2008年12月28日

CL登録問題

マドリーの冬の補強の瑕疵をマルカが指摘した。

決勝トーナメントに向けて、UEFAは新しく3人の選手を登録することを認めているが、現行のシーズンでUEFAカップに出場した選手は3人のうち1人しか登録できない。
したがって、アヤックスとポーツマスでそれぞれUEFAカップに出場しているフンテラールとラス(と呼んでほしいそうなので、これで統一します)のうち、どちらかを選ばなければならないだろうということらしい。

これはUEFAの規則17-17と17-18に基づくもので、17-17が「2月1日までに3人新しく登録してもよい」という部分で、17-18が「現行シーズンにUEFAに属するクラブの大会に出場した選手は、1人だけ『2つ以上のクラブで同一の大会に登録はできない』という規則から外れる」という部分らしい。

それに対してマドリーは公式サイトで反論。要点を言うと、

1.クラブは報道されたようなことについて想定していた。

2.フンテラールとラスの契約については、負傷者の穴埋めのために緊急の措置として冬に実行されたが、4年以上の契約をしたことからわかるように中長期的ビジョンに立ったものでもある。

3.UEFAの規約はクラブの法律部門が知っていた。この規約は同じ大会に他のクラブに所属して出場することを避けるためのものと理解しているので、UEFAに許可を求める。

4.2選手の獲得は、クラブの現在と将来のために、スポーツ部門、選手契約部門、監督の推薦があって行われたものである。

5.CLだけのために今回の契約をしたわけではなく、クラブとしてはリーガも同じように重要視している。

”らしい”というのは、私自身この条文のことを知らなかったし、知ってからも条文がどう解釈されうるのかよくわからないからなのだけれど・・・
「一つのクラブでCLに出場すると、冬に移籍して別のクラブでCLに出ることはできない」ということはよく知られている話だが、それが「UEFAカップとCLだと1人OK」なのか、クラブが主張するように「全く問題ない」ということなのか。

条文の解釈がどうなるのかは、法の素人として成り行きを見守るほかないけれど。マルカなどの記事を読んだ限りでは、こうした登録に全く問題がないのなら、17-18は必要ないことになってしまうんじゃないかという印象は持った。

・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・

「CLに出られる選手」という条件をつけて選手選択をしていたはずなのに、ここにきてこういうことになるのは、ポカをやらかしたということだろう。
規約について認識していたなら、獲得交渉に入る段階でUEFAに確認を取るなりしておくべきだったはずで、今になって意見書提出と言っているのは遅すぎる。

怪我人の多発は不可抗力とは言え、冬の移籍は足かせが多くて厳しい。夏に読み違えたツケを、今払っている感じがする。

posted by hiro |05:34 | ニュース | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年12月23日

ラッサナ・ディアラと契約

選手との交渉に時間がかかっていたラッサナ・ディアラの件が落着。
メディカルチェックも問題なくパスしたので、2013年までの契約を結ぶことになる。移籍金は2000万ユーロほどと伝えられている。

今シーズンはプレーできないもう一人のディアラ、マハマドゥに代わって登録され、背番号6を引き継ぐことになるだろう。

posted by hiro |01:37 | ニュース | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月22日

リーガ・エスパニョーラ第16節 vバレンシア

2008年最後の試合。連敗ストップなるか。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:サルガド、メッツェルダー、カンナバーロ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ;ロッベン、ファン・デル・ファールト、ドレンテ
FW:イグアイン

46分:ドレンテ→ラウール、56分:ファン・デル・ファールト→パランカ、72分:マルセロ→トーレス

4-2-3-1の形。風邪をひいたラウールはベンチから。

■バレンシアの先発メンバー
GK:レナン
DF:ミゲル、アルビオル、マルチェナ、デル・オルノ
MF:フェルナンデス、アルベルダ;ホアキン、バラハ、マタ
FW:ビジャ

63分:バラハ→シルバ、デル・オルノ→マドゥロ、75分:マタ→ビセンテ

こちらも4-2-3-1。

■基本の形
マドリーの狙いは高い位置からのプレスと速攻。序盤からかなり走り回って追いかけていた。
先制点は3分、ロッベンの突破からイグアインが難しいシュートを決めた。この後もプレッシャーからの速い攻めが基本。低い位置からのグティのパスも冴える。
一方のバレンシアはビジャが裏を狙う。スピード勝負では難があるマドリーのセンターバック2人に対しては有効。

