2008年06月27日

バルボア、ネグレドと買い戻し。

バルボアのベンフィカへの移籍が正式決定。
ベンフィカでは、カンテラ時代に指導を受けたキケ・フローレスのもとでプレーすることになる。

身体能力は高かったが、ロビーニョとロッベンがいてラウールもいる、さらにロナウドも?という状況では残留は無理な話だっただろう。
ポルトガルでの活躍を期待します!
(買い戻りオプションもあり。買い戻しが検討されるようなプレーをしてほしい。)

買い戻しと言えば、アルメリアのネグレドを買い戻すという報道もある。
とはいっても戦力としてでなく、「資産運用」のため。400万ユーロで買い戻したあと、1000万ユーロ程度での移籍を検討するという。

これに対し、アルメリアの会長アルフォンソ・ガルシアは「買い戻しオプションは選手にマドリーでプレーさせるためのもの」として、反対している。

こちらの話題についてはガルシア会長に理がある。
そもそも買い戻しオプションという条項は、差益を得るために設定されるものではなく、完全移籍した選手が成長したら安価に復帰させたい、という発想から生まれたもの。
トップチームに登録する意志が最初からないのに買い戻す、というのは「道義的に」問題がある。

いくらロナウドのための予算が必要だとはいえ、こうした方法は可能な限り避けるべき。
というのも、こうしたことを一度すると、今後こうした条項付きで移籍しても、復帰したがる選手は減ってしまうだろうし、その他の選手にも、選手の扱いについて疑念を抱かせかねないからだ。

以前フットボリスタの片野道郎さんのコラムで、フラミニ移籍に関して、「このままではアーセナルは、クラブに対する選手のロイヤリティ(忠誠心)という無形の財産を失う」といったことが書かれていた。
「そのクラブに所属したい選手がたくさんいること」や、「実際に所属することになった場合にクラブに忠誠心を持てること」は、クラブの運営にとってはとても重要な要素と言える。
優秀な選手が目指すクラブであり、そうした選手が気持よくプレーできるクラブであることは、長期的にクラブに多大な利益をもたらすことになるということを念頭に置いてほしい。

最後に。
代表は「前評判ばかりのスペイン」という評価を払しょくして、敗者の歴史を塗り替えるあと試合となってほしい。
ここまで来たら最後までいってほしい。

posted by hiro |04:22 | ニュース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年06月20日

デラレとハビ・ガルシアとロナウド。

消化試合とはいえ、デラレが初ゴールを決めた。
中盤の中央でのプレーの引き出しが多く、ゴールも決められる能力は、マドリーの中盤に有用だと言える。
(オフィシャルサイトにインタビューが出ていて、未だ正式決定していない買い戻しが既成事実化していると言えるだろう)

ただ、既に買い戻しオプションの行使が発表されているハビ・ガルシアの立つ瀬がない。
クラブがどういう意図で先にハビ・ガルシアのオプション行使を決めたのかはわからないが、代表でプレーするデラレの方が勢いがあり、経験を積んで帰ってくることは明らか。
期限付き移籍の噂が報道されているのはそうした背景があってのこと。
ただ、それでも8月末に25人の登録枠に入れたら、それは期待の表れとみていいはず。

今のところ、出場機会がないといった理由での本人からの移籍志願は聞こえてこないので、それは救い。最後までポジション争いに絡んでほしいと思う。

■ロナウド問題の整理
ほとんどの方が気づいていたであろうことではあったが、ロナウド問題はユーロが始まっても解決しなかった。多分ユーロが終わってもすんなり決まらないだろう。
(彼のようなレベルの選手の移籍問題はえてして長期化するものだけれど)

ロナウド加入の場合ロビーニョは放出ということも既成事実と化している。
熱狂的さんのところに「ロナウド獲得ならばロビーニョ放出」という記事が出たので、分かりやすいこちらの記事を参照していただきたいが、ロッベンでなくロビーニョが放出の対象になっている理由はすぐに理解ができるものではない。
書かれている理由は以下の2つ。

理由1.シーズン終盤のプレーへの不満
これが原因だと言うなら、シーズン序盤を棒に振ったロッベンはどうなる?ほとんど貢献していない前半戦のロッベンを考えると、この理由は恣意的だろう。

理由2.年俸の改定要求
こちらは少し理解できる面がある。素晴らしい活躍を見せたシーズンではあったが、理由1で書いたように、おおまかに言って前半はロビーニョ、後半はロッベンがいいプレーを見せたという事実がある。
その状態では、年俸上乗せに簡単に踏み切れないということは想像できる。

