2009年01月29日
■CL登録枠についての提訴を取り下げ
ボルーダ会長とUEFA会長プラティニがニヨンで会談し、マドリーはCLの追加登録枠についてのスポーツ仲裁裁判所への提訴を取り下げた。
よって、ラスかフンテラールのどちらかを選択することになった。現地報道ではラスが登録されることが確実と伝えられていて、私もそうだろうと思う。
となるとCLで起用できるフォワードが足りない。サビオラには移籍させてあげたいけれど、留め置かれる可能性もある。
■ガゴ負傷
ヌマンシア戦に向けての練習で、ガゴはジムで体を動かした。右足の負傷らしい。
デポルティーボ戦で一度足首のあたりを踏まれて倒れたことがあったので、あれが原因かもしれない。回復状況によってはヌマンシア戦は招集しないか、先発しないこともあり得る。その場合、グティが万全ならグティ、またはハビ・ガルシアを試すことになりそう。
ハビ・ガルシアにチャンスがあればと思う。シュスターの頃とは明らかに変わったチームの守備意識の中でどれだけやれるか、見てみたい。
デポルティーボ戦のように、ボールを支配できる試合ではグティのパスはすごく有効だと思うけれど、負傷明けということもあるし、控えからでもいいのでは、と思った。
■移籍動向
ファンデ・ラモスが拘るサイドの補強の件で、ウィガンのバレンシアをレンタルで獲得するのでは、という報道があった。アスあたりは、昨日発表があるらしいと書いていたが、音沙汰なし。
一方、移籍を求めているサビオラの処遇も決まっていない。イングランドのクラブから随分と声がかかっているようで、オランダのPSVも手を挙げたという記事もあった。レンタルか、完全移籍かは移籍先によるだろう。
登録枠が埋まっている状態なので、この2つの話は連動しているとみるべきだろうから、どちらかが決まったら、もう一方も時をおかず決まるだろう。
CLに向けてフォワードが足りなくなる危険はあるが、今もって招集されないサビオラがCLになって招集されるのか、という疑問はある。
それに、ファンデ・ラモスが可能性を見出せば1トップもあるのかなとも思う。
もし両サイドにウイングタイプをおけるなら、得意な中央にグティやスナイデル、ファン・デル・ファールトを配することもできるだろう。
■ボルーダ会長の立場
移籍についての大きな問題はボルーダ政権が暫定のものだということ。
スポーツ裁判所への訴えについても、ボルーダ会長自身は乗り気でなかったという話もあり、ボルーダ会長の意図としては、選挙で選ばれる新会長になるまでは大きな動きをしたくないのではないかと想像する。
特に選手の移籍に関しては、6月頃までの任期(その後の立候補予定もなし)のボルーダ会長があれこれやることはどうなのだろうと思う。そこでファンデ・ラモスの要望とどう折り合いをつけていくか、というところが問題なのだろうな、と想像。
■復調カスティージャ
カスティージャは2部Bグループ2で3位につけている。サライとブエノが得点王争いをしていて、十分昇格を狙える成績を出している。一時は調子を落としていたようだが、ここにきて4連勝している。
ちなみに、デポルティーボ戦では招集されなかったパランカはカスティージャのアルファロ戦に出ていたようだ。
若い選手の成長のためには高いレベルで試合に出るのが良いわけで、2部昇格はぜひとも狙ってほしい目標だけれど、2部は下部組織のチームにとってはあまりにも厳しい。
現在2部に所属するセビージャのカンテラは22節終了時で勝ち点9、残留圏とは14差の最下位に沈んでいる。2部に安定して所属し続ける下部組織を作るのはとんでもなく大変なことだと実感させられる。
■お知らせ
コメントありがとうございます。返事は明日します、ごめんなさい。
posted by hiro |00:50 |
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2009年01月26日
シーズン終了後に会長選挙が実施されることをボルーダ会長が発言して以降、選挙に向けての話題が毎日のように出てきている。
ボルーダ現会長は立候補しない意向のようだし、カルデロン前会長も出ないだろうから、この2年半とは違う会長になり、クラブの新しい方向性を示すことになるわけだ。
まだ正式に立候補を表明した人物はいないし、選挙戦が本格的に動き出すのはまだ少し先だけれど、予想をしつつ、最後に希望を書いてみたい。
