2008年02月26日
CLローマ戦に敗れ、2008年になって以降明らかに調子を落としているマドリー。
今週の2連敗という流れを断ち切りたいホームでの一戦。スタートメンバーは以下。
■レアルマドリード先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、エインセ、トーレス
MF:ガゴ、バティスタ、グティ
FW:ラウール、ニステル、ロッベン
ディフェンダーの招集が4人のみのため、その4人が自動的に最終ラインに入る。
ガゴが中盤の底に配され、攻守両面に期待したいバティスタが先発に復帰した。
3トップはロビーニョがいない時のファーストオプションである3人。
■ヘタフェ先発メンバー
GK:アボンダンシエリ
DF:コルテス、ベレンゲール、カタ・ディアス、リヒト
MF:セレスティーニ、カスケーロ、マリオ・コテーロ、パブロ・エルナンデス
FW:マヌ・デル・モラル、ウチェ
マドリーから移籍したグラネロとデ・ラ・レは契約条項によって出場できない。
ヘタフェとしては、ウチェとマヌ・デル・モラルの2トップにどうボールを供給するかがカギ。
■忘れてしまった”形”
ヘタフェは序盤から、ウチェがボールを受けようと走り回っていた。中央は最終ラインとガゴに挟まれるなどして苦しいので、サイドででも展開しようとすることが多い印象。
ヘタフェの選手がどんどんと上がってくるような場面が少ないので、サイドでボールを触らせる分には問題ないといったところか。
ヘタフェはそれほど良い形を作れていたわけではなかった。
問題があるのは、攻撃に関して。
相手の守備プランの問題もあって大量に得点したバジャドリー戦以降、特にいい形が少ない。
シュスターがローマ戦後にコメントしたような、「効率的な攻撃ができない」という問題が明確になってきた。
「効率的な攻撃」とは素早く攻める形ということだろう。
素早く攻めるための第一の方法は高い位置でボールを奪うことで、3トップを採用して以降のマドリーは、ラウール、ニステル、ロビーニョがボールを追いかけ、中盤も連動することによって高い位置でボールを奪えていた。
相手ゴールに近い位置から攻撃がスタートするのだから、効率的に攻められるし、スペースがある状態でのロビーニョのドリブルも活きる。
ところが、理由は分からないが、ここ最近そうした守備からの攻撃が減っている。
この試合でも良い位置で奪ってロッベンにボールが渡れば、チャンスの形にはなっているのに、それを継続できない。
ボールの奪取地点、つまり攻撃開始の位置が低いのだから、戻ったヘタフェの選手にスペースは消されている。
そうなると崩せないのは相変わらず。サイドの攻撃も効果的にならないし、中央は警戒されていて当然狭い。
グティのパスもなかなか通らないし、精度の低いミドルシュートをいくら放っても相手の守備の脅威にはならない。
ボールの奪取地点が低くても、早く前線に納まれば押し上げもできるのだが、ニステルやラウールに納まらないとボールを取られるか、何とか戻すといった感じで、ゆっくり組み立てることになってしまう。
今節はロッベンがフォワードとしての役割を果たそうとしていた(つまりは3トップ)のだから、そこを活かす形を作らなければならないのだが、どうもそうならない。
当然グティも含めた、攻撃陣の守備の連動をしっかりさせれば、スペースがある状態でトップにボールが供給できれば、もっとチャンスの数は増えるはず。
ミドルサードで奪って一気に攻める、という展開を思い出さないと、現状では厳しい。
前半はマドリーがボールを持つも、以上のように「非効率的な攻撃」に終始し、スコアレス。
■「子供じみたミス」
後半のプレーも前半と似たような展開。選手交代で何とかしようという形だったが、根本的な、チーム全体の動きは改善されず、今後に向けても不安。
62分、ラウールのパスをロッベンが押し込んだかに思われたが、ラウールがシュートに反応した時点でオフサイド。
それに気付かずゴールを喜ぶマドリーの選手を尻目に、ヘタフェがさっさとリスタートして3対2。最後はウチェがゴール。
副審がフラッグを挙げていたのか、主審がオフサイドのコールをしたのはどの時点だったのか(ラウールが出た時点でオフサイドなのに、判定が下ったのが遅かったように見えた)など、審判団の判断に疑問は残るが、カシージャスが言うように「子供じみたミス」を犯したのは選手であり、ベンチにいた人間すべて。
誰一人審判の動きに気付かないというあまりに稚拙な行為で、失点。
ドレンテ、イグアイン、ソルダードといった選手を出しても攻撃が得点になることはなかった。
結果はこのまま0-1で、今週CLも含めて3連敗。
今日の出来では運がなければ勝ちは望めなかった雰囲気だったが、勝ち点1すらも自ら手放してしまった。
■次節に期待するしか・・・
