2008年04月28日

リーガ・エスパニョーラ第34節 レアルマドリードvアスレティック

第34節はホームでアスレティックと対戦。
ビジャレアルが引き分けか負けるかすれば(招集リストの記事では敗退すれば、と書きましたが誤りです。ごめんなさい。)、マドリーが勝利した段階で優勝が決まる試合だったのだが、
ビジャレアルがベティスに勝利したため、残念ながら今節の優勝確定はなし。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、エインセ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ、スナイデル
FW:ロビーニョ、ラウール、サビオラ

戦前の報道通り、サビオラが先発出場し、ロビーニョも先発に復帰。
両サイドバック、そして出場停止明けのグティの先発。攻撃的な構成と言っていいだろう。

■アスレティックの先発メンバー
GK:アルマンド
DF:イラオラ、グルペギ、アモレビエタ、コイキリ
MF:ハビ・マルティネス、ガルメンディア、スサエタ、ガビロンド
FW:ジョレンテ、エチェベリア

ドーピング問題で2年間の出場停止処分を受けていたグルペギが復帰。
ハビ・マルティネス、スサエタといった若手は注目株。
高さのあるジョレンテへの対処がマドリーには必要だろう。

■縁の下の功労者ガゴ
マドリーには高い位置で相手を挟みこもうという意図が見られた。
FW3人とグティ、スナイデル、サイドバックの一人(または両方)が攻撃に参加するような状況が続くから、ボールの喪失時、人数の多い前で追いまわしていくのは正解だろう。
また、その発想に見合うだけの運動量があった。

ガゴがバランスをとりながら動いているのも大きい。
網から逃れてきた相手を、基本的に最初に捕まえる位置にいるガゴがしっかり攻撃を遅らせて、味方の帰陣を助けていたと思う。
中盤3人がみんな突っかけてしまうのは余りに怖い。こうした存在がいればこそ、グティとスナイデルは攻撃的に振舞える。

13分、ラウールが抜け出し、シュートするが、アルマンドがセーブ。リバウンドをつないでロビーニョが再びシュートし、こぼれたところをサビオラが詰め、先制。
サビオラらしいゴールで、早い時間帯に先制することに成功。

アスレティックも、前節バレンシアを沈めたのと同様に、素早いチェックが主体。
マドリーの中盤は、パス回しに不安がある構成ではないが、チェックされ続けることは気分が良いものではない。
ましてスコアは1-0。ちょっとしたきっかけでリズムを失って追いつかれることはあり得る。

35分、ガビロンドのセンタリングにジョレンテが合わせようとする。
この動きにエインセが置いていかれ、PKを献上。
高さがある相手に対しては、少し離しただけで致命傷になってしまう。
ガビロンドのPKはカシージャスがセーブして事なきを得たものの、今後も集中力を欠かしてはいけない。

前半は1-0で終了。ボール支配率はマドリーの56%。シュート数は両チームともに5本ずつ。
良い状況でボールを持てるようになったのは、ここ数節の進歩。
サビオラがよくボールに絡んでいる印象。

■追加点と守備の踏ん張り
後半開始時点での交代は両チームともなし。

47分、サビオラがスナイデルのパスを受け抜け出したが、アルマンドがセーブ。
裏を狙う動きにスナイデルがいいパスを供給している。

両チームとも、前半からよく走っていた分、時間が経つにつれスペースができがちになってくるのは仕方ないところ。
勝ち点を稼ぐためには攻めざるを得ないアスレティックの裏を狙うのがマドリーの方針となりそうだが、上がったまま帰ってこられない選手が増え、ガゴの守備面での負担は増える。
マルセロの飛び込んでしまう癖も、疲れてくると目立ってきてしまう。

63分、アスレティックはエチェベリアに替えてダビド・ロペス。
前線に新しいエネルギーを加える。

72分、マドリーも攻撃陣を替える。
ラウールとロビーニョに替えてイグアインとロッベンを投入。

交代直後の74分、右サイドでボールを持ったグティからイグアインへロングパス。
イグアインはダイレクトで折り返し、ロッベンが合わせゴール。
少ないタッチの美しい速攻で2-0とした。
何度かあった速攻の機会をものにできていなかったが、これで余裕ができた。

