2008年03月30日
GK:カシージャス、デュデク
DF:トーレス、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ、エインセ
MF:ディアラ、ガゴ、ロビーニョ、ロッベン、グティ、バティスタ、スナイデル、ドレンテ
FW:イグアイン、ラウール、サビオラ
ペペ、メッツェルダー、ニステルは怪我、ソルダード、サルガド、バルボア、コディナは戦術的判断で招集外。
ペペが代表での怪我のため欠場。エインセをセンターバックとすると思われる。
左サイドバックはマルセロかトーレスとなるが、これはどちらになるかわからない。普段どおりならマルセロを優先させるだろうが・・・
中盤と前線に関しては相変わらず不透明。
シュスターはイグアインの先発起用を決断したとも報じられたが、バティスタのフォワード起用に転じる可能性も十分にある。
グティトスナイデルは同時起用するだろうから、ディアラによって守備の不安を少しでも払しょくしたい。
先に行われた試合でバルセロナが敗れ、勝ち点差3の2位がビジャレアルに変わった。
幸運を活かして、差を広げてほしい。
posted by hiro |12:23 |
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2008年03月29日
このところ、すでにシーズンオフになったかのように紙面が騒がしい。
週一回の試合を待っていては新聞は売れないからなのか、クラブ内部にとんでもない情報提供者がいて、逐一各紙に情報をリークしているのかは、私にはわからない。
ただ、「クラブ関係者が語る」という常套句は情報発信の責任所在をどこかへ追いやれる免罪符だし、巷間噂されるブラックリストなるものの存在も確認されたことなどなく、現実の結果と事後に照合されるだけだ。
現在手元にある情報は、それほどに曖昧なものである。
そんなことは誰しもわかっているはずなのに、曖昧なはずの情報に信憑性をもたらす魔法がある。目下就職先を選んでいる最中であろうモウリーニョだ。
カルデロン、ミヤトビッチ、シュスターが何度否定しようとも、解任・(またしても)改革という情報が程度の信憑性を持ってしまうのは、彼が一つの大きな原因と言っていいだろう。
彼がどこかのクラブと契約することによって起こるだろう監督と選手の玉突き人事がマドリーにどこまで影響を及ぼすかは、これまた誰にもわからないことだから、モウリーニョの名前を出してしまえばほとんど言いたいように言えてしまう。
メディアを中心として、信憑性を付加された形でこうした情報が出回るのは、その類の情報を欲しがる人の数が多いからだろう。メディアと見る側の中で、監督を含めたチームの変化を求める論調がこれほどまでに多くなっていることに、個人的には驚いている。
確かに、試合中の采配、何人かの選手に依存したために負傷に対応できないこと、思っていたより攻撃的フットボールをしないこと、結果でいえばCLの敗退、といった問題はある。
これらの問題を抱えている状況であることに、異論の余地はない。
が、あえて言えば、就任一年目だという”言い訳”は、良くも悪くも通用していいはずだ。しかもシュスターの場合、ビッグクラブの指揮経験も一年目ということまで言える。
こうして文章に残すようになる以前のことなので、証拠なき後出しじゃんけんになってしまうけれど、私は実績十分のカペッロでさえ一年での解任は早すぎると思っていた。2,3シーズン任せて土台を整えるべきだと当時考えていた。
監督としてはまだ若いシュスターには、なおのこと「一年目の言い訳」を認めてあげて、来シーズン以降の手腕をファンも見守るべきだ。二年目、三年目となった時、”一年目の経験不足”が言い訳として通用しなくなった時に、判断を下しても決して遅くはないだろう。
来シーズン、シュスターがいきなり名監督の仲間入りをできるとは思っていないが、問題が改善される可能性は十分にある。一向に現状の問題点が改善されなかった時に、指揮官の契約について考えればいい。
ただ、その時には、敢えて彼を連れてきた現フロント陣の責任も追及されてしかるべきだ。
結局のところ、シュスターに”今年”辞めてもらう大きな理由などないと考える。
逆に、毎年監督を替えるデメリットは数多くある。
今は敢えて、監督の言い訳を認める時期だ。
ある程度長い時間を与えるだけの余裕が、見る側にも必要だろう。問題はあるが、今もリーガの首位であることも忘れてはならない素晴らしい結果と捉えていいはず。
最初から高望みしていては、足もとから崩れてしまうことになる。
posted by hiro |01:13 |
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2008年03月25日
第29節は、ミッドウィークのコパデルレイでバルセロナを降し決勝に勝ち進んだバレンシアとの対戦。
セルヒオ・ラモスが復帰し、ディフェンスラインはある程度計算できるメンバーが戻ってきた。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ぺぺ、カンナバーロ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ、スナイデル、バティスタ、ロビーニョ
FW:ラウール
シュスターが頻繁に最高のディフェンス陣と公言してきた、バルセロナ戦での最終ライン(今節のメンバーからマルセロとエインセを入れ替えた形)で臨むかと思われたが、マルセロが先発。
中盤ではガゴとグティが底、ラウールが2列目の3人と絡み、グティも参加する攻撃の陣容。
■バレンシアの先発メンバー
GK:ヒルデブラント
DF:ミゲウ、アルビオル、マルチェナ、カネイラ
MF:バネガ、マドゥロ、アリスメンディ、シルバ、マタ
FW:ビジャ
