2008年01月26日
ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第3話) ~ 『 曲がる 』 ~
ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第2話) ~ 回る ~ の続編です
飛行機が空を飛ぶメカニズムは『ベルヌーイの定理』
~流速が上がれば圧力が下がる~
で説明できるというのが 定説であった
しかし、2001年に物理学者デービッド・アンダーソンは
従来の航空力学は間違っていると主張した
何故、鉄の塊が飛ぶのだろうか?
『ベルヌーイの定理』の正否は?
未だに議論がなされている問題である
前回のコラムにも たくさんの貴重なコメント頂きましてありがとうございます コメント欄を参考にさせてもらいながら ジャイロボールというものを 皆さんと一緒に考えていきたいと思っていますが 今回と次回は 基本的な球種について 管理人がどう考えているか即興で その概略を書かせて頂きます カーブは何故曲がるのか? という問いに流体工学の専門家の方達は 基本的にこういった説明をされるかなと思います 『ボールが横に回転することによって 「ベルヌーイの定理」にしたがい ボールの右と左に空気抵抗の差ができ このことによって揚力が生まれ ボールは曲がる』 もしかしたら『ベルヌーイの定理』という台詞は使わないかもしれませんが このコラムの構成上使うことにしてください! この『ベルヌーイの定理』が万が一コケると 飛行機は飛ばないことになり カーブは曲がらないことになります このブログでは『ベルヌーイの定理』がコケたとしても 飛行機を飛ばし カーブを曲げたいと思います 今から、カーブ、スライダー、シュート、ストレート等の変化球 が変化する仕組みを説明しますが これは先程 管理人が捻り出したものです 教科書には絶対に載っていません ストレートで一気に勝負をつけます 投手がストレートを投げるとボールに対してバックスピンがかかります バックスピンがかかるボールをストレートと言うのかもしれませんね 管理人はバックスピンという回転がかかったからといって ボールの上下に空気抵抗の差ができるとは思いません ← 投手 → ↓○↑ 打者 → ――――――――――――――――――――――空気の絨毯(ジュウタン) 空気は気体ですが物質ですから 摩擦が生じます 空気の絨毯の上を ボールがバックスピンしながら進むのをイメージして下さい ギュルルンという音をたてて(?)上向きに跳ね上がるとみせかけて 重力に押し戻されたのではないですか? こういった空気の絨毯との摩擦により変化球は上下左右に変化を しているのです ・・・ これで誤魔化せればいいんですが まあ無理でしょうね
――――――――――――――――――――――空気の絨毯(ジュウタン) ← 投手 → ↓○↑ 打者 → 残念ながら空気の絨毯はボールの上にも存在します ボール上の空気の絨毯との摩擦によって ボールは下向きに向かう力を得ます 上下の 二つの空気の絨毯との摩擦によって生じる ボールにかかる上向きに係る力と 下向きに係る力は ほぼ相殺されます ここまでではボールは変化しませんね しかし まだ、二つ空気の絨毯は残っています 絨| ← |絨 投手 → 毯|↓○↑|毯 打者 | → | ――――――――――――――――――――――地面 ボールの進行方向とボールの後ろです ボールの進行方向の空気の絨毯との摩擦により ボールには上向きの力が加わり ボールの進行方向後ろの空気の絨毯との摩擦により ボールには下向きの力が加わり この二つの力は相殺されるように思われますが そうではありません ボールは前に進んでいますから ボールの後ろの空気密度は常に薄くなります 電車が通過した後に吸い込まれる感覚が残りますよね 電車の進行方向後側の空気密度が薄くなっているからです 絨| ← |絨 投手 → 毯|↓○↑|毯 打者 | → | ――――――――――――――――――――――地面 このことによってボール進行方向後ろの空気の絨毯との 摩擦は弱いものとなり 下向きに係る力は弱いものとなります ボールの進行方向の空気の絨毯との摩擦により ボールの上向きに係る力に比べて これらのことを全て総合して ボールには空気との摩擦により 上向きの力が係ります これはストレートの場合なので よほど回転数が多くない限り重力により ボールは落下しますが カーブ、スライダー、シュート等の横向きの変化球の場合には 重力とは関係なく 横向きに変化することとなります ―――――――――――――――――――――― | ← | 投手 → | ↓○↑| 打者 | → | ―――――――――――――――――――――― 回転系の変化球が変化するのは 投手からみて ボールの左右上下の空気抵抗の差の為だと言われていますが 管理人はそうは思いません ボールの進行方向と進行方向逆向きの 空気との摩擦により発生する力の違いの為に ボールは変化すると考えています 変化球を説明するのに 『マグナス力』 や 『ベルヌーイの定理』といった 言葉を使う必要は全くないと思います このブログ上では 『マグナス力』 と 『ベルヌーイの定理』が共倒れしても カーブは曲がり 飛行機は飛びます 投手 / / / / / 打 者 ――――――――――――――――――地球表面 更にストレートを綺麗なバックスピンを強烈に掛けて投じれば ジャイロ・スコープのように回転軸が安定し なおかつ強い上向きの力が得られ マウンドは打者よりも高い所にあり 地球が丸いということを考慮すれば 打者が 『浮き上がったかのように』 感じるのではなく 実際に 『浮き上がる』 ボールを投げることは可能で・・・
柴崎香 『なんで、たこ焼きと戯れてるんですか!』 管理人 『これはピン球だ 卓球で使う』 柴崎香 『そんなことどうだっていいんですよ 凄い選手がいたんですよ』 管理人 『僕には関係ない』 柴崎香 『その選手は43号線なのに 70キロオーバーしたんですよ!』 管理人 『・・・僕は176号線なのに 12キロオーバーで捕まった・・・』 次回(第4話)『落ちる』 お楽しみに!人気ブログランキング
posted by HK@管理人 |08:03 |
ジャイロボールについての考察 |
コメント(10) |
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この記事に対するコメント一覧
ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第3話) ~ 『 曲がる 』 ~
上坂さん、自分がF1になってどうするんですかw
posted by 広島ファン | 2008-01-26 12:11
ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第3話) ~ 『 曲がる 』 ~
空気抵抗=空気との摩擦
空気は流動体の為、摩擦という言葉は適していません。
よって、抵抗と表現されます。
電気関係でもありますよね?抵抗。
固体同士⇒摩擦
固体と流動体(液体や気体)⇒抵抗、その他
流動体同士⇒・・・ 摩擦は分子レベル
そんなかんじで。
posted by 一緒ですよ | 2008-01-26 12:34
ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第3話) ~ 『 曲がる 』 ~
「マウンドは打者よりも高い所にあり」は関係無いのでは?
