2008年03月03日

ドームランの正体をあばいてみせる(第17話)・最後のドーム ~京セラドーム大阪~

ドームランの正体をあばいてみせる(第16話)・開放型ドーム~グッドウィル!~の続編です

『僕はドームランなんて信じない』

又、今回も管理人の仮定から入ります
もうあと本当にあと少しの辛抱です


ドームランとは
東京ドームにおいて、なんらかの理解できない力によって
不可思議な程に量産されるホームランの事を指して
作られた言葉だと思います


その上でこのブログを進めます

『空調』 という言葉がすぐに思い浮かぶ方がいらっしゃるかと思いますが
管理人はこの言葉が結論としては 『当たらずとも遠からず』 だと思います


昨年は
四球のデータに着目して王監督の事を
死球のデータに着目して落合監督の事を
死球と盗塁数のデータに着目して野村監督と福本豊さんの事を
そして昨年から前回にかけてHR数に着目して
ドームランについての考察シリーズをブログに書かせて頂きましたが


だいぶんとこのシリーズもマンネリ化終盤に差し掛かってきた感がありますね
頭脳のスポーツ である将棋でいえば 
一手争いの終盤戦に差し掛かってきた所でしょうか

今回のブログを書くに当たってのデータ収集にも、前回と同様、比較的苦戦しました
通常はあるサイトからデータを引用させてもらって、そのデータを解析
するものなのですが
このテーマを扱うにあたってのデータはどのサイトにも存在せず
管理人が2007年の試合を1試合1試合振り返ってデータを収集したものです

つまり 加藤一二三九段前人未到の1000敗到達 のようなデータです


あまりのデータ量の莫大さに慣れつつも今日のブログタイトルを
『G大阪シジクレイありがとう・その7』にしようかと刹那の間、考えました

はっきりいってブログ開設史上・例をみない斬新なデータとの攻防戦でした
前回も似たようなことを書きましたね
まあ将棋で言えば
猛威を振るう藤井システム!居飛車穴熊絶滅か?!
みたいなものだと思ってください


苦心して集めたデータを紹介しますが
簡略化の為に前もってデータコラムを作っておきました

なお詳しく知りたい方はこれらのコラムの古いコラムを参考にして頂ければ幸いです

【2007年セリーグデータ資料室】
【2007年パリーグデータ資料室】
【2007年ドーム球場資料室】
【2007年屋外球場資料室】

概要を知りたい方はこれらのデータコラムを参考にしてください


2007年度公式戦の各球場における
各球団主催の試合数総ホームラン数(12球団全て)

東京ドーム(巨人)
4月から5月10日まで及び10月   21試合  35本 1試合当たりのHR 1.66本 
5月11日以降9月終わりまで     45試合 134本 1試合当たりのHR 2.97本ナゴヤドーム
3月から5月10日まで及び10月   20試合  28本 1試合当たりのHR 1.40本 
5月11日以降9月終わりまで     47試合  54本 1試合当たりのHR 1.15本甲子園球場
4月から5月10日まで及び10月   17試合  23本 1試合当たりのHR 1.35本 
5月11日以降9月終わりまで     46試合  50本 1試合当たりのHR 1.09本札幌ドーム
3月から5月10日まで及び10月   23試合  29本 1試合当たりのHR 1.26本 
5月11日以降9月終わりまで     40試合  39本 1試合当たりのHR 0.98本広島球場
4月から5月10日まで及び10月   15試合  37本 1試合当たりのHR 2.47本 
5月11日以降9月終わりまで     46試合 106本 1試合当たりのHR 2.30本福岡ヤフードーム
3月から5月10日まで及び10月   18試合  31本 1試合当たりのHR 1.72本 
5月11日以降9月終わりまで     52試合  60本 1試合当たりのHR 1.15本千葉マリンスタジアム
3月から5月10日まで及び10月   22試合  36本 1試合当たりのHR 1.64本 
5月11日以降9月終わりまで     53試合  69本 1試合当たりのHR 1.30本グッドウィルドーム
3月から5月10日まで及び10月   18試合  35本 1試合当たりのHR 1.94本 
5月11日以降9月終わりまで     53試合  83本 1試合当たりのHR 1.57本京セラドーム大阪(New)
3月から5月10日まで及び10月   16試合  25本 1試合当たりのHR 1.56本 
5月11日以降9月終わりまで     32試合  43本 1試合当たりのHR 1.34本


升田幸三実力制第4代名人ならこう言うところでしょう
『錯覚いけない よく見るよろし』

京セラドームはオリックスの本拠地ですが
準本拠地としてスカイマークスタジアムを多く使用している為
京セラドームでの試合数は他の球団の本拠地での試合数
に比べれば少ないものとなっています

ここまでのドームランについての考察シリーズで

東京ドームは風船
他のドームは体育館
屋外球場は運動場に例えてきましたが
この京セラドーム大阪は体育館型のドームに属するでしょう

先生バスケがしたいです
データを見る限りでは東京ドーム以外の球場と同じ傾向が出ていますね
順調に均衡を維持しつつ終盤戦に突入という感じでしょうか


東京ドーム以外の8球場においては
空調が冷房目的兼で使用される時期の方が
1試合あたりのHR数は減少しています

東京ドームだけは
空調が冷房目的兼で使用される時期の方が
空調が冷房目的で使用されない時期に比べて
HR数が増加しています
約2倍に



何故でしょうか?



