2009年04月27日

リーガ・エスパニョーラ第33節 vセビージャ

バルセロナがバレンシアと引き分けたため、勝てば勝ち点差を4に縮められる。クラシコ前の山場。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メッツェルダー、トーレス
MF:ガゴ、ラス;イグアイン、グティ、マルセロ
FW:ラウール

67分:ラウール→フンテラール、77分:グティ→ハビ・ガルシア、84分:イグアイン→ファン・デル・ファールト

出場停止のペペの代わりはメッツェルダー。ロッベンがいないので、中盤にマルセロ、左サイドバックにトーレス。

■セビージャの先発メンバー
GK:パロップ
DF:アドリアーノ、ダビド・プリエト、エスキュデ、フェルナンド・ナバーロ
MF:ロマリッチ、ドゥシェル;ナバス、レナト、ペロッティ
FW:カヌーテ

59分:ドゥシェル→ルイス・ファビアーノ、65分:ペロッティ→カペル、79分:ドゥシェル→マレスカ

CL出場権確保を目指す争いの最中にあるセビージャ。ただでさえサンチェス・ピスファンでは勝てていないのに、モチベーションの高いセビージャに勝たなければならない。
1トップのカヌーテをメッツェルダーが封じられるか。

■控えの面目
カヌーテの高さに対抗するのはメッツェルダー。
ここで後手に回ると守備が相当大変になる。中盤に対してはガゴ・ラスのコンビが威力を発揮するが、カヌーテに当てられてマイボールを作られるのは困る。だから、メッツェルダーの役割は大きい。

普段は控えながらこの試合で先発したのはトーレス。エインセが負傷していて、ロッベンもいないという状況なので、マルセロが中盤に入り、トーレスに出番が回ってきた。
トーレスとマルセロが左サイドを担うという、少し前ならなかった組み合わせが実現したわけだけれど、奔放なマルセロの後ろで守備を第一にプレーする必要がある。

彼ら2人は与えられた役割をしっかりこなしていたといっていいと思う。それぞれに守備で良いプレーをしていたし、攻撃面でも貢献があった。
メッツェルダーがたまに出てきては堅実にプレーできるのは、以前の試合である程度見られていたことだけれど、今日の試合でも変わらないプレーを披露してくれた。
トーレスはだんだんと良くなってきている。守備の面での改善はもちろんだが、攻撃に参加する回数、タイミングも良かった。センターバックのように守備ができるが攻撃には期待できないエインセと、自由に攻められるが守備には不安があるマルセロのどちらにもない、バランスのとれた持ち味を伸ばして行ってくれればと思う。

とは言うものの、前半はホームのセビージャがペースを握る。一番の攻め手であるロッベンを失っているマドリーにはなかなか効果的な攻撃がなく、グティのスルーパスに抜け出したイグアインがパロップと1対1になった場面(判定はオフサイド)を序盤につくるものの、ガゴ・ラスのコンビと最終ラインが守りながら少ないチャンスをうかがうしかない状態だった。
レナトがうまく飛び込んでセンタリングに合わせ、セビージャが先制したのは15分だった。カヌーテばかり見ていたらスッと入り込んできたのがレナト。

マドリーが良かったのはその後の追加点を許さなかったこと。2点差がつけば3点取らなければならなくなる。セビージャ相手でなくても難しいそんな試合になることを阻止した。

前半終了間際、前に残っていたメッツェルダーが、右サイドでうまく抜けだし、ラウールへパス。これをうまく流し込んで前半のうちに同点に追い付く。
ラスのスルーパスに反応し、アシストをしたメッツェルダーの動きが見事だった。

前半は1-1に追い付いて終了。マドリーにはあと1点が必要。

■ラウール、ラウール!
後半開始時点では両チーム交代なし。
先に動いたのはセビージャの方で、59分にドゥシェルに替えてルイス・ファビアーノ。レナトをひとつ下げて2トップへ変えた。勝ち点3が欲しいのはセビージャも同じ。ホームということもあって、積極的に点を取りに行く交代策を打つ。