posted by aai | 2008-01-26 12:57
Re:ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第3話) ~ 『 曲がる 』 ~
171号線(ローカル線)なのに、10キロオーバーでキップを切られそうになった・・・・・・・しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
posted by 信号無視 | 2008-01-26 13:32
ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第3話) ~ 『 曲がる 』 ~
小学生の頃カーブを投げて思いっきりすっぽ抜けたらなぜかボールがシンカーみたいに落ちたた記憶がある。
子供ながら不思議に思ったのと肘にすざまじい激痛がしたため(帰りに病院にいった)未だに覚えている。
もしかしてジャイロに関係しているのか・・・・ないかなw
posted by 幼き頃のおもひで | 2008-01-26 18:57
ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第3話) ~ 『 曲がる 』 ~
ジャイロは投げられんものでもない。俺は手塚氏の「~の正体」シリーズを読んで練習して、なんとかツーシームジャイロを習得できそうなところまで来てる。スリークウォーターで投げたらちょっと沈むけど、サイド気味で投げたら全く落ちずに100キロ前後の球がミットの中に吸い込まれてった。だから、ジャイロは「曲がる」じゃなくて、「沈む」のほうが正しいと思う。
posted by 虎・虎・虎 | 2008-01-26 20:57
ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第3話) ~ 『 曲がる 』 ~
幼き頃のおもひでさんへ
スライダーとかシュートは指導書に書いてあるものと逆の指に力を入れてその指のほうからボールを抜くほうがよく曲がります。ただし負担が肘にくるので壊しやすいです。
管理人さんへ
私自身高校まで野球をしていましたがジャイロに近いと思われるものは下手投げ投手のすっぽ抜けた速球です。オーバースロー投手と違い下から投げると回転の方向が斜めになります。きれいな回転をしている場合回転の軸は右投げならキーボードの「ろ(なぜか¥になるのでこちらで)」、左投げなら「/」のようになります。たまたま私の高校の投手は下手投げで時々受けていたのですが稀に変な回転で最後まで落ちることのない球がありました。ボールがそのまま向かってくる感じです。そのときは若干回転が鈍く、円柱の軸をずらして回転させた(軸が「/」と「ろ」の間を行ったり来たりするような)感じでした。オーバースローでは140キロオーバーでも浮いてくるようにみえる球には出合ったことがありませんね。
posted by 10.8 | 2008-01-26 21:01
>10.8さん
貴重なコメントありがとうございます
教えてもらいたいことはいっぱいあるのですが・・・
捕手の方は投手の投げるボールの回転軸(回転方向)が見えるものなのでしょうか?
そして回転軸はかなり動く(ブレル?)ように見えるのでしょうか?
もしよろしければ教えて頂けませんか?
失礼しました
posted by HK@管理人 | 2008-01-27 00:46
ジャイロボールの正体をあばいてみせる(第3話) ~ 『 曲がる 』 ~
本職は外野でたまに打撃投手やブルペン捕手をしていた程度です。捕手でなくても意識を持てば回転は見えると思います。打席では130キロくらいで回転数の低い球までは何とか回転が見えました。公立で強豪とはほとんど対戦する機会がなかったのでそれ以上のレベルはわかりかねます。回転が多くなると球が少し白っぽく見えた(他の人はあまり感じないといっていましたが・・・)ので回転方向が見極めにくかったです。ただ大分実戦から遠ざかってしまったので今では同じように見れる自信がありません。
こちらの投手はMAXでも120キロくらいでしたので回転方向が結構わかりました。変な回転をしていたのは数回ですね。そのときは軸がおかしかったです。ぶれているというより軸が回転したとでも言った方が正しいかもしれません。
空気の渦の原理はナックルやナックルカーブ、フォークをみるとわかります。ローラー式バッティングマシンで上下の回転数を全く同じにしてみても同じ現象が現れます。
posted by 10.8 | 2008-01-27 11:01
>10.8さん >コメント頂いたみなさん
遅くなりましたが丁寧な説明ありがとうございます
何故かこのコメント欄が書き込み不能になっていたため返信できませんでした
【軸が回転していた】 これは面白いですね
当たり前のようで当たり前ではないですからね
またよかったら管理人のブログを覗きに来て下さいね
失礼しました
posted by HK@管理人 | 2008-02-04 23:52