77分、自陣からのエインセのパスが中盤に納まらず、アスレティック最終ラインの裏に流れたところをイグアインが拾い、そのまま持ち込んでゴール。
アスレティックの集中力が完全に切れていたところで、試合を決める3点目。
イグアインは前節に続いて2試合連続のゴールを記録した。

79分、ガビロンドに替えてあアドゥリス。さらに80分にスサエタに替えムリージョ。
87分にはマドリーがスナイデルに替えてドレンテをピッチに送り出し、両チーム交代枠を使い切った。

79分、コイキリからのパスを受けたアドゥリスのヘディングをカシージャスがファインセーブ。
こうした試合の終盤で無駄な失点をしなかったことも良かった。
終盤はかなりスペースを空け、攻め合うような形も増えたが、ガゴとセンターバックを中心とした守備陣の踏ん張りで、3-0のまま試合終了。

カシージャスのサモラ賞に向けても、嬉しい結果となった。

■優勝まであと一歩
今節はサビオラ、イグアイン、ロッベンとシュスターの選手起用がズバリ的中した。
ホームで内容ある勝利を挙げ、優勝に向けまた一歩前進。

マドリーは次節のアウェイでのオサスナ戦に勝利すれば、ビジャレアルの結果に関わらず、優勝が決定する。

posted by hiro |23:19 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月27日

リーガ・エスパニョーラ第34節 アスレティック戦招集リスト

GK:カシージャス、デュデク
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、エインセ、トーレス
MF:ディアラ、ガゴ、ロッベン、グティ、ドレンテ、スナイデル、バルボア
FW:ラウール、ロビーニョ、サビオラ、バティスタ、イグアイン

カンナバーロは累積警告で出場停止、メッツェルダーとニステルは怪我、ソルダード、サルガド、コディナは戦術的理由で出場停止。

ホームでのアスレティック戦に向けてシュスターは19人の選手を招集した。
最終的に一人削り、18人とすることになる。

最終ラインのセルヒオ・ラモス、ペペ、エインセは不動だろう。左サイドバックはマルセロだろう。
中盤では、出場停止明けのグティが先発に復帰し、ガゴ、スナイデルと組む。

そして、アスレティックとの相性が良いサビオラ(10試合で5得点)を先発させるという報道が。
ここにきて起用するという判断がどう出るか。
サビオラとラウールが先発するとなれば、限りなく2トップに近い形となるだろうから、ロビーニョが中盤に組み込まれる構成が予想される。
従来どおりならばラウールをロビーニョとロッベンが挟む形か、イグアインやバティスタを起用するのが自然だが・・・

バルセロナがデポルティーボに敗れたため、マドリーの勝利、ビジャレアルの負けという条件で今夜優勝が決定する。

posted by hiro |19:12 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月22日

リーガ・エスパニョーラ第33節 ラシン・サンタンデールvレアルマドリード

第33節、マドリーはアウェイでラシンと対戦。
前日にバルセロナが引き分けていたため、勝てば勝ち点差をさらに広げるチャンスとなる。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ペペ、エインセ
MF:ガゴ、ディアラ、スナイデル
FW:ロビーニョ、ラウール、ロッベン

シュスターが理想とするメンバーが最終ラインに並んだ。
中盤ではガゴが底に位置し、ディアラとスナイデルが前。
前線はロビーニョとロッベンがラウールを挟む形。ロビーニョ・ロッベン併用の効果はいかほどだろうか。

■ラシンの先発メンバー
GK:トーニョ
DF:ピニージョス、モラトン、セサル・ナバス、アヨセ
MF:ドゥシェル、コルサ、ホルヘ・ロペス、セラーノ
FW:チテ、ムニティス

中盤の底にドゥシェル、コルサを配した形。
マドリーの最終ラインと、チテ、ムニティスの2トップとの対決の行方はいかに。

■理想的展開
前半はマドリーがボールを支配する。
ラシンの中盤での寄せも速かったが、ディアラが高い位置でよくボールを持てたことで、相手がスナイデルだけを見れば良い状況でなくなった。中央でボールを持てれば、両サイドの攻撃もうまくいく可能性が高くなる。
ロッベンがチャレンジできるシーンも多く、アウェイながら期待できる立ち上がり。
(ロッベンとロビーニョについては後述したい)