また記事に書かれてはいないが、プレー時間の問題はシーズン中から出ては消え、消えては出ていたことだ。
問題を表面化させなかったシュスターは、ロビーニョを含めたチーム全体をよくコントロールしていたといえる。ロビーニョ個人に関しては、シーズン序盤の「遅刻騒動」の幕引きで信頼を得て、その後もロッベンとのローテーションを納得させていたようだ。
そもそも1つのポジションを2人で争うという状態自体は健全なものだから、「出場したかったらパフォーマンスを上げてくれ」という要求も全く間違っていない。

シーズン中の報道を信じるならば、「いつ不満が噴き出すか知れない状態」であったと想像できるということでもある。

ただ、仮にこの移籍が実現したとして、理由1も2もロナウドなら起こり得ない問題なのかというと決してそんなことはない。結局のところ程度の問題なのだ。ロビーニョがそこまで良くなく、ロナウドがそこまで良いのか、と言われたら答えは「ノー」だし、どんな選手でも扱い方を誤れば問題になるのは当然。

ロビーニョの現状がどんなものなのかはわからないが、仮に年俸等に不満があるならば、同じくマンチェスターでの契約問題があるロナウドと入れ替えるのも、解決方法の一つではあると思う。
ロビーニョとロナウドは新天地で新たな契約下、心機一転頑張ればいいし、マドリーにも、淀んでいきかねない水を入れ替えるというメリットはあるだろう。

■仮定してみる
さて、現時点では何も動いていないこのロナウド問題だけれど、マドリーと契約に至った場合のことについて少し考えてみたい。
(決まってから考えればいいじゃないか、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、当たらないながらも予想をしてみようということです)
ロナウド加入、ロビーニョ放出というこれまで書いたとおりの状況を仮定してみたい。

1.ポジション
ロッベンとのポジション争いは継続することになる。4-1-2-3という布陣を今後も維持する場合、将来的にはラウールの位置も担うようになるべきだろう。

ポジションについての大きな問題は、サイドに固定されないことで活きたロナウドを、マドリーで再現できるのかという点。
マンチェスターU.ではルーニー、テベスとポジションチェンジをしていたので、中央でのプレー機会は十分にあった。それによって、チャンスメイクだけでなく、自ら得点することも非常に多くなった。

ところが、マドリーではニステルが中央にいる。
ロッベンとのポジション交換は可能だろうが、中央も含めた交換ができるのか、というと、簡単ではないと思われる。
サイドに限定された場合、ロナウドの魅力は削がれてしまう。
少なくとも昨シーズン同様の数字を残すことはできないと考えた方が良い。

中央とも柔軟にポジション交換をするために、ラウールを置くという発想もあるが、ニステルを外す勇気が求められる。

2.右サイド問題
マドリーの右サイドはセルヒオ・ラモスに懸っていた状態だった昨季。ロナウド加入によってそれが解決するかというと、そうでもない。
1で見たように、右に固定させないことがカギならば、右サイドにやっぱり人がいない、ということは十分起こり得る事態だ。
ロナウドは右サイドにおけるセルヒオ・ラモス依存の特効薬ではない。

3.ロナウドのためのシステム作りは可能か
マンチェスターU.ではロナウド(とルーニー、テベス)が活きるシステムの構築が成功した。
マドリーでそれがすぐに実現する可能性は低い。

1も2も「マドリーでロナウドを活かすシステムは可能か」という問題は共通している。
少なくともあと数シーズンはニステル、ラウールの起用を前提とした形が続くだろうし、そうなればロナウドを第一に考えた形はすぐには出てこない。
その状態で、ロナウドに素晴らしい(目に見える)活躍を求めるのは酷だろう。
彼を主体としたチーム作りは長期的目標としてあるべきだが、短期的にはロナウドに大活躍してもらうというよりは、今最もマークされている彼をおとりとして周りが活きる、無形の活躍をしてもらう方が現実的だと思う。

まったく新しい形をシュスターが編み出し、成功する可能性はなくはない。それはロナウド加入が実現した場合のプレシーズンから注目してみたい重要なポイントになる。

■いずれにしても・・・
ユーロは続くが、ロナウドの2008年のユーロは今朝幕を閉じたわけで、そろそろはっきりさせる時期が来たんじゃないだろうか。
移籍するにしても、残留するにしても、長引かせることは、誰にとってもメリットがない。

posted by hiro |18:39 | 移籍関連 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年06月12日

EURO2008グループD スペインvロシア

スペインの初戦。
グループCよりはよっぽどましなグループDだけれど、難敵が揃っていることに変わりはない。
どこまでいけるか、スペイン。

■スペインの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、プジョル、マルチェナ、カプデビラ
MF:イニエスタ、シャビ、セナ、シルバ
FW:ビジャ、トーレス

4-2-3-1かと思いきや、結局2トップを選択したアラゴネス。
中盤は誰が出てもポゼッションできそう。一方2トップがそれに合っていないのは周知の事実。それが一番の問題だと思われる。

