2007年11月29日

CLグループステージ第5節 ベルダー・ブレーメンvレアルマドリード

グループ勝ち抜けのためには重要な一戦。
ところが試合前に、カンナバーロが急性胃腸炎のために欠場することが発表になった。
よって、センターバックはペペとメッツェルダーというほとんど使っていない組み合わせに。
その他はムルシア戦と変化なく、以下のメンバーでスタート。

GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ぺぺ、メッツェルダー、マルセロ
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、ロビーニョ
FW:ニステル、ラウール

ブレーメンはヂエゴが前節退場で不在、GKも前回対戦でいいセーブを見せたヴィーゼがおらず、ファンダーとなるなど、ベストではないメンバーだったことは確か。
それでも、アウェイ、かつセンターバックが急造コンビということで、落ち着いて試合に入りたいところだった。
それなのに開始早々の4分という最悪の時間帯にローゼンベリに先制点をマークされる。
左サイドからのセンタリングに対し、人数は足りているのにマークは曖昧で、ゴール前で局面としては1対2に。

ブレーメンは5分過ぎに、負傷したフリッツからトシッチへ交代。
だんだんとボールのポゼッションも増えてきた。
少しずつ盛り返して、14分にロビーニョが左サイドでパスを受けて持ちこみ、最終的には3人詰めてくる中、ゴールの逆サイドへ向かってうまいシュートを決め、同点。

同点にはしたものの、運動量では明らかにブレーメンが上回り、ミドルサードからアタッキングサードに効果的なボールを運べない。
それにボールの取り方と失い方が悪い。
数的に有利な局面でありながら、ポジショニングが悪くかわされがちでは、最終ラインでの勝負に持ち込まれるのは当たり前。
攻撃を始めようという時点で狙われ、対策がないのもここ数試合よく見る光景。
この試合もそれに終始した印象。

40分の勝ち越し点を許したのは後者の問題ではないかと思う。
ボールをマドリー左サイドから一気に持ち込まれる。ローゼンベリにガゴが並走するが追いつけず、迎えに行ったメッツェルダーもあっさり飛び込んでかわされる。
最終的にはペペに体を寄せられながらもうまくシュートを決めたサノゴを褒めるべきだが、プロセスが悪い。

後半開始して10分ほどはチャンスを作るものの、点にはならず。
逆に57分、イェンセンのパスをラインから抜け出したフントがうまいタッチで決めて3対1。
60分にガゴをイグアインに替える。
2点差となって、いつものんびり采配をふるうシュスターも攻撃のメッセージを伝える交替をしたということか。

70分に2点目を入れ1点差に。
この場面では、グティが余裕をもってボールを保持し、ニステルへスルーパスを出せた。
ディフェンダーに寄せられ一度は失敗するものの、ループシュートで決めた。

1点差となって勢いが出るも良い時間帯で点は入らなかった。
ブレーメンもしっかり守りに重点を置いてマドリーの攻撃を跳ね返した。
74分にロビーニョをロッベンに替えるが効果なく、そのまま試合終了。

第5節の結果、マドリーが入っているグループCは、全チームに勝ち抜けの可能性が残された。
マドリーの最終節はサンチャゴ・ベルナベウでらラツィオと対戦するが、自力で勝ち抜けるには当然勝たなければならず、プレッシャーがかかる試合となる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この試合での問題点は途中にも書いたように運動量のなさが第一。
ガゴやグティがボールを持った時に、ボールを受けにくる動きが少なすぎて、ただでさえ狙われている彼らには選択肢と、それを選ぶ時間が少なすぎる。
ラウールやニステルが下がってきて、一時的には預けられるものの、それでは解決にならない。
パスコースを作るなどの動きをすべき選手はほかにもいるだろう。
そうしないと、結局のところ唯一突破に期待できるロビーニョが孤軍奮闘さざるを得なくなる。