13分、スナイデルとガゴの壁パスから、ボールはロビーニョへ。
ロビーニョが左サイドからセンタリング。中でラウールが合わせて先制ゴール。
ロビーニョが簡単にクロスを上げられ、中央でもラウールがたやすくラインの裏に出てこられた。少なくともどちらかは防ぐべきだったか、と考えれば、この序盤の1点はマルセリーノ監督の言うとおり、ラシンのミスだったかもしれない。

いずれにせよ、早い時間に先制できたマドリーは楽になる。
無理する必要はないので、十分時間をかけて攻撃を構築できる。最終ラインでのボールの保持も長くなり、当然ボール支配率は増していく。

一方のラシンはチテがサイドに流れながらボールを受ける形がいい。マドリーにとっては危険。
ここを起点にされ、ペナルティエリア内に侵入されることも多く、信頼できるディフェンダーをそろえたといっても、エリア内でのリスクはある。
36分、チテが抜け出してのシュートはカシージャスがセーブしたが、チテの対処は考えた方が良さそう。

前半半ばごろに、お互い中盤にスペースを空け、攻めては攻められを繰り返す状況があったが、そうした状況で追いつかれる危険性は十分にあった。

■我慢の後半
後半開始時点で両チーム交代はなし。

ラシンがギアを入れ替えてきて、後半開始当初から押し込まれる。チテを狙うことが徹底されてきて、攻めの糸口はつかまれた印象。

ラシンはセラーノに替えてスモラレク。攻めの姿勢を崩さない。
マドリーとしては、ディアラも下がってくれば守備の厚みは増すが、押し返すことができづらくなる。
また、シュスターは現段階で理想的なメンバーをピッチに送り出しており、交代で調整することも難しい状況だと思われた。
実際、最終ラインは堅実にプレーしていた。左サイドバックとしてプレーしたエインセは守備においてマルセロとは隔絶したプレーを見せたし、全体としても、久々の組み合わせながらさすがといった印象。

66分、ラシンがさらに交代枠を使う。ムニティスに替えてパブロ・アルバレス。

マドリーは76分にロビーニョに替えてイグアインが入ったが、最初の交代が残り15分を切ってから、ということが、先発メンバーをできるだけ維持したかったシュスターの思いを代弁しているように思う。

後半のマドリーは、攻めるラシンの裏を狙うようなパスが増え、2点差にして試合を決めようとするがなかなかゴールに納まらない。
63分、スナイデルのパスに反応したラウールはオフサイド。
78分、抜け出してスナイデルのパスを受けたロッベンだったが、シュートは枠外。
1-0のままだが、ホームのラシンが流れをつかんでいる状況は変えられない。

82分、ラシンはコルサに替えてオルテマン。

84分、ロッベンに替えてバルボア。バルボアは昨シーズン在籍したクラブとの試合で久々の出場となった。
90分、スナイデルに替えてバティスタ。
どちらもそのまま置き換える形での交代。

93分、バティスタとバルボアがパス交換。完全にうまくいったわけではなかったが、最終的にはバルボアが右で待つイグアインにしっかりパスを出した。
フリーのイグアインがきっちり決めて、最後にようやく試合を決した。

■ロビーニョとロッベン 簡単なまとめとともに
ボール支配率はマドリーの56%。枠内シュート数はマドリーが6本、ラシンが3本。
今節はアウェイでしっかり我慢し、結果として我慢が奏功した。
10回あったコーナーの場面で何とか失点せず乗り切れたのも大きかったかもしれない。シュスターの交代采配が遅い癖が出たようだが、このような試合では結果としてうまくいったことを評価したいと思う。

さて、ロビーニョとロッベン。
この2人を比べると、ロビーニョの方が下がってまで守備をする場面が多い印象。よってロッベンの方が高い位置取りとなり、まず狙うのがロッベンになることが多いのも当然だろう。
また、攻守に運動量が多いロビーニョから先に交代するのも納得できることだ。

が、ロビーニョがより守備をする、といった形が取り決められているのかというと、そうではないような気がする。以前からロビーニョは戻って守備に参加することもあったからだ。
前線に残っていがちなロッベンが、ロビーニョの守備意識に影響していないとは思わないが、ある程度は自然な「住み分け」をしているように感じた。