布陣は4-2-3-1。ビジャとシルバを中心としたカウンターは脅威になる。一時の混乱から少しずつ立ち直ってきている感のあるバレンシア、油断できる相手ではない。
■偏った布陣
マドリーのメンバーを見た時点でわかることは、不安定であるということ。
一つの要因はグティを中盤の底に置いていることと、パートナーがガゴであること。グティが低い位置で留まっているわけはなく、攻撃時には上がっていくのに、そのカバーに当たるのは守備が得意なディアラではなくガゴ。
さらに言えば、セルヒオ・ラモスとマルセロが上がっていった場合も同様で、カウンターを受ける時が非常に不安。
攻撃面に限って言えば、今節の布陣はある程度理解できる。ホームということもあり、ボールが持てるであろう相手に対して人数をかけて崩す狙い。遅攻ができないマドリーとしては、人数をかけて何とかしたいというところだっただろう。
が、あまりにも攻撃偏重と思われた。ディアラを置けば違う印象だったかもしれないが・・・
邪推をすれば、
「ニステルがいない状態でラウールは外せない、ロビーニョも同様。グティとスナイデルは併用したい。ニステルの代わりはバティスタが良さそう。ホームではガゴに期待しよう。」
というように、置きたい選手を置いていったら4-2-3-1に近い形になった、という過程に思える。
それほど、今節の布陣には個人的に違和感があった。バレンシア相手に、これで良いとは思えなかった。
■”何とか”同点で
上記のような印象だったので、攻めていてもどうも安心感がなかった。取られ方が悪いとバレンシアがいい形を作っていたので、打ち合いに期待するほかないような試合だった。
セルヒオ・ラモスがいる分、右サイドは前節より活用できているが、やはり後ろが気になる。
33分、バレンシアのコーナーをクリアし、カウンターに移ろうというところでボールを奪い返され、シルバからビジャへスルーパス。
ビジャがカシージャスとの1対1を制してバレンシアが先制。
絶対に取られてはいけない場所、タイミングでボールを失ってしまった。
追いかける展開は苦手のマドリー、どうするのかと思っていたら、34分、ロビーニョのクロスをラウールが合わせてあっさり同点。
素早く追いつけたのは良かった。うまくいかない最近のチーム状況からして、長い間ビハインドのままでは雰囲気も悪くなっていただろう。
とはいっても、攻撃が改善されたわけではない。ボールを持てる選手が多く、支配率は予定通りバレンシアを上回るが、それを活かせない。持ちすぎの感もあった。
前半は1-1。同点で後半へ。
ちなみにマルチェナが28分に負傷退場したため、エルゲラが交代出場した。彼にとっては久しぶりのサンチャゴ・ベルナベウ。マドリーファンも拍手で迎えていた。
■不安は現実に
後半開始時点で両チーム交代はなし。
グティが前半よりもいい位置でボールを持てるようになってきていた。バティスタとスナイデルが重なるような位置では相手も多く、グティには特に苦しいが、全体のポジショニングが修正されている印象。
56分、アタッキングサードでボールを奪われたが、バティスタがしつこく絡んで奪い返す。グティにパスが渡り、ラウールへスルーパス。うまくシュートを決めて逆転。
ボールを取られたら取り返すという、バレンシアの先制点の場面の意趣返しのような形。
逆転はしたものの、マドリーはペースを変えない。ホームで守備専一になることを求めはしないが、同じように攻撃に人数をかける必要はないだろう。
そのあたりのバランス調整もチーム全体の課題といっていいだろう。
63分、バティスタに替えてロッベン。スナイデルが中央に入る。
65分、バレンシアはマタとバネガに替えてバラハとモリエンテス。
67分、エリア内でボールを受けたシルバに対し、カンナバーロがファール。
PKをビジャが決めて同点。
カンナバーロの足の出し方はエリア内では軽率だった。
追いつかれて、ホームで勝ちが欲しいマドリーは攻めに出る。ということはバレンシアのカウンターの鋭さも増すということ。次第に守備の戻りも遅くなり、ガゴとセンターバックが何とか凌ぐ、ミスに助けられるような場面が増えてくる。
78分、ロビーニョに替えてイグアイン。この場面でロビーニョを下げるあたりは、以前のシュスターの交代とは違うと言っていいだろう。
イグアインには2度チャンスがあった。
79分のこぼれ球をヘディングしたシーンはヒルデブラントにパスした格好に。
87分はヒルデブラントをかわしてシュートをしたが、ポストとアルビオルに阻まれた。
どちらも勝ち越しのチャンスだったが、判断ミスと運のなさか・・・
バレンシアのカウンターが89分ついに決まってしまう。
右サイドでアリスメンディがパスを受け、カンナバーロのスライディングをかわす。クロスと見せて、ニアにシュート。カシージャスも逆をつかれ2-3。
結局2-3で試合終了。
いったん逆転するも、再逆転を許し、ホームで勝ち星を献上してしまった。
■少しずつ前進を
ボール支配率はマドリーの57%。シュート数もマドリーが13、バレンシア5と上回るも、スコアは2-3。典型的な今シーズンの負けパターン。
守備の不安がそのまま結果に出た。終盤、帰陣しない選手が多ければいつかやられる。
どうも最近、実現可能な策が見えるのは常に相手側で、マドリーにそういったものがあまり見えない。支配率を活かすために、攻撃的布陣にしたのは確かに策だが、具体的に機能させる方法が作れていない印象。
いずれ、解決されると思うしかないが・・・不安は尽きない。
個々の能力をどうまとめていくか。そこが常に課題だろう。
次節はホームでセビージャと対戦。少しずつ良くなっていってほしい。
posted by hiro |01:34 |
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2008年03月23日
GKカシージャス、デュデク
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ、エインセ