プレスと速攻という狙いからしてボールの支配率が低くなるのは仕方ないが、主導権を握っているとは言い難い前半だった。
ゴール前でドタバタする守備まではなかなか直らず、互いにチャンスを作りあう展開では怖い。ビジャに決定的場面が何度もあった。が、カシージャスがいつも通りのプレーでゴールを守る。

今日の主役はロッベン。健康な時のロッベンのドリブルは本当に止める術がない。バレンシアは当然2人で挟みに来るが、ほとんどボールを取られることがなかった。
他の選手もわかっているのでロッベンにボールを集める。よってマドリーの攻撃は右サイド中心。ドレンテは下がっての守備には貢献していたが、攻めではまだまだ。
ファン・デル・ファールトは、本来のポジションに近い位置でプレーし、パス、飛び出しともになかなかの出来。

得点の機会はお互いに何度もあった。が、決めきれないまま前半終了。

■決めきれず
後半開始からドレンテに替えてラウール。4-4-2に近い形に変更する場面もあり、いろいろ試しながらなのかとも思った。

前半から随分と飛ばしたので後半は運動量が落ちる場面もちらほら。イグアインがチェイスしながら味方にラインを押し上げるよう催促するジェスチャーを見せることもあったように、前と後ろが切り離されてしまった。
ボールを奪ったらロッベンを中心に前の4人が攻める、という基本の形ははっきりしていたが、逆にいえば後半はそれだけ。

負傷したファン・デル・ファールトに代わってパランカ。今日は真ん中に位置したこともあって、ドリブルでの見せ場は少なかったがキーとなるパスを出すなど、様々なポジションでプレーできる柔軟性を見せた。

67分にマルチェナが2枚目のイエローカードを受け退場してからは多少楽になった。2点目を入れて試合を決めてしまいたかったが、この日はとことんシュートが入らない。ロッベンのドリブルからあとは決めるだけ、というシーンが何度もあったが・・・

イエローを受けディフェンスが苦しいと判断したマルセロをトーレスに替え、逃げ切りを図る。結局最後まで得点は動かず、1-0で試合終了。

■その他もろもろ
前半途中から進行し、後半明らかになった間延び傾向は改善しなければならないポイント。これによってシュートの撃ち合いになってしまった。結果として1-0ではあったけれど、お互いに決めるべきところで決めていれば、もっと分からない試合になっていたはず。

ロッベンが攻撃の核として活躍したことは今後に向けて好材料。彼がボールを持てばチャンスが作れる、という雰囲気があった。

今日の負傷者は、ファン・デル・ファールトとメッツェルダー。ファン・デル・ファールトはハムストリングの損傷、メッツェルダーは鼻骨骨折。メッツェルダーは手術の可能性があり。

年明けは4日、ホームでビジャレアルと対戦。まずはクリスマス休暇を楽しんで。

※今日も遅くなってしまったので、コメント返信は明日にします。本当にごめんなさい。

posted by hiro |00:44 | リーガ | コメント(2) | トラックバック(1)
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2008年12月21日

リーガ・エスパニョーラ第16節 バレンシア戦招集リスト&ニュースまとめ

先週から更新できないまま、バレンシア戦になってしまいました。
ニュースのまとめは最後にして、まずは招集リスト。

GK:カシージャス、デュデク
DF:サルガド、カンナバーロ、マルセロ、メッツェルダー、トーレス
MF:ガゴ、ロッベン、グティ、ドレンテ、ファン・デル・ファールト、ハビ・ガルシア、パランカ
FW:ラウール、イグアイン、ブエノ、サビオラ

セルヒオ・ラモスは出場停止、エインセ、ペペ、スナイデル、デラレ、ディアラ、ファン・ニステルローイは怪我、コディナは監督の判断で招集外。

トーレスが怪我から復帰した一方、スナイデルは間に合わなかった。風邪が蔓延していて、招集された中ではラウールやトーレスがかかっている。カスティージャからはブエノとパランカが招集された。
ホームで何とか連敗を阻止したい。がんばれ。

■ニュースまとめ
・ラッサナ・ディアラについてポーツマスと合意
ディアラが今季絶望、デラレの今後も不透明な状況のため、ピボーテの獲得に着手。ポーツマスのラッサナ・ディアラの移籍について両クラブは合意に達した。
提示した年俸が選手に受け入れられず、交渉中とのこと。