そしてもうひとつ気になったのは中盤での守備の仕方。
ディアラ、ガゴを使っている(使わざるを得ないともいえる)のに、そして数的優位を局面で作っているのに、ボールを取れないし、とりに行くチャレンジもしないことが目立った。
それぞれがパスコースを”なんとなく”切っているが、ボールへの寄せも弱く、ポジショニングも悪いので、人数が集まっている分だけ、かわされてピンチになるのは当然のこと。

例えばガゴが、相手の前を塞いでいる時に、前線から戻って挟むくらいのプレーは、いくら点を獲る役目の選手といっても期待したいのに、
そういう積極性が見られないのだから、彼も行きづらくなる一方だ。
にもかかわらず、極端に退くことはせず、中盤に人数ばかりはいるのだから、安定した守備は望めないだろう。

シュスターがどういう約束事を選手に与えているかはわからないが、
こうやって結局は最終ラインに任せてしまうような守備ならば、使える時にガゴをスナイデルに替えた方がましではないだろうか。
(さすがにディアラに替えて、とはいえない・・・)
スナイデルでもコースを切っていくことはできるのだから、そういうことだけさせて、打ち合いを挑まないと、今のままでは点を取られるが攻め手は少ないという状況は変わらない。
だが打ち合いにしても、最低限の守備ができなければ強いチームには負ける。
守備について、シュスターはしっかり考えた方がいい。

最後に監督の交代策について。
2点差がつけばバランスを崩してでも手を打とうとする姿勢はこの試合で見られたわけだが、
ピッチの悪さを考えればサビオラのように走ってくれる選手をニステルと替えてもよかったはず。
そもそも高さでは太刀打ちできないことは戦前からわかりきっていたので、二次元で勝負するならばサビオラは最適だっただろう。
それでも2トップはいじらないのだから、彼らに対する信頼というべきか、無策というべきか。
今のところ、試合中の采配に関しては不合格。

土曜日にはラシン戦が控える。
課題をどうクリアするのか、時間は短いが改善を期待したい。

20071129-03.jpg


posted by hiro |22:06 | CL | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年11月28日

ブレーメン戦招集リスト

CLグループステージ第5節ブレーメン戦の招集リストが発表に。
以下の通り。

GK:カシージャス、デュデク、コディナ
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メッツェルダー、マルセロ、トーレス
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、バティスタ、ロッベン
FW:イグアイン、サビオラ、ニステル、ロビーニョ、ラウール

前回書いた報道の通りの理由で、エインセ、ドレンテ、スナイデル、ソルダードが招集外となり、
サルガドとバルボアは戦術的理由で招集外になった。

そろそろタイトスケジュールの疲れがたまってくる頃だろうから、なにか手段を講じてもいいかもしれない・・・
ロビーニョをロッベン、ラウールをサビオラやイグアインとしてスタートすることがオーソドックスな策だと思うが、シーズン開幕当初のローテーション的起用から打って変わって、保守的なメンバー採用をしているシュスターを考えると、ムルシア戦と替えずにくる、というのが予想としては妥当だと思う。

それにしても中盤のやりくりが難しい。
ガゴを控えにおいておければ多少楽なのは確かだが、グティとスナイデルの併用が、怪我や出場停止などでここ最近試すことすらできず、ディアラ・ガゴを併用せざるを得ない状況になっている。
(リーガ次節はグティ出場停止なので併用はまたしても不可能)
ロビーニョとロッベンをスタートから併用することのリスクは負いたくはないけれども、
グティとスナイデル双方が出られるようになれば、開幕当初に何回か成功した彼らの併用程度のリスクを、負うべき時に来ているかもしれない。

ムルシア戦でも露呈したように、グティ1枚では相手の守備に狙われて詰まることが多い。
攻めがうまくいかないと、持ちこたえていた守備陣が精神面から崩れてしまう危険性は考えられる。
単純な戦力計算でいけば、ディアラ・ガゴと置くのが無難だが、閉塞感を一掃する策もありではないだろうか。
リーガ次節は、ホーム開催とはいえ、リーガ13節で9失点という守備を誇るラシンとの一戦。
ブレーメン戦の出来によっては、今後選手起用の大胆さも求めたいと思う。

posted by hiro |04:56 | CL | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年11月27日

