2008年05月29日

カンテラーノスの行方

jumpinさんが「ヘタフェ、グラネロについてマドリーと争う構え」という記事について書いてらっしゃって、レンタル移籍だったはずのグラネロが、いつの間にかヘタフェが保有する選手となっていたことに驚いたので少し記事を調べてみました。
ソースはこちら。
jumpinさんが訳してくださった全文訳はこちら。

腑に落ちないのは、カルデロン会長が、「カンテラーノスの3人はマドリートップチームに復帰する」と発言した時期にグラネロの保有権がヘタフェに移っていたと読み取れること。
そういう解釈で間違っていなければ、無駄なやり取りとだったいうことになるのだが、実際にどういうことか不明。今後の情報で明らかになる部分があるだろう。

マドリー側としてはグラネロも、同じくヘタフェに移籍しているデラレ(彼の場合は買い戻しオプション付きの完全移籍であることがはっきりしている)も復帰させたい考えのようだ。

「ミヤトビッチ、戦力とみなしているとグラネロに語る」というマルカ紙の記事では以下のように報じられている。以下訳。

グラネロのメロドラマは終わりを迎えた。彼は先週の火曜日、サンチャゴ・ベルナベウを訪れ、ミヤトビッチ、カルロス・ブセロ、ホセ・アンヘル・サンチェスと会談し、自身の居場所が来シーズンのマドリーのチームにあるかを話し合った。

マドリーはグラネロが将来について決断するのを待っている。この会談でグラネロはマドリーに復帰したい意思を伝え、ミヤトビッチはグラネロのヘタフェでの素晴らしいシーズンを称えた後、彼に対してドアが開いていることを伝えた。

グラネロはトップリーグでの試練に合格し、マドリーは彼をシュスターの指揮下に置きたいと思っている。シュスターはカンテラ出身である彼の良さを直接知っており、中盤を強化するにあたって有用な選手となり得ることを理解している。

ヘタフェの会長であるアンヘル・トーレスが先週火曜日に、グラネロがヘタフェでプレーし続けることについてマドリーと合意したと認めていたが、マドリーの決断はグラネロの将来をめぐって起きていた論争に終止符を打つことになった。

しかしながら、一旦ヘタフェでプレーするとしていたが、最終的にはマドリーに復帰するという選手の決断を欠いている。グラネロは最高のレベルでプレーするチャンスを与えてくれたヘタフェに所属していることに大変感謝しているが、マドリーで勝利を収めるという彼自身の大きな夢を実現するチャンスを逃すことはできないとも考えている。

・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・

デラレについても、ミヤトビッチ自身がインタビューで復帰することを認めたようだ。(ソースはマドリーの公式サイト。スペイン語の記事はすでに出ていますが、せっかく日本語に訳してくれるので、本文は訳が出たら載せます)

これで、(経緯は別にして)カンテラーノス3人の復帰がある程度明確になってきたといっていいのではないだろうか。
ただ、グラネロに関しては、プレーする時間を求めているといった記事が以前からあり、そのためにプレミアへの完全移籍が取り沙汰されてきた。
マドリーの中盤(もしくは前線)の競争が厳しいのは事実で、それが嫌で移籍を求める、ということがないとはいえない。
よって、「ひとまず復帰が決定」と言った方が良いのかもしれない。

posted by hiro | 21:47 | 移籍関連 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年05月28日

フレブ獲得競争へ

少し前から噂になっているアーセナルのフレブに関する記事。
以下は大まかな訳。

アーセナルのアレクサンデル・フレブはロンドンを離れたいと思っている。
数週間前、フレブはミラノへ行き、インテル幹部と会食した時点では、インテルに移籍するものと思われていた。しかし状況が変わって、その頃から、バルセロナとマドリーがフレブに関心を持っている。フレブは今シーズン31試合に出場、2得点を挙げた。

マドリーの監督シュスターは、フレブの能力を高く評価していることを認めており、ロンドンで2シーズン過ごしたフレブは環境を変えたいと思っている。シュスターはアス紙のインタビューで、「バランスを取る必要があるので、改善と補強が必要な2,3のポジションがある。」と述べているのだ。