MF:ディアラ、ガゴ、ロビーニョ、ロッベン、グティ、バティスタ、スナイデル、ドレンテ
FW:イグアイン、ラウール、ソルダード
メッツェルダー、ニステルが怪我のため、トーレス、バルボア、サルガド、サビオラ、コディナが戦術的理由で招集外。
ロッベンが怪我から復帰し、セルヒオ・ラモスが出場停止の処分が明けて招集リストに復帰した。
最終ラインはバルセロナ戦以来となる、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ペペ、エインセの組み合わせで決まり。
一方、ニステルを欠いて、懸案の前線はラウールとバティスタが組んで臨むと伝えられている。バティスタは中盤にも降りて仕事をすることになるだろう。
グティ、スナイデルも先発すると思われる中盤の出来が攻撃の出来に直結しそう。
中盤の守備はあまり期待しない方が良いかもしれないので、シュスターが最高と語る最終ラインが、しっかり守備をする必要がある。
・サビオラの名前がないとのご指摘をasaさんより頂いたので、再度情報を探してみましたが、公式サイトの現時点発表でも招集、招集外ともに名前がありませんでした。
ただ、シュスターのインタビューを見る限り、怪我は回復したものの全快ではなく、監督の判断により招集外にしたと推測できるので、戦術的理由による招集外の部分に追記いたしました。
何か情報をお持ちの方がいらっしゃれば、情報提供をお願いします。
(3月23日午後4時45分追記)
posted by hiro |15:08 |
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2008年03月20日
ニステルが右くるぶしの関節嚢炎の手術を受けた。
約6週間の戦線離脱と予想され、サンチャゴ・ベルナベウでのクラシコでの復帰を目指す。
とは言っても、実際にプレーするのは最後の2節ほどと考えられるので、残りのリーガの大部分を主力のフォワード抜きで戦うことを余儀なくされた、と言っていい。
今シーズン、ニステルを欠いた試合ではイグアインとバティスタが主にその代役を果たしてきた。
それぞれ違う形で、ラウールやロビーニョと組み合わされている。
また、ロッベンが招集されれば、ロビーニョ、ラウール、ロッベンという形も十分あり得る。
が、一番の得点源を失った今、誰が点を取るのか、という問題は解決できるものではない。
というのも、以前の記事でも再三書いているように、「代わり」が試された時間があまりに少なく、信頼性、実績ともに目に見える形になっていないからだ。
それは、ニステルに依存してきた今季のツケと言っていい。
具体的にはどうするか。
中盤にまで手を加えて、一から作り直すのは時期からいって得策ではないだろう。
よって、3トップ状の布陣を基本とした形を保って、好調時の効率性を再現することを目指すべきと考える。ラウールとロビーニョは健在なのだから、あと一つの枠に誰を当てはめるか、を考えればいい。イグアイン、ロッベン、サビオラ、ソルダードのうちから選ぶことになるだろう。
敢えて中盤にまで変更を加えるならば、それなりのリスクを覚悟しなければならない。
スナイデルとグティが出場可能な限り、どちらも先発させないという判断をシュスターがするとは思えないので、前節のように右サイドをサイドバックに任せっぱなしにするリスクを負うか、中央に配して攻撃的にし、打ち合いとなるリスクを負うか。
どちらの場合も結果を十分残した形ではない。
前線も中盤も不確実にする必要はないのではないだろうか。
中核の選手が抜けたときに、簡単に穴が埋まることなどあり得ない。
これまで出番がなかった選手の士気と、監督のマネージメントに期待し、バレンシア戦の布陣に注目してみたい。
posted by hiro |13:58 |
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2008年03月18日
前節はホームで何とか勝利し、CL敗退の雰囲気をひとまず払しょくした形のマドリー。
第28節はリアソールでデポルティーボと対戦。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:トーレス、カンナバーロ、ペペ、エインセ
MF:ディアラ、スナイデル、グティ、ドレンテ
FW:ラウール、ソルダード
ディアラとスナイデルが中盤低めの位置取りの表記となってはいるが、攻撃時は底に残るのがディアラ一枚という場面は多い。
ドレンテも最前線に近いサイドに上がっていくので、4人の中盤を維持するような形ではない。
そしてソルダードが先発。これは全くの予想外だった。
■デポルティーボの先発メンバー。
GK:アワテ
DF:マヌエル・パブロ、ロボ、パブロ・アモ、コロッチーニ、フィリペ・ルイス
MF:セルヒオ、デ・グズマン、ヴィルヘルムション、ラフィータ
FW:シスコ
デポルティーボは5バックでしっかり守ってくる。
とはいっても、両サイドは攻撃時に上がってくるので、攻撃に手薄さは感じない。
■今シーズンの課題は未解決 右サイドは・・・
5-4-1となるデポルティーボは、ボールを保持しようというチームではない。
ということは必然的にマドリーがボール支配率で上回るわけだが、そうなると厳しいというのは今シーズン定番の課題。
まして、ほとんど使ってこなかった形を使っているので、うまくいかないのはある意味で当然。
グティ、スナイデルはセルヒオとデ・グズマンのマークに苦しめられる。今節はこの2人に期待したいところだったが、デポルティーボの守備によって目論見は崩れた。
マドリーが守る場合、左サイドはエインセとドレンテが担当することになる。ドレンテがかなり低い位置まで戻るのは決まったことなのかどうかはわからないが、戻る場面はあって、とりあえず2人は確保している。
