そしてよく考えて業務を行うことが重要ではないでしょうか。

※写真は、プレスルームから撮ったグランドの様子です。





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