さらに、「例えフレブが加わったとしても、私たちにはこれからの2か月間に対するプランがあるし、自分たちのクラブに何が必要かわかっている。フレブがアーセナルを離れるかどうかは分からないが、最近の動向はその方向に向かっているようだね。彼がアーセナルを離れるとしたら驚くべきことだ。」とも述べている。

・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・

シュスターが示唆したバランスとは明らかに左右のバランスであって、右サイドに質の高い選手を(先発か控えかに関わらず)置いておきたいと思っていることは確かだろう。
騒動になっているロナウドもその路線にあると思われるし、フレブもそうだ。だからこそ、現地アンケートでも比較対象となり得るのだろう。

シュスターが言うように「2,3のポジション」が補強対象であるならば、ロナウドにかまけている場合ではなくて、(ロナウドよりは)所属クラブから離れたいような、そして起用に関して扱いやすいであろうフレブの方がよほど信憑性が高いと、個人的には思う。

アーセナル側としてみれば、フラミニのミラン移籍が決まったことで、中盤の選手をこれ以上売りに出したくはないだろうが、ナスリの獲得が実現すれば、移籍を容認するかもしれない。

記事とは関係ないけれど、ビッグクラブの監督の椅子がそろそろうまりだす頃だ。
モウリーニョがインテル監督に就任するという話がポルトガルから発信されたようだが、彼の動向によっては選手の玉突き人事は十分起こり得る。
チェルシーの監督職と、モウリーニョの行方で、市場が左右されそうな予感がする。

posted by hiro | 01:24 | 移籍関連 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月24日

決着をつけてくれるのか(ついたことを教えてくれるのか)

CLが終わり、クラブの公式戦がない今こそはっきりした方が良いんじゃないか、と言いたくもなるロナウド騒動。
スペインメディアはいつものように言いたい放題、真実かどうかを見極めることを読者に任せるという有様だし、ロナウドも「来週には将来についてはっきりする」と、また少し先送りする発言をしたらしい。(現地ソースは不明)

もういい加減飽きてきた人も多いんじゃないかと思っていると、アス紙のアンケートが。
「獲得するなら、ロナウド?それともフレブ&フンテラール?」というお題。
67%の人が後者を選ぶという結果は、メディアの騒乱ぶりとは対照的だ。「ロナウドは移籍するぞ!」と一番言っているアス紙のアンケートなのだから、なんとも皮肉な結果。
以前カルデロン会長は「ロナウドがベルナベウでプレーするのをファンが見たがってるのはわかっている。」なんて言っていたけれど、「そんなことはないですよ。」と言われてしまった格好。

それなのに「現金4000万ユーロとロビーニョでどうだ!」と言っているとかいないとか。
お互いの攻撃の柱(しかも似たポジションの選手、年齢も変わらない)を交換するのもナンセンス、それに大金までつけようという申し出を、どう考えたらできるというのか。

今の状況は昨シーズン末のカカ騒動と似ている。

1.マドリーは欲しがっている
2.選手もマドリーに行きたがっている
3.所属クラブは許さない
4.じゃあいくらでどうだ

と報道する流れ。
メディアは1から4それぞれの項目で書きたてて売り上げを伸ばせるし、4に至っては、それらしい数字を書けばいい。
今回も6000万ユーロ、7000万ユーロ、8000万ユーロ、ロビーニョもつけようか、と、大雑把としか言いようがない数字ばかり。

いつまで経ってもなかなか終わらないこの騒動、ひとまず来週、しっかり決着をつけてくれるのか、その結末をちゃんと報道するのか、注目してみてみたいと思う。

posted by hiro | 03:22 | ニュース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月21日

ガライとの契約を正式発表

カルデロン会長が、ラシン・サンタンデールのアルゼンチン人DFガライと既に契約を交わしていると発言したが、これについてクラブから正式発表が。

21歳のガライとの契約期間は6年間。来シーズンはそのままラシンにレンタルし、マドリーでのプレーは’09~’10シーズンからになるとも報道されており、この点については、マドリーのセンターバックの動向によって変わってくる部分。
とはいっても、若く優秀なセンターバックと契約できたことで、「カンナバーロ後」にある程度めどが立ったということになり、一安心。