今のマドリーは、良い攻撃のためにどういう守備をすればいいか、ということをすっかり忘れてしまっているように見える。
問題は深刻と言わざるを得ない。ロビーニョが復帰すればチームとしても改善の方向に向かうのかはわからないが、チームとしての勝ち方を再構築する必要があることは確か。
次節、レクレアティーボ戦でロビーニョとペペが招集リストに復帰する可能性もあるので、今はただ、次節での改善を望みたい。
posted by hiro |01:07 |
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2008年02月24日
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、トーレス、エインセ
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、ロッベン、ドレンテ、バルボア、バティスタ
FW:ラウール、イグアイン、ニステル、ソルダード
コディナは戦術的理由、メッツェルダー、マルセロ、サルガド、スナイデル、ペペ、ロビーニョ、サビオラは怪我のため招集外。
リーガ前節ベティス戦、CLローマ戦と連敗を喫したマドリー。ホームで流れを断ち切りたいが、またしてもディフェンダーが4人しかいない状態に。
ローマ戦で比較的高い位置に置いたディアラをバティスタに替えるかどうかが、中盤のカギ。
攻撃における創造性を重視してバティスタになるのではないかと報道されている。
ホームでもあるし、連敗の雰囲気を払しょくするためにも、私もバティスタを起用するのではないかと思う。
また、ディアラとバティスタの選択を考慮するということは、ガゴとグティは先発当確ということ。
ガゴを底に置くことになるだろう。
前線はラウール、ロッベン、ニステルになると思われる。
ヘタフェにはデ・ラ・レやグラネロなど、マドリーから移籍していった選手がいるが、契約条項のため出場できない。来季のマドリー復帰報道もあるグラネロは見てみたかったけれど・・・
数人の選手を欠くヘタフェをホームでしっかり叩いておきたい。
posted by hiro |15:24 |
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2008年02月21日
CL決勝トーナメントがいよいよ始まった。
グループステージを首位通過したマドリーは第一戦をアウェイのローマで迎える。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、エインセ、トーレス
MF:ディアラ、ロッベン、グティ、ガゴ
FW:ラウール、ニステル
エインセが先発し、それに伴ってセルヒオ・ラモスが右、トーレスが左サイドバックに入った。
ディアラが中盤の底に一枚で配置され、菱形。ラウールとニステルの2トップ。
■ローマの先発メンバー
GK:ドニ
DF:パヌッチ、メクセス、フアン、カセッティ
MF:デ・ロッシ、ピサーロ、ジュリ、ペロッタ、マンシーニ
FW:トッティ
トッティのワントップだが、ジュリ、ペロッタ、マンシーニらが絡んでくる、いわゆる「ゼロトップ」の形。
マークしづらい飛び出してくる選手をどう守るか、またはそれ以前にトッティに簡単に納めさせないようにすることがポイント。
■孤軍奮闘のロッベン
最近のマドリーは序盤の攻めが形になることが多い。
7分、トーレスとのパス交換で左サイドを突破したロッベンが低いクロス。グティが合わせたシュートをラウールがコースを替えてゴール。
貴重なアウェイゴールを挙げた。
序盤にいい形ができることが多いのが最近のマドリーの傾向ならば、その良い流れを持続できないのも同じく最近のマドリーの傾向。
ロッベンが確かに何回か良い形を作ってはいた。24分のクロスも良く、ラウールが決めていればアウェイで2点取れていたことになったが・・・
良い位置でボールを受けたときのロッベンは、怪我に悩まされていた時期を忘れさせるようなプレーを見せた。
が、今日のマドリーの起点はまさにここだけ。
ロッベンとともに期待したかったグティが良いプレーを出来ない。
菱形のサイドは彼の居場所ではないし、中央に絞ってもローマの守備がいい。パスが守備網にかかることが多く、彼にとっては苦しい試合。
ベンチに置いたバティスタと補完する形であればよかったのではないか。
守備で流れを作ったローマは24分、マンシーニのクロスのこぼれ球をピサーロが決めて同点。
ゴール前ではマドリーの選手が5人ほど、ローマの選手が2人だったが、その後さらに2人が追いかけてきていた。そのうちの一人のピサーロの前にボールが転がっていった形。
ローマはトッティにボールが渡ると、一気に押し上げてきて、この場面のように、2列目の選手とデ・ロッシ、ピサーロまで絡んでくる。
前半は1-1。ボール支配率はマドリーの55%。シュート数はローマ5本(枠内3本)、マドリー10本(枠内)2本。