・パレホ復帰
イングランドのクイーンズ・パーク・レンジャースにレンタル移籍していたカンテラーノ、ダニ・パレホが復帰。シーズン途中の復帰ということで、違約金が支払われたらしい。
1月になるまで登録はできないので、それまでは出場できない。

・CLはリバプールと
CL決勝トーナメントの抽選会が行われ、リバプールとの対戦が決まった。
スペイン人が多く、関係が深い選手が両チームにいるし、ベニテスはスペインを知っていて、ファンデ・ラモスはイングランドを知っている。これは面白い対戦になりそう。

コメントには明日お答えします。

posted by hiro |00:20 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月15日

リーガ・エスパニョーラ第15節 vバルセロナ

アウェイでのバルセロナ戦。厳しい相手が続く連戦も半ば。ここは踏ん張りたい。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:サルガド、メッツェルダー、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス
MF:スナイデル、ガゴ、グティ、ドレンテ
FW:ラウール、イグアイン

35分:スナイデル→パランカ、72分:グティ→ハビ・ガルシア、77分:イグアイン→ファン・デル・ファールト

メンバーが揃わず、一番の問題だった最終ラインは、セルヒオ・ラモスが左に入る形に。メッシのサイドに置くことにしたが、急造の感は否めない。

■バルセロナの先発メンバー
GK:ビクトル・バルデス
DF:ダニ・アウベス、マルケス、プジョル、アビダル
MF:トゥーレ;シャビ、グジョンセン
FW:メッシ、エトー、アンリ

64分:グジョンセン→ブスケッツ、89分:エトー→フレブ、90分:シャビ→ケイタ

アウベスとメッシの対処は当然だが、前節ハットトリックを決めたアンリも警戒が必要。

■プラン通り
マドリーの方針は明確。退いてスペースを埋め、カウンターを狙うこと。前線に残るのは2トップのうちどちらか(主にイグアイン)で、ボールを奪った後の狙い目はそこかドレンテ。

マルケスからいいボールが供給されるのを阻止するため、できるだけプジョルとアビダルにボールを持たせ、いい位置でのボール奪取を狙うが、序盤は完全にバルセロナペース。マドリー左サイドからの攻撃は数的優位を作って止めに行かないと怖い。
ボールの支配率はバルセロナが7割近く、20分過ぎまではカウンターの機会すら見いだせなかった。

25分あたりからマドリーも慣れてきて、ドレンテの決定的場面を作るなど、カウンターからチャンスを作れるようになった。
ディフェンスは集中していて、体を投げ出してシュートを止めることが何度もあった。退いているため、ゴール前での場面が増える分、一人一人最後まで集中することで跳ね返していた。

問題はスナイデルの負傷。無理をさせて出場させたためか、35分での交替を余儀なくされた。代わって入ったのはカスティージャのパランカ。クラシコでのトップチームデビューとなった。
そのパランカは右サイドでなかなかのプレーを見せた。押し上げがなく、フォローが期待できないなか、アビダルとの1対1に何度もトライ、突破することもあった。

バルセロナが攻め続け、マドリーがしのぐ展開のまま、前半終了。ボール支配率ではバルセロナが圧倒していたが、その実30分過ぎからは焦りが出てきたようだった。ドリブルで仕掛けることが多く、時間がかかったところをマドリーがボールを奪うシーンがかなりあった。
この展開でいえば、退いてまずは失点を防ごうとするマドリーの方針が成功している。バルセロナは早く先制点が欲しかったところだろう。

■ついに・・・
後半になってマドリーは前半より若干ボールを保持できるようになったが、それは、反面スペースができやすいということでもある。
前半のように単純にプレーするのではなく、繋ぐ意識が出てきたのはいいことだが、悪い奪われ方で一気の攻めを受けやすくなってしまった。

それでも、この試合でのゴール前での守備の集中力は評価するに値する。まずは戻り、ボールに食らいつく。これを徹底してできていたので、バルセロナも攻めあぐねた。
PKをストップした時は、守りながらもペースを握ったかに思われたのだが・・・

グティは攻撃での持ち味を発揮できなかったが、チームの方針に従って守備に奔走していた。ハビ・ガルシアを入れて運動量を回復させ、守備の意識を再確認させたが、コーナーからエトーが最後はつめてついに均衡が破れた。
80分過ぎまで守ってきたマドリーが、ここから反転攻勢に出ることは難しく、逆にカウンターを受けて追加点を奪われ万事休す。