移籍金について。
移籍金は1000万ユーロと言われている。これはバルセロナが提示したとされる1800万ユーロに比べてかなり安い金額だが、マドリーは一括での支払い、バルセロナは4分割での支払いを提示し、ラシンが一括での支払いを選択したと思われている。
マドリーにとってはいい買い物だったかな、と思う。

posted by hiro | 00:52 | 移籍関連 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月19日

リーガ・エスパニョーラ第38節(最終節) レアルマドリードvレバンテ

ストライキの影響で試合開催が危ぶまれた最終節だが、今シーズン最後の公式戦は無事行われた。レバンテの選手に感謝。

■マドリーの先発メンバー
GK:コディナ
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ペペ、マルセロ
MF:ディアラ、グティ、スナイデル
FW:ラウール、ニステル、ロビーニョ

ベンチ入りメンバー:デュデク、メッツェルダー、エインセ、バティスタ、ガゴ、ロッベン、イグアイン

シュスターの発言通り、コディナが一部リーグデビュー。
最終節ということで、メンバーを若手に落としてくるかと思っていたが、ホームでのフィエスタに主力を先発させようということか。
軽い負傷を考慮し、ガゴは控え。

マドリーは来シーズンモデルのユニフォームを着用しての試合となった。

■レバンテの先発メンバー
GK:レイナ
DF:ガスパール、アルマンド、デスカルガ、ルビアレス
MF:ハビ・フエゴ、セラーノ、クルトワ、ファンマ
FW:ペドロ・レオン、ヘイホ

既に二部への降格が決まっているレバンテ。
抱えている問題を考えると、彼らが再びサンチャゴ・ベルナベウのピッチに立つのはずいぶん先になるんだろうな、とふと思う。

■得点経過
今節は公式戦だけれど、選手も、見ている側もパーティ気分。マドリーは守備をしっかりするというより得点を多く取ることを意識しているのがわかる。
一方のレバンテの選手たちも、ストによる試合のボイコットはしなかったものの、給料の未払い問題が解決したわけではなく、どこか冷めていた印象だった。
マドリーのフィエスタは嬉しいけれど、相手のレバンテの状況を思うと切ない。

そんな状況の試合なので、内容については今回はなし。
お互いに攻め合う展開だったので得点も多かった。

得点の推移は、以下。

22分ニステル(1-0) コーナーをセルヒオ・ラモスがヘッドでつなぎ、ニステルが頭で合わせる。
27分セルヒオ・ラモス(2-0) 右サイドからのグティの美しいセンタリングにダイビングヘッドで。
40分ニステル(3-0) セルヒオ・ラモスのクロスをロビーニョが折り返し、ニステルが詰める。
52分ヘイホ(3-1) 左サイドからのクルトワのクロスに合わせる。
54分スナイデル(4-1) 直接フリーキック。
63分ヘイホ(4-2) 再びクルトワのクロスがヘイホに合って2点目。
77分セルヒオ・ラモス(5-2) コーナーを頭で合わせて。

ちなみにマドリーの交代は、62分にカンナバーロとロビーニョに替え、メッツェルダーとロッベン。70分、ニステルに替えてイグアイン。

■リーガの話題をいくつか
最終節までもつれた降格争いだが、サラゴサ、ムルシア、レバンテが降格することになった。
サラゴサは最後は粘ると思っていたが、立て直すことができず。いい選手が多いので、サラゴサの降格はオフシーズンに少なからず影響を与えるだろう。

また、バレンシアのGKカニサレスが最終戦で先発。既に契約解除が発表されており、バレンシアでの最後の試合となった。
今後のオファーによっては現役最後の試合となるかもしれない。
カシージャスが先発の座をつかむまで、マドリーの守護神であったカニサレス。あと少し、プレーしてほしいなと思う。

■良いオフシーズンを・・・
これから数か月、戦いの場はピッチからテーブルへと移る。
これまでのカルデロン会長の発言が履行されていくのか、それとも論理的でない行動に走ってしまうのか。
今よりもいいチームを作ってくれることを期待したい。

posted by hiro | 23:57 | リーガ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月18日