■初志貫徹のローマ 理想的ゴールシーン
後半開始時点で両チーム交代はなし。
ローマはトッティを信頼し、しっかり守ってトッティを狙うことに意思統一されている。マドリーの攻撃がロッベンからしか怖くないので、比較的楽だっただろう。
57分、トッティへのパスともクリアともとれるような浮き球を競ったエインセが、ボールをそらしてしまう。トッティが前を向いた時には2対2。
左から斜めに入ってきたマンシーニがパスを受け、カシージャスをかわしてゴール。
素早い攻めで逆転を許した。
アウェイゴールを挙げたとはいえ、追いかける展開に替わりはないのだが、シュスターは交代枠をなかなか使わない。77分になってようやくロッベンとディアラを下げ、ドレンテとバティスタを投入したが、遅かったと思う。
79分ドレンテのクロスをニステルがシュート、ポストに当たるという場面があったが、ゴール前を固められて二次元で突破できないと厳しいのは、ベティス戦同様。
バティスタも見せ場を作れず。
試合はこのまま1-2で終了。ボール支配率はマドリーの60%。シュート数はローマ8本(枠内4本)、マドリー19本(枠内3本)。
支配率とシュート数を見ればわかるように、ボールはいくらでも持たせてくれるが、ゴール前ではしっかり守られている。終盤は時間に追われたせいもあってミドルシュートが増えたが、どれも可能性を感じるものではなく、ローマとしては「打たれても構わないシュート」がほとんどだっただろう。
リードされた時に(かつ相手がしっかりリトリートした時に)、どう打開するかについていまだ解決策がない。来月5日の第2戦、というより今週末のリーガまでに、何らかの形を作ってくれればいいのだが・・・
また、累積警告のため、次節セルヒオ・ラモスが出場停止。ディフェンスラインの組み合わせも検討しなければならない。
■シュスターへの2つの疑問
1.なぜ4-3-3を放棄したのか。
今シーズンマドリーが好調だったのは、3トップとし、高い位置で自由にプレーさせたロビーニョがチャンスメイクと得点を挙げること、両方で活躍したから、と言っても過言ではない。
変更前の4-4-2では、サイドハーフに近い位置で、攻撃力を生かせていなかったし、もう片方のサイドではグティやスナイデルが苦労していた。
3トップとしたことで、ロビーニョの攻撃の役割が明確になって、グティやスナイデルがはっきりと中央でプレーでき、バティスタの攻守両面の能力を活かすことができたのだと考えている。
ところが、ベティス戦、このローマ戦と、2トップに戻して臨んで失敗している。
確かに怪我人が多いことで、修正しなければならない点は多かっただろう。が、3トップを維持できないほどではない。
3トップ時に見られた効率的な攻めは鳴りをひそめ、ボールを持っても攻め手がない、シュートは打っても遠い、苦しい体勢など、非常に非効率的になってしまっている。
CLだからと堅実に行くならば、ディアラ、ガゴの併用もそうだが、そもそも布陣をいじらない方が実を取れるように思うのだが・・・
2.遅い交代はなぜ。
マドリーが交代枠を使ったのは77分だった。既に後半も半分過ぎてしまっている。
この試合ではグティが苦しい状態だったし、そもそも追いかける展開だったので、何か変化を付けた方がいいのではないかと思って見ていたが、シュスターは交代をずいぶん我慢した。
一つの可能性として、このまま1-2で終わっても構わないと考えていたこともあり得る。だが、それならば、ディアラは下げなかったのではないだろうか。
1-2もやむなしならば、ディアラではなく、グティとバティスタの交代など、そのまま置き換える交代の方があり得るように思う。
私には交代の時間と枠の使い方がかみ合っていないように思う。
追いかける展開なので、同点を狙うならば、もう少し早い時間帯で交代を考えて良かったはずだ。もう少し早い段階ならば、この交代はある程度納得できる。
逆に、「1-2とはいえ、アウェイゴールを挙げた、ホームで何とかする」という発想ならば、時間は70分過ぎであっても、上記のようにグティとバティスタを入れ替えるなど、守備に負担をかけない手段が妥当だろう。
最後の交代枠をつかってラウールかニステルを下げなかったことが、抵抗の意思表示だとするならば(あり得る交代の仕方はそれくらいだっただろう)、早い時間に同点を狙う交代をして良かったと思うのだが、シュスターには何か意図があっての遅い交代だったのだろうか。
posted by hiro |01:10 |
CL |
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2008年02月18日
いよいよCLが再開される。初戦はアウェイでローマと対戦。
招集リストは以下の通り。
GK:カシージャス、デュデク、コディナ
