2008年03月17日

ドームランといわれているものについて考えてみました よかったら巨人戦の参考にしてください

ドームランの正体をあばいてみせる(第17話)・最後のドーム ~京セラドーム大阪~の続編です

『僕はドームランなんて信じない』

誠に申し訳ありませんね、又、今回も管理人のおなじみの仮定から入ります
闇が深くなるのは 夜が明ける直前であればこそ
ということにしておいてください


ドームランとは
東京ドームにおいて、なんらかの理解できない力によって
不可思議な程に量産されるホームランの事を指して
作られた言葉だと思います


その上でこのブログを進めます


『空調』 という言葉がすぐに思い浮かぶ方がいらっしゃるかと思いますが
管理人はこの言葉が結論としては『当たらずとも遠からず』だと思います


昨年は
四球のデータに着目して王監督の事を
死球のデータに着目して落合監督の事を
死球と盗塁数のデータに着目して野村監督と福本豊さんの事を
そして昨年から前回にかけてHR数に着目して
ドームランについての考察シリーズをブログに書かせて頂きましたが


だいぶんとこのシリーズもマンネリ化一段落しそうな気配を帯びてきましたね


今回のブログを書くに当たってのデータ収集にも
前回と同様、それなりに苦戦しました
通常はあるサイトからデータを引用させてもらって、そのデータを解析
するものなのですが
このテーマを扱うにあたってのデータはどのサイトにも存在せず
管理人が2007年の試合を1試合1試合振り返ってデータを収集したものです


あまりのデータ量の莫大さに呆れて今日のブログタイトルを
『G大阪シジクレイありがとう・その8』にしようかとほんの一瞬考えました


苦心して集めたデータを紹介しますが
簡略化の為に前もってデータコラムを作っておきました
なお詳しく知りたい方はこれらのコラムの古いコラムを参考にして頂ければ幸いです

【2007年セリーグデータ資料室】
【2007年パリーグデータ資料室】
【2007年ドーム球場資料室】
【2007年屋外球場資料室】

概要を知りたい方はこれらのデータコラムを参考にしてください


2007年度公式戦の各球場における
各球団主催の試合数総ホームラン数(12球団全て)

東京ドーム(巨人)
4月から5月10日まで及び10月   21試合  35本 1試合当たりのHR 1.66本 
5月11日以降9月終わりまで     45試合 134本 1試合当たりのHR 2.97本
                                                  (↑)
ナゴヤドーム
3月から5月10日まで及び10月   20試合  28本 1試合当たりのHR 1.40本 
5月11日以降9月終わりまで     47試合  54本 1試合当たりのHR 1.15本                                                    (↓)
甲子園球場
4月から5月10日まで及び10月   17試合  23本 1試合当たりのHR 1.35本 
5月11日以降9月終わりまで     46試合  50本 1試合当たりのHR 1.09本
                                                  (↓)

札幌ドーム
3月から5月10日まで及び10月   23試合  29本 1試合当たりのHR 1.26本 
5月11日以降9月終わりまで     40試合  39本 1試合当たりのHR 0.975本
                                                  (↓)
広島球場
4月から5月10日まで及び10月   15試合  37本 1試合当たりのHR 2.47本
5月11日以降9月終わりまで     46試合 106本 1試合当たりのHR 2.30本
                                                  (↓)

福岡ヤフードーム
3月から5月10日まで及び10月   18試合  31本 1試合当たりのHR 1.72本 
5月11日以降9月終わりまで     52試合  60本 1試合当たりのHR 1.15本
                                                  (↓)
千葉マリンスタジアム
3月から5月10日まで及び10月   22試合  36本 1試合当たりのHR 1.64本 
5月11日以降9月終わりまで     53試合  69本 1試合当たりのHR 1.30本
                                                  (↓)
グッドウィルドーム
3月から5月10日まで及び10月   18試合  35本 1試合当たりのHR 1.94本 
5月11日以降9月終わりまで     53試合  83本 1試合当たりのHR 1.57本
                                                  (↓)
京セラドーム大阪
3月から5月10日まで及び10月   16試合  25本 1試合当たりのHR 1.56本 
5月11日以降9月終わりまで     32試合  43本 1試合当たりのHR 1.34本
                                                  (↓)
フルキャスト宮城(New)
3月から5月10日まで及び10月   21試合  35本 1試合当たりのHR 1.66本 
5月11日以降9月終わりまで     48試合  57本 1試合当たりのHR 1.19本
                                                  (↓)


某魔術師ならこう言うところでしょう
『紅茶を一杯 ブランデーをたっぷり』

フルキャスト宮城は野村監督率いる楽天の本拠地です
策士の野村監督のことですから 何かあるかもと警戒していましたが
どうやら杞憂だったようです


ここまでのドームランについての考察シリーズで

東京ドームは風船
他のドームは体育館
屋外球場は運動場に例えてきましたが
このフルキャスト宮城は言うまでもなく運動場に属するでしょう

アヤちゃん
データを見る限りでは東京ドーム以外の球場と同じ傾向が出ていますね


東京ドーム以外の9球場においては
空調が冷房目的兼で使用される時期の方が
1試合あたりのHR数は減少しています

東京ドームだけは
空調が冷房目的兼で使用される時期の方が
空調が冷房目的で使用されない時期に比べて
HR数が増加しています
約2倍に



何故でしょうか?