リーガ・エスパニョーラ第38節(最終節) レバンテ戦招集リスト

GK:カシージャス、デュデク、コディナ
DF:サルガド、ペペ、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ、ドレンテ、エインセ、メッツェルダー、トーレス
MF:ディアラ、ガゴ、ロッベン、グティ、バティスタ、スナイデル、バルボア
FW:ラウール、ソルダード、ロビーニョ、ニステル、サビオラ、イグアイン

レバンテ戦があってもなくても、優勝記念セレモニーがあるということで、最終節は全員が招集された。

試合が行われる場合はキーパーをコディナにすることをシュスターは明言しており、実現すればコディナの一部リーグデビューとなる。

試合だが、開催されるかどうか不透明なまま。
ストライキが回避されなければ、セレモニーのみで今シーズンの終了を迎えることになる。

posted by hiro | 22:52 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月16日

ニュースいろいろ

■レバンテ戦について
最終節はホームでのレバンテ戦。選手は練習を続けているが、レバンテの給料未払い問題が解決に向けて進展しない場合、ストライキにより開催されない可能性もある。
マドリーは選手、クラブともに、レバンテの選手を支持する旨を公にしており、このまま事態が好転しなければ最終節は開催されず、シーズン終了となる。

その場合は親善試合を組んで、今シーズンを締めくくることになる。

■来シーズンのユニフォームが公開
デザインはこちら。
(オフィシャルではいまのところ上の画像しか公表されていません。アウェイ用についてはまたリンクを貼ります。)
すっきりシンプルな白と黒のデザインに回帰。
胸に入るスポンサーは来季も”bwin”。

■今シーズンの総括
記事はこちら。
6月2日にミヤトビッチがクラブ幹部に今シーズンのレポートを提出するそう。この会合で、今シーズンの総括、シュスター一年目の分析をし、今後のオフシーズンの補強についても議論する。
来月2日にはCL決勝(5月21日開催)が終わっているため、クリスティアーノ・ロナウドの移籍交渉が可能かどうか、判断するというが・・・

■ロナウドの移籍報道について
ここからは私見です。

上に書いたように、ロナウドについてマンチェスターユナイテッドとの交渉が可能かどうか、というよりロナウドに移籍の意思があるかどうか、についてはCL決勝が終わった後に見極める、としているけれど、最近既に現状に満足していると発言しているため、ほとんどあり得ない、といった状況だろう。

「ロナウド移籍か!?」と書いているのはスペインメディア全般というよりアス紙のみで、同じくマドリー寄りのマルカでさえロナウドについての記事は多くない。
ロナウドが移籍に向かうという信憑性のある情報はほとんど共有されておらず、移籍なしの情報は(本人発言を含めて)多く共有されていることを考えると、彼について交渉される可能性は限りなく低いと思われる。

また、カルデロン会長はロナウドについて、「ファンがベルナベウでのロナウドのプレーを希望しているんだ」と発言したが、アス紙のコメント欄では、フンテラール、ヂエゴといった名前がファンによって書き込まれることも多く、「無理してまでロナウドは要りません。他に必要な選手がいるでしょう。」という声が現地でも多くあることを実感させられる。

この問題を引きずって他の選手の交渉が遅れるようでは元も子もないので、「理性的に」判断してほしい。

posted by hiro | 00:14 | ニュース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月12日

リーガ・エスパニョーラ第37節 サラゴサvレアルマドリード

今シーズンもあと2試合。今節は降格争い真っ只中になってしまっているサラゴサとアウェイで対戦。

■マドリーの先発メンバー
GK:デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メッツェルダー、マルセロ
MF:ディアラ、グティ、スナイデル
FW:イグアイン、ニステル、ロビーニョ

メッツェルダーが久々の出場。
ガゴを欠いているため、ディアラが中盤の底に位置する。また、イグアインが先発のチャンス。
思ったよりもメンバーを替えなかったな、という印象。

■サラゴサの先発メンバー
GK:セサル
DF:サパテル、アジャラ、セルヒオ、パレデス
MF:セラデス、マツザレム、セルヒオ・ガルシア、アイマール
FW:オリベイラ、ディエゴ・ミリート