だが、幸運にも勝ち越し点はマドリーの方へ。
63分、トーレスのセンタリングにラウールが合わせて2-1。ディフェンダーの視界の外から入り込んできて、ディフェンダーの前でボールに触るラウールらしい高い技術でこの日2点目。
アドリアーノに触られたものの、トーレスも鋭いボールを中央へ入れるいい仕事をした。

さらに66分、イグアインのセンタリングをセーブしたパロップがボールをこぼしたところを、ラウールが押し込んで3-1。ラウールは久しぶりにハットトリックを達成した。
相手の前に入り込んでボールに合わせきっちり枠内へ決めるプレー、最後まで詰めてゴールを狙うプレー。この2点はどちらもラウールらしい、良いゴールだった。

ラウールは次節へ向けて68分にお休み。代わってフンテラールが入るが、ここからセビージャが盛り返す。カペルとナバスの両サイドを中心に、一気に攻撃へシフトしてきたセビージャの圧力はすごかった。
前線で追っていたラウールが下がったことも影響して、退いて受けクリアするしかないマドリー。
守備を固めるためにグティに替えてハビ・ガルシアを投入するが、80分にカペルに決められて1点差に迫られる。

マドリー最後の交代はイエロー4枚で危険だったイグアインに替えてファン・デル・ファールト。バルセロナ戦の出場停止を避けるためと、守備一辺倒にならないよう、少しバランスを取る意味もあったかもしれない。

ロスタイムにマルセロがパロップとの1対1。落ち着いてキーパーを動かしてから流し込み、4-2として試合を決めた。

■直接対決へ
これでバルセロナとの勝ち点差は4となった。
アウェイでセビージャを相手に勝てたのはとても大きい。チームに勢いを与える勝利で、バルセロナ戦へ向けて自信をつけただろう。

最初に書いたように、メッツェルダーとトーレスの働きは十分なものだったし、グティも先発でパスのセンスを見せた。ラウールは(イグアインとポジションを入れ替えながらだったが)トップとして錆びつかない技術を示してくれ、ファンとしてとても嬉しかった。

次節のバルセロナ戦でもとにかく勝利が必要。直接対決の結果を考えると、3点取りたいといいたいところだが、それは高望みだろう。
まずは勝ち点差を縮めることを目標に、いい試合を期待したい。

posted by hiro |21:59 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月26日

リーガ・エスパニョーラ第33節 セビージャ戦招集リスト

いよいよ強豪との連戦が始まる。最初はアウェイでのセビージャ戦。

GK:カシージャス、デュデク
DF:サルガド、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ、メッツェルダー、トーレス
MF:ハビ・ガルシア、ラス、ガゴ、グティ、ドレンテ、フォベール、ファン・デル・ファールト
FW:ラウール、サビオラ、フンテラール、イグアイン

ペペは出場停止。エインセ、ロッベン、スナイデルは怪我。コディナとパレホは監督の判断で招集外。

出場停止処分でヘタフェ戦に出られなかったラスが復帰した。ガゴ・ラスのコンビは確定だろう。
シミュレーションでイエローカードを受け、出場停止と思われていたイグアインもカードが取り消されて出場が可能に。
練習中にドレンテとぶつかって左足首をひねり、招集が不安視されていたカンナバーロ、ヘタフェ戦で右足の内転筋を負傷していたフンテラールも無事招集された。

