2008年02月12日

門田博光 遅れてきた長距離砲   ~逆境を乗り越える才能~

オリックス時代 当時住んでいた
奈良市の学園前から グリーンスタジアムKOBEまで 電車通勤していた

これが門田さんの現役時代の逸話の一つです
関西地方在住の人でもピンとこないかもしれませんが
実はこれはとてつもない快挙です 通勤経路を辿ってみます

奈良市の学園前→近鉄鉄道→地下鉄→
阪神電鉄or阪急電鉄orJR→地下鉄→グリーンスタジアム

乗り換え最低3回、推定通勤時間片道2時間半
一日に電車に乗っていた時間、推定4時間

更に
関西地方の主要な私鉄・しかもプロ野球球団の経営母体を全て網羅しています
かつて在籍した南海以外は全て

恐るべし門田博光

・・・




まずNPB史上本塁打記録は以下のようになっています

■通算本塁打ランキング
  王貞治   868本 
  野村克也 657本 
  門田博光 567本
  山本浩二 536本 
※清原和博 525本
  落合博満 510本 
  張本勲   504本 
  衣笠祥雄 504本 
  大杉勝男 486本 
  田淵幸一 474本 
(2007年度終了時のデータ)


1位の王貞治が2位の野村克也に対して211本差をつけています
868/657=1.32ですから、2位と1位の間には約1.3倍の差があります


ミスターX
王貞治
野村克也
門田博光
落合博満
福本豊
清原和博
イチロー

上記 僕自身のコラム等を参考にしました 



■通算成績 

ミスターX 試合数 2186   打率.305 HR 444 打点 1522  四球 969   死球 43
王貞治   試合数 2831 打率.301 HR 868 打点 2170  四球 2390 死球114
野村克也 試合数 3017 打率.277  HR 657 打点 1988  四球 1252 死球122 
門田博光 試合数 2571  打率.289 HR 567  打点 1678  四球 1273  死球 62
落合博満  試合数 2236 打率.311 HR 510 打点 1564  四球 1475 死球 63
福本豊   試合数 2401 打率.291  HR 208  打点  884   四球 1234 死球 43
清原和博 試合数 2316 打率.272 HR 525 打点 1527 四球 1343  死球196
イチロー   試合数 2069 打率.342 HR 185  打点   956 四球  713 死球 94

(イチローのみ日米通算成績及び2007年終了時のデータ
清原和博は2007年終了時のデータ)

どの選手も素晴らしい成績ですね
昨年は四球のデータに着目して王監督の事を
死球のデータに着目して落合監督の事を
死球と盗塁のデータに着目して野村監督と福本豊さんの事を
そして今年は出塁率と打点のデータに着目して
長嶋監督とイチロー選手の事を
コラムに書かせて頂きました


今回もまずは死球から

ミスターX 試合数 2186  死球  43  1試合あたりの死球 ***
王貞治   試合数 2831 死球 114 1試合あたりの死球 0.0403
野村克也 試合数 3017 死球 122 1試合あたりの死球 0.0404
門田博光 試合数 2571  死球  62   1試合あたりの死球 0.0241
落合博満 試合数 2236 死球  63  1試合あたりの死球 0.0282
福本豊   試合数 2401 死球  43  1試合あたりの死球 0.0179
清原和博 試合数 2316  死球 196 1試合あたりの死球 0.0846
イチロー   試合数 2069 死球  94  1試合あたりの死球 0.0454


くれぐれもミスターXの1試合あたりの死球を
計算しないようにしてください これは門田さんのコラムです
ミスターXに乗っ取られる訳にはいきません

昨年のコラムで落合監督1試合あたりの死球が
HRを量産した打者の中では群を抜いて少ない事を紹介しました

しかし門田さんは
落合監督の1試合あたりの死球数を更に下回ります

門田博光 1試合あたりの死球 0.0241
落合博満 1試合あたりの死球 0.0282
清原和博 1試合あたりの死球 0.0846

清原選手と比べると落合監督がピタリ1/3
清原選手と比べると門田さんは1/3以下になっています

昨年の落合監督のコラムで
落合監督の死球数の少なさを発見して
はしゃいで
落合監督は投手の目線で投げ込まれるコースを予想する事に
熟練していたと考察した管理人でしたが

門田博光 1試合あたりの死球 0.0241
落合博満 1試合あたりの死球 0.0282

このデータを見ると、門田さんも同じ技術を用いていたのかなと思います

そして、この二人には共通したことが他にもあります
名前
発言です

『ホームランの当たり損ねがヒット・ホームラン狙いをやめれば4割打てる』
『ホームランは狙って打つものなんだよ・衰えたら4割を考えるよ』

前者が門田さんの発言
後者が落合監督の発言です

同じじゃないですか

門田博光 打率.289 HR 567  打点 1678  四球 1273  死球 62
落合博満  打率.311 HR 510 打点 1564  四球 1475 死球 63