なぜ降格争い?と思わずにはいられないメンバー。セルヒオ・ガルシア、アイマール、オリベイラ、ミリートの攻撃陣はリーガでも屈指だろう。

■ディフェンスはまだまだ
前半からマルセロとセルヒオ・ガルシアのマッチアップが何度も起こる。
バルセロナ戦では良い攻め上がりで存在感を見せたマルセロだったが、一対一での守備はまだまだ。見ていて落ち着かない。
が、原因はマルセロにあるというより、中盤にあった。
全く守備が機能せず、サラゴサのボールが簡単に前に運ばれてしまう。久々の先発となったメッツェルダーも良くない最終ラインとサラゴサ攻撃陣との対決では分が悪い。

一方攻撃は、ディアラのプレースタイルの変化によって随分改善してきた印象。
グティとスナイデルだけでなく、ディアラがうまくボールを持てるようになったので、中盤3人でのパス回しではなかなかボールを取られない。
狭い局面でパスを回している間に、ロビーニョが遠くでフリー、一気に展開、という流れができるのは良い。ロビーニョも仕掛けて行ける回数が増えたので、彼らしさが活きる。

前述の守備に関しては、こうした「ボールが持てること」が災いした面もあるだろう。攻められると思って押し上げたところで失敗し、ボールを奪われると一気に裏を狙われる。
18分、右サイドで抜け出したセルヒオ・ガルシアからオリベイラで先制された形は、こうした失敗例。以前に比べてボールを持って攻められるようになったので、それに伴う攻守のバランスの調整は必要になってくるだろう。

25分、イグアインがロビーニョへ浮き球のパス。ロビーニョのシュートはセサルがセーブするが、詰めていたニステルが押し込んで同点。
今節、イグアインは前線で待つというよりは中盤に降りてくる場面が多かったが、攻撃ではこうしたパスで貢献。

前半は1-1。シュート数はマドリーが5本、サラゴサが2本。ボール支配率はマドリーの54%。
サラゴサの攻撃陣はやはりうまい。裏を狙われがちなことを修正したいが、ほとんどやっていないマルセロとメッツェルダーの組み合わせには成熟が必要だということだろう。

■修正しないのに勝ち点は取る
後半開始時点で両チーム交代はなし。

後半になって、サラゴサの攻勢は強まった。というより、途中からマドリーの中盤の運動量が一気に落ちたというべきで、前半にもまして最終ラインと勝負される機会が増えてしまった。
こうした時にいつもならカシージャス、というところだが、今節はデュデクがスーパーセーブを連発。良いポジショニングで、幾度も危険なシュートを防いでいた。

降格を避けたいサラゴサが攻め始めれば、当然カウンター狙い。
グティ、イグアイン、スナイデルといったあたりが早い攻めを展開しようとするが、うまくパスがつながらない。パスがちょっと前に行っていれば、と思うことは何度もあったが・・・運がなかった。

57分、アイマールに替えてガビ。そのまま置き換えたような形。

72分、ニステルに替えてバティスタ。こちらはバティスタの方がちょっと下がり目。
今節シュスターは先発の11人をずいぶん長い間使った。控え組の心中やいかに。

77分、イグアインがロビーニョへ、裏へぬけだす素晴らしいパスを送る。持ち込んだロビーニョはセサルの上をループでかわし、2-1。
得点はなかったイグアインだったが、パスで好調をアピール。余裕あるシュートを見せたロビーニョも復調してきている感じ。

敗れれば残留争いが一層厳しくなるサラゴサは、78分、マツザレムに替えてオスカル。
マドリーは79分にマルセロに替えてトーレス。85分にイグアインに替えてサビオラ。
マルセロには厳しい試合となった。後半は両サイドを狙われ放題だったので、経験にはなっただろう。

85分、エリア内で跳ね返ったボールをオリベイラがセルヒオにパス。タイミングを見計らって放ったシュートを今回はデュデクが止められず、2-2の同点。

最終盤、勝ち点3を必要とするサラゴサが猛攻を仕掛けるも、このまま試合終了。
シュート数はマドリーが8本、サラゴサが12本。ボール支配率はマドリーの51%。
オサスナとレクレアティーボが勝ったため、サラゴサが降格圏の18位に後退。サラゴサにとってはホームで痛すぎる引き分けとなった。