一方右サイドはトーレス一人。セルヒオ・ラモスが一手に引き受けている右サイドで、トーレスがおいそれと守ることを期待するのはまだ酷か。
グティもスナイデルもサイドでプレーする選手ではないのでトーレス一人が相手の攻撃にさらされることになる。
デポルティーボはサイドに2人いるのだから、単純に考えてもマドリー右サイドが狙われる。
それに、エインセとトーレスのどちらが攻めやすいかと言われたら、やっぱりトーレスだろう。
マドリーは完全に攻めあぐねた。
チャンスと言えば、43分のソルダードとラウールのコンビネーションでシュートに行った場面と、81分のスナイデルのシュートくらい。
57分、右サイドでトーレスをかわしたフィリペ・ルイスのセンタリング。ペペが出した足に不運な形で当たってしまい、オウンゴール。
結果としてデポルティーボのマドリー右サイドを攻めた形が功を奏した。
この一点を返せるような展開ではなく、そのまま0-1で終了。
■監督にもまだまだこれからに期待
今回の布陣の変更について、シュスターから明確なコメントが出ていないので何とも言い難いが、少なくともソルダード、ドレンテの起用に関しては、バティスタやロビーニョといった選手を休ませる意図が含まれていたと考えるのが自然。
思惑としては「スコアレスで十分。終盤に主力を出して短い時間で何とかしよう。」という感じだったと想像する。そういう控えの起用に異論はない。
ただ、68分のロビーニョとイグアインの投入に関しては遅い決断だった。
スコアレスだったならば残り20分で勝負して良かったと思うが、不運な失点を喫したまま、10分近く機能しないメンバーを放置したのは解せない。
シュスターは相変わらずの決断の遅さを露呈した。
アウェイとはいえ、勝ち点を落として良い試合などないのだから、早く修正を図るべきだった。
あとは、今更言っても詮無いことだが、ニステルがいない場合のオプションが少ない。ソルダードやサビオラを短い時間でも少しずつ起用していれば、違っていたかもしれない。
どうなるかと思われたドレンテも、短い時間の出場によって少しずつ適応してきているのだから。
もちろん、それによって今節の結果が間違いなく変わっていたということは言わないが、ニステルを欠いた場合のチーム全体の信頼性が今ほど落ちてはいなかっただろうとは言える。
フォワードについていえば、純粋な控え選手はサビオラとソルダードだったが、そのどちらも起用時間がほとんどないまま、信頼はされないままだ。
バティスタをフォワードとしてもプレー可能とだからといって使うならば、彼ら控え選手のチャンス(それはつまり先発選手の休み時間でもある)がもっとあって良かっただろう。
チームとしての底上げがなされないまま、ここまで来てしまった感がある。
■今後・・・
幸いなことに、バルセロナもアルメリアと引き分けて、勝ち点差は1縮まっただけ。
マドリーがつまずいた時にライバルがお付き合いしてくれているのだから、日程に余裕があるマドリーはリーガでしっかりとした試合をしてほしい。
ベストなメンバーがそろった時には内容の伴った試合を、また、控え選手には時間を与えて全体の底上げを図ってほしい。
次節はホームでバレンシアと対戦。
厳しい相手だが、問題を多く抱えている相手であることも確か。
どんな試合になるだろうか。
posted by hiro |03:08 |
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2008年03月15日
GK:カシージャス、デュデク
DF:サルガド、ペペ、トーレス、マルセロ、カンナバーロ、エインセ
MF:ディアラ、ガゴ、バティスタ、グティ、ドレンテ、ロビーニョ、スナイデル
FW:ラウール、イグアイン、ソルダード
セルヒオ・ラモスは出場停止、ニステル、メッツェルダー、ロッベンは怪我のため、コディナ、サビオラ、バルボアは戦術的理由により招集外。
前節、最終的にメンバーから外れていたカンナバーロが復帰。
ニステルは次節から招集リストに復帰するものとみられている。
中盤でグティとスナイデルの2人が揃ったが、果たしてシュスターはどういう選択をするのか。
選択肢が再び増えてきたので、注目したい。
どういう布陣で「リアソールの呪い」を断ち切る試合に臨むだろうか。
posted by hiro |15:10 |
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2008年03月15日
久しぶりのロングインタビュー。
今回はスナイデル。移籍一年目の彼がアヤックスについて、マドリーについて、そして自分自身について語っている。
これまでのスナイデルと彼の考え方が幅広いテーマでカバーされているように感じた。
言葉通り、ベストコンディションに早く戻ってリーガの優勝に貢献してほしい。
相変わらずですが、訳について問題がありましたら、優しくご指摘ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・
・(負傷していた)肋骨の具合はどうですか?完全に良くなりましたか?
とても良いよ。3週間プレーできなかった後だから、プレーできて気分が良いし、もう痛みも無い。完全な状態だよ。
・エスパニョール戦では小さな問題も感じさせませんでしたね。素早く動き、ディフェンダーにとって危険な状況を生み出し、シュートもしました・・・
そうだね、実際何の違和感もなかった。3週間離脱した後の最初の試合だったから、自分の調子がどうかを知るために25分間プレーしたんだ。
完全に真ん中にいたわけではなかったけれど、フィールドの中央で、相手を倒すために完全な状態だということを示せたから、満足したよ。
大まかに言って、こんなに早く良い形で復帰できてとても幸せだよ。
・現在、マドリーは観客を魅了する試合ができていません。チームはあなたを必要としているように見えます。成功のカギはあなたなのでしょうか?