■2006年とは異なる状況
2006年に行われ、カルデロン前会長が当選した前回の会長選は、当時のペレス会長の失政から立ち直るため、3年連続主要タイトル獲得なしという状況を改善するための選挙だった。「銀河系」の弊害がピッチでもろに現れ、まさに「チームを作り直す必要」があった時期のことだ。
今年夏に行われるだろう選挙の状況は、こうした前回選挙の状況とは少し異なる。
前回の選挙の時には選手の大幅な人員整理が不可欠と思われていたが、現在のチームは2年半前ほどバランスを欠いてはいないし、攻守ともにタレントが揃っている(負傷者の穴埋めのためにラス、フンテラールを獲得し、パレホをレンタルバックさせ、全員が健康な状態になれば25人の登録枠からはみ出る人数ではあるが)。
また、半年の契約でやってきたファンデ・ラモスは”まともな”フットボールをできているし、勝利という結果も出している。
こうしたことから、今シーズンタイトルを獲得したかどうかに関わらず、現在のチームと監督については「変化」を前提とせずに評価すべきだろうと思う。
■人選予想
そうは言っても、選挙では公約として獲得する選手・監督があげられるわけで、それを無視するわけにはいかない。立候補するのではないかと言われている人たち(下のページを参照)は、前回の選挙とあまり変わらない顔ぶれでもあるので、前回の選挙で標榜されたプロジェクトを参考にしながら考えてみたい。
・jumpinさんがまとめてくださっている今年夏に立候補しそうな人リスト
・木村浩嗣氏による前回の選挙での各候補のプロジェクトまとめ
前回は、マドリーファンに人気があり、フリーだったデル・ボスケが、SDや監督候補として各候補のプロジェクトに挙げられていた。ペレスに追い出されたデル・ボスケを呼び戻すことはペレスとの決別を示すことにも繋がるので、各候補が担ぎ出そうとしたという面もあるだろう。
デル・ボスケがスペイン代表監督として仕事をしている今、マドリーに所縁があり、フリー、しかも選挙の目玉となるような人物はいるだろうか。
SDではペレスと連携するのではと伝えられているジダン、フリーという条件を外せばスペインサッカー協会SDのイエロがいるが、監督は難しい。各候補が挙げる監督は外部で今も仕事をしている人物になるだろうと想像する。
前回の選挙でも名前が出たベンゲルは、ペレス関連で今回も既に名前が出てきている。マドリーとの繋がりでいえばオサスナ監督(就任したばかりだが)のカマーチョは挙がり得る。
次は選手。
既に名前が挙がっているのは、ロナウド、アグエロ、メッシ、ベンゼマ、セスク・ファブレガス、カカなど。前回も名前が挙がった選手もそうでない選手もいるが、とにかくきらびやかなスターばかりが取りざたされるのは相変わらずだ。
とはいえ、実際にこれらの選手が公約となったとしても、費用の面で考えれば実現できるのは1人だけだろう。それ以前に交渉に応じてもらえるかどうかも怪しいし、ライバルクラブにいるアグエロやメッシの場合なおさら。さらに言えば、上に書いたように戦力が整っている現状があり、現在の主力選手とポジションが重なる選手を敢えて獲得する必要性には疑問符がつけられるのも事実だ。
懸案のサイドを補強できるスターは(今のところ名前が挙がっている中では)ロナウドということになるので、彼の名前がよく挙がることになるのではないかという気がしている。名前は出てきていないが、スペイン代表でもあるセビージャのカペルもありそう。
■個人的希望
ここまでは推測と希望を交えて書いてきたが、ここからは完全な私の希望。
まず、現在のチームと監督を正当に評価してくれる人物。フロントは政治的問題にまみれていたが、チームは以前ほど悪くない。変化ありきではなく、現状を踏まえてさらなる強化を目指す方向が良い。
次に役職ごとの人選の方針を。
誰が来シーズンの指揮をとるにせよ、プロの監督がベンチに座るのと同様に、SDにもプロが就くべきで、経験ある人物が望ましい。
よってSDとしてのジダン招へいは必要なし。一部で報道されているようなアンバサダーという形での復帰はあっても良い。ゆくゆくは指導者になりたいというジダンを手元に置いておく意味もあるし、交渉事に関わらずとも、クラブ内外へ求心力は発揮できるはず。