グティの談話とブレーメン戦へ向けて。

ムルシア戦で、暴力行為による退場となったグティの話がアスに載っていた。
全文訳はしませんが、興味がある方は下記から飛んでみてください。

http://www.as.com/futbol/articulo/futbol-estoy-cansado-recibir-patadas/dasftbpri/20071126dasdaiftb_26/Tes

「退場になったことについては良く反省したよ。最低のことをしてしまった。
ファンやクラブ、スタッフ、チームメイトに謝りたい。

感情をコントロールしなければいけない場合があるのはわかっているし、いつもそうしているつもりさ。
自分は情熱を持った選手だから、試合に出ればチームの勝利のために、全てを捧げることを考えているのに、挑発に乗ってしまったんだ。やってはいけないことなのにね。

何度も蹴られてうんざりしたよ。
相手のそういうプレーがあったからって自分のしたことの言い訳にはならないし、自分のことを正当化するつもりもないけれど、
何度も蹴られたり、体を当てられているのに、審判がファールを取ってくれないとうんざりするんだ。
何度も強いタックルを受けていたし、退場の場面のタックルが最初じゃなかった。
それなのに、審判はカードを出そうとしなかったんだ。そういうことを見ると、何で流すのかわからなくなるね。

試合に集中して、チームが勝つことを考えていると、感情のコントロールが難しくなってしまうことはあるんだ。
僕のキャリアは長いし、時には感情をコントロールしなければいけないこともわかっているけどね。
でも、あの場面でやってしまったことに関して今僕にできることは、許しを乞うことと、これからも一生懸命プレーすることだけだよ。
あんなことをしたことを今はただただ悔いているよ。」

とのこと。
スペイン語はちゃんと勉強したわけではないので、少々誤訳があったり意訳したところがありますがご容赦ください。
前回、相手を蹴りにいったのかは、はっきりしないと書いたが、この話によって相手に足を出したことは認めたということになる。
こう話した以上は本当にこれきりにしてもらいたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

話は変わって、CLグループステージ第5節ベルダー・ブレーメン戦にむけての話題。
練習は再開したが、負傷中の選手がいて、招集リストにも影響する。

スナイデルとエインセはそれぞれ右膝副側靭帯、膝の打撲傷の回復途中で無理せず招集しない。
ドレンテとソルダードが風邪気味で招集外。
ムルシア戦との変更点はドレンテがバティスタに変わったこと。
それとコディナも招集してキーパーも3人帯同させる模様。

ということで、ムルシア戦とほとんど変わりはないメンバーでドイツへ向かうことに。
全力で(つまりはムルシア戦と変わらないメンバーで)いって勝ち抜けを狙い、第6節は楽に臨める試合としたい試合なので、重要な一戦。
アウェイではあるが、前節退場のためにヂエゴを欠くとあって攻撃の威力は半減するだろうから、
最悪でも守備はしっかりしたい。


追記:ブレーメンの”DIEGO”の日本語表記について、某所でいくつか指摘がありましたので、訂正させていただきました。
こちらにもコメントで指摘をくださった方もおりますが、高圧的文調であったことなどから判断し、削除させていただきました。
ご指摘には感謝いたしますが、もし次回書かれる場合には、筆者の私も含め、見ず知らずの読んでくださっている方の目に触れるということを理解のうえ、お書き込みください。
(11月27日午前)

posted by hiro |01:36 | CL | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年11月25日

リーガ第13節 ムルシアvレアルマドリード

第13節は、ムルシアのホーム、ラ・コンドミナ・スタジアムで対戦。
レアルマドリードのスターティングメンバーは、前回の予想通り、

GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ペペ、マルセロ
MF:ディアラ、ガゴ、ロビーニョ、グティ
FWニステル、ラウール