ラウール、ニステル、ロビーニョという前線と比較すると、残るのはロビーニョでラウールとニステルがより守備をする役割だった。
1人が残り、2人が守備もする、という大雑把な状況は維持されている。
だから、ある程度は使えるめどはたったといっていいと思う。
現状で彼らを併用しても、おかしなことにはならないだろう。

だが、果たしてそれで良いのか。
彼らの一番の良さはやはり攻撃。両サイドに彼らを配しておいて、結果片方しかその一番の長所を生かせないとなれば、もったいないことだろう。
そう考えると、併用することで大きな違いを生み出せるか、というと、今のところ答えは「いいえ」だと思う。今後、役割分担の変化で、様々に変わっていくことはあり得るので、そこに可能性を残しておきたいとは考える。

■次節にむけて
次節はホームでアスレティックと対戦。
今節アスレティックは、サン・マメスでバレンシアを5-1と一蹴した。
中盤の核であるシルバを欠いたバレンシアを相手に、しつこいチェック、攻守の切り替えの早さを見せた。
マドリーにしてみれば、球離れが悪いと、中盤でことごとく引っかかる展開になりかねない。
テンポよくボールを動かしていきたい。復帰するグティのプレーには期待したいところ。

posted by hiro |00:31 | リーガ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年04月20日

リーガ・エスパニョーラ第33節 ラシン・サンタンデール戦招集リスト

GK:カシージャス、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、サルガド、ペペ、マルセロ、カンナバーロ、エインセ
MF:ディアラ、バルボア、ガゴ、ロビーニョ、ロッベン、バティスタ、スナイデル
FW:イグアイン、ラウール、サビオラ

グティ、トーレスは出場停止、メッツェルダー、ニステルは怪我、コディナ、ドレンテ、ソルダードは戦術的理由で出場停止。

最終ラインはバルセロナ戦以来の布陣となるようだが、そういう予想の中、マルセロが先発したこともあるので、どうなるかは最後までわからない。
この(アウェイでもある)ラシン戦を重視するならば、シュスターが理想とする最終ラインをピッチに送り出すべきだと思うが。

グティがいない中盤ではディアラが久々に先発すると伝えられている。招集されたメンバーを見る限り、それが唯一の選択肢だろう。
ガゴ、スナイデルは変わらないと思われるので、ディアラとガゴが中盤の底に位置することになるかもしれない。最近はガゴが前に出ていく頻度も高いので、いずれにしてもディアラが底で頑張ることになる。

前節はトーレスが退場してしまい、ロビーニョとロッベンの先発併用の成果も確かめられなかったので、今節改めて見てみたい。

勝ち点を取りこぼさないように試合を運んでほしい。

posted by hiro |17:28 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年04月15日

リーガ・エスパニョーラ第32節 レアルマドリードvムルシア

前節は苦しみながらアウェイで勝ち点1をもぎ取ったマドリー。
今節はホームで、降格圏内のムルシアと対戦。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:トーレス、ペペ、エインセ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ、スナイデル
FW:ロビーニョ、ラウール、ロッベン

最終ラインにセルヒオ・ラモス、カンナバーロが不在で少し不安。
その最終ラインにガゴ、グティ、スナイデルの中盤と、ロビーニョ、ラウール、ロッベンの前線を組み合わせた構成から、攻撃に対するシュスターの考えが見て取れるように思う。
ムルシアが人数をかけてしっかり守ってくることは戦前から報道もされていたし、チームもそう読んでいたのだろう。だからこその、このメンバーだと思う。

■ムルシアの先発メンバー
GK:カリーニ
DF:ピナ、ピニョール、マラニョン、ペーニャ
MF:アルソ、クアドラード、デ・ルカス、カブス、ダニ・アキノ
FW:ゴイトム

最終ラインと中盤の底の2枚が守る形。
移籍の話題で注目のダニ・アキノは中盤左。

■序盤の展開
マドリーの中盤が自由にさせてもらえないのはアタッキングサードに入ってからだった。ガゴも持ち上がって攻撃に参加するが、適宜攻撃的中盤も下がってくるムルシアの守備は堅固。
中央ではグティが危険なパスを供給しようとするが、どこかで引っかかる。