いや、このチームには他にも素晴らしい選手がいるからね。
自分がそういうプレーできないと、チームとしても良くなくなってしまうけれど、今後の11試合ではカギは僕じゃないし、他の選手でもない。成功のカギはチーム全体にあるんだ。
・カギはチーム全体ということですが、グティとバティスタのそばでプレーする方がプレーしやすいのではありませんか?
繰り返すけれど、成功のカギはチーム全体にあるのだから、具体t系に一人の選手にあるわけじゃないんだ。今挙がったそういう選手と互いを理解するのは簡単なことだけどね。
・あなたは「トータルフットボール」が信条のアヤックス出身なので、観客を魅了するような試合をするために必要なことをよくご存知ですよね・・・
オランダとスペインでは使われるディフェンスのシステムが違うから、アヤックスとマドリーが試合に関して似ているかどうかを言うことはできないよ。
・その点について教えてください・・・
オランダでは中盤に3人いて、前線にも3人いる。
複雑だから違いを説明しよう。
両サイドに選手がいて、中盤では守備的な選手が2人いるわけだけど、この中盤の選手がオランダでは違ってくる。
確かに、どんな選手も素早くボールを動かしてプレーしたいから、サッカーの理解の仕方を比較することはできるけど、オランダでは選手は創造的なポジションでプレーしたいと望むんだ。
・シーズン序盤は試合で輝いていましたが、最近はなかなかうまくいっていませんね。以前のように戻れますか?
怪我のせいで多くの試合をプレーできずにいたし、今後の11試合に向けて自分の回復具合に敏感にならなきゃいけないね。このチームにいて幸せだし、街での生活も楽しんでいるよ。
・いつまたベストのスナイデルを見られるでしょうか?
もっといいプレーをできることはわかっているから、もうすぐだよ。最初の一年は、たくさんのものに適応していかなきゃいけない。街、クラブ、新しいリーグとかね。2年目はもっと良くなるさ。
・レアルマドリードの重要さを感じますか?
ここではとても丁重に扱われるし、ベルナベウでプレーすると幻覚を起こしてしまうね。
ここに来るまでヨーロッパのたくさんのスタジアムでプレーしてきたけど、ベルナベウでプレーするのは初めてだったし、そういう時は確かに幻覚を起こしてしまうよ。
ファンに囲まれて、偉大な選手たちとホームでプレーするなんて驚くべきことだ。
ラウールは特に、みんなにとって最も素晴らしいお手本だよ。それは一緒にプレーする上で基本的なことだね。
・レオ・ベーンハッカーはアス紙で、あなたは素晴らしい選手で、適切な時期にアヤックスを離れ、マドリーに来たと言っていました・・・
そう、僕もちょうどいい時期にアヤックスから移籍したと思うよ。マドリーが自分のためにやってきたら、決断をするのは難しいことじゃないから、僕にとっては簡単な決断だった。
もちろんあやっくすのことは好きだし、思い出すよ。ずっとプレーしてきたところだからね。
でも、ヨーロッパで重要なクラブになるには、昨シーズンは組織としても、チームとしても良くなかったんだ。だから、確かに僕は適切な年に世界で一番素晴らしいクラブに来られたと思っているよ。
・フランス・フットボール誌があるレポートを出版しました。それによると、マドリーのカンテラは世界で一番優れているそうですが、アヤックスの育成機関について教えていただけますか?
アヤックスの育成機関は素晴らしいよ。僕は7カ月しかいなくて、深く知っているわけではないけれど、とても良いところだと言えるよ。
最高の場所を目指すユースのチームがたくさんあるという意味で、ふたつの育成機関を比べることはできるね。アヤックスは選手の育成でオランダを引っ張っているんだ。
・子供のころはどんな選手が好きでしたか?
子供のころはよくスタジアムに行ってトップチームを見たけれど、自分と同じポジションでプレーする選手を気に入っていたよ。だから、ダービツが好きなんだ。
小さい頃はミランで活躍していたファン・バステンも好きだったよ。
・ファン・バステンが監督としてオランダを率いるようになってからは、彼と会いましたか?
彼はイタリアでプレーしていたから、守備的なシステムの良さを知っている。彼は効率性を失わずに、ディフェンスが良くなるように指導してくれるようになったよ。
それがうまくいった例が、3-0で勝ったクロアチアとの親善試合だ。
僕にとってファン・バステン監督の代表チームの一員になることは光栄なことなんだ。彼は素晴らしい選手だったし、今は素晴らしい監督だよ。
・あなたは、アヤックスの先輩であるダニー・ブリントのもとで下部組織から上がってきました。あなたにとってそれがどれほど大事なことなのか、教えてください。
彼は僕の下部組織時代最後の年の監督で、僕にチャンスを与えてくれた人なんだ。フットボールをよく理解していたし、僕たちは友情を保ち続けているよ。
彼はついにはトップチームの監督になった。良いタイプの素晴らしい監督だったよ。
・ブリントはロナルド・クーマンに、トップチームであなたに賭けるようコメントしました。現在そのクーマン監督とあなたは、リーガで違った運の下にいますね。
クーマンは僕のアヤックスでの最初のシーズンに指導してくれた。彼は僕が出会った中でもいい指導者の一人だよ。今は2人とももっと大きな舞台にいて、さらに経験を積んでいるけれど、バレンシアはもっと良くなれるはずだから、彼の状況は疑いなくいいものじゃないね。
・現在の監督であるベルント・シュスターのことに触れずにこのインタビューを終えることはできません。
僕は、彼が良い指導者だと思うと、本当に言えるし、彼の下で多くのことを学んでいるんだ。
シュスターはロッカールームで僕たちに語ってくれる。僕に対してと同じように、ドレンテやイグアインに接し、特に若い選手をよく助けてくれるんだ。
そう、彼はとても良い指導者だよ。
・ロッカールームではいい感じなのですか?少なくとも、記者会見の席では別のポーズを取っていますね。
僕にそれはわからないよ。何も見たことがないからね(笑)ただ、記者に対して話すのが難しいことがあるのはわかるよ。
・チームは来シーズンを見つめていますが、同郷のフンテラールを推薦したりしますか?