■ロシアの先発メンバー
GK:アキンフェエフ
DF:ジルコフ、シロコフ、コロジン、アニョコフ
MF:セマク、ビジャレトジノフ、セムショフ
FW:ジリヤノフ、パブリュチェンコ、シチョフ。

一時期マドリーが注目していると伝えられたパブリュチェンコが先発。
監督はヒディンク。

■簡単に振り返ってみる
スペインの問題は中盤のポゼッションに対してトップの引き出しが少ないこと。カウンターなら最高の2人なんだけれど・・・
あとは最終ラインから良いパスが出にくそうな点。さらに両サイドバックがむやみと上がっては怖い。

最終ラインからのパスが制限されれば大会最高の中盤と思われるメンバーでも、思う用意いかないと思うが、ロシアはそういう感じで来なかった。
中盤で勝負を挑んでもらえれば、スペインは自信を持って戦える。

が、得点が遅攻からでなかったことも事実。
ボールを持っている状態から、持たされている状態になってきた時にどうにかできるかが今後のカギになりそう。
2トップを活かすカウンター狙いができれば良いけれど、そんなに柔軟性はなさそうだし、そのあたりを解決しないと攻めあぐねるだろう。

この試合での4得点で勢いがつけば、一気に駆け上がれるかもしれないが・・・
中盤を活かすならグイサを使った方が良いと思う。

■マドリーにフィードバック
今日の試合を見てビジャがマドリーに合うとは思えなかった。
ニステルやラウールのプレーの引き出しの多さは貴重に思える。ポゼッションを前提として、それに合わせられるフォワードを探した方が良い。

さて、今日はポルトガルvチェコ。
今朝のスペインにはいなかったタイプのセンターバック、ペペのプレーはチームの幅を広げてくれる。
(代表の時の方が伸び伸びやっているように見えるが・・・)
それと、懸案のロナウド。やっぱり獲得すべきと世論の方向を変えるほどの活躍を今大会でできるだろか。

posted by hiro |00:46 | スペイン代表 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年06月04日

移籍ニュースをいくつか。

マドリー、フンテラールとの契約を視野に?
フンテラールの噂は目新しいものではないけれど、「15日間ロナウドとの契約について集中していたが、マドリーはこの件についてうんざりし始めているようで、他の選手との契約に関心を移す」という記述が何とも・・・
以前も書いたように、現地のファンの6割以上が「ロナウドよりフンテラールとフレブを」と(二択のアンケートではあるが)回答しており、クラブとしてもいい加減付き合ってられないよ、という感じが出てきたのかな、という印象を抱かせる文章になっている。

ロナウドも去就を明言することなく、「~頃にははっきりする」と先延ばしを続けている。先週中にはっきりすると言い、今度は今週前半にと言い、さらには来年移籍しようかな、とも言っているらしい。
ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドからより良い給料の提示を受けようと、移籍の示唆でクラブを「脅迫」しているようで、マドリーはそのダシに使われている感が随分とする。

ロビーニョに関しても同様で、「クラブには満足しているし、残りたい”けど・・・”」と含みを持たせて条件を良くしようとしているように見える。
メディアを通してクラブに圧力をかけるやり方は最近の選手(とその代理人)の常套手段。

そういうことに関わらず、必要な選手と契約してほしいと思う。
記事によると、マドリーとしては今シーズンニステルを負傷で欠いたような事態を避けたいようで、これは至極当然の発想と言える。
ロナウドに執着したままでは、いつまで経っても他の選手について交渉できない。そろそろ切り替えてほしいと思う。

■サンタンデールが4選手を要求
マドリーが保有権を持ち、来シーズンはラシン・サンタンデールにレンタルされることが決まったガライだが、来シーズンからマドリーに合流する可能性についての記事。
その条件として挙がっているのが、トーレス、ハビ・ガルシア、ドレンテ、グラネロの4選手。
UEFAカップにも出場するサンタンデールにとってはこれもいい条件だろうということだ。

この記事は、カンナバーロがユーロに向けてのイタリア代表の練習中に負傷したことと多いに関連があるだろう。
ベテランとはいえ、一番出場機会が多かったセンターバックである彼が開幕に間に合わないのでは、となればこういう憶測が出てくるのも当然。

が、カンナバーロ自身は「2ヶ月以内に復帰できるようにする。」と話したようで、手術後の経過にもよるだろうが、来シーズン序盤を棒に振るような印象ではない。
例えば半年とか、それ以上の離脱となれば話は変わってくるだろうが、ちょっと性急すぎるはなしのように思える。

それに、カンナバーロ不在の試合では、セルヒオ・ラモスをセンターバックとして配置する場合もあるだろうに、その場合の右サイドバックとなるであろうトーレスがいないのは危険。
ハビ・ガルシアやグラネロを「転がさない」と言った発言も守るべきだ。

posted by hiro |23:08 | 移籍関連 | コメント(6) | トラックバック(0)
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