勝たなければ今シーズンが終わりかねない。どんな形でも勝ち点3を持ち帰ってきてほしい。

さて、カスケーロへの暴力行為があったペペだが、競技委員会は10試合の出場停止処分と決定した。
これによって今シーズンの残り6試合すべてと、来シーズンの開幕4試合が出場停止となる。
自分の中の狂気みたいなものが突然出てきたことに対して、ペペ自身随分と落ち込んでいるようだ。長い休みの間に反省して、元気に戻ってきてほしいと思う。
起こしたことは仕方ない。謝罪し、過ちから学ぶことが大事。そして不名誉を上回る名誉を打ち立てることを目指してほしい。

posted by hiro |00:22 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月22日

試合後のペペとロッベン

退場処分を受けたペペのコメントについて。
jumpinさんが訳してくださっているので、こちらでご覧ください。

ブラジル出身らしいずるがしこいディフェンスはよくするペペだが、今朝の行為はそれとは別のもの。
当然数試合の出場停止処分が科されるはずで、チームにも(しかもこの時期、連戦を前にして)迷惑をかけることになる。反省してもらいたい。

次はロッベンの状況について。
左足ふくらはぎの筋肉の怪我のようで、2、3週間の離脱となるようだ。ロッベンにはよくある筋肉系の怪我。
バルセロナ戦に間に合うという話も、間に合わないという話もあるが、おおよそその頃の復帰となるのだろう。もうシーズン終盤でもあるし、早く万全になって戻ってきてほしい。

posted by hiro |20:39 | ニュース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年04月22日

リーガ・エスパニョーラ第32節 vヘタフェ

どうも苦手なヘタフェと対戦。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ;ファン・デル・ファールト、ラウール、イグアイン
FW:フンテラール

46分:ファン・デル・ファールト→ロッベン、60分:カンナバーロ→ハビ・ガルシア、63分:ロッベン→ドレンテ

コンディションを考慮してか、ロッベンは先発を外れ、ファン・デル・ファールトが入った。

■ヘタフェの先発メンバー
GK:ストイコビッチ
DF:コルテス、マリオ、カタ・ディアス、ラファ
MF:ポランスキー、カスケーロ;グラネロ、ガビラン
FW:ソルダード、マヌ

46分:マリオ→ベレンゲール、58分:マヌ→アルビン、79分:ソルダード→ウチェ

グラネロには注目したい。こちらは4-4-2。

■皆上がり、ガゴ一人
ラスが出場停止なのでグティを入れることは確実だった。ところが、そこでさらにファン・デル・ファールトが先発したのは予想外。
上にも書いたように、連戦のコンディションを考慮した面はあるだろうが、それにしてもパス回しが期待できない今の状況でこの布陣は厳しい。ゴール前で攻めあぐねる場面が多かった。
相手がわかっていても使える仕掛けどころのあるなしは、今のマドリーにとっては随分と大きな差になる。なければ手詰まりになる可能性がとても高い。

とは言うものの、ファン・デル・ファールトの代わりに先発できる可能性があった選手はいないといっていい。
精神的な傷は癒えたようだがプレー自体はまだまだなドレンテか、CLの控えとしてしか計算されていないフォベールしかないから、ないものねだりだ。

マドリーの中盤の守備はガゴ一人。両サイドバックも、他の中盤の選手も上がっているというひどい状況を連続で見せられる。
両センターバックとガゴしかいないマドリーに対してヘタフェはピッチを広く使ってカウンター。ガビランとグラネロのボールは素晴らしい。スペースが狭くてもコントロールできる技術もあって、遅攻でも彼らを捕まえるのに苦労した。

先制は9分、右サイドのグラネロのクロスにソルダードが頭で合わせた。マドリーファンとしてはうれしいが、この試合ではやって欲しくなかったなという思い。
2人のカンテラーノで決めたゴールということで現地の反応も気になる。

構成として疑問だったファン・デル・ファールトの先発だが、サイドから可能性のあるボールを何度か供給したのは確か。
でもやっぱり中央が混雑してしまう。その中でボールを失うとサイド攻撃の補完で上がっているサイドバックの裏はガラガラ。この形が何度も繰り返される前半。久しぶりに追いかける展開になって焦りもあったんだろうけれど。

点が入る気はしなかった前半だったが。
ディフェンスが跳ね返したボールがヘディングで返ってきたところで、イグアインがカタ・ディアスからボールを奪ってそのままゴール。
カタ・ディアスが処理に時間をかけてしまったので、イグアインが奪い取った形。ラッキーなゴールで前半終了を迎えた。
全体としてはダメな前半なのに、最後に得点して終われたのは本当に幸運。

