2008年04月21日
今岡選手と掛布さんに想う ~刻まれた躊躇い~
ある賢者が時計を買いにいった所 2つの時計がありました ①1日に必ず2度は正確な時刻を刻む時計 ②ここ30年間、一度たりとも正確な時刻を刻んだことのない時計 果たして賢者は①②どちらの時計を買ったのでしょうか? さあ みんなで考えよう!!
大昔の哲学者が弟子達に出題したクイズを最新形にアレンジしてみました 今、好調阪神の中で打撃不振におちいってしまっている今岡選手ですが 僕が阪神ファンになってすぐに引退してしまった掛布さんと被る部分があります 掛布さん 1986年 打率.252 HR 9 打点 34 (31歳) 4月に手首に死球を受け戦線離脱 1987年 打率.227 HR 12 打点 45 (32歳) 1988年 打率.250 HR 5 打点 32 (引退) 今岡選手 2006年 打率.221 HR 7 打点 29 (32歳) 6月に手首に死球を受け戦線離脱 2007年 打率.279 HR 4 打点 24 (33歳) 2008年 ? (34歳) 掛布さんは手首に死球を受け、それ以来、以前の豪快な打棒が戻らずに引退してしまいました 今岡選手も同じく手首に死球を受けてから、2003年に首位打者、2005年に打点王を獲得した打棒が影を潜めてしまっています 掛布さんの打撃は僕がまだガキンチョだったので、ほとんど覚えていませんが 少しは野球がわかってきた今、今岡選手の打撃をずっと見ていて不思議に思うことがあります それは最近の今岡選手は 速い球に振り遅れ かつ遅い球にも振り遅れている ように見えるということです これが速い球に振り遅れ 遅い球は引っ掛ける とかであれば普通のスランプで片付けられるのでしょうが 今岡選手の場合には 全ての球に振り遅れているというのが不思議に思えます ・バネ指の影響 ・故障により手首が以前のようにコントロールできなくなった ・衰え 今岡選手のここ数年の打撃不振についてはこの3つが主因だといわれているようですが 僕はそうは思いません 小学生低学年の時に直径20cm強の岩石が頭蓋に直撃して 『なんだ こりゃ~』という間もなく病院に搬送された僕は それ以来、サッカーでヘディングが出来ません バッティングセンターでも120キロを越えるボールは長年かけて身につけた神主打法をもってしても右にしか飛びません とにかく自分に対して向かってくる物体が怖いんです 過去の嫌な体験がトラウマになってしまっている訳ですね これは僕だけではないですし、野球、サッカーに限ったことでもないでしょう 例えば 朝 8:00からのキン肉マンの再放送を観ていたら、チエノワマンとキュービックマンの死闘についつい白熱して 高校の期末テストに遅刻してしまった人は、その体験が脳裏に刻まれて 無意識に近い部分で、どこかでキン肉マンを切り上げて学校に遅刻しないようにするという行動をとるはずです 過去に体験した大きな恐怖、失敗などは、後の行動に無意識的にワンクッション加える事になります 物事の判断にいたるまでに躊躇して結論がスムーズに出ない それが大多数であり、それでもほとんどの人が給料もらったり単位もらったりしている訳ですが プロ野球選手、特に打者の場合にはそうはいかないのです 今岡選手の場合には、バネ指という故障を抱えた右手首に死球をもらってしまいました 僕は バネ指も死球による後遺症も、直接的には今岡選手の長期的な不振には繋がっていないと思っています 選手生命に関わるデッドボールを、選手生命に関わるバネ指という故障を抱えていた右手手首に受けたということが 僕がキン肉マンに白熱して遅刻しまいと無意識的に思うようになったように 今岡選手がデッドボールに二度と当たるまいと思わせる恐怖体験になったのではないでしょうか 手首にデッドボールを受けるまでは 素直に いちにのさん で打っていたのが 手首にデッドボールを受けた後は いちにのさん の間にワンクッション 投じられたボールが自分自身に向かってくるかどうかの判断がはさまった上 で打ちにいっているのではないでしょうか いちにのさんよん で その結果、今岡選手が 速い球に振り遅れ かつ遅い球にも振り遅れている ように見えるという不思議な現象を僕は目撃している気がします 