戦前の予想を覆す結果を出すことはできなかった。

■もろもろ
「守って速攻」という方針を監督が出して選手がそのプランを実践した、という点では、この試合はポジティブにとらえることができる。80分まではそのプラン通り、ドレンテの1対1が決まっていれば最高の状況となっていたのだから。

勢いの差もあり、普段のカンプノウでのクラシコよりもバルセロナが攻める時間が長く、マドリーは見てくれのいいフットボールはできなかったけれど、今は理念に殉ずるよりも結果を求めたい状況だから、(結果は伴わなかったけれど)監督の考え方は正しかったと思う。
ここ一番で最高の集中力を見せた選手たちのがんばりも正当に評価したい。

そしてトップチームでデビューしたパランカについても。
ラウールとのワンツーで抜け出す場面もあり、最初の試合(しかもクラシコ)にしては上出来だった。今後も期待できる選手だ。サイドで力を発揮できる選手が今は少ないだけに、積極的に使ってもいいのではないだろうか。

首位バルセロナとの勝ち点差は12。諦めるには早すぎるが、開き直っていくことも必要だ。スナイデル、カンナバーロが負傷し、次節のバレンシア戦ではセルヒオ・ラモスが出場停止と、相変わらず苦しいが、思い切った策で乗り切ってほしい。

posted by hiro |02:37 | リーガ | コメント(8) | トラックバック(2)
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2008年12月14日

リーガ・エスパニョーラ第15節 バルセロナ戦招集リスト

遅くなりましたが、以下クラシコに向けての招集リスト。

GK:カシージャス、デュデク
DF:カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、サルガド、メッツェルダー、アグス、アントン
MF:スナイデル、ガゴ、グティ、ドレンテ、ハビ・ガルシア、ファン・デル・ファールト
FW:ラウール、イグアイン、サビオラ、パランカ、ブエノ

ロッベンとマルセロは出場停止、エインセ、ペペ、トーレス、デラレ、ディアラ、ファン・ニステルローイは怪我、コディナは監督の判断で招集外。

ファンデ・ラモスはカスティージャから4人の選手を招集した。負傷明けのスナイデルも何とか間に合って招集リスト入り。

懸案の左サイドバックだが、本職のアントンではなくサルガドを使うと報道されている。右サイドバックもメッツェルダーになるかもしれない。この両サイドバックの選択(特にアウベスとメッシと対決する左サイド)が大きく命運を分けるといってもいいだろう。

優位に立つバルセロナに対して、カウンターでどれだけチャンスを作れるか。とにかく、頑張ってほしい。

posted by hiro |01:05 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月12日

CLグループステージ第6節 vゼニト・サンクトペテルブルク

ユベントスが負けない限り1位通過はなく、ほとんど消化試合。ファンデ・ラモスはどういう采配を見せるか。

■マドリーの先発メンバー
GK:デュデク
DF:サルガド、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ
MF:ファン・デル・ファールト、ガゴ、グティ、ロッベン
FW:ラウール、イグアイン

46分:ファン・デル・ファールト→メッツェルダー、52分:グティ→ハビ・ガルシア、61分:ラウール→サビオラ

ファンデならそうだろうという大方の予想通り2トップ。GKはカシージャスを休ませてデュデクに出番が。

■ゼニトの先発メンバー
GK:マラフェエフ
DF:アニュコフ、ロンバーツ、クリジャナツ、シールル
MF:ティモシュク、デニソフ、ズリアノフ、ダニー
FW:アルシャビン、ポグレブニャク

48分:アルシャビン→ファイズリン、72分:ポグレブニャク→テッケ、76分:ロンバーツ→ドミンゲス

3位が決まっておりマドリーより消化試合の感が強いゼニト。アルシャビンは風邪だったらしい。

■消化試合だが
両チームにとってこの試合はそれほど重要でなく、その分は差し引いてみる必要があるだろうが、立ち上がりからマドリーの運動量が目立ち、高い位置でボールを奪うことができていた。
2トップのどちらかが中盤に降りて縦関係になり、両サイドがあがるやり方でゼニトの守備を攻略する。

