2008年04月24日
Max160キロ右腕の謎 ~スピードガンから考える・その2~
Max160キロ右腕獲得! もう何回、苦い涙を流したことでしょうか・・・関西方面のマスコミがすぐに使いたがるフレーズですね バースの再来ともども海を渡ってきて、毎年のように阪神ファンを悩ませました
社会人の投手や、高校生の投手の場合には少しスケールダウンして Max150キロ右腕というように報道されるケースが多いように思いますが どちらにしろ、実際に入団即160キロ右腕や150キロ右腕だったことは僕の知る限りほぼ皆無ですね これは阪神だけに限った事ではないように思います という訳で 今回は何故、こんなことになっちゃうのかを前回に引き続き現在のスピードガンの簡略化した原理を交えて考えてみたいと思います 選手を発掘してきて獲るか獲らないかを具申するのは、各球団スカウトの仕事だと存じていますが 球団スカウトの人がMax160キロだと嘘をついてるとは思えません 投手の大きな特徴に球のスピードが挙げられますが、これを測定するのは球団スカウトの持参するスピードガンでしょう メジャーリーグや3Aの試合に赴いてみたり、社会人野球や高校野球の試合に赴いて球速もチェックするはずです 投 手 ○○ ○=ボール キ左 キ=キャッチャ- ア ア=アンパイア 左=左打者 ―●――――――――――◎―――――フェンス ◎ 球場のスピードガン スカウトのスピードガン スカウトの人達はピッチャーを見やすい位置・正対した位置に陣取るケースが多いはずです ただし、フェンスに近づき過ぎると、アンパイアや打者の影になるので少し登ったところにいるはずです そしてピッチャーのマウンドは少し高いところにあるので スカウト◎→ ←○投手 |_ / |_ / |_ / |_ | / | | 打者達 ―――――――――――↑――――――――――――――― フェンス おい、どこ投げてんだ と突っ込まれるのは覚悟の上、頑張りましたが これが今は精一杯 ただし、あながち、間違いだらけでもありませんよ 投手が投げた瞬間のボールの向きは 目的地の方向よりも上を向いているはず 重力とボールが曳き合って落ちる分を考えれば、そうなるはずです なのでスカウトの人を下に降ろして、打者達と投手の大袈裟な角度を1/300程度に調整してもらえれば スカウトの持つスピードガンの発射する波と ピッチャーが投げた瞬間のボールの向きが ある程度、横方向から眺めても正対するはずです 球場設置のスピードガンが発する波とピッチャーの投じたボールの向きのズレを考えれば スカウトの人達のスピードガンの方がとても精度よく測定できているといえますね こうしてスピード表示がとっても出易い場所に陣取ったスカウトの人達は Max150~160キロを計測することを可能にしているのだと思います そうして入団前に150キロ~160キロを計測した選手も入団して例えば甲子園で投げる時には 投 手 ○○ ○=ボール キ左 キ=キャッチャ- ア ア=アンパイア 左=左打者 ―●――――――――――◎―――――フェンス 球場のスピードガン 球場のあまり精度がいいとはいえないスピードガンで計測されるため 150~160キロ右腕は儚い幻となってしまうのではないでしょうか 前回、説明した球場設置の現行のスピードガンの精度のバラつき 今回、紹介した、とどまることを知らない、入団前・Max150キロ~160キロ右腕 次回はこれらの問題を解決する具体的な方法を考えてみたいと思います
posted by HK |20:03 |
ドームガン |
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