両チームとも枠内シュートは得点の1本ずつのみ。引き分けでは終われないマドリーはあと1点必要。

■ロッベン誤算
後半開始の時点でファン・デル・ファールトを下げてロッベン。

疲れてくる相手に対し、元気なロッベンを使う形が良いと思っていたら、63分に交代してしまった。
筋肉系の負傷と思われるが、どうもあまりボールが渡らなかったので、「仲違い説」が頭をよぎる。これは後で情報を見ないと分からないが。
ロッベンだろうと思ったらセルヒオ・ラモスにパスが行ったシーンもあったので、そんなことを考えた。

60分には、これまた連戦を考えてかカンナバーロをハビ・ガルシアに替えた。センターバックとして出場のハビ・ガルシア。同点なのにかなり思い切って替えてきたな、という感じ。
上に書いた63分のロッベンとドレンテの交代で3つの枠を早々に使い切った。

”ホームなのにアウェイ”という状態だったドレンテ、ブーイングこそなかったが、プレーはいつも通り。
良く走るし、そこは評価したいが、テクニックとか考えて走るとかいった面は全くない。
身体能力でしか勝負できていないし、相手もそれをわかっているので、その身体能力を発揮する機会も与えてもらえない。

ロッベンが出て、攻撃が変化する雰囲気があったのだけれど、交代して元に戻ってしまった。
マドリーの選手も疲れてきていたようだし、同点では意味がないこともあって攻めっぱなし。戻らなくなってきてスペースだらけになったところをヘタフェが速いカウンターで攻める。
そこで足の速いウチェを投入。下がったソルダードには「何で今日ゴール決めちゃうんだよ」という
ブーイング。

■サンチャゴ・ベルナベウ劇場
ここからはサンチャゴ・ベルナベウが劇場と化す。
84分に、センターバック(というよりペペ)しか残っていなかったマドリーに対して2対1を作ったヘタフェ。ガビランの落としをアルビンが落ち着いて決めて1-2。
アルビンはその前にトラップミスで大きなチャンスを逃しているので、今度こそ、のゴールだった。

その2分後の86分、グティが直接フリーキックを決めて2-2の同点。
こちらはその前にセルヒオ・ラモスに蹴らせてとんでもないボールだったので、「やっぱり俺だろう!」と存在感を示すゴール。素晴らしいコースへ蹴り込んだ。

88分、またもディフェンダーが足りないマドリー。抜け出したカスケーロをペペが倒しPK。しかもその後蹴りつけるという言い訳できない酷い行為もして一発退場。
PKを蹴るのはカスケーロ。ちょんと浮かせて、キーパーが飛んだ後の真ん中を狙うキックをしたが、余りにも勢いがなく、カシージャスがセーブ。普通に蹴っておけば・・・と思っているだろう失敗でマドリーは命拾いした。

PKは防いだものの、同点で終わりかと思ったロスタイム、3分が過ぎたころにもう一点のドラマがあった。
ガゴのパスを受けたイグアインがカタ・ディアスのマークをかわしてエリアへ。放ったシュートはニアサイドの上隅を射抜いて土壇場で3-2とした。
最後にヘタフェにコーナーのチャンスがあったものの、3-2のまま試合終了。素晴らしいゴールでタイトルへの望みをつないだ。

■その他もろもろ
まず、カスケーロを2度までも蹴ったペペは謝罪すべき。
明らかな故意の暴力行為だから、数試合の出場停止処分は免れないだろうが、受け入れなければならない。

もはやマドリーにとって内容ある試合は期待できないが、試合自体がエキサイティングだったので、その点では見る側としては満足できる。カペッロのシーズンの終盤のような劇的な試合を見せてくれた。
せいぜい引き分けが良いところだった試合を勝ち試合にできたことで、今週末からの強豪との連戦にも弾みがつくだろう。