監督は、守備をしっかり構築でき、選手の管理をできる人物(上述のようにファンデ・ラモスも候補としたい)。
攻撃の始まりとしての守備を作ることができれば、息が長いチームができるだろう。まず安定した試合ができるチームを土台としてほしい。
選手の管理は当然と言えば当然だけれど、規律を維持できる監督が良い。管理できなくなって放任、は一番困る。
選手はまずサイドの補強。現状一番手薄なのがサイドなのは明らかなので、トップチームではこれを第一に。必要のないビッグネームの獲得に拘らないこと。
また、下部組織も考慮に入れてほしい。カンテラーノがトップチームに定着できない原因はトップチーム(とそれを見る私たちファンの視線)にもあるが、カンテラ全体の底上げを計ることも必要。才能を見逃さないスカウト網やカンテラでの指導のための投資を積極的に行うべき。
以上のようなことを候補の誰かが言ってくれればいいな、と思う。
派閥には拘らないけれど、ペレス、ペレス政権の理事だったカルデロンと、ペレスの流れが続いているので、政治的にはこの流れと一線を画す人物が現れてほしい。ちなみに前回の最終結果はこちらのjumpinさんのページで。
反ペレスの急先鋒と言われたパラシオスが2位(カルデロンの不正がなければ当選していたとも)だったので、こうした票が増えれば新しい流れを生むかもしれない。
■あとがきのようなもの
予想に関しては、当たれば面白い、くらいで読んでいただければと思います。
希望は、ペレスを支持する層とは相容れない部分が多いと思いながら列挙してみました。
誰もが知るようなスターがマドリーで見られたら、という思いがないわけではないけれど、勝てなければ意味がない。「安定して勝つために」という点を重視して、選挙の争点になるだろう部分についてまとめた次第です。
posted by hiro |13:44 |
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2009年01月26日
アウェイでは超がつくほど苦手にしているデポルティーボをサンチャゴ・ベルナベウに迎えての第20節。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、エインセ
MF:スナイデル、ガゴ、ラス、ロッベン
FW:ラウール、イグアイン
62分:スナイデル→ファン・デル・ファールト、71分:ラウール→ドレンテ、イグアイン→フンテラール
19人招集していたので、最終的にはサルガドを外して18人に。カンナバーロは先発した。
■デポルティーボの先発メンバー
GK:ムヌア
DF:マヌエル・パブロ、ロポ、ゼ・カストロ、フィリペ・ルイス
MF:アントニオ・トマス、デ・グスマン;ラフィータ、バレロン、ベルドゥ
FW:ボディポ
37分:ボディポ→リキ、81分:デ・グスマン→フアン・ロドリゲス、ラフィータ→ミスタ
グアルダードは負傷中。4-2-3-1で、バレロンが攻撃を司る。
■久々のポゼッション
デポルティーボで危険なのは、まず第一にバレロンのパス。バレロンが簡単に何回もボールを持つようだと問題がある。が、立ち上がりからマドリーが圧倒的にボールを支配して押し込む。デポルティーボはボディポを残して退き、スペースを消しにかかったので、危険な場面の数そのものは少なかった。
それでもカウンターで数回良いパスを供給したバレロンはさすが。
今日はロッベンが左にいた。以前に比べれば随分と上がるようになったエインセ、中央のガゴ、ラスも適宜サポートに入る形で左サイドを攻略しようとしていたが、どうもいまいち。6
0%近くボールを支配して押し込む形ではスペースは少なく、ドリブルの脅威がそれほどないせいか。この展開ならいつも通りスナイデルを左に移しても良かったと思う。そのスナイデルは右サイドというよりは中央に入ってきていた。そのためセルヒオ・ラモスが主に右サイドの攻撃を担当。一人で右にいる状態も多い。
そんなわけで、両サイドとも中途半端なことになってしまっていた印象。サイドを意識した攻撃をしようという意志統一はされているようだが・・・
高いボール支配率を保てたのは、ガゴとラスによるところが大きい。
この2人のマークする技術、ボールを奪う技術の高さは、相手にとっては嫌なもの。左右にボールを展開できることも良い。この2人を避けてロングボールを蹴っても、前にいるのがボディポ1人なので、マドリーのボール回収は楽。