やはりプレッシャーがきけばそれ相応の攻撃ができる。監督交代の効果が出ているかなという感じがした。前半60%のボール支配をしたマドリーだが、効果的に攻撃できていてシュートまでもっていけているのでダラダラした感じがしなかった。

先制点はマラフェエフがボールをこぼしたところにラウールがつめたもの。あそこで諦めず詰めるのは基本だけれど素晴らしい。これでぐっと楽になった。

■違いを見せて
この試合の見所だったのは後半の交代。
後半開始時点でメッツェルダーを投入したファンデ・ラモス。しかも下がるのはファン・デル・ファールトだった。
これまでならば最終ラインに入っていた選手が5人出場し、どうするのかと思ったら、メッツェルダーを右サイドバックに、サルガドを左へ、左サイドバックのマルセロを中盤に上げるという形へ変更した。

テストの意味合いが強いと思うが、事前にメッツェルダーにサイドバックでのプレーが可能か聞いていたらしい(何回かサイドバック経験はある)。負傷者が多い現状の打破のためには何でもやってみてほしいので、面白い試みだと思った。
マルセロを中盤に上げる形は、セビージャでいえばアドリアーノでやっていたような変更の仕方だろう。

ロッベンの綺麗なループが決まって2点差となった直後にハビ・ガルシアを使い、ラウールも同じくループを決めた後にサビオラと交代。
クラシコ出場予定者を早めに休ませた。
途中出場の2人とも無難なプレーを見せた。

構成を新しいものに変えた後半、どうなるかと思ったが、前半から見せていた高い位置での守備がきいていたので一安心。
問題はまだまだ完成度が低いそのプレスをすり抜けられた後だろう。ゴール前でバタバタしてしまう印象は変わらず、ここは時間をかけて治していかなければならない。

■落ち着いて・・・
消化試合とはいえ、とにかく新監督が初戦で勝ったので良かった。
すこしでもバルセロナ戦に向けてプラスの材料をそろえたいマドリーにとって、この勝利は一応の落ち着きを与えてくれる。

グループHのもうひと試合は引き分けに終わり、ユベントスが1位通過。マドリーは2位での通過となった。19日の抽選で対戦相手が決まる。

posted by hiro |00:58 | CL | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年12月10日

CLグループステージ第6節 ゼニト・サンクトペテルブルク戦招集リスト

招集リストの前に、すでにご存知の方も多いと思うけれど、監督交代について。

■シュスターからラモスへ
シュスターはレアルマドリーと双方合意の上辞任。後任にはトッテナムの監督職を解任されフリーだったファンデ・ラモスと契約した。
ファンデ・ラモスとは来年6月末日までの契約で、成績によって1年延長されるオプションつき。
この人事についての会見の後、ファンデ・ラモスは早速練習に参加。今夜のゼニト戦から指揮を執ることになった。

セカンド・コーチはファンデ・ラモスとずっと一緒に仕事をしてきたマルコス・アルバレスという人物。さらに、監督が負傷続出で話題になっているフィジカル部門と関わりを持てる契約のよう。

とにかく、一時期から良い方向へ向かう感じがしなくなっていただけに、監督交代で変わっていくことを期待したい。

■ゼニト戦招集リスト
さて、招集リスト。

GK:カシージャス、デュデク
DF:サルガド、セルヒオ・ラモス、アントン、メッツェルダー、カンナバーロ、マルセロ
MF:ガゴ、ロッベン、グティ、ドレンテ、ファン・デル・ファールト、ハビ・ガルシア
FW:ラウール、サビオラ、イグアイン、ブエノ

ペペ、トーレス、エインセ、デラレ、ディアラ、スナイデル、ファン・ニステルローイは怪我、コディナは監督の判断で招集外。

勝てば1位通過の可能性もあるが、そのためにはユベントスがBATEに負けることが条件で、現実的には厳しいだろう。
となれば、新監督がやりたいように試してみるのもありだが、ホームでもあるし、あまりひどい試合もできないだろうから難しいところ。クラシコ欠場が決まっているマルセロを使わず、アントン(またはドレンテ)を試してほしいが、ファンデ・ラモスはこの試合をどういう風に扱うだろう。

posted by hiro |23:26 | CL | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月08日

リーガ・エスパニョーラ第14節 vセビージャ

クラシコを控えて大事な一戦。この連戦でいい結果がないと、本当に早い段階で厳しくなってしまう。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:サルガド、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ
MF:ガゴ;グティ、ファン・デル・ファールト
FW:イグアイン、ラウール、ロッベン