DF:カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、エインセ、トーレス、サルガド
MF:グティ、ガゴ、ディアラ、ロッベン、バルボア、ドレンテ
FW:ラウール、ニステル、イグアイン、バティスタ、ソルダード
ペペ、メッツェルダー、ロビーニョ、スナイデル、サビオラ、マルセロが怪我のため招集外。
エインセがようやく復帰し、ディフェンスラインに少しだけ余裕ができた。
先発が可能ならば、シュスターは迷わず使うだろう。
セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、エインセ、トーレスがベストな組み合わせ。ベンチからにするのなら、サルガドを右サイドバックにすることになる。
中盤は、堅実路線でディアラを起用する可能性は高い。グティとバティスタは決まりだろうから、選択はガゴか、ディアラかというところ。
前線もロッベン、ラウール、ニステルでほぼ決定だろう。布陣は4-3-3に戻すのではないだろうか。
アウェイということもあり、守備は徹底したい。
この第一戦は、当然ながら引き分け以上の成績で乗り越えられることを期待したい。
posted by hiro |17:50 |
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2008年02月17日
一人怪我から復帰しては一人負傷者リスト入りと、出入りが激しい最近の招集リスト。
今回はニステルが復帰したものの、スナイデルが最大6週間の離脱と、選択肢が非常に少ない。
そんな状況でのスタートメンバーは以下の通り。
GK:カシージャス
DF:サルガド、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、マルセロ
MF:ガゴ、ロッベン、グティ、ドレンテ
FW:ラウール、バティスタ
注目は前節活躍したドレンテが先発した点。両サイドにドリブルができる選手を配置したので、そこで優位に立てれば中央で待つラウール、バティスタらにいいボールが供給できるはず。
ベティスのメンバーは以下の通り。
GK:リカルド
DF:ダミア、メリィ、フアニート、ベガ
MF:アルス、リベラ、エドゥ、カピ、マルク・ゴンサレス
FW:パボネ
エドゥ、カピ、マルク・ゴンサレスの並びは脅威になる。パボネとの絡みで前線に顔を出すであろう彼らをマークしたい。
■先制点と素早いベティスの修正
5分、くさびのパスが落ちた所で、三人目のロッベンが裏を狙う。完全に抜け出し、クロスはラウールに合わないものの、ドレンテが押し込み早い時間帯で先制。
序盤はサイドでロッベンとドレンテが仕掛けられる場面が多く、狙いどおり。
ただ、ドレンテは守備に参加するが、ロッベンのサイドはサイドバックが頑張らなければならない状況が多い。中盤の底がガゴ一人なので、引っ張り出されると対応も苦しく、守備に関しては不安。
そんななか、22分にグティのスルーパスにロッベンが反応する。これも抜け出し、チャンスになったが、上を狙ったシュートはバーを越えた。
アウェイで、守備に不安が残る状況とあって、得点が欲しかったが・・・
ベティスは序盤の失点とマドリーの攻撃を見て修正したようだった。
一人で中盤の底を担うガゴを狙うのはもちろん、グティに対しても危険な位置になる前に潰しにかかる。ミドルサードでしっかりボールを保持できないので、ディフェンシブサードでボールを持つ時間が増えてしまった。
中盤のボールの納めどころが苦しいので、ドレンテ、ロッベンにスペースがある状態で楽にパスが出ない。よってラウールとバティスタも仕事ができない。
下がってボールを受けても、ベティスは低い位置でならファール覚悟のチェックにいくので、効果的でなかった。
ロングボールを出しても、3次元のサッカーはマドリーは苦手。効率的にボールを前に運べなくなってしまう。
31分、グティがボールを奪われ、マドリー右サイドでパボネがうまくクロスのコースを作った。そのクロスがエドゥに合って同点。
35分、同じサイドで今度はエドゥがクロスを上げる。中にいたのはマルク・ゴンサレス。ヘディングがまたも決まってあっさり逆転された。
どちらの失点でも、最終的にはマルセロがゴール前で対応できなかった形。あっさりと前に入りこまれている。中での守備をする以上、あのようなプレーでは困る。実際その後も、ベティスは何度かマルセロの上を狙っていた。
マルセロが絞るなら、それ相応のプレーをできるようにならないと、身長もそれほど高くなく、守備の技術がないなら恰好の的になってしまう。
前半は1-2。ボール支配率はマドリーの55%、シュート数はベティス8本(枠内2本)、マドリー7本(枠内3本)。2本の枠内シュートが両方とも失点となってしまった。
■ベティスの術中 ラウールの交代で半分あきらめか?