久し振りに長くボールを持つ展開ながら、効果的にシュートまで行けない時間が長かったが、39分、コーナーからの流れで、左サイドのラスのクロスにラウールが少しだけ触って先制。ゴールの後ラウールは「耳にかすっただけだけ」という感じのジェスチャー。ラスのクロスが完璧だった。
これでマドリーの通算最多ゴール記録307まで、ラウールはあと1点。
■失速 ボールも主導権も失う
リードした上で前半同様に主導権を握れれば良かったのだが、後半はデポルティーボが攻める時間が長くなった。デ・グスマン、バレロンが中心となって、ラフィータ、フィリペ・ルイスがサイドで攻撃に絡めるようになった。
ロッベンが右に戻った後半だったが、ロングボールが増えてしまって攻撃が繋がらない。
ラウールはボールを受けようとするが、そこで何とか前線へ運べても、イグアインが独りで仕掛けなければならない状況は良くない。前半とは打って変わって、余りにも攻撃の人数が足りない。
スペースはあるが、ロッベンに良い形でボールが渡ることもあまりなかった。イライラしていたのか、低い位置でドリブルすることも。ちょっと怖い。
スナイデルからファン・デル・ファールトへの交代はいつも通りといった印象。その後、フンテラールとドレンテを入れて、フンテラールのトップ、左からドレンテ、ファン・デル・ファールト、ロッベンという並びの2列目へと変更。これもファンデ・ラモスになってからはよくある変化。
ブーイングを受けながらピッチに入ったドレンテ。パランカ、マルセロより長く使われているが、好印象を残せていないのは事実。今日もボールに乗ったような形で転んだり、中途半端なバックパスをしたり。
今日に限って言えばカウンターに入る場面を多く作れなかったチームの問題もあるが、スピードを活かすような場面はなし。パランカやマルセロが使われだしても不思議はない状態だと感じた。
チームが攻撃できなくなったことで何もできなくなってしまったのはフンテラールも同じ。
彼に当てて押し上げるような形も作れず、曖昧なロングボールが飛んでくるだけではいくらなんでも厳しい。ゴール前での場面ができれば必ず威力を発揮するはずだが、その場面をチームとしてほとんど作れない試合ではかわいそう。
終盤の15分ほどは、1点を追うデポルティーボがフリーキックを得てゴール前へ上げ、跳ね返したマドリーがロッベンに預けて逆襲、という展開。
ロッベンは好きなようにドリブルで仕掛けられたが、追加点は遠く、ムヌアとの1対1もセーブされた。最後はフンテラール(今日彼の唯一といっていいチャンス)、ファン・デル・ファールトがシュートを放つもゴールはならず。
後半は主導権を失ったものの、勝ち点3はキープ。5連勝となった。
バルセロナは相変わらず負けないけれど、他の上位陣が勝ちを逃しているので大きな勝利。
■控えの選手たち
後半の失速がなければ、と思わずにいられない展開だった。相手が出てこざるを得ない状況でガゴ、ラスのコンビがボールを奪い、ロッベンへ・・・というのが理想だったけれど。
フンテラールは良いところで出番が必要。サビオラを使わない状況は続くと思うので、ラウール化イグアインを休ませる意味でも、機会はあるだろう。
一方、サイドの控え一番手争いは混沌としている。ドレンテもパランカもマルセロも招集しない、ということはないだろうから、毎試合誰かは出番がある。そこで誰が最初にファンデ・ラモスを納得させられるか。
次節はアウェイでヌマンシアと対戦。
posted by hiro |08:29 |
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2009年01月25日
GK:カシージャス、コディナ
DF:サルガド、ペペ、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、エインセ、トーレス、メッツェルダー
MF:ラス、ガゴ、スナイデル、ロッベン、ドレンテ、ファン・デル・ファールト、ハビ・ガルシア
FW:ラウール、フンテラール、イグアイン
グティ、パレホ、デュデクは怪我、サビオラ、マルセロ、パランカは監督の判断で招集外。
カンナバーロは練習中に軽い怪我をしていて、様子見のために19人を招集。
万全でなければメッツェルダーを先発起用することになるだろう。