■やっぱりディアラ
最初にも書いたように、ディアラのプレーの変化によって、以前と少し変えなければならない点が見えてきたように思う。
ちょっと前ならば彼を中盤の底に配するということは、中盤の守備は彼に引き受けてもらう、という意味合いだった。彼が前に行っても攻撃がうまくいかない、という考え方もあっての役割分担だっただろう。
が、今ではディアラの攻撃参加が改善され、守備専一である必要がなくなった。

ガゴがいれば、ガゴがバランスを取ってくれるが、今節のようにそうでない場合、ディアラ以外の中盤2人がより攻守に動かないと、中盤はスペースだらけ、ということになりかねない。
せっかく攻撃に新たな可能性を見出しているのだから、それを捨てることなくバランスを取るすべを見つけてほしいと思う。

さて、次節はいよいよ今シーズン最後の試合。ホームにレバンテを迎える。
レバンテは給料未払い問題に揺れており、選手を応援するキャンペーンを他のクラブの選手が行うそうだ。頑張れレバンテの選手たち!
ただ、そうした周辺事情は別にして、試合は最終戦、ホームでの試合にふさわしい結果と内容を求めたい。

posted by hiro | 23:29 | リーガ | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年05月11日

リーガ・エスパニョーラ第37節 サラゴサ戦招集リスト

GK:デュデク、コディナ
DF:カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、メッツェルダー、サルガド、トーレス
MF:ディアラ、グティ、ドレンテ、バティスタ、バルボア、スナイデル
FW:ロビーニョ、ニステル、サビオラ、イグアイン

ペペ、エインセは累積警告により出場停止。ロッベンとガゴは怪我、ソルダード、カシージャス、ラウールは戦術的理由で招集外。

大変遅くなりましたが、今節の招集リストは以上のとおりです。

控え中心で臨むと思われる今節、サモラ賞が確実のカシージャスは、失点率を上げないため招集されず。ラウールもお休み。
今節も招集されなかったソルダードの来季は、残念ながらほぼ決まってしまったと言ってもいいだろう・・・

若い選手が来季に向けてチャンスをつかむ試合となってくれることを期待したい。

posted by hiro | 22:48 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年05月09日

いい選手を2、3人獲得するだけに留める。

カルデロン会長のコメントの記事があったので、最近の発言をまとめる意味でも、内容をざっと検証。
会長の発言で、将来に関する内容は以下の3点。

1.現在のチームは良く団結しており、その団結を壊す必要はない。よって、補強は2、3人。

2.セルヒオ・ラモスはマドリーのプロジェクトの柱であり、彼の将来はマドリーにある。本人にもクラブにも移籍の意思はない。

3.CLが未達成の課題であると認める。少なくとも準決勝までは進出したい。が、今季の成績に関して、どんなに悪いときでもシュスター監督にいかなる疑問も抱いたことはない。

1は以前も会長自身が発言したことの反復。これだけ言うのだから、シーズンオフはミヤトビッチの言葉を借りれば「静かな夏」になるのだろう。

2はイングランドから伝えられる移籍の噂に対するクラブの公式の答えだろう。当然売れるはずがない。
スポーツ的には今季の活躍を見れば明らかだし、政治的にも、彼の移籍が、任期ものこり少ない会長の今後にどう影響を及ぼすかは明らかだからだ。

3に関してはリーガとの2冠(あわよくばコパも合わせて3冠)を目指すということだから、1で述べた2、3人の補強ということを考えあわせても、現在の監督とチームに信頼を置いていますよ、ということだろう。
2、3人を入れ替えるだけでCLを狙えるくらいのチームの質だと思っているということだ。

この記事はバルセロナ戦の次の日に書かれたもののようで(今回触れなかった他の部分でクラシコについて、「昨日の夜の試合」と述べている)、優勝とクラシコの圧勝というリーガの成績に浮かれている面がありそうだけれど・・・
それにしても2、3人の補強という話、現在のチームをなるべくいじらない形でチームの強化を図るという方針、それによって来季はCLも狙う、という大まかな方向性はずっとブレがない。以前のミヤトビッチのインタビューの頃から、ほとんど変わっていない方針のようだ。
ということは、シーズンオフも「論理的」移籍が行われると安心して良いだろう。今のところは。

posted by hiro | 23:19 | ニュース | コメント(6) | トラックバック(0)
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