2007年09月12日
試合内容は兎も角、喉から手が出る程欲しかった勝ち点3を手に入れ、良くも悪くもグループCの首位に立った。
8月22日のベトナム戦から9月12日のカタール戦までに採用したシステムについて考えてみた。
システムを考える際の基準はやりたいサッカーに最もフィットするシステムを採用する事だと思う。
勿論、試合会場が「ホームなのかアウェーなのか?」によっても換わってくると思うし、試合のアプローチとして「オフェンシブに行くのかディフェンシブに行くのか?」によっても換わってくるだろうと思う。
しかし、ベトナム戦は3-5-2、サウジアラビア戦は3-6-1と言うよりは3-4-2-1、9月12日のカタール戦は4-5-1と言うよりかは4-2-3-1と言う感じで、やろうとしているサッカーはそれ程違いがない筈なのにシステムが毎試合換わっているのは何故だろう?
更に言えば、どの試合においてもポジション的にフィットしていない選手が少なからず居るように思えるのだ。
例えば、ベトナム戦とサウジアラビア戦の本田圭佑は左サイドの守備に負われる時間が長く、攻撃に絡めないでいたし、今日のカタール戦での水野はだいぶ修正出来ていたような気がしたけれど、サウジアラビア戦での水野は効果的な飛び出しは出来ず、持ち味である正確なパスはなりを潜めた。
また、今日の家長も前半はディフェンスラインが深かった為に中々効果的な上がりが出来ていなかったと言えるし、左SBに入った伊野波などは殆ど攻め上がらなかった。
逆に右SBに入った内田は効果的な上がりを見せようとしていたものの、中々ボールが出て来なくて、結果として効果的な上がりは数える程しかなかった。
これでは選手個々の持っている良さを引き出せていないと言う事が出来ると思う。
これらを踏また上で、反町監督には「やりたいサッカーが見えていない」と言ったら言い過ぎだろうか?
今日のカタール戦は前半6分、水野の正確なプレースキックを梶山が頭で叩き込んだ1点が決勝ゴールとなった訳だけれど、予測に反してカタールがベタ引きして来なかった為、比較的スペースがあり、時折、人とボールが連動する場面も観られた。
しかし、ホームで試合をしているのにオフェンスに人数を掛けず、攻撃に顔を出すメンバーは常に同じ顔ぶれだから、ディフェンスする側からすれば的が絞り易く、ものの見事にいなされてしまった。
後半23分に本田拓也が今日2枚目のイエローを貰って退場すると、カタールの怒濤のような波状攻撃が始まり、それをどうにかこうにか堪え忍んだ末に勝ち点3を獲得した。
僕は試合を見続ける間、心の何処かでカタールを応援していた。
ホームでこの程度の相手に、この程度の結果しか出せない五輪代表なら「いっそこのまま負けてしまった方が…」とさえ思ったし、正直、お金を払って国立に集ったファンやサポに失礼な試合だったと思った。
それでも尚、勝ち点3を連呼して喜んでいるようでは日本サッカー界の将来は暗くなる一方だ。
posted by ひろゆきちゃま |23:17 |
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2007年09月11日
このサイトは毎日見ているけれど…
「書きたい!」という衝動が起きないまま、かれこれ一年が過ぎてしまった。
昨年、日本代表監督に就任したオシムさんのサッカーは、一朝一夕に形ができるものではないから
「一年くらい黙って観ていよう」と思っていたのだ。
先日のアジアカップでの戦いは結果として惨憺たるものになってしまい、がっかりしているファンやサポも多かったと思うけれど、次のW杯に向けた長く険しい道のりの最初の通過点として考えれば、選手たちに着実にオシム・イズムが浸透し、体現しようとしている事が確認できたので、概ね及第点を与えても良いのではないかと思っている。
勿論、アジアカップ三連覇はおろか、次のアジアカップのシード権すら確保できなかった訳だから、十分過ぎるほど落胆はしたのだけれど…。
今回久しぶりに「書きたい!」という衝動を呼び起こしたのは、9月8日に行われた北京五輪最終予選のサウジアラビア戦における反町監督の采配。
反町監督の就任当初から
「どんなサッカーがしたいの?」
という疑問を常に感じていたのだけれど、これ程、如実に疑問を抱いた采配は無かった。
これまで反町監督や選手達のコメントを聞いていると、目指すサッカーはA代表とNearly Equalのように読み取れるのだけれど、実際の試合を見ていると、
名の知れているタレントを集めた個の能力に依存したサッカーと
どことなくダブって見えるのは気のせいだろうか?
人とボールが連動して動くサッカーがしたいのなら、それが試合の中でプレーとして現れて来ても良さそうなものだけれど、ベトナム戦にしても、サウジアラビア戦にしても、そういうプレーが少な過ぎる気がする。
ベトナムやサウジアラビアに終始自陣に押し込まれて、自分達のサッカーを披露させて貰えない程の実力差があるならまだしも、恐らく10戦して半分くらいは勝てる相手でしょう?
サウジアラビア戦に関して言えば、ディフェンスの危なげなさが評価されているようだけれど、ボランチの2人を含め5人が殆ど同じエリアでディフェンスに徹し、適宜、両サイドが下がってディフェンスしていれば、そうそうゴールを割られる事はない訳で、逆にそこで
リスクを冒さなければ相手ゴールを陥れるのはかなり難しい
と言わざるを得ない。
今回、反町監督の采配で特に疑問に思ったのは、サウジアラビアに退場者が出た段階で
「何故、勝負に出なかったのか?」。
サウジアラビア戦後、反町監督を始め、選手達からも勝ち点3を狙いに行っていた旨のコメントが聞けるのだけれど「サウジアラビア側に退場者が出る」と言う勝負を仕掛けるには絶好機が訪れたにも関わらず、それを生かそうとしているようには到底思えなかった。
あの退場者が出た後半19分、後半開始から水野に代わって投入された柏木が持ち前の運動量で動き回ると、数的優位も手伝って、前半よりかはボールが繋がり始めていたし、本田(拓)、本田(圭)の二人ともが前半のうちにイエローを貰っていて交代のカードをあと2枚切れる状況だった。
ここで本田(拓)に代えてFWを、本田(圭)に代えて安田を投入すると言う決断はそんなに難しいのだろうか?
本田(拓)はポジション的にイエローを貰い易い訳で、折角の数的優位をむざむざ捨てるかも知れないと言うリスクを負うよりかは、数的優位を戦術的に利用する方が現実的な気がしたのだけれど…。
右サイドで内田が果敢に攻め上がって起点になっていた事からも、左サイドに同じ事が出来る選手が居れば、人数の少ないサウジアラビアを更に窮地に追い込む事が出来たのではないかと思う。
ワントップに抜擢されたデカモリシが前線で一人気を吐いている状況にもう一枚FWを加え、両サイドから仕掛けて、空いたスペースに柏木や家長が飛び込んで起点となるような試合運びに持ち込めれば、もう少し違った試合になったと想像するのは僕だけだろうか?
結果として、反町監督は3枚のカードを切ったものの、得点に直結するような采配には思えず、正直
「本当に勝ち点3が欲しかったの?」
と疑問だったのだ。
それが今回、久々に書こうと思い立った要因なのだけれど、皆さんのご意見はいかがでしょうか?
posted by ひろゆきちゃま |23:01 |
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