大阪で働くスタッツ厨

バスケット指標の世界1―― TS% “真実の”シュートパーセンテージとは――

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引用元 True Shooting Percent (TS%) Leaders: 2016-17 NBA Season

調整した指標とはいえどうしてもフロントコート陣のほうがTSが高くなる傾向があるようです。SUNSファンとしてはチャンドラーが1位なのはとても嬉しいです。(チームの現状はさておいて)。またRudy Gobertは昨シーズンの躍進がTSによく表れているように思います。

0.44??

ここで様々疑問があるかと思いますが,TS%式中のフリースロー試投数の係数がどうして「0.44」なのでしょうか。実はTS%は”真のTS%”を推定して求めた数値であることが関係します。”真のTS%”は分子は共通ですが,分母の括弧内が異なります。この場合括弧内は「そのプレイヤーがFGを打ったオフェンス回数+フリースローを打ったオフェンス回数」となります。ただ,誰が何回のオフェンスでシュートを打ったか数えるのは大変なのでFGAとFTAでその回数を推測しようと言う訳です。1回のオフェンスでフリースローは2投与えられることが大半ですが,3Pへのファールやバスケットカウントなど微妙に誤差が生じます。NBAでは「経験的に」0.44という係数が誤差を少なることを突き止めこの係数を採用したようです(バックスのスタッフであるSeth Partnowが実際に確認したという旨のサイトがありますが,原典は見つかりませんでした。)

今回はTS%を取り上げましたがこれからもマイナーな指標を色々紹介していきたいと思います。

追記(2017-10-4) Posessionの式において,フリースロー試投数に0.44を掛けると精度が良くなるという内容の論文を見つけました, Kubatko, J., Oliver, D., Pelton, K., and Rosenbaum, D. : A starting point for analyzing basketball statistics. Journal of Quantitative Analysis in Sports, 3 : 1‐22, 2007.



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