グラネロは良い出来だった。
先制点をアシストしたのはもちろんだが、それ以外にもいいボールを供給していたし、ボールを扱うテクニックもある。しっかり守備にも参加していた。
トラップなど、細かなテクニックの面では、今のマドリーでは見られないしなやかさがあった。

さて、次節(といっても今週末だが)はアウェイでセビージャと対戦。
今日の勢いを持ってサンチェス・ピスファンへ向かいたい。

posted by hiro |07:12 | リーガ | コメント(10) | トラックバック(0)
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2009年04月21日

リーガ・エスパニョーラ第32節 ヘタフェ戦招集リスト

ミッドウィークのリーガ。週末からはいよいよ“峠”を昇り始める一週間。
招集リストは以下。

GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、メッツェルダー、マルセロ、トーレス
MF:ガゴ、ハビ・ガルシア、ロッベン、グティ、ドレンテ、ファン・デル・ファールト
FW:イグアイン、ラウール、サビオラ、フンテラール

スナイデルとエインセは怪我。ラスは出場停止。コディナ、サルガド、パレホ、フォベールは監督の判断で招集外。

ラスを欠いているため、ここにグティが入ることになるだろう。
左サイドバックは前節と同じくマルセロだろう。終盤手堅くいきたい時はトーレスを入れれば良い。

前節同様3センターになった時に、ガゴとラウールとグティで支え切れるのか、これはちょっと不安。
ホームでもあるし、2点差以上をつけて安全に試合が進められれば最高。ヘタフェを引き出してカウンターという形が早い段階でできればチャンスが増えるだろう。

posted by hiro |18:56 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月20日

スナイデルの負傷状況 エインセも・・・

レクレアティーボ戦で負傷交代したスナイデルの診断結果から。

■今シーズン絶望に近い・・・
パスに反応したところで走るのをやめてしまい、そのまま倒れてしまったスナイデルは、左太腿二頭筋の重度2の裂傷で、復帰まで4週間から5週間とのこと。

4週間で復帰したとしても”峠”の最後の試合、第36節のアウェイでのビジャレアル戦に間に合うかどうか、というところ。
ただ、急がせて復帰させても再発しかねない。無理させるよりは最終節に間に合わせるくらいの感じが良いだろうから、今シーズンは期待しない方が良いかもしれない。

それにしても、今シーズンのスナイデルは怪我にたたられた。
プレシーズンにディアビのタックルを受けて、長期の離脱を強いられた。予想より早く復帰したと思ったら、かなり急がせた復帰だったようで、その後も納得できるプレーを見せてくれることはなく、さらに短い負傷離脱を繰り返した。

シュスターの3センターではスナイデルは重要な役割を担っていたために復帰が急がれたが、今スナイデルは中盤で絶対に欠くことができない選手というわけではない。
これは不幸中の幸いで、慌てて復帰させる必要がない。無理やり復帰させても結局低調なパフォーマンスに終始するなら、思い切ってきっちり休んでもらった方が本人にとってもチームにとってもいいだろう。

■エインセも
エインセは左膝を負傷していたようだ。
だからレクレアティーボ戦に出場しなかったのだな、ということだが、それにしてもトーレスでなくマルセロだったのはいつものファンデ・ラモスらしくなかった。

エインセの復帰時期は不明。また追記します。

posted by hiro |00:27 | ニュース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年04月19日

リーガ・エスパニョーラ第31節 vレクレアティーボ

選手が知っていたかどうかは分からないが、バルセロナがヘタフェを下した試合が終わってすぐにキックオフ。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、マルセロ
MF:ラス;ガゴ、ラウール
FW:ロッベン、フンテラール、イグアイン

63分:フンテラール→スナイデル、84分:ロッベン→スナイデル、89分:スナイデル→ファン・デル・ファールト

形の不思議さについては後ほど。エインセを使わずマルセロを久々のサイドバックにしたのも驚き。

■レクレアティーボの先発メンバー
GK:リエスゴ
DF:ボウソン、モーリス、ラマス、カサード
MF:ヘスス・バスケス、バルベル;アイトール、カムーニャス、シシ
FW:コルンガ