46分:ファン・デル・ファールト→ドレンテ、88分:マルセロ→ブエノ

怪我が治ったカンナバーロ、イグアイン、ロッベンは揃って先発。
メッツェルダーを使えばセルヒオ・ラモスはサイドバックに戻れるが、サルガドを使う方を選んでいる。

■セビージャの先発メンバー
GK:パロップ
DF:コンコ、スキラッチ、エスキュデ、フェルナンド・ナバーロ
MF:ドゥシェル、ロマリッチ;ヘスス・ナバス、レナト、アドリアーノ
FW:カヌーテ

72分:アドリアーノ→カペル、76分:ロマリッチ→ファシオ、89分:フェルナンド・ナバーロ→ドラグティノビッチ

ルイス・ファビアーノは出場停止でカヌーテの1トップ。

■悪い意味でいつも通り
またも開始直後、2分に失点。
相手の最初のチャンスがいきなりゴールになることが珍しくない最近なので、またかよという気持ちになってしまう。
こうもやられるのは、技術以前に集中力とか、試合への入り方とかの問題であって、少し意識付けすれば全然違ってくると思うのだが。そろそろまともな立ち上がりをしてほしい。

失点が少ないセビージャの守備は堅く、その相手を追いかける苦労は並大抵でない。そのうえ、がっちり組織を作って守る相手を攻め崩すのがうまくいっていないマドリーなのだから。
ただロッベンがいるとやっぱりちょっと違う雰囲気があったのは確か。切り返しでどんどん相手を抜いていける。ここらへんはドレンテより一枚も二枚も上手という感じがした。

18分、グティのフリーキックをラウールが合わせて同点。がっちり抱擁を交わす2人。
これで仕切り直しと思ったら21分、レナトのフリーキックをロマリッチが合わせて1-2。取った直後に取り返されるのも、今シーズン良く見る光景。
これからだと思っているところで、あっさり失点してしまったがっかり感は大きいもの。開始直後の失点といい、気力を削ぐような失点が多い。

ガゴとグティはいい感じでボールを持てていた。サイドには期待できるロッベンもいるので、左サイドで主に攻める。ロッベンのポジションが替わったのは前半1,2回ほど。
右サイドは効果的に崩せない。
ロッベンからラウール、というチャンスはあったがゴールにはならず。
攻撃に傾いていたところで、38分、ドタバタした守備をしてしまい、最後はカヌーテに落ち着いて決められ1-3。

最悪な流れで前半終了。

■劇的な2分があっても・・・
良いシュートは放っていたものの、中盤で存在感があまりなかったファン・デル・ファールトを後半開始時点で下げ、ドレンテを投入。
右サイドにロッベン、左サイドにドレンテという形。2点を追いかけるので、ほとんど4トップのよう。
両サイドから仕掛けていく形はできた。

一気に盛り上がったのは67分から。イグアインのロングシュートが決まって1点差。
68分にはグティのフリーキックにガゴが合わせて2分で2点を取り同点に。ガゴはマドリーで初ゴール。
スーパーカップでのバレンシア戦を思い出させるような攻撃で一気に追いついた。

前半を見て、落ち込んでいたスタジアムの観客のボルテージも上がって、逆転を目指すマドリー。それを牽制するように、カペルを入れたヒメネス監督の判断は見事だったと思う。
マドリーの攻撃陣はかなりセビージャを押し込んで、きわどいシュートを何本も放ったが、パロップのセーブも素晴らしく、バーやポストに当たる場面もあって決めきれない。
そして78分、イグアインを引っ張ったパロップのファールをアピールしたロッベンに2枚目のイエローが出て退場となり、ムードが変わってしまった。

一人少なくなり、バランスの悪いマドリーはスペースだらけ。85分、素早くボールを運んだセビージャは、カヌーテのクロスをレナトが合わせてリードを奪い、万事休す。
最後にブエノが出たが、時間はあまりにも短すぎた。

これで5位に後退。退場したロッベンとイエローをもらったマルセロが次節のバルセロナ戦出場停止となってしまった。トーレスもエインセもいなければ左サイドバックがいない。
ドレンテを入れるか、アントンにいきなりクラシコでデビューさせるか。

