2008年07月29日
今日が最後の試合、そして最後の出勤日だった。この1か月半、本当にあっという間に過ぎたと思う。
今日は試合前に球団職員全員の前で、名前入りのユニフォームをプレゼントされ、「本当によく働いてくれたよ」と、ブレントさんをはじめ皆さんから大きな拍手をいただき、とてもうれしかった。
自分たちからも、感謝の気持ちをこめて写真入りの手作りのメッセージカードを手渡したところ、とても喜んでもらうことができ、このチームでインターンができたことをとても幸せに感じた。
また、始球式もさせてもらい、大勢の観客の前で緊張したが、とても楽しんで投げることができた。せっかくの機会だからと思って力いっぱい投げ込んだら、客席から「オォー!」と歓声が聞こえ、スタンドに戻ってもお客さんから「ナイスピッチ!」とたくさん声をかけていただいた。
そして、今日一番に感じたのは、球団スタッフはもちろんだが、本当に多くのお客さんと知り合うことができたということ。いつも同じ席に座っている常連のお客さんたちに最後の挨拶をして回っていると、本当に多くの方々に球場でお会いし、また自分のことを気に入ってもらえたのだと実感した。スタッフだけでなく、大勢のお客さんから「次はいつ来るんだい?来年の夏にはまた会えるよね?」と言っていただいたのが、とても印象に残っている。
こうして、たくさんの野球を愛するお客さんに支えられているダストデビルズで働くことができたのは、自分にとって深く心に残る出会いだった。トライシティの人たちにとってダストデビルズは愛すべき存在であり、その一員として働き、そして自分の仕事を認めてもらえたことを本当に誇りに思う。
トライシティの球場で働いていると、野球の試合そのものはひとつのきっかけであり、ダストデビルズは地域の人たち同士の出会いの場を提供し、つながりを深めるために試合をしているのだと思う。
もちろん、野球のプレーで観客を魅了する、というのも大事(選手にとっては当然一番大事)なのだが、現実的には3Aのマイナーレベルではエラーやラフなプレーも多い。
それでも大勢のお客さんが球場に足を運んでくれるのは、選手も必死でプレーをしているし、スタッフもお客さんが楽しめるようにと、あの手この手で工夫を凝らしているから。そして、それ以上にスタッフ個人とお客さん、あるいはお客さん同士の人間関係が網の目のように広がっているから、球場に来れば気の合う仲間と一緒に、好きな野球を見て語らうことができることが、大きな要素だと思う。
こうして最初から最後まで、本当に多くの素晴らしい出会いのある場所で働けたことに、改めて感謝をしたいと思う。いち大学生の過ぎない自分に、アメリカのマイナーリーグでインターンをするという、稀有な経験の機会を設けていただいたホシノドリームズプロジェクトの皆様、そして球団職員の皆様、自分を応援してくれたすべての皆様、本当にありがとうございました。
また、ホストマザーのケリーさんと、いつも球場へ送り迎えをしてくれたカデン君、には語り尽くせないくらいにお世話になった。これからも、日本に帰っても、ずっとずっとつながりを続けていきたい。
そして、同じインターン生として苦楽を共にした小島君とは、これからもお互いに刺激をしあえる仲間でいたい。
言葉はまだまだ尽きないが、このあたりで締めくくりたいと思う。最後に、短い間でしたがこのブログを読んでいただいた皆様に感謝申し上げます。何名かの方々にはブログに関して自分にメッセージをお送りいただき、とても励まされました。またどこかでお会いする機会がありましたら、この素晴らしい経験を少しでもお話できればと思います。
お会いした全ての皆様へ、 See You Again!