なにやら通算成績まで似通っていますね
HRを狙って打っていたこの二人は
それぞれ4割を可能な数字だと考えていました

やはり、なんらかの他人には真似できない技術をもっていて
それからくる自信が4割を二人にイメージさせていたのでしょうか

40歳半ばまで第一戦で現役を続けた所も
この二人の共通点であり凄い所です


ただし、この二人の野球経歴には大きな違いがあります
落合監督が大きな怪我なく活躍したのに比べ
門田さんはそうではありませんでした

1970年にドラフト2位で南海に入団すると
2年目に三番に抜擢され打点王に輝くと
長打への意識が強まり、右足を大きく上げた打法に
変わっていきました

しかし、成績は想うように伸びず
HR数は20本前後を彷徨いました
31才となった79年の春季キャンプで右足のアキレス腱を断裂

普通ならここからは成績は下降線をたどる
年齢そして、それだけの怪我ですが
門田さんは違いました

発想が

『ホームランなら足に負担はかか
 らない全打席ホームランを狙う』
とマスコミの前で宣言

そして復活した80年には41本のホームランを放ち
翌年の81年には44本のホームランを放って念願のHR王獲得

更に40歳になった88年には
打率.311 44HR 125打点
のバースが再来したかのような成績でHR、打点の二冠王
そしてMVP、更に自信初のフル出場

40歳にしてキャリアハイ
『老いてなおさかん』
これは三国志でいえばまさに黄忠ですね

家族を大事にする門田さんは41歳の時
ホークスの福岡移転に際してオリックスへ移籍
これも黄忠のようだ


福岡のファンから博多弁で
『なんばしょっか』と野次られたものの
門田さんには『難波のショッカー』に聞こえ

『帰れ!』コールは
門田さんには『ホークスに帰ってこい』の意味となって伝わり

福岡のファンは自分を応援してくれてるんだと感動したようです

更に 
オリックス移籍1年目の1989年
本塁打を打ち、出迎えを受けた際

ブーマーから怪力のハイタッチを浴びて腕を脱臼

シーズン終盤残りの半月を棒に振るというアクシデントに見舞われました
このシーンは珍プレーで何度も流れてましたね

この年は近鉄・西武とオリックスが最後まで競り合った末
近鉄が優勝しましたが
このハプニングがなければどうなっていたんでしょうか


そして引退後、解説者となった門田さんは
打点は    『RBI』
犠牲バントは 『サクリファイスバント』
屋外球場は  『ナチュラル球場』等
独特の言い回しを披露!
少なくとも管理人はTVの前で混乱してました


野球選手としては恐らく記録であろう
超長距離電車通勤

『ホームランなら足に負担はかか
 らない全打席ホームランを狙う』発言

『難波のショッカー』
『ホークスに帰ってこい』聞き違い

これらの超プラス思考

ブーマーから怪力のハイタッチ
を浴びて腕を脱臼事件

『RBI』
『サクリファイスバント』
『ナチュラル球場』・・・


残した記録も凄まじいですが
この男がもっとはやく覚醒していたらあの男に
も負けない凄まじい記憶を残していたのではないかと思います


あの男・・・ミスターX・・・


『1年目のルーキー』
『今年初めての開幕戦』
『体験を経験』
『疲労からくる疲れ』
『秋の秋季キャンプ』
『始まりのスタート』
『バースデー誕生日』
『鯖という字は魚へんにブルー』
『今日の桑田は7回ワン失点……』
『I live in 江戸.』
『いいかげんにしてよ。僕にだってデモクラシーがあるんだ』
『いいか、こうビシッ、ビシッと、グッときてスパッと、やってみろ!』
『失敗を恐れてはいかん!失敗は成功のマザーだ!』


手強い


門田さんがシャイな性格ではなく、もっと自分を強く出すタイプだったら
もっと凄まじいエピソードが残ったに違いありません
しかし、このプラス思考は見習わないといけませんね


長文最後まで読んでいただきありがとうございました
失礼します






管理人の独り言のコーナー(New!)

ある日自宅で休養していたところ
突然脈拍が乱れ
体温が急速に下がっていくのを感じた
はいつくばりながら外に出て
太陽を浴びると何とか持ち直した
『あの時晴れていなければ、自分は死んでいただろう』
と門田さんは述懐しています

・・・負けてないぞ・・・

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【六十万刻到達 記憶記録記事】


posted by HK@管理人 |08:03 | 殿堂入り | コメント(4) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
門田博光 遅れてきた長距離砲   ~逆境を乗り越える才能~

おもろいッス。ププ…

posted by mera | 2008-02-12 12:23

門田博光 遅れてきた長距離砲   ~逆境を乗り越える才能~

門田選手の打席を見ると、大きな選手っぽいのですが、実際には170ちょっとしか身長が無いんですよね?
ブーマーとのハイタッチのシーンで大人と子供くらいの身長差が有りました。
あの身体で、この成績はすごいと思います。

posted by hiromitsu | 2008-02-12 12:51

門田博光 遅れてきた長距離砲   ~逆境を乗り越える才能~

なんか気どってそれらしいタイトル付けているのはいいんだけど・・・
ほとんどWikipediaのパクリねww

posted by ドロボー!!! | 2008-02-12 15:45

全然野球とは関係ないんだけど

管理人さんのプロフィールに「慢性疲労症候群」て載っていたので、ちょっと寄り道しました。モナヴィーのアサイベリージュースって知ってます?アメリカで今急成長してる会社のすごく美味しいジュース。これ飲むとホント元気になりますよ。大リーグ、レッドソックスの現役ストッパー、ジョナサン・パぺルボンも愛飲してます。試してみる価値大ですよ。
ブログのコメントじゃなくて、すみません。

posted by おまえ | 2008-02-26 22:33

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