という陣容。
控えにデュデク、メッツェルダー、トーレス、ドレンテ、ロッベン、イグアイン、サビオラ。

ムルシアにはパブロ・ガルシアやメヒアといったマドリーから移籍した選手もいるが、怪我や出場停止で出場はなし。

序盤からお互いが良く走りまわっていた。
中盤でよくプレスが掛かると、グティが消えることが多く、苦戦しがちだが、序盤からマドリーはうまく押し込んで試合を進める。
グティやガゴがボールを長く持つのではなく、両サイドバックから攻撃をスタートして、サイドで細かくパスを回して攻め込んだからだろう。
ラモスとマルセロが高い位置をとって、ロビーニョ、グティが彼らと連動し、うまくサイドアタックを仕掛けていた。

8分に右サイドを走り込んだグティにガゴがパスを出し、グティがダイレクトで折り返したところをロビーニョがヘディングでゴール。
ポンポンとパスが繋がって、いい形で崩せた。

が、こうした良い展開も20分までで、それ以降は攻め手がなく、中盤でボールの奪い合いが続く。1点取っていたから良かったようなものの、ロビーニョのゴールがなければ、いつも苦戦するパターンと一緒。
サイドバックからの攻撃も鳴りをひそめ、ガゴやグティ周辺でボールを奪われがちになってきた。
ムルシアも良い形が作れず、単調な攻めが多かった。
38分頃、バイアーノが抜け出したがオフサイドの判定(これは誤審ではなかったか)。

前半は序盤のプレーを続けられず、ずるずる嫌な展開になって終了。
前線にボールが供給されず、チャンスも少なかった。

お互い選手交代なく後半開始。
48分にアベルのコーナーキックをデ・ルカスが素晴らしいヘディングで決めて同点。
初め、ペナルティエリアのちょっと外に位置していたデ・ルカスがするするっと入り込み、フリーで合わせた形。
ボールも良かったが、マドリーの守備陣は誰一人彼をケアしていなかった。
カンナバーロが負傷で一旦ピッチを離れていたようなので、その影響かもしれないが、あまりにもお粗末なセットプレーの守備だった。

同点以降、勢いに乗ったムルシアがホームの利も得て攻めに転じた。
マドリーはグティやガゴが不用意なパスミスを繰り返し、さらに流れを失う。
何度もいいクロスを上げられ、反対サイドでフリーの選手を作られるという形を作られるが、シュート精度を欠いたムルシアに助けられた。
そもそも人数が足りない場面もあり、攻撃はもちろん守備の陣形も構築できずにいた。

しばらくすると少し押し返すも、いい形は作れない。
こういう時に、前回書いたような攻撃的交代をする手もあっただろうが、シュスターはなかなか動かない。
ロビーニョとラウールに替えて、ロッベンとイグアインを投入したのは75分。
ムルシアの攻撃の良さ(というよりもマドリーの守備のまずさか)に不安を感じたのかもしれないが、良くない展開を変えるためにも、こうした同じタイプの入れ替えでもいいので、もう少し早めに手を打つべきだっただろう。

この後相手ゴールに近い位置でフリーキックを立て続けにもらい、少しずつ折り返してきたかに思われたが、82分にファールを受けたあとのグティの行為が相手選手を蹴る報復行為とみなされ退場。
実際に報復行為だったか、リプレイで見ても判断が難しい動きだったが、個人的な印象では、相手選手が近寄るのを嫌がっての行動。
退場は妥当だっただろう(グティは以前からそういう行為が多い選手でもあるから、余計にそういう印象を受けた)。
交代枠を2つ使って流れが変わるか、という場面、それにファールを受けた場所もチャンスになるいい位置だったのに、反撃ムードは一気にしぼむ。
それに、出場停止明けの試合にもかかわらず、また退場とはあまりに幼稚だ。

一人少なくなった中盤にはイグアインが少し下がって対応。
時間も少なく、一人足りない状況ではチャンスを作れず、このままエンパテ。
シュスターもグティ退場の時点で引き分けで良しとしただろう。