↓ケリーさん、カデン君
↓球団プレジデント、ブレントさん
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |
2008年07月28日
今日が最後のナイトゲームだったが、一生忘れない経験ができた。それは、チームのマスコットキャラクター「ダスティ」になれたこと。
スターティングメンバー発表のときには、どの選手よりも最初にコールされてフィールドへ。相手チームがバンクーバー・カナディアンズだったので、試合前のカナダの国家斉唱の時にはカナダ国旗を持つ自分に対して観客全員の視線が集まるのを感じた。
球場を歩けば、あちこちから「ダスティー!」と声をかけられ、手を振り、ポーズを決め、子どもたちを抱き寄せ、サインを書き、チームで一番の人気者をとても楽しく演じることができた。
体調不良のためにお休みの「本物」のダスティに少しでも近づけるよう、プロモーションや試合の間も、少しでもお客さんを楽しませようと、自分なりに精いっぱいコミカルに振舞った。
そのかいあって(?)、試合後に他のスタッフから「常連のお客さんが「本物」のダスティだと思っていたよ!」と言われた時は、汗だくになって頑張って良かったと、とても嬉しかった!
こうしてマスコットとして、球場のお客さんから抜群の知名度と人気を誇っていることを身をもって体験したが、それだけチームがお客さんや地域の人たちの間で根付いているのだと思う。マスコットがどれだけ愛されているか、というのも地域での人気を測る重要な要素ではないだろうか。
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |
2008年07月27日
昨日、スタッフのサインを集めて回っていた常連のお客さんが、今日も球場に来ていたので試合の前に話すことができた。そのお客さんは、4年前から毎年スタッフ全員のサインをその年のTシャツに集めているらしい。
常連なのもそのはず、そのお客さんは選手のホストファミリーとして、今は2名の選手を自宅に泊めているそうだ。
「ホストファミリーとして選手を泊めるのは楽しいですか?」と質問したところ、「自分がスタンドから見る試合でも、後でベンチやフィールドにいた選手と話すと、客席とは違った視点から試合を見ることができて、とても面白いんだよ」と話していただいた。
こうして、同じ試合を見ていても2度楽しめたり、グラウンドとはまた違う選手の表情が見られたりするのも、選手のホストファミリーの醍醐味なのだろう。
↓今日は2回目の子供野球教室
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |
2008年07月26日
今日、試合前にいつものように子供用のバッティングゾーンで店番をしていると、いつも見かける常連のお客さんからTシャツにサインを求められた。
そのTシャツをみると、他にもびっしりサインが書いてあり、そのお客さんから「今日、球場で働いているスタッフ全員のサインを集めている」と言われた。
ちょうど他のお客さん達がバッティングゾーンに来てしまったため、ゆっくり話す機会がなかったのが残念だったが、チームの選手だけでなく球場の従業員もダストデビルズの一員としてお客さんから認めてもらっている、という感じがした。
ここトライシティでは、お客さんとスタッフの間に変な距離感みたいなものもなく、言葉では表現しづらいが、何とも言えない「親しさ」みたいなものを感じる。大きすぎず、小さすぎず、ほどよく個別的なサービスができるのが、トライシティなのだと思う。
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |
2008年07月25日
今日はシアトル・マリナーズのマスコットキャラクターの「ムース」がゲストとして球場に登場!
グラウンドで様々なパフォーマンスを披露して観客を楽しませてくれた。現在のマリナーズは残念ながら最下位だが、それでもマリナーズのマスコット「ムース」の登場は非常に好評だった。試合後にはムースのサイン会場に長い列ができていた。
ここワシントン州トライシティの人たちに好きな球団を聞くと、ほとんどの人がマリナーズと答えるし、多くの人たちが1年に1回くらいはシアトルのセーフコフィールドに行くのが楽しみと話してくれる。ダストデビルズの試合でも、マリナーズの帽子やユニフォームを着たお客さんもよく見かける。
同じ州にあるとはいえ、シアトルから車で4時間以上離れているここトライシティでもマリナーズが大きな人気を誇っている理由の一つが、こうしたマスコット巡業など地道なプロモーションではないだろうか。マリナーズの職員の方に伺ったところ、こうして年に1回、ワシントン州内の各地のマイナーリーグの球場を巡回しているそうだ。
↓試合の合間にムースと記念撮影!
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |
2008年07月24日
今日は試合が無かったので、球団幹部のブレントさんとモニカさんの二人と、球団の経営状況について詳しく質問させてもらう機会を得ることができた。
この機会も自分達からお願いしたら、非常に快くOKしてくれたが、おそらく自分達からお願いしなければ得られなかったと思う。やはり、積極的に自分から質問することが大事なのだと改めて思った。
そして、球団の今シーズンの経営状況について、昨年度と比較した詳細なデータをもとに伺うことができた。
思うに、普通だったら(上場企業でもないかぎり)絶対に公開できないようなデータを、インターン生である自分達に見せてもらえたということは、それだけの信頼を得ることができた、ということではないだろうか。
この信頼に対して感謝を感じながら、残り5試合で完全燃焼したい!