彼は偉大な選手だね。28試合で26ゴールとか、それに近い結果を残せる。難しいことだけど、彼にはできると思っているんだ。
ただ、もうわかっていると思うけど、アヤックスとマドリーでは試合の形がいつも違うからね。
・みな彼がいい選手だと言いますね・・・
そう、彼は良いストライカーだよ。ヨーロッパで、最高のストライカーの一人だ。フンテラールはアヤックスでもとても重要な選手だし、間違いなくビッグクラブに行ける選手だと思うよ。
・今のチームの話に戻りますが、ニステルローイとあなたがローマ戦に出場していたら、勝てていたでしょうか?
それはわからないよ。僕たちはそこにいなかったんだから、何も言うことはできない。ただ、2試合負けてしまったのは悔しいね。
・怪我が予選ラウンドでなかったことで、がっかりしましたか?
予選の相手とプレーできたのは素敵なことだったよ。論理的には避けられたはずの怪我だったから、チームを助けられなかったことで、がっかりしたよ。
・ロッカールームの雰囲気はどうですか?
CLはヨーロッパで一番重要な大会だし、僕たちは準決勝か決勝まで行けると思っていたから悲しかったよ。
ローマはイタリアでもスペインでもいいプレーをしていたし、イタリアのチームがどう守って、どう試合を作ってくるか知っていたから、彼らのゴールで随分と落ち込んでしまったね。
・リーガではバルセロナに勝ち点差8をつけ優位に立っていますし、バルセロナが調子を落としていますが、もうタイトルの行方は決まりでしょうか?
いや、そんなことはないよ。僕たちはあと11試合戦わなきゃならないし、それぞれの試合が決勝戦だと思って臨むべきだ。僕たちはコパデルレイとCLに敗退してしまったからね。
3月にリーガチャンピオンだなんて決して言うべきじゃないね。
・バルセロナについてはどう思いますか?
彼らは偉大な選手が多くいる素晴らしいチームだね。
・例えばどのような・・・
僕はイニエスタのプレーが好きなんだ。素晴らしいと思ってる。
・どうしてそう思うのでしょうか?
この間のビジャレアル戦を見たんだ。とても良かったね、ファンタスティックだった。
・自分と似た選手だと言えるでしょうか?
(しばらく考えて)いや、そうじゃないと思うよ。
・ご存知のように、スペイン代表監督のアラゴネスはユーロに向けてラウールを招集していません。もしラウールをオランダ代表に呼べたらどうしますか?
彼を呼べたらだって?あぁ!もしそうなったらいいのにね。もし彼を連れてこられる機会が本当にあるのなら、もちろん招集するだろうけど、あり得ないことだからね。さっきも言ったけど、ラウールはお手本なんだ。
・あなたはCLで戦うためにマドリーと契約したわけですが、いつ10個目のタイトルを勝ち取れるでしょう?
スペインでの最初のシーズンに獲得できたら素晴らしかったけれど、落胆はしていないし、来シーズンに希望を抱いているよ。
でもCLのことを考える前にリーガを制さなきゃいけない。まだ11試合あるわけだからね。
何週間か前には9ポイント差だったのが、たった2ポイント差にまでなったこともあるのだから、簡単じゃない。
今は8ポイント離れているけど、リーガは世界最高のリーグの一つだし、そこでチャンピオンになるのは簡単なことじゃないね。
・最後になりますが、リアソールの呪いをご存知ですか?
あぁ、知っているよ。マドリーは17年もあそこで勝っていないんだよね。
とても長い時間勝利を手にしていないけど、いつかは勝てるものさ。
ことしか、また今度かもしれないけど、今週の土曜日はその呪いを断ち切るために、彼らに挑むよ。
posted by hiro |05:34 |
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2008年03月13日
アスにミヤトビッチのインタビューが短く載っていた。
「私たちは謙虚に臨む」というタイトル。
シーズン中に契約問題を話題にするのはあまりいいことではないが、せっかくなのでこの機会にまとめておく。以下文章訳。
・マドリーのSDとして、リーガはすでに勝ち取ったとお思いですか?それともバルセロナがタイトルを奪い得るとお思いですか?
私たちにはかなりのアドバンテージがあるが、まだ多くの試合が残っているから、それに全力で臨まなければならない。終わりの鐘を早々と鳴らしてしまうのは間違いだよ。まだ11試合も残っているから。自信を持っているが、相手を尊重しなければならないんだ。リーガは拮抗しているリーグだからね。私たちは謙虚に臨むよ。
・シュスターはマドリーの指揮を執り続けるのでしょうか?それともカペッロのようになるのでしょうか?
もちろん私たちはシュスターに続けてほしいと思っている。私たちは彼を信頼しているし、私個人としても続けてほしい。カペッロのようなことは起こらないよ。私たちはシュスターに満足している。
・次のシーズンに向けては多くの契約が結ばれるのですか?