59分:シシ→アカレ、カサード→エルセン・マルティン、75分:ヘスス・バスケス→マイダナ

降格圏の18位にいるレクレアティーボ。ホームでもなかなか勝てていないようだ。こちらは4-2-3-1。

■4-1-2-3の怪
今節はラウールが完全に中盤の選手としてプレーした。ラスが底に入り、ガゴとラウールが並ぶ3センター。4-1-4-1のようでいて両サイドが上がりっぱなしだった状態とそう差はないが、役割分担が少ししての4-1-2-3。
中盤でやるならスナイデルやファン・デル・ファールトが入ってもよさそうなものだけれど、スナイデルは先発するほど万全でなく、ファン・デル・ファールトにはあまり期待していないのかもしれない。
そうなると今回の招集メンバーではラウールがここに入るしかない。
でも使い方としてちょっとおかしいのは間違いない。

4-1-2-3はシュスター期と同じ形。
しかも、3センターがラス、ガゴ、ラウールでは、シュスターの頃よりボール回しが期待できない。だから、カウンターを狙うべきということになる。ところが、3トップの両サイドが守備をしてくれない。
シュスター期に好調だった時は前の3人が随分と相手を追い回してショートカウンターに繋げていた。3トップの両サイドは、それぞれのサイドでサイドバックを中心に見ながら守備をする形になるけれど、イグアインとロッベンはサイドバックについてくれない。

だから割と簡単にレクレアティーボはボールを運べるし、マドリーの攻撃はしづらくなる。サイドバックとピボーテ2枚の3人か4人、さらにカムーニャスあたりが下がってくれば、相手にしなければいけない人数は増える。
これではカウンターを狙うほど高い位置でボールを何回も奪うことは望めない。なぜこの形なのか、3トップに守備をやらせるようにしないのはなぜなのか。よくわからない。

そんなわけだから、まともにシュートが放てたのは、17分のロッベンのサイドからのシュート、33分のオフサイド気味のラウールのシュートくらい。
ボールを持ったら両サイドをまず使う意識はあったが、遅くて確率が低い攻めになってしまう。

前半は得点なく終了。枠内シュートは2本ずつ。

■がっちり行こうぜ!でも負傷
49分、ガゴのスルーパスが上がっていたマルセロに通り、これをうまく決めて先制に成功。かなり長い一発狙いのスルーパスがここで決まった。

レクレアティーボはアカレが入ってから活性化してきた感じ。サイドで仕掛ける意識が出てきて、なんとなく守れていたマドリーは対応を迫られた。
ペペのカバーがなければ、もっと危険な場面が増えていたに違いない。マルセロの側のカンナバーロもしっかりカバーをして防いだ。(20分のシシへのファールで出されたイエローは、シシに触れていないので上告することになったようだ)

先制したことで徐々に速い攻めが見られるようになってきた。フンテラールに替えてスナイデルが入り、それまでより中盤でパスが期待できるようになった。ラウールはトップに上がったものの、下がり目でプレー。イグアインとロッベンがサイドに張った2トップといった見た目。
ここで2点目が入れば楽な試合運びができたが、今日は運がなく、リエスゴの良いセーブもあって追加点はならず。

ロッベンをトーレスに替え、マルセロを中盤に上げてトーレスが左サイドバック。がっちり行こうぜ、といういつもの交代。
ところがロスタイムにスナイデルが負傷。スルーパスに抜け出したのに急に立ち止まる嫌な感じの怪我。結局立てないまま担架で退場。

最後の数十秒のためにファン・デル・ファールトが入って、1-0で終了。
バルセロナとの勝ち点6は保った。引き分けを挟んで15連勝、アウェイでも7連勝と、結果は文句のつけようがない。