招集外となったサビオラが移籍を希望する発言をした。
彼の立場を考えれば当然、むしろ今までよく我慢してきたという感じがする。遅くとも夏にはサビオラは気持ちよく移籍させてやるべきだろう。
posted by hiro |20:07 |
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2009年01月19日
ボルーダが会長席に座る初めての試合。リーガもちょうど半分まで来た。長かったような、短かったような・・・
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、カンナバーロ、エインセ
MF:ガゴ、ラス;ロッベン、スナイデル
FW:ラウール、イグアイン
46分:カンナバーロ→フンテラール、スナイデル→ファン・デル・ファールト、78分:イグアイン→マルセロ
先発の11人はやはり変わらず。後半開始時点の交代については後述。
■オサスナの先発メンバー
GK:ロベルト
DF:アスピリクエタ、ホセチョ、ミゲル・フラーニョ、モンレアル
MF:ファンフラン、プニャル、ネクナム、プラシル;マスド
FW:パンディアーニ
44分:モンレアル→ハビエル・フラーニョ、67分:プラシル→ポルティージョ
カマーチョと契約して降格圏脱出を図るオサスナ。パンディアーニの1トップで中盤が厚め。
■オサスナの45分
前半はオサスナが守備をかなり頑張っていた。前線からよく追いかけて、マドリーのボールの出所にプレッシャーをかけていた。マドリーはロングボールしか蹴ることができない。潔く相手にボールを渡して、マドリーがプレッシャーをかける側に回ることはせず(できず)、ボールを支配するわりに攻めにはつながらないいやな展開。
奪ったらロッベンを見るのが一つの形なのだけれど、オサスナが良い守備をしているためスペースがある状態でロッベンにボールが渡ることは少なかった。前半のマドリーのチャンスは開始直後のイグアインの抜け出しと、42分頃のガゴのパスにラウールが反応したものくらい。繋げるのがガゴとラスのラインまででは厳しい。ブーイングが出るのも仕方ない前半。
オサスナは19分にプラシルのセンタリングをネクナムがあわせて先制。ペペが誰にもついていなかった。どうもサイドからのボールには危険を感じる守備をしてしまっている。連続無失点は3試合でストップ。
前半はとにかくオサスナがやりたいような展開にさせてしまった。ボールが前に出ないのは動き出しがないからだろう。2トップやスナイデルあたりが引き出せないと、いつまで経っても攻撃にならないし、ロッベンも全然活きない。
■スパッと切り換え
後半からカンナバーロ、スナイデルに替えてフンテラールとファン・デル・ファールトを投入。ラスを右サイドバックにし、セルヒオ・ラモスをセンターバックに。イグアインを左に動かしてロッベン、ファン・デル・ファールト、イグアインという並び。ラウールとフンテラールが最前線。
これでロングボールの精度を期待できるセンターバックが並び、フンテラールの高さを前線に置いたことになる。さらにファン・デル・ファールトをプレーしやすい中央に配置して攻勢をかけようとする狙い。ラスが複数のポジションでプレーできることをいかして、攻撃的な攻勢へと変換した。
50分、本格的に布陣変更の効果が出る前にセルヒオ・ラモスがミドルシュートを決めて同点。ロベルトのミスを誘う良いシュートが決まった。
後半はイグアインが相当自由に振舞っていたように思う。3トップのように前へ入っていくときもあれば、逆サイドへ動く時もあった。ファン・デル・ファールトがイグアインとロッベンを使うようなプレーが出てきて、交代の効果はあったという印象。前線の2人には相変わらずボールが収まることは少なかったけれど、その分、この3人が攻撃を担っていた感じ。
勝ち越し点は63分、左に動いていたロッベンのクロスにイグアインが後ろからするすると入ってきてあわせたものだった。
追われる側になって、守備に回るのにこの布陣はちょっと大変。以前より走るようになった選手たちだが、スペースを与えることも多かった。この形自体に慣れていないという面もあるだろう。
78分にイグアインに替えてマルセロ。サイドバックではなく左サイドハーフでの出場。ゼニト戦以来の試み。