ロビーニョとロッベンが配された両サイドからの突破の方が可能性があるか。
彼らのどちらかにグティかスナイデル、サイドバックが絡んでくるサイド攻撃は、たとえそこで崩せなくても大きくボールを動かせば、スペースがあるところで攻撃できる。

堅い守備に手を焼いてはいたが、序盤からボールを持てるので、どこかで穴を見つけられるだろう、と思っていた。

■退場以後・・・
19分、ダニ・アキノに対する背後からのタックルでトーレスが一発退場。
一人少なくなったマドリーは、ただでさえ人数をかける守りに苦労する。
一人多くなったムルシアが、嵩にかかって攻めてくればその背後を突くこともできただろうが、ムルシアは慎重な試合運びを崩さない。

結果、一人少なくなってもボールを保持して攻めるのはマドリー。
一人少ない状態でカウンターを受ける危険な状態が何度か起こる。ダニ・アキノはカウンターでボールを持つこともあったが、最後の詰めを誤ってしまった。
マドリーとしては中盤の選手の必死の戻りで事なきを得た形。

序盤も完全に成功してはいなかったマドリーの攻めは、トーレス退場以降完全に鈍ってしまった。ボールは持てるが、支配率が高いと点が取れない状態は相変わらずといったところか。
ロビーニョとロッベンが併用される構成の出来も気になるところだったが、10人になったことで評価できなくなってしまった感が強い。

■待望のゴール
後半開始時点での交代は両チームともなし。
46分、51分とムルシアがPKを得てもおかしくないプレーが続いたが、幸い笛は鳴らず。
ファールの基準も前半からおかしなものが多く、両チームとも判定に関してはイライラしながらだっただろう。

58分、ムルシアはデ・ルカスに替えてロシネイ。

同じく58分、右サイドのグティのスローインをラウールがヘディングで繋ぐ。
落としたところにスナイデルが走り込んでおり、それを見たピニョールがスライディングミス。スナイデルがボールを持って、ゴール右上にシュート。
これが素晴らしい軌道でゴールに納まり、マドリーがついに先制。

61分、ムルシアがピニョールに替えてモビージャ。
これに合わせて62分、マドリーはロビーニョに替えてサルガド。
久々の先発となったロビーニョと、このところ先発を続けていたロッベンを比較すれば、この時点でのロビーニョの交代は妥当。
ただ、ロビーニョも負傷明けすぐの頃よりは良くなってきている。
11人の状態でのロッベンとの併用の成果も見てみたい。

66分、ダニ・アキノに替えてホフレ。
17歳のダニ・アキノ。サンチャゴ・ベルナベウでのプレーをマドリーのフロントはどう見ただろうか。

追いかける立場となったムルシアは選手を替えながら攻めに転じようとするが、リードすればマドリーのボール支配は堅実。
ホームということもあって、あからさまに守ることはないが、安全第一に試合を運ぶ。

80分、スナイデルに替えてドレンテ。
少しでも前でボールを持ってもらおうという狙いか。

87分にはグティをディアラに替えて、出来得る限り守備を固める。

ゴイトムを中心に攻めるムルシアを何とか退けて、1-0の勝利を手にした。
急造に近かった最終ラインのなかでもエインセがいいところで相手の攻撃を潰し、カンナバーロ不在を乗り越えたといった印象。
序盤に10人になったことを考えれば、最高の結果といっていいだろう。

ボール支配率はマドリーの57%。枠内シュート数はマドリー5本、ムルシア0本。結果として枠内シュートを許さなかった。

■次節に向けて
バルセロナが引き分けたため、2位との勝ち点差は9となった。
次節は5位につけるラシン・サンタンデールとアウェイで対戦。
32節終了時点で37得点31失点のラシンをどう攻略するか。

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2008年04月13日

リーガ・エスパニョーラ第32節 ムルシア戦招集リスト

GK:カシージャス、デュデク
DF:ペペ、サルガド、マルセロ、エインセ、トーレス
MF:ディアラ、ガゴ、ドレンテ、グティ、バティスタ、スナイデル、ロッベン
FW:イグアイン、サビオラ、ロビーニョ、ラウール