東京ドームではお客さんに快適に試合を観戦してもらう為にはドーム内を快適な温度に整える必要があります
そして東京ドームは構造上、天井部分はとても柔軟性のある材質で構成されており
その時々の気象条件等により、東京ドームの体積は常に変化しています
夏場ならば球場外が30℃を超えている状態で
球場内が25℃前後になる事もあるでしょう
すると球場内の空気圧と球場外の実質上の空気圧にかなりの差が生まれます
東京ドームは内圧と外圧が釣り合って屋根が構成されていることになっているようですが

それは違います

特に夏場などは球場内を冷却する為のエアコンの風量が強くなり
それにともない球場外に排出される空気量も増えた上で
屋根をドーム状に構成する為に空気圧を調整しなければなりません
よって球場内外の実質上の空気圧にかなりの差が生まれます
もしエアコンがかかった上で空気がどこからも排出されなければ
おおげさにいえばドームは破裂します
風船が割れるように

ドーム内の冷やされて圧縮された空気は膨張して外に向かおうとします
ドームの天井に無数にある微小の空気の入れ替え口と
東京ドームの天井を構成している他のドームと比較して柔軟性のある特殊な素材に向かって

そのことによって
恐らくドーム全体としてはセカンドベース付近からドーム天井に向かって空気の流れが作られていると思われます


ナゴヤドーム
3月から5月10日まで及び10月   20試合  28本 1試合当たりのHR 1.40本 
5月11日以降9月終わりまで     47試合  54本 1試合当たりのHR 1.15本甲子園球場
4月から5月10日まで及び10月   17試合  23本 1試合当たりのHR 1.35本 
5月11日以降9月終わりまで     46試合  50本 1試合当たりのHR 1.09本札幌ドーム
3月から5月10日まで及び10月   23試合  29本 1試合当たりのHR 1.26本 
5月11日以降9月終わりまで     40試合  39本 1試合当たりのHR 0.98本広島球場
4月から5月10日まで及び10月   15試合  37本 1試合当たりのHR 2.47本 
5月11日以降9月終わりまで     46試合 106本 1試合当たりのHR 2.30本福岡ヤフードーム
3月から5月10日まで及び10月   18試合  31本 1試合当たりのHR 1.72本 
5月11日以降9月終わりまで     52試合  60本 1試合当たりのHR 1.15本千葉マリンスタジアム
3月から5月10日まで及び10月   22試合  36本 1試合当たりのHR 1.64本 
5月11日以降9月終わりまで     53試合  69本 1試合当たりのHR 1.30本グッドウィルドーム
3月から5月10日まで及び10月   18試合  35本 1試合当たりのHR 1.94本 
5月11日以降9月終わりまで     53試合  83本 1試合当たりのHR 1.57本京セラドーム大阪
3月から5月10日まで及び10月   16試合  25本 1試合当たりのHR 1.56本 
5月11日以降9月終わりまで     32試合  43本 1試合当たりのHR 1.34本フルキャスト宮城(New)
3月から5月10日まで及び10月   21試合  35本 1試合当たりのHR 1.66本 
5月11日以降9月終わりまで     48試合  57本 1試合当たりのHR 1.19本東京ドーム
4月から5月10日まで及び10月   21試合  35本 1試合当たりのHR 1.66本 
5月11日以降9月終わりまで     45試合 134本 1試合当たりのHR 2.97本


東京ドーム内とドーム外に温度差があまり無い4月、10月にはこの現象は起こらず、さほどホームランは量産されません
しかし温度差が出来る時期にはこの空気の流れに乗ってホームラン数が増える傾向があります

空調システムの起こす空気の流れ自体が直接HR数を増加させているのではありません
東京ドーム内外の温度差が間接的にHR数を増加させているのです

それは巨人とその対戦チームにとって
平等なものだと信じています

そして、この現象は東京ドーム以外の体育館型ドームや屋外球場そして屋外型ドームでは起こりません


これがドームランと言われているものの正体です

ただし今季はこのようにはいきませんよ




長文最後まで読んで頂きましてありがとうございました
失礼します








(第一部完)

posted by HK@管理人 |08:03 | ドームランについての考察 | コメント(1) | トラックバック(0)
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ドームランの尻尾が見えた!! ~今日は下痢するまで飲みたいです~

全体の傾向としては、単純にパークファクターで見て特別本塁打の出やすい球場ではないですね。
どうも東京ドームでの浅いホームランだけが騒がれるような感じしますが…

posted by take | 2008-03-17 14:43

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