エインセが安定して守備をしている以上、左サイドバックのファーストチョイスはエインセだろう。守備を第一とするならば次はトーレス。そこで、中盤サイドに関してはマルセロ、ドレンテ、パランカで争わせるつもりなのだろうと思う。ロッベンを左にしてパランカか、そのまま左サイドでマルセロかドレンテか。それぞれの選手のこのポジションでのプレーを、試合と練習で見るつもりなのだろうと想像している。
今日はマルセロはゴール前でシュートするチャンスがあったりと、面白いプレーを見せてくれた。サイドバックほど守備を気にしない、中盤の方が性に合っていそう。
84分、ファンフランがシミュレーションでイエロー。前半にもシミュレーションで警告を受けていてこれで退場。主審が一旦PKを指示するも、副審の判断が容れられてダイブと判定されたようだ。
前半のガゴとの接触も、このペペとの接触も、PKと判定されておかしくないもの。時間帯を考えても、ラッキーというほかない判定だった。
この退場で勝負あり。最後にロッベンが右サイドから持ち込む得意のプレーで追加点を決め3-1で勝利。何とか4連勝となった。
■最後に
前半うまくいかなかったのを、後半の最初から交代で切り替えにかかった判断の速さは良かった。結果もついてきたので一安心といったところ。
スナイデルにサイドでのプレーをどうやって求めていくか、または中央に入ってもらうかを判断しないと、中途半端にサイドにおいてぷれーさせてしまうことになりそう。
あとはフンテラールに得点を取らせてあげたい。今日も焦りながらプレーしているように見えた。精神的に落ち着いてもらうためにも、どんな形でも一点欲しい。
次節からは後半戦。第1節にリアソールで敗れているデポルティーボをサンチャゴ・ベルナベウに迎えての試合となる。
posted by hiro |22:26 |
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2009年01月18日
折り返し地点の第19節。
GK:カシージャス、コディナ
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ、エインセ、メッツェルダー
MF:ラス、ガゴ、スナイデル、ロッベン、ファン・デル・ファールト、ハビ・ガルシア、パランカ
FW:ラウール、イグアイン、フンテラール
デュデク、グティ、パレホは怪我、サルガド、トーレス、ドレンテ、サビオラは監督の判断で招集外。
コディナ、マルセロがリスト入り。
勝っていれば週一回の試合で先発は変えないというファンデ・ラモスのコメントに従えば控えスタートだが、どうなるか。
ホームで、上のゴタゴタを感じさせない試合を見せてほしい。
posted by hiro |19:18 |
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2009年01月17日
会長職関連のニュースから。
■新旧会長の発言
カルデロンの辞任会見の際の発言が訳されてきた。公式サイトは短めに掲載しているので、マルカの記事をスポーツナビが訳したものを。これまで通り、疑惑が外部からの工作によるもので自身の関与はないとする立場を貫いている。
そして、新しく会長に就任したビセンテ・ボルーダの会見での発言はこちら。
「夏に開催されるであろう次回の会長選挙」という部分があることから、ボルーダ会長が今シーズン終了まで会長職を引き継ぐ立場であることが明確になった。それまではカルデロンが辞任したのみの現執行部が引き続き仕事をすることになる。
■アンケート
関連した話題をもうひとつ。
アス紙で、「いつ会長選挙をすべきだと思うか」というアンケートを実施している。選択肢は「今すぐ」か「夏に」の2つで、今のところ86%が「今すぐ」に投票している。
また、「誰が次の会長になると思うか」というアンケートでは、ペレスが78%、パラシオスが10%、サインツが9%、ビジャロンガが2%、ビジャール・ミルが1%という結果になっている。
暫定政権ではなく、すぐに選挙を実施して新体制に移行できれば確かに良いが、シーズン中はさすがに無理があるだろう。がそれでも「今すぐ」という気持ちになってしまうところではある・・・