今年の夏はいつもより静かなものになるよ。素晴らしいチームがあるのだから、いくつかの契約をして修正するだけだ。
・受ける批判に腹が立つことはありますか?
批判はいつもあるものだ。私はSDなのだから、物事が自分たちの臨むように進まない時は常に指摘される。何の問題もないよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カルデロン会長も同様の発言をしているが、来季以降もシュスターにチームを任せると明言。CLの敗退は、当然落胆させる結果だっただろうが、継続して来季の巻き返しを図るということだろう。
極めて妥当な判断だ。
毎年のように監督を替えてもメリットはない。
オフシーズンの移籍についても、それと同様の発想だろう。大幅な変更が必要だとは思えない。
とはいえ、修正が必要なことはミヤトビッチも語る通りだ。
考えられる修正点は以下の通り。
1.カンナバーロの代わり
今シーズン最終ラインを支え続けているカンナバーロだが、彼も既にベテラン。使い続けることはリスクを伴うし、地元ナポリで現役を終えたいと語る彼が2,3シーズン後も在籍しているとは考えづらい。
とはいえ、今年の夏に急いで動く必要はない。
今シーズンは怪我が多く、最終ラインのやりくりに苦労したが、ディフェンダーが4人しかいないという事態を想定してばかりはいられない。不幸だったと割り切るほかないだろう。
2.ラウールとニステルの代わり
これはカンナバーロの事案と同様。ベテランの彼らを使い続けるのは厳しい。
シュスターがベテラン2人の他に信頼して使い続けられる選手を見つけられていない点から言うと、1より問題が大きい。
ただ、現在控えの選手たちの、今後の起用法によって、どの程度の選手を求めるかは変化する。
今後のリーガでも十分な時間が与えられないようなら、シュスターが来季になって突然起用しだすことは考えづらい。この場合は大金を使って選手の獲得に乗り出すだろう。
逆に、少しずつ控え選手の出場機会が増えていくようなら、現在のチームをよく理解しているだろう彼らを、来季ラウールやニステルと入れ替えながら使う可能性がある。
この場合は、大きな契約は必要ない。控えとして信頼できる選手を獲得するだろう。
ただ、いずれの場合も若い選手であることは最低条件。以前ドログバの移籍の噂が流れたが、現在30歳の彼を獲得する必要はなく、ラウールとニステルが体力的にも衰えた後を見据えた契約であるべき。
3.中盤の修正
3トップはシーズン途中で採用したもののため、それに向けた構成となっていないのは仕方ないが、この戦術がうまくいっており、今後も使う場面があると想定できるとなると、中央でプレーできる選手が必要。
現在は本職がガゴ、ディアラ、バティスタ、グティ、スナイデルの5人だが、一人加えれば3つのポジションに6人という形となって、一番理想的だと思われる。
この事案は、レンタルや買い戻しのオプション付きで移籍したカンテラーノを呼び戻せば事足りるだろう。デ・ラ・レやハビ・ガルシア、グラネロといった選手はそれぞれのクラブでいいプレーを見せており、十分期待できる。
既に復帰報道をされている選手もいるので、ファンとしてはトーレスに続いてトップ定着できる選手を見てみたい、という欲もあるが・・・
サイドアタッカーをこれ以上加えても、その選手が素晴らしい選手であればあるほど、バランスを欠くことになる。来季もロビーニョとラウール、ニステルが基本路線に替わりはないだろうから、出番はない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大まかに言って、以上の3点が必要と思われるポイント。
どう考えても、ミヤトビッチが言うように「静かな夏」になるだろう。マドリーの場合、不可解な移籍が頻繁にあり、それが不安ではあるが、ポイントを押さえる「修正」ならば、出費も多くなく、チームも一貫性を持って進めるだろう。
最後に。
来る者がいれば、去らなければならない者もいる。どんな契約であろうと、獲得する選手がいれば、25人の枠からあぶれてしまう選手がいる。
こうしたことを話題とするときに、去っていく選手のことを忘れるべきではない。自戒を込めて、書いておく。
posted by hiro |03:35 |
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2008年03月10日
CLも敗退し、挑戦できるタイトルはリーガだけとなったマドリー。
ホームの90分でも負けた、悪い雰囲気を振り払うためにも、是非とも勝利したい一戦。
シュスターは19人を招集したが、最終判断で、違和感が残るカンナバーロを休ませた。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:トーレス、ペペ、エインセ、マルセロ
MF:ディアラ、バティスタ、グティ
FW:イグアイン、ラウール、ロビーニョ
カンナバーロがいないため、エインセがセンターバック、マルセロが左サイドバックとなった。
ドレンテが先発という報道もあったが、イグアインが先発。
■エスパニョールの先発メンバー
GK:カメニ
DF:サバレタ、ハルケ、トレホン、ダビド・ガルシア
MF:モイセス・ウルダード、ローラ、バルド、ルイス・ガルシア、リエラ
FW:ジョナサン・ソリアーノ
ラウール・タムードが怪我から復帰してきたが、今節はベンチからスタート。少し脅威は減ったが、1トップを支えるバルド、ルイス・ガルシア、リエラには相変わらず注意が必要。
■カウンターの種はあったけれど・・・
何回か取り上げた攻めのスピードに注目して見ていたが、今節のメンバーの場合、
1.ガゴがいない
2.ディアラとバティスタの2人がボールを喪失する回数が多い