■怪我と出場停止など
スナイデルは左大腿骨坐骨筋の裂傷と診断された。回復にどれだけ時間がかかるかは今後の検査の結果次第。
さらにラスも累積警告で次節出場停止。
今節は出場停止だったグティの出番があるだろう。

4-1-2-3でこのメンバーの割にはカウンターを狙わない守備をさせたままのファンデ・ラモス。上に書いたように、ならばなぜこの形なのか、なぜ攻撃的な守備をさせないのか、今節はまったくわからないまま。
1点先制したから良かったけれど・・・と思ってしまう最近続く不安なままの勝ち。

次節はホームでヘタフェと対戦。日程が少し変わっていて、現地時間21日火曜日の21時キックオフ予定。

posted by hiro |17:53 | リーガ | コメント(6) | トラックバック(1)
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2009年04月18日

リーガ・エスパニョーラ第31節 レクレアティーボ戦招集リスト

リーガも終盤。負けると即終戦になりかねない時期になってきた。
招集リストは以下の通り。

GK:カシージャス、デュデク
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、エインセ、メッツェルダー、トーレス
MF:ガゴ、ラス、スナイデル、マルセロ、ファン・デル・ファールト、ロッベン
FW:ラウール、サビオラ、フンテラール、イグアイン

グティは出場停止。パレホはU20スペイン代表に招集中、コディナ、ハビ・ガルシア、フォベール、ドレンテ、サルガドは監督の判断で招集外。

とりあえず和解したことになって前節出場したグティが出場停止で残念。

アウェイということで、ガゴ・ラスのコンビを組んで潔くカウンターで勝ちを狙うコンセプトで構わない。パスを繋ぐスタイルは一定時間見られれば良いが、今シーズンの望みを絶やさないためには、やりやすいスタイルで臨んだ方が良いだろう。
ラウールに守備の役割を多く負担させないだけの運動量は求めたい。

posted by hiro |20:59 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月17日

選挙の日程決まる

次期会長を決める選挙は6月14日に決定される見込みとなった。
今回の決定はボルーダ会長と幹部の決定で、選挙委員会に通達されて公式決定となる、という流れらしい。

1か月くらい前から選挙活動が行われるだろうから、ゴールデンウィークが終わったあたりにはだいたい出馬する人たちが出そろうのではなかろうか。
今のところはマルティネス・ブラーボ、エドゥアルド・ガルシア(情報処理コンサルタント会社の役員らしい)しか公式に立候補表明をしていない。ペレス、ビジャール・ミル、ビジャロンガ、フアン・パラシオスら、立候補するのでは?と言われている面々が出るか出ないかを決断するための時間はあと1か月と少し。

どんな候補がどんなプロジェクトを表明して議論がなされるだろう。
良い候補が立ってくれればありがたい。

今日は短いニュースだけで失礼します。

posted by hiro |00:48 | 会長選挙 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月15日

ネグレド復帰のメリットを考える

アルメリアに所属していて、マドリーが買い戻しオプションを保持しているネグレドにリバプールがオファーするのでは?という記事があったので、少し。

スペイン国外でも、スペイン人の多いリバプールの名前を出してくるのは当然と言えば当然。
現時点で代表にも選ばれかかるほどの活躍(リーガ23試合出場15得点)で、24歳という若さを考えればスペイン代表フォワードの中心になれる可能性を持っているから、あれこれと噂が出ているのだけれど、マドリーファンとしてはぜひ帰還を果たしてもらいたいところ。

昨シーズンのオフには、”買い戻し即転売”という道義的に良くないやり方で移籍金を増やす(シュスターがインタビューで話したように、とにかくロナウドのためだろう)ことを画策したと言われたが、戦力として帰ってくるのでは?と書かれたことはなかった。
ネグレド自身もマドリーでは出場時間が減るだろうと語って、復帰に否定的な姿勢だった。当時は同じくカンテラーノだったソルダードの状況がひどく、それを見てがっかりしたとも伝えられている。
ソルダードはほとんど招集されず、冬に移籍寸前までいったところでシュスターに「出場時間を増やすから残ってくれ。」と言われて残留したら出場時間は増えなかったというあんまりな扱いだったので、それを見て喜んで復帰する選手はなかなかいなかっただろうが。