後半追いついて、盛り上がりを作れたせいか、ハンカチはそれほど振られなかった。それでも痛い敗戦には違いない。

67分からの攻撃は素晴らしかったけれど、立ち上がりの失点や、得点した後すぐに取り返されるような、安易な失点がなければよかっただけのこととも言える。
2点を追いついたこと自体は評価できるけれど、劇的な展開を必要としない、盤石な試合運びとその結果としての勝利がないと、多くの試合を勝っていくことは難しい。いつもこんな風に追いつけるわけではないのだから。

次節はとんでもなく大変な試合になるだろうけれど、何とか頑張ってもらいたい。

posted by hiro |08:06 | リーガ | コメント(13) | トラックバック(1)
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2008年12月08日

ロマンと現実の狭間で

マドリーの下部組織のディレクターだったミチェルが辞任した。
会見で現政権がカンテラを軽視していることを批判しての辞任劇だった。

この一件については、jumpinさんが書かれていたことに共感する部分が多いので、リンクを貼っておきますので、まずはこちらをご覧いただきたいと思います。

・現政権が必ずしもカンテラを軽視しているわけではないということ。(監督采配の問題はある)
・ミチェルがカルデロン会長のもとから離れたにもかかわらず、再び帰ってきたこと(カンテラ軽視というならば、なぜ帰ってきたのか)。
・今(シーズン途中)に辞任すること自体の問題。

これらの点はもっともだと思う。
ただ、貼るだけでは味気ないので、自分が思うところを少し。

・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・

カンテラで育ってきた選手をレンタル、または買い戻しオプション付きで移籍させて、経験を積んでもらってから帰ってきてもらう、というシステムは、それなりに合理的なものだと思う。
マドリーのトップチームで育てながら使うことができないならば、出番があるクラブで試合に出て成長してもらい、良いと思えば帰ってきてもらう。デラレやハビ・ガルシアはその成功例といっていい。

一方、デメリットは、出番が減る(かもしれない)ことを嫌って、帰ってくるのを拒否する選手が出てくること。そうした心情になるのは理解できるし、ネグレドのように実際に拒否反応を示している選手もいる。
直接トップに挙げてもらえず移籍を勧められた時に、クラブに軽んじられたと感じても仕方ないとも思う。

カンテラから直接トップチームへ上がって即活躍できる選手なんて、そうそういるものではないけれど、見る側としては”カンテラのスター”がトップで大活躍するストーリーを見たい。ラウールやカシージャス、グティという選手たちがそういうストーリーを見せてくれたから、「次も」と思ってしまう。
欲を言えば、7番はラウールの次もカンテラ育ちのスペイン人であってほしいし、ゴールを守るのはこれからも生え抜きのキーパーであってほしいし、中盤で華麗にパスを出すカンテラーノがいてほしい。
遠く離れた日本のファンでも「生え抜きであること」を意識して、そういう選手を誇りに思うのだから、現地で応援するスペインの人たちの思いはもっと強いだろう。

ただそれは、言ってしまえばロマンなのだと思う。そればかり追いかけてはいられないのだ。
チームが勝つことがまずは優先されなければならないし、リーガとCLの両方を狙うならば、それ相応の金額を費やす必要がある。
それに、それぞれの選手のキャリアを考えれば、いつまでも手元においておくことはできない。チャンスを掴んでもらうためには、他のクラブへ移籍してもらうことも考えなければならない。
そうした現実の中にロマンをどれだけ求めるか、そのバランスの問題だ。
現実的なことばかりでは余りにもつまらないし、ロマンばかりでは立ち行かない。

その現実とロマンの折衷として、レンタルや買い戻しオプションの活用は”アリ”だと思うし、実際に帰ってきてくれた先例ができたのだから、それほど悲観的になることはないと思う。

これから見守っていかなければならないのは、jumpinさんが言うように、カンテラが、育てた移籍させるためだけ、それによる金銭的利益を得るためだけの存在にならないか、ということ。
それは現実的すぎるやり方だし、がっかりする。

現状に多く問題があることは間違いのないことだけれど、ゴタゴタしていた一時期から少しずつ改善していっていると思うので、何も今ネガティブな告発をしなくてもと思ってしまう。
その裏に、jumpinさんが言うように、現政権の足を引っ張りたがる人たちを感じてしまう。チームの成績の下降を自分の立場のために利用する人がいることを知っているだけに。

posted by hiro |00:41 | ニュース | コメント(5) | トラックバック(0)
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