前半開始直後の流れが続けば楽な展開になったかもしれないのに、サイドからの攻撃を放棄したために流れを失ってしまった。
ああいった攻撃ができればグティも仕事はできる。
逆に彼やガゴに長く持たせて中央でどうにかすることは厳しい。
スナイデルであれば少し違っただろうが、キープ力がある選手でないので、狙われてプレッシャーを受け続ければミスを誘発することはもうどの相手にもばれていることだろう。

サンチャゴ・ベルナベウならば、勝つための試合運びを狙っただろうが、同点になって意気上がる相手チームとサポーターのなかでは難しい試合だったかも知れない。

守備陣はもっとコミュニケーションをとって、練習を重ねないといけないだろう。
フリーの選手を作られすぎる。
ペペを組み込んだ布陣はまだそれほど実戦経験を得られていないので、情状酌量の余地はあるが、今後もこれでは困る。

ミッドウィークにCLグループステージ第5節ブレーメン戦があり、次の週末はラシン戦。
ブレーメン戦で勝ち抜けを決めて、ベルナベウでのラシン戦に気分良く臨んでいければいいと思う。
ラシン戦では今日とは違う試合を見たい。

posted by hiro |15:57 | リーガ | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年11月24日

ムルシア戦招集リスト

掲載が遅くなったけれども、ムルシア戦の招集リストが発表に。
以下の通り。

GK:カシージャス、デュデク
DF:ペペ、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、メッツェルダー、トーレス
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、ドレンテ、ロッベン
FW:イグアイン、サビオラ、ロビーニョ、ニステル、ラウール

ロビーニョとラウールが中盤扱いだったりFW扱いだったりするので、今回は中盤の人数が少ないと思われるかもしれないけど、いつもとそんなに変わりはない。
かねてからの報道の通り、ロッベンが復帰してバルボアがその分アウト。
エインセとスナイデルは怪我、バルボアを含む、コディナ、サルガド、バティスタ、ソルダードの5人が戦術的理由で招集外。

ロッベンの調子がどうなのか詳しくは不明だが、オリンピアコス戦でのペペの扱い方に倣えばとりあえずはベンチだろう。
スナイデルがいないので、出場停止明けのグティが復帰すると思う。
それと、エインセがいない場合のセンターバックのプライオリティはたぶんペペ。

ということで、予想としては、
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ペペ、マルセロ
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、ロビーニョ
FW:ニステル、ラウール
ではないだろうか。

ロッベンが交代枠にいるのは頼もしい。前に書いたとおり、手詰まりになってきたら思い切った交代の仕方もできる。
フエラとはいえ、順位的には勝ち点3を狙いたい試合なので、攻撃陣の出来に期待。

posted by hiro |15:21 | リーガ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年11月19日

アルティドールを知っていますか?(そのほかにもニュース)

週末に各国代表戦が行われて、スペインがユーロ本大会出場を決定した。
エインセが打撲傷を負った以外は今のところ怪我の情報はなく、一安心。
病み上がりのペペが一番の心配だったけれど、何もニュースがなかったことが一番のニュース。

さて、前回書いたとおり、次節アウェーのムルシア戦に、ロッベンが帯同する模様。
ということは、単純に考えればバルボアが招集外になる可能性が高い。
実績的には非常に差があると言っていいこの二人だけれど、アス紙によれば、ロッベンは今季のマドリーの全試合時間のうち20%しか出場しておらず、
マドリーでの今までの貢献度はハッキリ言って五分五分か、バルボアの方が上といった印象。
どちらもロビーニョを脅かす存在では今のところない。
これから怪我なくポジション争いをしてシュスターを困らせてほしい。

それと、最近話題になっているのは、先日アメリカ代表デビューを果たした、ジョスマー(ジョジー)・アルティドール(Josmer<Jozy> Altidore)という選手。
基本的データとしては、1989年11月6日生まれの18歳。186センチ、86キロ。ポジションはフォワードで、現在はレッドブル・ニューヨーク所属、
カナダで開催された20歳以下のW杯でマドリースカウト陣が注目したというくらい。
いくつか動画を見てみたけれど、体格通り力強いプレーが魅力なようで、ポジショニングも良さそう。
ワタシが知っている情報はそれほど多くないので、これを読んでくださった方でご存知の方は教えていただければ幸いです。