セルヒオ・ラモスは累積警告で出場停止、メッツェルダーとニステルは怪我、コディナ、バルボア、ソルダード、カンナバーロは戦術的理由で招集外。

カンナバーロは終盤に向けて一週間のお休み。
セルヒオ・ラモスも累積警告で出場停止なので、センターバックはペペとエインセ。

前線ではロビーニョ、ラウール、ロッベンとするようだ。ロビーニョが先発に復帰。
ロビーニョとロッベンの先発併用が機能するかに注目。

中盤はガゴ、グティ、スナイデルか。となると、非常に攻撃的な布陣となるが・・・

先ごろマドリーが優先交渉権を得たと報じられたダニ・アキノが出場すれば、これも注目。

posted by hiro |16:26 | リーガ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年04月07日

リーガ・エスパニョーラ第31節 マジョルカvレアルマドリード

今節はアウェイでマジョルカと対戦。セビージャ戦の良い流れを継続できるか。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、エインセ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ、スナイデル、ロッベン
FW:ラウール、イグアイン

予想通りのメンバー構成。ロッベンは自由に振舞うので4-3-3ともいえる。

■マジョルカの先発メンバー
GK:モヤ
DF:エクトル、ラミス、ヌネス、フェルナンド・ナバーロ
MF:バシナス、バレーラ、ホナス、イバガサ
FW:グイサ、アランゴ

2トップの下に位置するイバガサがゲームをコントロールする。当然グイサにも警戒が必要。

■走るしかない
前節とは違った様相の試合となった。前節の出来がよすぎたとも言えるが、同じ構成なのに、走る量が全く違う印象。
ディアラがおらず、グティ、スナイデルを併用している中盤では、ただでさえ守備に不安がある。だから、運動量でカバーする必要があるのだが・・・
判定に救われていた場面が多かったのも偶然ではないだろう。

守備が悪いと攻撃もリズムを失う。
良い攻撃をするためには良い守備をして、高い位置でボールを奪うことが重要だが、何度もディフェンスラインを晒すようだと当然ピンチも多くなるし、ボールを奪っても低い位置からの攻撃スタートでは効率が悪い。

そんななか、ロッベンは以前のロビーニョに近い形で攻撃に貢献する。スペースがある状態でボールを受けられた時のドリブルは可能性を感じる。
パスの出しどころがグティとスナイデルの2つあるので、攻撃に転じれば相手の脅威は増えるはず。それをもっと生かすには、やはり守備が重要だと思う。
そして、現状のメンバーを維持したまま守備を良くするには、前節のように前線から走っていくしかない。

42分、ロッベンが右サイドを突破し、クロスをスナイデルが押し込んでマドリーが先制する。ロッベンの推進力が生きた形だが、幸運なリードだったといっていい。

■勝ち点は何とか・・・
後半開始時点で両チームとも交代はなし。
流れも修正された印象はなく、前節のような動きは見られない。

66分、フェルナンド・ナバーロへのファールでセルヒオ・ラモスが2枚目のイエローカードを受け、退場。
遅れ気味に足をあげてしまったので、妥当な判定だろう。

この退場でマジョルカの攻めをマドリーが受ける形に一気に傾く。
イバガサと2トップ、さらにバレーラとホナスがサイドから補完する攻撃は、マドリーの中盤の出来では受けきれない。
69分にディアラ、75分にトーレスと、アップができた順番で、それぞれイグアイン、スナイデルと交代させたが、先に入ったディアラが右サイドバックの位置に入っている間に、バレーラに替わったボルハ・バレーロが美しいゴールを決めたのはなんとも不運。
両チームの交代策が対照的な結果となってしまった。
ディアラとトーレスが逆に出場していれば、とも思う。
が、今節の守備の出来を考えれば、失点は当然の帰結かもしれない。

この後、81分にラウールを下げ、バティスタ。
ラウールを下げたこともそうだし、ロビーニョを使わなかったことからも、10人になったアウェイの試合で勝ち点1を守るという意思を読み取るべきだろう。

終盤の采配の思惑通り、1-1で終了した。
が、ベンチで悔しさをぶつけていたスナイデルの表情が、セルヒオ・ラモスの退場以前にもっと何とかなった試合だということを物語る。(途中交代の無念さもあるだろうが・・・)
10人になり、追いつかれて以降は引き分けもやむなしだっただろうが、(何度も書くけれど)前節の出来を考えれば落差が大きい試合だった。