ペレスが圧倒している次期会長予想、これをどう捉えるか。期待してペレスとした人もいるだろうし、「またペレスになっちゃうんだろうな」という気持ちで投票ボタンを押した人もいるだろうから結論は出ないけれど、この手の話題で関心の中心にいるのがペレスだということだけは明らかだ。
■グティとデュデクが負傷
さて、ここからはチームの話題。
練習に復帰していたグティだが、左足ひらめ筋の負傷で3、4週間離脱することになった。
さらにデュデクも右足ひらめ筋の負傷で2、3週間の離脱。
CLには2人とも間に合うだろうと思うので、しっかり治してほしい。
この2人とパレホが負傷中だが、オサスナ戦では他の選手は全て招集可能な状態。チームは上向いてきているので、上層部のゴタゴタを気にせず、きっちり勝ってほしいところ。
posted by hiro |15:25 |
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2009年01月17日
火の回りが予想よりも早かった。
集会での不正票問題をマルカ紙が取り上げてから一週間もたたずに辞任会見を開く羽目になったカルデロン。マルカが証拠写真(集会参加者のうちソシオでない人物のもの、アトレティコのソシオも!)を素早く出せたのが大きかったように思う。前回も書いたように、カルデロン会長にはこの手の問題がついて回っていて、そうした不信感が、今回の報道でクラブ内外から一気に噴出した印象だ。
前回の記事では、会長が辞職に追い込まれるのに時間がかかるだろうと書いて、予想を外してしまった。すみません。
■雑感
今のところ公式サイトが重くて開けない状態だけれど、カルデロンの会見での発言なんかも載るんじゃないかと思うので、発言については後ほど。
さて、新しく会長職に就いたのは、カルデロン政権下では副会長だったビセンテ・ボルーダという人物。シーズンもまだ半ば、とりあえずの引き継ぎということだろう。
規則では任期を引き継げるはずなので、ボルーダも法的には2010年までの任期のはずだけれど、そこまで会長職に留まっていられると思っている人は少ないだろう。まだ詳しいことがわからないけれど、今シーズン終了後に選挙があると考えるのが妥当だと思う。
カルデロンに関しては、ペレスとマルティンがドタバタと辞めた後の混乱した状況を立て直した功績は認めたいと思う(マルティンを引きずり下ろしたのがカルデロンだという話もあるけれど)。招へいの経緯はどうあれ、ピッチの上の状況をカペッロである程度正常化したことで、比較的早い段階で立ち直れたと思っている。
ただ前回も書いたような不正が、いたるところで行われてきたという事実は無視できるものではないし、総合的に見た場合に負の要素が多かった政権だったというのが正直なところ。
コメントの返事はまた明日します。ここのところ毎度遅くなってごめんなさい。
posted by hiro |03:17 |
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2009年01月14日
■ケチがついても・・・
12月に行われた集会で、’08~’09シーズンの予算を承認させるために、カルデロン会長が不正な票をねつ造していたとマルカ紙が伝えている。不正票に利用されたのは投票する権利を持たないソシオや、そもそもソシオではない人たち。彼らに会場で承認票を入れさせて予算を通したということらしい。
カルデロン会長は初当選した2006年の会長選挙での郵送票の不正も告発されていて(jumpinさんの記事を参照)、「またケチがついた」といった印象だ。
おもしろいのは、こういった問題が伝えられてもなかなか辞任する・しないの話に発展しないところだ。
シーズン途中にトップが替わるのは余りにも都合が悪い、ということを盾にしている面もあるのだろうが。選挙での不正票問題も、今回の集会での不正票問題も、付け加えればミヤトビッチのピンハネ疑惑も、一般的に考えれば責任問題に発展しておかしくない事件だと思う。
そもそも、これほど大きな組織のトップを決める選挙なのに、選挙のたびに「郵送での投票はアリか」といったような話が出ることも不思議な感じがする。そして不正票が簡単に作れてしまうことも(カルデロンだけでなく、ペレスにも”前科”がある)。
選挙・投票のあり方についても、その後のトップの行動についての責任についても、スペインの人たちはわりと大らかなのかなと想像している。
■ペレス再び?