東京ドームではお客さんに快適に試合を観戦してもらう為にはドーム内を快適な温度に整える必要があります
そして東京ドームは構造上、天井部分はとても柔軟性のある材質で構成されており
その時々の気象条件等により、東京ドームの体積は常に変化しています
夏場ならば球場外が30℃を超えている状態で
球場内が25℃前後になる事もあるでしょう
すると球場内の空気圧と球場外の実質上の空気圧にかなりの差が生まれます
東京ドームは内圧と外圧が釣り合って屋根が構成されていることになっているようですが

それは違います

特に夏場などは球場内を冷却する為のエアコンの風量が強くなり
それにともない球場外に排出される空気量も増えた上で
屋根をドーム状に構成する為に空気圧を調整しなければなりません
よって球場内外の実質上の空気圧にかなりの差が生まれます
もしエアコンがかかった上で空気がどこからも排出されなければ
おおげさにいえばドームは破裂します
風船が割れるように

ドーム内の冷やされて圧縮された空気は膨張して外に向かおうとします
ドームの天井に無数にある微小の空気の入れ替え口と
東京ドームの天井を構成している他のドームと比較して柔軟性のある特殊な素材に向かって

そのことによって
恐らくドーム全体としてはセカンドベース付近からドーム天井に向かって空気の流れが作られていると思われます


ナゴヤドーム
3月から5月10日まで及び10月   20試合  28本 1試合当たりのHR 1.40本 
5月11日以降9月終わりまで     47試合  54本 1試合当たりのHR 1.15本甲子園球場
4月から5月10日まで及び10月   17試合  23本 1試合当たりのHR 1.35本 
5月11日以降9月終わりまで     46試合  50本 1試合当たりのHR 1.09本札幌ドーム
3月から5月10日まで及び10月   23試合  29本 1試合当たりのHR 1.26本 
5月11日以降9月終わりまで     40試合  39本 1試合当たりのHR 0.98本広島球場
4月から5月10日まで及び10月   15試合  37本 1試合当たりのHR 2.47本 
5月11日以降9月終わりまで     46試合 106本 1試合当たりのHR 2.30本福岡ヤフードーム
3月から5月10日まで及び10月   18試合  31本 1試合当たりのHR 1.72本 
5月11日以降9月終わりまで     52試合  60本 1試合当たりのHR 1.15本千葉マリンスタジアム
3月から5月10日まで及び10月   22試合  36本 1試合当たりのHR 1.64本 
5月11日以降9月終わりまで     53試合  69本 1試合当たりのHR 1.30本グッドウィルドーム
3月から5月10日まで及び10月   18試合  35本 1試合当たりのHR 1.94本 
5月11日以降9月終わりまで     53試合  83本 1試合当たりのHR 1.57本京セラドーム大阪(New)
3月から5月10日まで及び10月   16試合  25本 1試合当たりのHR 1.56本 
5月11日以降9月終わりまで     32試合  43本 1試合当たりのHR 1.34本東京ドーム
4月から5月10日まで及び10月   21試合  35本 1試合当たりのHR 1.66本 
5月11日以降9月終わりまで     45試合 134本 1試合当たりのHR 2.97本


東京ドーム内とドーム外に温度差があまり無い4月、10月にはこの現象は起こらず、さほどホームランは量産されません
しかし温度差が出来る時期にはこの空気の流れに乗ってホームラン数が増える傾向があります

空調システムの起こす空気の流れ自体が直接HR数を増加させているのではありません
東京ドーム内外の温度差が間接的にHR数を増加させているのです

それは巨人とその対戦チームにとって
平等なものだと信じています

そして、この現象は東京ドーム以外の体育館型ドームや屋外球場そして屋外型ドームでは起こりません


これがドームランと言われているものの正体です




長文最後まで読んで頂きましてありがとうございました
失礼します








次回予告のコーナー(New!)

作戦名・ラグナロク
お楽しみに!

20080103-01.gif 人気ブログランキング


posted by HK@管理人 |08:03 | ドームランについての考察 | コメント(4) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/hkhk/tb_ping/105
この記事に対するコメント一覧
シャルルの法則

エアコンで外から空気を吸入するわけじゃないだろうから、ドームが破裂することは無いと思うんだけどな。

むしろドーム内の空調による低温で空気の体積が小さくなって、ドームがショボショボ~って萎える図を妄想してしまうような。

posted by トーリス・ガーリ | 2008-03-03 17:12

ドームランの正体をあばいてみせる(第17話)・最後のドーム ~京セラドーム大阪~


エアコンのシステムを誤解してないかい?
ドーム外の気温を30度としよう。

エアコンはまずドーム外の空気を圧縮します。
すると圧縮された空気は30度→40度となります。
それを外気に触れさせておけば自然と30度に戻ります。
(実際は水をかけて風を送り冷やすなど工夫するのでしょう)
この時点で空気は圧縮されたままです。
その圧縮された空気をドーム内に開放します。
するとドーム内で空気は膨張し30度→20度と
温度が下がります。

数字は適当ですが、エアコンのシステムはこんなもんじゃないの?

posted by エアコン | 2008-03-03 17:36

ドームランの正体をあばいてみせる(第17話)・最後のドーム ~京セラドーム大阪~

素敵な論文です。
でも、私は東京ドーム係員が"手動扇風機"のハンドルをグルグル回していると信じていたいです。

posted by アンチ嘘塵 | 2008-03-03 17:43

ドームランの正体をあばいてみせる(第17話)・最後のドーム ~京セラドーム大阪~

あ~、寒いな。
2/3が自分自身でコメントしてんのか~。

あ~、寒い、寒い。

posted by 通りすがりの常連 | 2008-03-04 00:12

コメントする