ボール支配率は50%ずつ。枠内シュート数はマドリーが5本、マジョルカが2本となっているが、全体的にいい攻めを見せていたのはマジョルカだった。

良い時は素晴らしい試合ができるのに、ダメな時はダメ。そんな波をなくしていけば、と思う。
次節はセルヒオ・ラモスが出場停止。右サイドがまた懸案にならなければいいが・・・
次節はホームでムルシアと対戦。

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2008年04月05日

リーガ・エスパニョーラ第31節 マジョルカ戦招集リスト

GK:カシージャス、コディナ
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ、エインセ、トーレス
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、バティスタ、スナイデル、ロッベン
FW:イグアイン、サビオラ、ロビーニョ、ラウール

デュデク、メッツェルダー、ニステルは怪我、ソルダード、ドレンテ、バルボア、サルガドは戦術的理由で招集外。

軽い負傷が回復し招集されたペペは先発を回避し、エインセがセンターバック、マルセロが左サイドバックとなるようだ。

ロビーニョを先発に復帰させず、前節いいプレーを見せたロッベンが先発するとも伝えられているが、これはどちらかわからない。これまで通りならば、先発での同時起用はないだろうから、シュスターが最終的に判断することになる。

ガゴ、グティ、スナイデルと、イグアイン、ラウールは変更なし、か。

前節の内容を継続できれば、結果はついてくるだろう。
一節だけ良かった、という風にはならないよう、アウェイでもいいフットボールを期待したい。

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2008年04月01日

リーガ・エスパニョーラ第30節 レアルマドリードvセビージャ

ホームとはいえ、バレンシア、セビージャの2連戦。前節バレンシア戦を落としたため、是非とも勝ち点3が欲しい第30節。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、エインセ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ、スナイデル、ロッベン
FW:ラウール、イグアイン

ペペが招集外のセンターバックにはエインセが入り、左サイドバックはマルセロ。
ガゴとグティが中盤の低い位置に配され、ラウールとイグアインが2トップに近い形。
今節のニステルの代役はイグアインとなった。前節はバティスタだったが、シュスターは毎節調子がいい選手を起用するつもりかもしれない。
また、今節はロビーニョではなくロッベンが先発。こちらは一休みさせる意味合いが強いものだろう。ロッベンの奮起に期待。

■セビージャの先発メンバー
GK:パロップ
DF:クレスポ、モスケラ、ダビド・プリエト、アドリアーノ
MF:ポウルセン、ケイタ、ダニエウ・アウベス、ディエゴ・カペル
FW:ルイス・ファビアーノ、カヌーテ

違和感を抱えたヘスス・ナバスが先発から外れ、それに伴ってアウベスが中盤へ。
高さもある2トップにカンナバーロとエインセは厳しいかもしれない。
カペル、アウベスのサイドアタッカーとセルヒオ・ラモス、マルセロの対決がもうひとつのカギか。

■内容と結果の一致
7分、スナイデルのフリーキックをエインセが頭で合わせて、マドリーが早くも先制する。
万全でない状況でも序盤に先制できたことは大きい。

この後も、マドリーは良い雰囲気で試合を進める。
全員がしっかり守備に走り、ボールを持てばパスコースをよく作る。
特に中盤の運動量は光っていた。ロッベンやスナイデル、グティがこれだけしっかり攻守に運動してくれれば、今後も計算が立つ。
また、ロッベンがスペースがある状態でボールを受けられているので、ロビーニョの場合と同じように推進力が生まれていたのもいい材料。前を向けば、やはり彼のスピードは脅威だ。

24分、イグアインがパロップと1対1になりかけるも、ディフェンダーが戻って阻止。ラウール、セルヒオ・ラモスが相次いでシュートするが、得点できず。
こうした場面でゴールになっていればより楽な展開になっただろうが、そうはならなかった。

33分、セビージャがクレスポに替え、ヘスス・ナバスを入れる。よってアウベスがサイドバックに戻った。
右サイドはアウベスとナバス、左サイドはアドリアーノとカペルというコンビがマドリーのサイドを攻めることになった。
こうした対戦では常に1対2を強いられるし、マルセロの左サイドは守備に関して特に不安視されるが、マドリーの方策としては、逆に攻めること。
ボールを保持した場合に両サイドの攻めを意識させることで、攻撃的なサイドバックを自陣に逼塞させる。マドリー右サイドはセルヒオ・ラモスが、左はロッベンが効果的にそれを意識させていたと思う。