ペレスは2010年の選挙にロナウド獲得を持ってくるらしい。
これが事実なら、立場をとてもよく分かった戦略と言えるだろう。大きな契約を結ぶのがうまかったという自分自身へのイメージと、カルデロン会長が交渉不手だというイメージを、ロナウド獲得という共通項で対比させている感じがする。
以前のようなペレスのクラブ運営が今も通用するかは怪しいところだけれど、選挙に限れば、ビッグネームの獲得を公約として宣伝しないと当選しないような「人気投票」になっていることは明らか。
前回の選挙を振り返ってみても、多くの人にアピールできるような選手・監督が、(実現の可能性を考えず)並べられていた感が強い。挙げた選手のうち、何人かを獲得できればいいというくらいのものだ。
そして、上に書いたように、公約が実現したかどうかで(批判されることはあっても)辞めることにはなかなかならない。
政権末期に大失敗した人というイメージもまだかなり残っていると思うけれど、こういう仕組みになっている中では、ペレスのイメージはかなり強力だろうと思う。
■最後に・・・
次回はまともな候補が立ってその人が会長になればいいなとは思うけれど、表面上は「○○候補は××選手と口頭で合意している」といった報道ばかりになるのだろうと思うと、今から胃がもたれるような感覚になる。もっと他のビジョンをあれこれと伝えてくれれば良いのだけれど。
今回は”票”についてのニュースと感想をまとめてみました。(推測の部分も多いですが・・・)
posted by hiro |03:05 |
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2009年01月13日
数日前のアス紙のインタビュー。マジョルカ戦前なので、入れ違いにはなるけれど、記念なので。
(マドリーでリーガ出場500試合目となるラウール。これまでの499試合のうち、470試合に先発している)
・ソン・モイでプレーすればマドリーでリーガ出場500試合出場となります。あなた以外に5人しか達成していない数字ですが、31歳での到達は最年少の記録ですね。
17歳でデビューして、多くの人に支えられてここまでやってきた。今は、この14年間の監督、バルダーノから今のファンデ・ラモスまでだけれど、彼らがいつも僕を信頼してくれたことに感謝する時だ。彼らは僕をより良い選手、より良い人間となるよう指導してくれたからね。
・マドリーでは、523試合まで記録を伸ばしたサンチスだけがこの神話的な500試合出場という数字を達成していますね・・・
彼の記録にこれほど近づけるなんて信じられないことだよ。サラゴサでデビューした当時、マノロは若い選手達にとって大きな存在だった。そして今は近い位置にいる・・・フットボールには思い出があるから、どうやってここまでやって来たか、忘れるわけにはいかない。同じ数字に届くことになるなんて、想像もしなかったよ。
・これまでに野心を失ったことはありますか。
そんなことは全然ないよ。14年間この紋章のために人生を捧げてきたし、これからもまだしばらく飢えと良心を残してやっていくよ。
・これまでの499試合で、どんなことが目に焼き付いていますか。
サラゴサでの最初の試合、セドルン(当時のサラゴサのキーパー)の前での最初のチャンスのことを生き生きと覚えていない、といったら嘘になるね。ダービーでの最初のゴールも忘れられないものだよ。そして他のどんなことよりも、チームメイトとともにリーガで6回優勝したことさ。今は順位を上げるのが大変で、見てくれている人たちがリーガを制することが難しいことだと評価している。だから6回の優勝を思い描くよ・・・
・デビューした子供の頃からずっとロッカールームの支配者であるかのように書きたてる、たくさんの噂話がありますね。
僕に言えるのは、この15年間一緒にプレーした150人以上の仲間たちにとても感謝しているということだけだ。レドンドやイエロのような偉大な選手たちが、僕がより早く完成して、プレイヤーとしての今僕になるを助けてくれた。だから、記録の達成は嬉しいけれど、この記録は彼らとともにあるものだよ。
・バルセロナとは12ポイント差で、リーガが絶望的ですね。
まだ20節(行われたマジョルカ戦を含めて)残っていて、勝ち点が60残っている。結果が決まったようなリーガはたくさんある。バルサはとてもいいプレーをしているけれど、これまでの2年間、僕らはすべての予想に反して彼らを上回ることができたから。
・つまり、信頼を失わない理由ですね。
その通り。マドリーはこのリーガでも、CLでも終わったと言ったことはないんだ。
・500試合出場おめでとうございます。
マジョルカに勝つことがお祝いさ・・・
・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・
マジョルカに勝利し、しかもゴールを挙げるという最高の形で500試合出場を祝ったラウール。
どんな監督にも信頼されるプレーを見せたことは当然素晴らしいことだが、大きな怪我をほとんどしなかったということも称賛に値する。出場し続けることでしか、500試合出場という記録は達成できないものなのだから。
まだ当分記録を伸ばしていくだろう。それとともに、タイトルの数も増やしていってもらいたい・・・
posted by hiro |01:29 |
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