後半開始時点での交代はなし。
マドリーは相変わらずグティに納まらない。ベティスも守備に人数をかけているので、余計に厳しい状況。グティ自身もイライラしながらプレーしているのがありありと見て取れる。
完全にベティスのペース。
52分、決定的となる3点目を狙ったパボネのシュートはカシージャスがファインセーブで阻止。試合はまだ終わらない。
58分、ドレンテとニステルが交代。できればこういう状況では出したくなかったであろうニステルが負傷明けで出場。
だが、前線までなかなかボールがいかないという、決定機より前の問題を解決できていない。
59分、ベティスは負傷したカピに代わってソビス。
スペースができはじめる時間のソビスは怖い。
66分、セルヒオ・ラモスのパスがニステルに通り、シュートを放つも、ディフェンダーがわずかに触っていて、コントロールできず、ポストに当たる。
これが後半最大かつ唯一の決定的チャンス。
68分バティスタとイグアインが交代。77分にラウールとバルボアが交代と、何とかしようとするが・・・
ラウールを下げた時点で、シュスターとしては負けもやむなしだったかもしれない。
これまでニステルとラウールは負傷がない限り、どんな場面でも出場させ続けてきたので、この交代はCLに向けて今節は仕方ないか、という意図とも受け取れる。
試合は1-2のまま終了。ボール支配率はマドリーの60%だが、これは後ろでしか回せない場面が多いせい。効果的な保持ではなかった。
ベティスが12本(枠内3本)、マドリー11本(枠内4本)という数字を見ても、6割持ってもシュートに持っていけていないのがわかる。
■審判を見るな!プレーしろ!
スナイデルが長期離脱のため、グティが中盤で、これまで以上に重要な選手となるが、この試合での彼のプレーにはがっかりさせられた。
厳しいチェックで思うような仕事ができないのはある程度仕方ないことではある。相手がうまく対処したというべきだろう。
問題はそういう所ではない。
ファールを求めてすぐプレーを止めてしまうような考え方がよくないのだ。
ファールをもらうのも重要な技術ではあるが、グティは過剰だ。
31分のシーンではそれほどあたっていないのに、審判に向かって手を広げて立ち止まってしまっている。
奪われたそのボールがそのままゴールに結びついたから、なおさらがっかりした。
もちろん追っていたら失点にならなかったという保証はないが、その危険性を引き下げることにはなっていたのは間違いない。
彼のような選手に、とにかく守備をしてほしいとは言わない。
が、目の前にボールがあるのに、審判ばかり見るのはやめろと言いたい。
確かに今節の主審は、笛をよく吹いていた印象だった。が、競り合いは比較的流して、プレーさせていたのも事実。そういう傾向はプレーしてわかっていたのではないだろうか。
いや、どんな主審がどんな基準で笛を吹こうとも、笛が鳴るまでは止まってはいないという、当たり前のことをしっかりこなしてほしい。
状況が違うので単純に比較するつもりはないが、途中出場したバルボアは二人に当たられながらもボールを運んでいった。
厳しい時こそそういうプレーが必要だし、その姿勢がチームメイトを鼓舞する。
技術はある。それをどう活かすか、どう考えるかが課題だ。
審判に頼るような態度は取ってほしくない。
posted by hiro |18:18 |
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2008年02月16日
ミッドウィークにCLを控えた第24節は、アウェイでベティスと対戦する。
招集リストは以下の通り。
GK:カシージャス、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、トーレス、サルガド、マルセロ
MF:グティ、ガゴ、ディアラ、ロッベン、バルボア、ドレンテ
FW:バティスタ、ラウール、ニステル、イグアイン、ソルダード
コディナは戦術的理由により、エインセ、メッツェルダー、スナイデル、ペペ、サビオラ、ロビーニョは怪我のため招集外。
現地報道では、今節からエインセが復帰し、しかも先発と言われていたが、これは外れ。
少なくとも招集はされる、という私の予想も外れ。ご覧頂いた方、ごめんなさい。
ミッドウィークのCLでは招集リスト入りするだろう。
右サイドバックはサルガドかトーレスだが、これは予想しづらい。前節からいじらない、という判断ならばサルガドだが・・・
スナイデルは打撲のため、招集を回避。思ったより重傷で一か月以上の離脱の可能性もある。