衰えやバネ指の影響でスイングスピードが衰えたのではなくて 選手生命に関わりかねない死球を受けた後遺症で 打撃に無意識的にワンクッション・安全確認動作を加えてしまったせいで 全ての球に遅刻する状態になっているように僕は思います あくまで個人的な感想ですが、この感想の1/2ぐらいがかすっているとすれば 今岡選手の打棒を復活させることはさほど難しくはないでしょうね なぜなら ①の時計は故障して全く動かなくなった時計 ②の時計は30年間ずっと5分遅れの時刻を刻み続けた、非常に精度の高い時計 だと大昔の哲学者は語ったらしいので 機械的に故障箇所がない時計ならば 岡田監督等がしっかり、今岡選手の5分遅れた時計の時刻合わせをしてくれれば、それだけで更に打線は安定するはずですよ! (参考文献 ONE OUTS vol.13 甲斐谷忍さん著)
posted by HK |08:03 |
心・理・体 |
コメント(9) |
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この記事に対するコメント一覧
今岡選手と掛布さんに想う ~刻まれた躊躇い~
いや~~~。違うでしょ。
明らかに手打のバッティングのせいでしょう。アウトコースの球をミートしてセカンドの頭を超えるバッティングで「うまい」とか「悪球をうまく打った」とか言われているうちに体の芯で回転するスイングをサボったせいでしょうね。
今年の阪神の選手は今岡以外はインサイドの球もしっかり巻き込んで打っているし。アウトコースの球もしっかりヘッドを走らせて強い打球を打っているなかで、今岡のあのバッティングはちょっと寒い。
「時計の狂い」ではなく「イメージの狂い」なのでファームでしっかり打ち込んできた方が今岡のためです。
彼の復帰に期待するより関本に1票ですね。
posted by 渋トラ | 2008-04-21 12:02
渋トラさんに同感
掛布さんもレフト側ラッキーゾーンってイメージですからね。
Gの二岡なんかもおんなじ道を辿りそうです。
よく言えば広角打法なんでしょうけど。
掛布さん=ラッキーゾーン→ルービックキューブマン対チエノワマンを発想しましたが(笑)
posted by lemg | 2008-04-21 12:56
Re:今岡選手と掛布さんに想う ~刻まれた躊躇い~
そう言えば掛布は33歳で引退でしたね。ドラフト外入団ながら、一気にミスタータイガースに。掛布コール、日本一、オールスターでの活躍。華やかなイメージが今も残っていますが、晩年のシーズンは悲しいもので、確かに今の今岡選手とダブります。セカンドからサードにコンバートされる時、解説の一枝修平氏が猛反対していました。老け込んでしまう、もっと鍛えるべし!と。当たってましたね。今岡選手が戻るには、関本、平野、新井選手が極度の不振、あるいは故障するか、代打で大活躍するかしかないようです。頑張ってほしいんですが…
posted by hearty | 2008-04-21 16:17
今岡選手と掛布さんに想う ~刻まれた躊躇い~
お邪魔します。
上のコメントでも指摘されていますが、掛布さんは手首へのデッドボールを喰らってから、どうも内角の球を怖がるようになったようで、ステップの際に踏み込むことができず、晩年は腰が引けて完全に手打ちのようになっていた記憶があります。
今年の今岡に関してはほとんど観ていないので何とも言えませんが、もしかしたら同じ様な原因で不振を極めているのかもしれませんね。
posted by bunchousann | 2008-04-22 04:10
今岡選手と掛布さんに想う ~刻まれた躊躇い~
今岡は好調だった時のオフ(たぶん2005年オフ)に次は長打力をつける的な発言をしていました。
2003年に首位打者・2005年に打点王そして自己最高の29HRを記録し次は本塁打王をと思ったのだと思います。
しかし、本来今岡は中距離ヒッターでしょう。大昔はともかく外野ブルペン撤廃以後阪神に日本人の長距離砲っていうのはいないでしょう。現役時代の岡田、真弓もしかりです。
金本は(40HR・34HR・31HRうってます)例外ですが金本と今岡を比べても今岡が中距離砲というのがわかります。
そんな彼がHRを狙えばどうなるか…と2006年は心配していました。