そういったわけで心証が悪く、復帰するイメージはなかなか湧かない。
しかも、フォワードにはイグアイン、フンテラール、ラウール、ファン・ニステルローイの4人がおり、通常の状態でもポジション争いはかなり激しい。

それでも、三顧の礼をもってマドリーはネグレドを説得すべきだろうと思う。
4つの理由を挙げてみる。

まず、センターフォワードらしいセンタフォワードがおけるのが大きい。
ファン・ニステルローイが復帰後どれくらいのプレーを見せてくれるかにもよるけれど、最高の状態になったとしても、彼ももうベテラン。若い世代の選手を見つける必要がある。
フンテラールにそれを期待した部分はあったが、ボールキープができる、苦しいところでマイボールを作れる、という信頼感は今のところない。もちろん今後良くなっていく可能性はあるけれど、選手の本来の良さを考えるなら、ネグレドの方が高さ・強さでは勝るだろうから、ネグレドにそうした役割を担ってもらった方が良い。
得点能力についてもアルメリアですでに証明しているので、間違いないだろう。

2つめは、安価であるということ。
500万ユーロほどで優先的に交渉できるのだから、本人さえ納得してくれれば話はしやすい。以前もそうだったが、ミヤトビッチには移籍金にまつわる(真実に近いと思われる)黒い噂があり、移籍金が高くなるような選手と契約しているといわれていた。
新会長になって、そういった暗部がすべて一掃されるとは思わないが、ある程度まともになれば、当然リストに載ってくるべき選手と言っていい。
「500万ユーロで獲得可能なスペイン代表候補選手」は彼くらいだろう。

3つめはカンテラへの投資という意味合いから。
会長選挙ではカスティージャを中心にカンテラの補強・投資が話題になって、カンテラへの予算が増える可能性もあるが、それだけでは育成の意味はない。
自分のクラブのトップチームで使うことが育成のゴールであって、育てること自体はクラブにとってはプロセスでしかない。「トップチームに起用される可能性」というゴールを設定することで、カンテラーノスのやる気は全然違ってくるだろう。
カンテラーノの目標として、トップチームで活躍するネグレドがいることで、カンテラへの補強・投資の意義が深まると思う。特にフォワードは外部の選手を獲得することが多いので、そんな中でネグレドが復帰すればデラレとはまた違った価値が出てくるだろうと思う。

4つめはリーガ内の移籍になるということ。
どんなに評価の高い優れた選手でも、リーグをまたいだ移籍となるとその国のスタイルへの順応といったことが不安視されるし、実際そういったことで結果が出なかった選手はたくさんいる。その点、ネグレドはずっとリーガでプレーしてきているので、すんなりプレーできるはず。
二桁以上は期待していいだろうし、今シーズン並みの得点数を望んでも高望みではないだろう。
マドリーのチームに溶け込めさえすれば、その他の障害は少ない。

上に書いたようなことを見ても、獲得するメリットはデメリットを上回るのではないかと思う。
一番不安なのは、買い戻したけれどやっぱり使われなかった、というパターン。ただ、正当に(値段ではなく実力で)評価されれば、そんなことにはならないはず。

復帰のための一番の障害は、マドリーの新しいフロントに、ネグレドに復帰してもらうために頭を下げる覚悟と交渉術があるかどうか。
ありきたりな例で申し訳ないけれども、マルティネス・ブラーボ政権なら覚悟はあるだろうが説得・交渉術は心もとなく、逆にペレス政権は交渉はうまくても、頭を下げる覚悟はこれっぽっちもなさそう。
うまくやり遂げられれば面白いのだが・・・

posted by hiro |23:59 | 個人的考察 | コメント(0) | トラックバック(0)
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