それでもやはりセビージャ自慢のサイドの攻撃陣は素晴らしい。ナバスが入って、マドリーは少しリズムを失ってしまった。

37分、アウベスのフリーキックをクリアしきれず、ボールはケイタへ。うまくポジションを取っていたカヌーテにパスが渡り、ボレーシュートで同点。
ポジショニングとシュートの技術は素晴らしい。

38分、スナイデルがラウールへ浮き球のパス。ラウールへ通すにはここしかないだろうというパスを、ラウールが振り向くには最高のトラップをし、アドリアーノをかわす。
難しい体勢だったが、シュートをゴール上隅に決め、勝ち越し。
追いつかれた心理的影響を考えれば、これほど早く勝ち越せたのはありがたい。

ちなみにこのゴールがラウール公式戦での290個目のゴール。クラブ史上第2位のゴール数となった。ディ・ステファノの最多得点記録までもあと17点。

前半はこのまま2-1。良い試合をしながら追いつかれたが、リードをして前半を終えられた。流れが良いのにリードできないのと、流れの良さが得点に反映されているのとでは雲泥の差だ。
ボール支配率はマドリーの53%。枠内シュート数はマドリー6本、セビージャ2本。
シュートが多いわけではないが、枠にいっているのはしっかり攻められている証拠ともいえる。

■イグアインがようやく・・・
後半開始時点で、セビージャはポウルセンに替えてレナト。
マドリーは交代なし。

後半に入ってセビージャは攻撃意識が高まったよう。2トップにボールが渡る回数も増え、サイドの崩しも活性化してきた。
マドリーはそれに合わせて守勢に回る。といっても、ボール支配率が少し落ちて、カウンターのチャンスが増えてきたのでチャンスはありそう。素早い攻めで得点できれば・・・

58分、グティ、セルヒオ・ラモスとつないでゴール前に低いクロスを出すも、イグアインがあと一歩間に合わず。
59分、ラウールのパスを受けたイグアインが抜け出し、シュートするがパロップがセーブ。リバウンドをイグアインがもう一度シュートするが、これもパロップが右手でセーブ。
チャンスは多くあるが、イグアインに運がなかなか回ってこない。

65分、スナイデルが右サイドを走るグティへロングパス。グティがイグアインへ低いクロス。今度こそ、イグアインがしっかり合わせて3-1。
ようやくチャンスをものにできたイグアインの喜びと安堵・・・
それにしても、グティの左足アウトサイドでのクロスはすごい。

73分、セビージャはカペルに替えてコネ。マドリーはグティに替えてディアラ。
試合を捨てないセビージャ、ヒメネス監督に対し、シュスターは守備固めの交代。これほど明確に守備のメッセージを出すのも珍しい。
試合をはっきりと守り通すことを示したのは、(定石通りとはいえ)良い判断だった。

84分、イグアインに替えてバティスタ。7分、ラウールに替えてロビーニョ。
通算290ゴール目となる貴重な勝ち越しゴールを決めたラウールを、サンチャゴ・ベルナベウのファンは盛大な拍手で労った。

試合は3-1で終了。
ボール支配率はセビージャの54%。後半はボールを支配されたが、枠内シュート数ではマドリー10本、セビージャ2本と、結局後半いいシュートを許さなかった。
攻守の運動量がしっかり結果に反映された、内容・結果ともにいい試合だった。

■一体感
攻守ともに一体感があった、という言葉が合うように思う。
前節に比べて、明らかに試合内容が改善された。シュスターが何らかの指導をしたのは間違いないだろう。ロビーニョやニステル、ペペを欠いても内容ある試合をできたのだから、チーム全体の自信になる。
こうした試合ができれば、結果はついてくる。

2位ビジャレアルとの勝ち点差は6。次節はアウェイでマジョルカと対戦。
今節のような試合をまた見せてほしい。

posted by hiro |00:05 | リーガ | コメント(2) | トラックバック(0)
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