そして案の定大不振。この年に何もかも崩しました(けがも含めて)。
ばね指は好調な時から痛そうでしたし指摘もされていました。そして、それでも彼は打っていました。
昨シーズンオフ、彼は「加圧式トレーニングを取り入れ、長打力回復をはかる(スポニチより」っていたそうです。
さらに、村中に抑えられたヤクルト戦で代打にだされイチかバチか本塁打を狙ったとコメントされていました。
そんなことをやっているようでは今岡復活はないと思います。
去年.279とそこそこの打率ながら5番で24打点だったことを真摯に受け止めてほしいです。
posted by 今年はFA多いね | 2008-04-22 11:33
今岡選手と掛布さんに想う ~刻まれた躊躇い~
今岡については今年はFA多いねさんと全く同感です。
2006年は本塁打を目指すことを公言して、開幕戦のたし
かヤクルト戦だったと思うけど一打席目?に捕られたけど
大飛球、その後ホームランを打ったかと記憶しています。
しかしその後数試合で全く打てなくなった。これはばね指
の影響もあるけど、本来中距離打者の今岡がホームラン
を狙って・・・・・崩れてしまったと思う。村中の打席もご覧
の通りで、何でそんなに大振りすんねんと見ていた人は
思ったはず。加圧式で飛距離がアップするなら、それこそ
ヒットの延長がホームランになれば良いし、僕もこのまま
では今岡の復活は厳しいと思います。
posted by 白虎 | 2008-04-22 17:57
今岡選手と掛布さんに想う ~刻まれた躊躇い~
今岡は今日の感じだと♪今はもう動かないおじいさんの時計~って感じだな。
posted by 四番サード八木 | 2008-04-22 22:15
今岡選手と掛布さんに想う ~刻まれた躊躇い~
管理人さんの野球に対する造詣の深さに、敬服します。
掛布の引退前の話、確かに今岡選手の現状とダブります。
掛布の場合、1986年に中日・斉藤からデッドボールを喰らって右手首を骨折するまで、足掛け5年近く「フルイニング出場」を継続していたのです。
この記録に関して、今は金本選手の代名詞のように扱われています。実際、当時の掛布もこの記録を随分励みにしていたようで、途切れることになって相当落胆したようです。
掛布だけではなく、ぶつけてしまった中日・斉藤もまた「罪悪感」にさいなまれ、シーズン中じきじきにリハビリ中の掛布をたずね、謝罪しています。しかし結局彼は、その影響もあってか中日では芽が出ず、ダイエーに放出されてしまうのです。
なおこの一件は、その後の阪神・中日両チームの運気の分かれ目でもあったようです。
その後中日は、大型トレード断行によってチームを刷新し、ペナント争いにほぼ毎年参加するようになる反面、阪神はバースの息子が難病を患い、掛布も復帰初戦で巨人・有田のサードゴロを右肩付け根に受けて、またも骨折。打球は完全なイレギュラーで、まさに不運としか言いようのないものでした。結局管理人さんの述べる通り、モチベーションを取り戻せぬまま2年後に引退となりました。岡田も東京ドームこけら落としの試合で、頸部に重症を負って、その後引退するまで全盛期のプレーを取り戻せませんでした。俗にいう阪神の暗黒時代です。
さて今岡選手ですが、技術的云々より、ただただ走りこみで体にキレを取り戻せば十分だと思うのです。そもそもが天才なのですから。それより守備時の集中力切れの方が、個人的に気になります。ひょっとして当時の掛布同様、何か家庭に問題を抱えているのではないでしょうか?かんぐり過ぎですが、非常に気になります。
posted by ぷにょ | 2008-04-27 17:40
今岡選手と掛布さんに想う ~刻まれた躊躇い~
おれも今年はFA多いねさんに同意ですね
今年のキャンプで「今年はHRにこだわる」みたいな発言をして
打撃練習で新井がライナー性の当たりを飛ばしている隣のゲージで
完全にすくい上げる打ち方でスタンドに入れていました
まるで新井より多くスタンドに入れることを目的としているかのようなフォームでした
キャンプではきっちりスイングをしてその年1年のフォームを固めなくてはいけないはずなのに・・・・
結果は2人を見れば明らかです
posted by nick | 2008-07-10 16:38