中盤ではその他、「前節同様ディアラではなくガゴが先発」と報道されている。前節の出来を見て、あえて変更を加える必要はないだろうから、これは当たるだろう。
となれば、もう一人はバティスタで決まり。
ニステルが復帰し、カシージャスとともに終身契約を結んだラウールとコンビを組む。ロビーニョがいないので、ロッベンが先発する。
ベティスは16位と低空飛行だが、ホームで意地を見せるか。アルスが頑張れば中央は堅そうなので、サイドでの展開に期待したい。
posted by hiro |18:57 |
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2008年02月13日
7-0と大勝したバジャドリー戦だったが、ロビーニョが負傷してしまったのが問題。
10日間から15日間の離脱とみられ、CLローマ戦の第一戦に間に合うことは、あまり期待しない方がよさそうだ。
仮にほとんど問題なくとも、「怪我人に無理はさせない」が決まりのシュスターは、ロビーニョであっても控えから、もしくは招集せず休ませるだろうからだ。
となると、リーガ第24節ベティス戦と合わせて、これまでのベストの布陣は使えないことになる。しかも、チャンスを多く作っていたロビーニョを欠くことは特に辛い。
替わりはロッベンとなるだろうが、どれだけのプレーをできるかは未知数。
うまくフィットすればいいが、何しろ今シーズン、これまでは主に怪我と戦ってきた選手だけに、ほぼ出ずっぱりだったロビーニョのチームとのかみ合わせとは、比べ物にならないだろう。
バジャドリー戦では欠場したニステルとの組み合わせなど、気になる点は多い。
一方、中盤はシュスターの選択次第。
アウェイなので、無難な「ディアラ、バティスタ、スナイデル(またはグティ)」が最もあり得るが、アウェイの厳しい試合だからこそ、ディアラよりガゴの展開力を求めるかもしれない。
ガゴならセットでグティとなるだろう。
最後に、最終ラインは、負傷者の回復度合いによって、変更が必要。
セルヒオ・ラモスを右サイドバックにし、カンナバーロとペペをセンター、エインセを左に置くのが強豪と戦うときのシュスターの選択だったが、ペペが間に合うかは不透明。
不透明ならロビーニョ同様期待しない方がいいので、そうなるとエインセをセンター、トーレスを左に置くのが次善の策か。
厳しい試合では守備を重視しマルセロを替える、という、「普段マルセロを使っているのはなぜ?」と思わせる采配をするシュスターだが、ローマ戦でもやり方を貫くだろうか。
週末のベティス戦はアウェイなので、ここでどのような布陣を敷くか、どんな交代を見せるかがCLに向けての試金石となるかもしれない。
「終戦」ムードが漂う現地メディアだが、リーガももちろん油断禁物。CLとリーグの二兎を追うマドリーにとっては、怪我で層が薄くなり選択肢が狭まることは避けたい。
CLが控えているとはいえ、緊張感を持ってベティスと対したい。
posted by hiro |01:27 |
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2008年02月13日
今回は、クラブのマドリーではなく、そのファンである私自身の話。
ファンとして、応援するクラブのグッズを買いたい、集めたいと思うことは自然なことだと思うのですが、日本で買えるマドリーグッズはそんなに多くありません。
多分スペインで売られているグッズは非常に多いと思うのですが、日本ではなかなか買えないものもあるでしょう。だからと言って、何度もスペインに渡って、マドリードでグッズを買うということは、なかなかできることではありません。
そんな問題を少し解決してくれるお店が最近できたので、よくお世話になっています。
"FootVogue"(フットヴォーグ)というお店です。
フットボリスタを購入されている方などは、広告などですでにご存じの方も多いと思うのですが、このお店の魅力は、もちろん(様々なクラブの)多くのグッズを取りそろえているところ。
そして、スタッフの方が現地に行って買い付けたグッズがお店に並ぶ、というところ。
現地のグッズは、日本にいるだけの私には買えないものばかりだし、「こういう物が欲しい」というリクエストも受けてくださるので、ユニフォーム以外にもいろいろとグッズが欲しい私のような人間にはありがたいお店です。
実店舗は渋谷宮益坂で、私はそこでお世話になることが多いですが、ネット通販もできるので、興味のある方は、問い合わせをしてみると良いと思います。