という理由によって、「取られたボールを取り返す」という形で速攻になりかける場面は何度かあった。
こういう形の方が得点という結果は出やすいが、いつにもまして不安定な最近の守備、カンナバーロ不在の最終ラインを考えると、見ていて怖い。
また、ロビーニョが仕掛ける場面が少なかったので、少し迫力不足。相手の守備もまずロビーニョには1対1をさせないことが徹底されていて、下げざるを得ないことが多かったせいかもしれない。
それと、グティのポジションが低い。
最終ラインの前で捌く役割は、彼でなくてもいいはず。高い位置で相手にとって危険なプレーをしてほしいと思うが、下がってくることがよくあった。
マドリーの攻撃に関しては以上のような状況で試合は進む。
エスパニョールとしては攻めを遅らせて、奪って両サイドを狙うのが策だろう。マルセロとトーレスは、どう見ても狙われる。
マドリーの攻めがうまくいかない分、エスパニョールが流れを握って展開。
11分、グティのフリーキックをバティスタが合わせようとしたが、かすっただけ。
当てることはできたと思ったが・・・こういう場面がきっちり入ると楽になるのだろうが、流れが悪い時とはこんな風になってしまうのか。
28分、ショートコーナーからのクロスがファーのバルドに合ってエスパニョールが先制。与えたくなかった先制点を献上してしまった。
中に絞る動きに釣られて、少し離れてからファーに入り込んだバルドは完全なフリーだった。
このところのこういった失点はファーが狙われていることが多い。
ローマ戦でもそうだったし、ベティス戦でマルセロが狙われた時も(2失点)そうだった。
あっさりフリーを作ってしまっているのは困る。
ただでさえ嫌な雰囲気での試合なのに、苦手な追いかける展開となって、見ていて更に暗澹とした気持ちになってしまう。
36分のバティスタのフリーキックもカメニがファインセーブ。
良いキックだったが、やっぱり流れはマドリーにない。
42分、マルセロがディフェンダーをかわし、低いクロス。イグアインが何とか膝で合わせたボールをカメニがクリアミス。これがゴールに納まって同点。
前半のうちに追いつけたのは非常に大きい。
イグアインは先発起用に応え、マルセロも持ち味の攻撃力で貢献できた。
前半は1-1で終了。
最初に書いたように、ボールを喪失するぶん奪い返しての攻撃は何回かあったが、そこで主役となるべきロビーニョがイマイチ。
ただ、早めに追いつけたのは好材料。同点になったことで、モチベーションは改善されただろう。
■”結果”を手にするということ
後半頭からロビーニョに替えてドレンテ。
シュスターにしては珍しく、核となる選手をあっさりと下げた。最初に「是非とも勝利したい一戦」と書いたけれど、シュスターの認識はそこまでではなかったかもしれない。
本当に重要と思う試合では、ラウール、ニステルをはじめとした主要メンバーは絶対に交代させなかったのだから、個人的には不思議な交代だった。
ドレンテにもロビーニョと同じような役割を求めたいところだったが、マドリーの攻撃は機能せず。
マドリーも以前より前線から追いまわす運動量が増していた印象だったが、エスパニョールもしっかりしている。
チーム全体のハードワークという点ではやっぱりエスパニョールか、と思ってしまう。
それでも次第に疲れてきて、スペースが生まれてくる。
62分のグティのシュートなど、内容はともかく勝つチャンスはある、と思える。
63分、バティスタに替えてスナイデル。胸部の怪我からようやく復帰してきた。
65分、エスパニョールもジョナサン・ソリアーノに替えてラウール・タムードを投入。
タムードは昨シーズンバルセロナを沈めるゴールを決めており、サンチャゴ・ベルナベウのファンは彼を拍手で迎える。
72分、グティが素早くボールを持ちこみ、ラウールへスルーパス。ハルケがラウールを倒してPK。
ラウールが自分でPKを決めて勝ち越し。
相手の人数の方が多かったが、早めに持ち込みグティのパスセンスが生きた。PKになったとはいえ、速攻の一つの形と言えるだろう。
75分、イグアインに替えてソルダード。15分残して3人替えてしまうのはシュスターにしては珍しいのではないだろうか。
ソルダードも少しだけだが、いつもより長い時間をもらっての出場。
83分、リエラに替えてエベルトン。エスパニョールも追いつくべく手を打っている。
終盤はどたばたと押し込まれていたので、何かの拍子に失点しそうで怖い時間帯。
マドリーにはこういう場面でうまくコントロールする能力が求められるだろう。
2点差を付けて試合を終わらせるか、ボールを保持してしのぐか。
マドリーならば前者を選ぶのだろうが、中途半端では危険。こういう時にカウンターが決まればいいのだけれど、今節はうまくいかなかった。勝っている場面で残りわずかな時間をどう使うのかという点も、CLなど強豪と対戦する場合に向けての課題だろう。
■長期的視点に立って
今節は2-1のまま何とか試合を終え、勝ちを手にした。
内容について思うことをいろいろと書いたが、この試合に関しては勝つことが重要と思っていたので、とにかく勝てて良かった。
苦手のエスパニョールに勝利したというのも、リーガの制覇に向けて弾みとなる。
スナイデルが復帰し、中盤の構成に選択肢ができてくるだろう。「グティよりは」運動量に期待できる。結果は良くなってくるかもしれない。
とはいっても、ローマ戦からあまり時間が経っていない今こそ、結果の付いてくるうちに内容の改善に向かってほしい。長期的視点に立って、シュスターにはしっかりとしたチームを構築してほしいと思う。
次節はアウェイでデポルティーボと対戦。難敵が続く。
posted by hiro |03:19 |
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