広島鯉太郎

「本塁打」にやられた投手陣

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 発熱なんて何のそのといった感じであった。

 巨人のスーパースターである坂本勇人が5打数4安打4打点、満塁ホームラン1本という大活躍。
 試合前日である昨日、発熱のために試合途中で帰宅をするという、ある意味で「試合バックレ」をした坂本。

 巨人で「試合バックレ」といったらライアルが有名なわけだが、坂本に関しては事情が事情だけに、まったくもって責任は追及されないだろう。

 ・・・少し話が逸れた。
 ということで、今日は発熱で試合に出るか微妙だったわけだが、坂本曰く「注射を打って熱が下がりました」ということで、体調自体はそこそこ復調していたのだろう。

 だが、いくらなんでもここまで打たれると、本当に昨日熱を出していたのかと疑ってしまいたいぐらいである。
 一言で言えば「さすがスーパースター」というわけだが、こちらからしたら「悔しい」の一言である。

 とりあえず、明日以降も坂本は要注意である。

 そして巨人は5-1の8回表に代打阿部の3ランホームランで3点を追加したわけだが、これもかなり痛かった。

 というのも、5-1の状況なら、昨日劇的なサヨナラ勝ちを収めたカープならばまだまだ追い上げ可能だったわけであり、ある意味で「まだいける」という心理が首脳陣にも、選手にも、そして我々ファンの間にもあったからである。
 そんな思いが阿部の一撃によって、一瞬にして静まったのである。
 改めて阿部の凄さを思い知ると共に、本塁打の恐ろしさを思い知ったわけだ。

 まさに「憧れる」わけだが、それをカープに求めても何にもならないことは皆さんご存知だろう。

 今のチームでホームランを期待出来るのは、4番のカントリーとプリンス堂林ぐらい。
 強いて言えば栗原だが、彼はまだまだ復調途中であり、長打を求めるのは酷である。

 それだからこそ、カープは巨人の本塁打攻勢に「憧れる」のではなく、持ち味の「アテンザベースボール」を生かしつつ、「エルグランド軍団」のエンジンを止めるような投手陣を形成することの方が、よっぽどカープのためになると考える。
 だが「アテンザベースボール」の標榜通り塁を賑わせても、そのランナーをホームに還せなくては意味が無い。

 実際、得点圏での成績がなかなか上がっておらず、更にチーム最多打点が主に6,7番に入る堂林(10打点)というのは何とも頂けない。

 4番のエルドレッドは開幕から固定出来ており、なおかつも良い場面で打てているのでまだ良いのだが、やはり問題は3番と5番であろう。

 開幕当初は3番に入っていたルイスが今現在は1番に入り、1番だった菊池が2番、2番だった丸が3番に入るという、ある意味サイクルしてしまったことはまだ良いとして、5番がなかなか機能していないことはかなり心配なところ。

 当初は栗原が5番に入ることで解決すると思われたが、肝心の栗原が復調しておらず、代役として入っている松山も打率こそ良いのだが、肝心の得点圏での成績が振るっておらず、そのために打点があまり伸びていない現状となっている。 
 ただ松山以外に5番を任せられる目ぼしい候補がなかなかおらず、正直厳しいところである。

 これに関してはもう何度も言ったわけだが、カープが野手ではなくて投手を重点的にドラフトで指名してきた過去が主な原因なわけで、いないことはある意味で「当たり前」なのである。

 特に大砲候補をなかなか指名することが無く、遡っても岩本、松山、比嘉といったところがその候補だったのだろうか。
 
 といっても、その間に大砲候補がいなかったのかと言われればそうではないわけであり、実際に筒香や中田翔などはドラフトの頃から大砲候補だったのである。

 だが指名出来なかったのはその年のドラフト1位を見れば分かるわけだが・・・

 ・中田翔ドラフト時のカープドラフト1位指名:唐川→安部
 ・筒香ドラフト時のカープドラフト1位指名:今村猛

 と、どちらもその年に有名だった「投手」を指名しに行っているのである。

 となると本当の原因は「投手偏重指名に陥ったところ」になってくるわけだが、これに関して述べていると日が暮れそうなので、今回はやめておく。

 とりあえず、カープは得点源となるような選手に関して、外国人選手に頼ることを極力無くすようなチームを作り上げていく必要があるわけで、とりあえずは栗原、堂林に続くような選手を2軍から台頭させる必要があるということである。
 それが「アテンザベースボール」で本塁打攻勢を行う巨人に対抗するための最善策であろう。

 そのためには、昨年のドラフトのように、野手を積極的に指名していくことが大切となってくる。

 だが今のカープを見ると先発も中継ぎも足りていないわけであり、即戦力の投手も必要なのである。

 まさに、カープはドラフトだけの補強では追い付かない状況なのである。

 と考えると、カープもそろそろCランク選手でも良いのでFA補強などで選手層を積極的に埋める必要が出てきた時期に差し掛かっているのかもしれない。
 
 さすがにドラフトと新外国人選手、それに他球団の戦力外の選手を少し獲得、という例年通りの補強戦略だけでは足りないところを補えないということを感じる今この頃である。



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「本塁打」にやられた投手陣

>OOH00003239さん

こんばんは。
そして、コメントありがとうございます。

確かに、松山はそろそろ見極めの時期にあるかもしれません。
廣瀬が好調なだけに、来週辺りまでに成績が上がらなければ2軍で好調な小窪などを上げるのもアリかもしれませんね。内野控えの右打者が少し不足気味ですし。

栗原に関してはやはり様子見でしょうね。
といっても出場機会が少ないとなかなか勘を戻すのに時間は掛かりますから、余裕があれば2軍で一回調整させたいんですけどねぇ・・・チームにそのような余裕がないところが気がかりなところ。

「本塁打」にやられた投手陣

松山も下降線、今年も短期終了型の気配が漂ってきましたね。
得点圏も弱いとなると、たとえば代打で使うとしても、
イニング始めのチャンスメーカーとして使うしかありません。
そのわりに脚はないから、出塁すれば代走を出す必要に迫られる。

・・・使い勝手わるいなあ。
とにかく、そろそろ彼の優遇起用もヤメにすべきでしょう。
廣瀬がいるのに使わない理由はないと思います。

あとは、栗原をどうするかですね。

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 広島出身で、高校までずっと広島。そうなると周りはカープ一色で、小学4年次には自然とカープファンに。
 更にかつて東京の地で低迷していた日本ハムになぜか同情心を抱き始め、北海道移転後の歓喜を広島で密かに喜んでいた。
 そして今でもカープと日本ハムのファン。

 好きな選手は現役だと丸、松山(共にカープ)、糸井(オリックス)、下園(DeNA)。OBだと緒方孝市(カープ)。
 特に緒方のセンター守備には憧れた。

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