私などが説明するより、スタッフの方がわかりやすく教えて下さると思います。
FootVogueのサイトはこちら。
宮益坂店スタッフの方のブログはこちら。
■最後に
宣伝のようになってしまいましたが、私はFootVogue関係者ではありません。
消費者としての視点で買い物をする店舗を選び、その中でも良いと思った店舗を今回記事にするに至ったのみであることを誓います。
posted by hiro |00:52 |
お知らせ |
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2008年02月11日
前節久しぶりに敗戦したマドリー。負傷者が増えて、メンバーの選択肢が少ない。試合前から怪我と戦っている。
今節は、ディフェンスの控えがいない、ニステル欠場、ガゴ、グティが負傷明けという非常事態。
GK:カシージャス
DF:サルガド、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ
MF:バティスタ、ガゴ、グティ
FW:ロッベン、ラウール、ロビーニョ
ロッベンが先発したというのが変更点。
イグアインも招集されているが、代表招集の疲れを考慮してか、先発はせず。
バジャドリードは12得点のジョレンテが核。シシらがジョレンテに良くボールを供給できるようになると怖い。
■マドリー先制も序盤はバジャドリーのペース
開始直後はバジャドリードが積極的にプレーする。アウェイだからと言って委縮しないという意志が表れたような動き。相手の攻撃をしっかり受け止められるほど慣れた布陣ではないマドリーとしては、このペースで何度も最終ラインと相手攻撃陣が対面するようだと危ない。
どこかで流れを変えたいと思っていたら、先制点が入る。
8分、グティのディフェンスライン裏を狙ったロッベンへのパスが通り、キープする間に上がってきたバティスタにパスが渡る。バティスタがキーパーとの一対一を制し、ゴール。
グティのパスも良かったが、しっかり追いついてきたバティスタの走りが生んだゴール。
バジャドリーは4人戻ったが、ロッベンとラウールに3人ついて、後から戻ってきた選手もバティスタのチェックに間に合わなかった。
先制された後もバジャドリーがいいペース。シシ、カプデビラからジョレンテというラインを活かそうとしている印象。マドリーは両サイドが守備に参加するが、ロッベンとロビーニョでは限界がある。人数はいてもうまくすり抜けられるのは、この構成では仕方がないところとあきらめるべきか。
バティスタも下がってくるなど、守備には不向きな布陣をカバーすべく奔走。
14分、ロビーニョに腹部の以上があるらしく、ドレンテと交代。またもや負傷者・・・
ポジションとしてはそのまま当てはめた形。ロビーニョと同じく、ロッベンとのポジションチェンジしながら攻撃する。
■ゴールショー 主役はグティ
バジャドリーはペースを握るも決め手を欠いている。マドリーはジョレンテだけは離さない印象で、バジャドリーの最大の選択肢を消して守る。
バジャドリーが優位な時間帯を切り抜け、マドリーのゴールショーが始まる。
30分、ラウールが受けたパスをワンタッチでグティへ落とし、グティもワンタッチでディフェンスラインの裏へパス。ワンツーが決まって、ラウールがキーパーをかわし、ゴール。
ワンタッチでのワンツーが美しく完成したゴールだった。
32分、またもグティのディフェンスラインの裏へのパスがロッベンへ。持ち込んだロッベンがそのままゴール。今日のグティは狙ったパスが素晴らしい精度でゴールへ結びついている。毎試合こうだったらいいのに、と思わせるプレーの連続。
38分、バティスタが倒されてPK。(明らかに足を揃えてPKをもらいに行ったプレーだったが)
ラウールが2点目のゴールを決める。
30分、32分のゴールは、オフ・ザ・ボールの動きにバジャドリーが全くついてきていないところをついたもの。
30分のラウールとグティのプレーに関しては仕方ない面もあるが、狭い局面で2対2なのに、グティにボールが落ちた瞬間に、2人ともグティばかり気にしてしまっているようだ。そのため、ラウールが抜け出す動きをする方が一瞬早い。
32分も、ロッベンはじっくりタイミングを計りながら裏へ走り出せている。右サイドバックが見つけたときにはすでにかなり距離があった。怪我がちとはいえ、スピードのあるロッベンに対しあれだけあけてしまうのは無謀だろう。
43分、バジャドリーがまた同じミスを犯す。