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |
2008年07月23日
試合前に球団幹部のブレントさん、モニカさん、ティムさんが必ずしていること、それは球場内の掃除。ブラシを片手に球場内を隈なく掃除して回っている。
それを見ると、自分達が掃除をしないわけにはいけないのだが、ある時、自分が同じようにブラシを持って球場内を掃除していたら、「それは私たちの仕事だからやらなくていいよ」とモニカさんが声をかけられた。
その言葉を言われた時には、どう返事をしたらいいか正直わからなかった。GMのモニカさんが球場の掃除を自分の仕事の一部だと考えていることに、とても驚いたし、それ以上に自分も掃除に励まないと、と思った。
残り1週間のインターンも、初心を忘れずに全うしたい!
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |
2008年07月22日
今日は一緒に働いている球団スタッフの皆さんについて。野球チームのスタッフだからか、全員がとても明るく、いつもジョークを飛ばしている。挨拶がわりにハイタッチをしたり、試合前には円陣を組んで気合を入れたりする。
また、誕生日パーティに自宅に招待してもらったりと、仕事以外の面でも付き合いが濃いと思う。球場にスタッフの両親や家族、ボーイフレンド、ガールフレンドが来るのも既に日常になっていると思う。オフィスでも、もちろん真剣な時もあるが、普段はとてもアットホームな感じで仕事をしている。
こうして非常に良いスタッフの人たちに囲まれてインターンができるのもあと1週間だが、感謝の気持ちを忘れずに少しでもこのチームに貢献したい。
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |
2008年07月21日
お客さんがたくさん入る試合の場合、1塁側のコンセッションは写真のとおりホットドッグやスナック、ドリンクを求めるお客さんで長蛇の列。
そして、この長蛇の列の目の前にあるのが、以前に紹介したバッティングゾーンのアトラクション。
この長蛇の列の前にアトラクションを設置するのは何とも「戦略的」だと思う。
というのは、ここでよくみられる光景は、退屈な列の待ち時間の間に子供がバッティングのアトラクションをやりたがり、財布を片手にレジの順番を待っている親はさっと1ドル渡し、子供は喜んで列を離れバッティングゾーンへ駆け込むというもの。
正直に言って、1回1ドルのアトラクションなので売上自体は大きくないが、このアトラクションにもファミレスチェーンが冠スポンサーとして付いているので、スポンサーへのメリット還元としては一人でも多くの子供がプレイしてくれたほうが良い。
また、プレイした子供にはもれなくファミレスチェーンのお子様セット無料券が渡される。これも以前に紹介したタコベルの無料クーポンと同じく、ファミレスの売り上げに貢献する立派なマーケティングだと思う。
ちなみに、クーポンの裏側には「親と一緒に来店することが必要」と、しっかり書かれている・・・。
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |
2008年07月20日
今まで当たり前のように思っていたが、改めて考えるとダストデビルズのチケットの値段は非常に安い。もちろん、マイナーリーグの試合なのであまり高額なチケットでは売れないという事情もあるが、それにしても安いと思う。
自由席=5ドル
指定席上段=7ドル
指定席下段=9ドル
これ以外にも団体割引があったり、バーベキュー食べ放題とセットになったチケットがあったり、以前に紹介したシーズンチケットなどのまとめ売りもあるが、基本のチケットの値段に関しては非常に安いと思う。
チケットの値段が安ければ、お客さんが球場に来ることへの敷居が下がる。そして来場者数が増えれば、露出が増えるから大口のスポンサーの広告も取りやすくなるし、様々なプロモーションやイベントもしやすくなると思う。
そう考えると、「お客さんあっての球団」という基本が、チケットの値段にも反映されているのではないだろうか。
↓ダストデビルズ得点シーンにお客さんから声援!
posted by 横井 |22:10 |
プロジェクト1期生 横井 |