ラウールにボールが入り、ドレンテに渡った時点で、センターバックが釣りだされ、中盤の選手もスペースを捨ててボールに寄せてしまっている。
ドレンテに入ったタイミングで、既にグティが、出て行ったセンターバックのスペースへ向けて走ろうとタイミングを計っているが、それを近くで見ているべき中盤の選手もいない。
ドレンテのパスも良かったが、ボールに寄って行ってしまい、2列目から上がってくる選手を誰もケアしないバジャドリーのミスを何度もついている結果。
前半ですでに5-0と試合は事実上終了した。
ボール支配率はバジャドリーの53%だが、シュート数はマドリー9本(枠内7本)、バジャドリー6本(枠内3本)と、シュートチャンスをことごとくマドリーがものにしている。
■省エネ運転
後半開始時点でマドリーの交代はなし。
前半で5-0になってしまった以上、後半は省エネ。気の抜けたようなプレーも多く、評価はあまりできないだろう。
何しろ軽い負傷のためとはいえ、セルヒオ・ラモスに替えてディアラをセンターバックで起用したほどだ。
ディアラが入って、慣れない布陣(今後ももうない形だろう)に拍車がかかり、ボール回しもバタバタ。少し息を吹き返したバジャドリーがミスをついて一矢報いようとする。
が、逆に61分、ロッベンの折り返しをグティが決めて6点目。ジャストミートしなかったように見えたシュートだったが、いいコースに飛んだ。
73分、ガゴに替えてソルダード。バティスタが中盤に下がり、ソルダードが前線でプレー。短い時間だが久々の出場となったソルダード。点差がついてしまい、攻める雰囲気でなくなってしまったので、時間の割にプレー機会は少なかった。
79分、グティのヘディングのパスを受けたドレンテが倒れながらもシュートし、7-0。
ドレンテがマークを完全に振り切っていた。ドレンテの公式戦初ゴール。
■来週いよいよCL
苦しい台所事情を忘れさせるような大勝で、バルセロナとの差を8とした。
フル出場を果たしたロッベンが要所で彼らしいプレーを見せ、ロビーニョが交代してしまった攻撃陣の推進力となった。
グティのパスも光った。良い時のグティのパスは鋭い。バジャドリーの守備のまずさを見抜いて以降はどんどん狙っていけた印象。
また、こういう試合で無失点だったのも大きい。
CLにも向けて、今後の弾みとなる試合になった。
セルヒオ・ラモスは軽傷で問題ない模様。ロビーニョもそれほど重い怪我ではないようだが、油断は禁物。今後も怪我との付き合いが重要な要素になるだろう。
来週はいよいよCL。リーガ第24節ベティス戦の後、まずはアウェイでのローマ戦。
負傷者リスト入りしている選手が早めに戻ってこられることを祈りたい。
posted by hiro |14:33 |
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2008年02月10日
GK:カシージャス、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、サルガド、カンナバーロ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ、ディアラ、バルボア、ロッベン、ドレンテ
FW:ロビーニョ、イグアイン、バティスタ、ソルダード、ラウール
コディナは戦術的理由、スナイデルは累積警告で出場停止、エインセ、トーレス、メッツェルダー、ペペ、ニステル、サビオラは怪我のため招集外。
前回、スナイデルが出場停止であるとの情報を落としたまま記事を書いてしまいました。申し訳ありません。ご指摘いただきましたように、今節は累積警告で出場できません。
トーレスが間に合わず、ディフェンダーは4人しかいない状態。
今節を乗り切れば軽傷のトーレスは復帰できるだろうし、次節エインセは少なくとも招集される見込みなので、頑張りどころ。
これ以上の怪我だけは避けたいので、勝利とともに、「無傷」も達成すべき大きなミッションとなる。
なにしろ、定員の18人に一人足りない17人しか招集できない状況では、監督の選択肢も少ないし、思い切ったプレーがしづらくなる危険性もある。
良いニュースはグティが間に合ったこと。
これで中盤はガゴ、バティスタ、グティで決まりだろう。
だが、ニステルがいないFW陣との兼ね合いで、いつもと違う変更がある可能性もある。
シュスターはこれまで通りの順序で戦術を選択するのか、新しい形を見せるのか。
posted by hiro |14:18 |
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