マドリーが獲得するとなると、冬のマーケットではなく、来夏のことになるようだが、冬にソルダードが移籍する場合は冬の獲得もあり得るらしい。
こういう報道を見る限り、獲得時期に関わらず、獲得すれば即トップチームに登録することを考えているようだ。
サッカー界では非常に若い選手とは言えない18歳ではあるけれど、いきなりのトップ登録の構想に不安はある。
が、遠からぬ将来ソルダードが出場時間を求めて移籍することは確実な状況なのは確かだ。というのは、彼には代表を狙うためにも「今」出場時間が必要だから。
そんなソルダードをマドリーに縛るのはかわいそう。
それに比べてアルティドールなら、ニステルのサブとして適宜出場時間を与え、ニステルが引退する頃に相応の能力に達することを目指す起用方法もあり得る、という考えらしい。

それにしても、バティスタですら極めて限られた出場時間しか与えられていない状況では、そういう起用をできるのかは疑問で、トップ登録するなら、シュスターの起用に柔軟性が求められるだろう。
開幕当初のシュスターなら、「そんな起用法は期待できない!」で一蹴していたところだけれど、マルセロを継続出場させている今ならあり得る、とは言えるかも知れない。
フォワードはいても、センターフォワードが少ない現状では控えとして重宝するだろうな、という考えもある。
いずれにせよ、貴重なEU外枠の最後の一つを使うに足る選手なのか、スカウトにしっかり見定めてほしい。

posted by hiro |23:30 | ニュース | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年11月17日

リーガ第13節レアルマドリードvムルシア戦にむけて。―中盤の布陣はどうなる?―

マルカに、「カシージャスの移籍はない。」という内容の記事がいくつか掲載されていた。

前回の日記で書いた、トッテナムの今後の報道にさっそくメディアの反応があったということだろう。
まぁ大半の人の予想通りだと思うけれども、前回書いたようにトッテナムとラモスの誘いに乗ることはないだろうし、
現場やファンの反応がそういうものなら、カルデロンがカシージャスを売れるはずもない。

さて、そういう記事にまじって、現地時間24日土曜日のリーガ第13節、ムルシア戦に向けての練習の記事が。
代表に15人も選手を取られているので、10人しかトップチームがいない状態という練習だが、重要なのはロッベンの状態が良くなってきているということ。
(ちなみに前節前半で交代したカンナバーロの怪我はたいしたことはなかったようで安心。)
ムルシア戦の招集リストに入るかは微妙だけれども、今後数試合のうちに少なくともベンチに戻ってくることは間違いないと思われる。

ということで、主に中盤で使える選手はディアラ、ガゴ、グティ、スナイデル、ロビーニョ、ロッベン、バルボア(イグアインも中盤で使われることもあるので含まれるか・・・)。
ロッベンがポジション的にロビーニョと被ることは明らかなので、使い方に迷うところ。
シュスターがこれからも4-4-2を基本路線としていくと仮定すると、中盤のイスは4つ。
これから誰を使っていくだろう?

現在のリーガでのチーム成績は、12試合終わって9勝2敗1分けの29得点12失点で、CLでは4試合終わって2勝2分けの8得点5失点。
成績だけみればスタートダッシュに成功したと言っていい。
しかし、前節のマジョルカ戦でも露呈したように、守備の不安定さは明白で、中盤での守備をおろそかにすると、ガタガタと崩れてしまう危険性は十分にある。
そうすると、これまで良く使ってきた、ディアラ・ガゴのドブレピボーテに、ロビーニョ・スナイデルの攻撃的中盤がバランス的にもいいのか・・・

問題はこの布陣で手詰まりになってきたとき(先日のCLオリンピアコス戦のような)で、そうなったときにどういう判断をするか。
無理をしないのであれば、単純にロビーニョとロッベンとか、スナイデルとグティという交代が一般的だと思うが、ポゼッション重視の攻撃サッカーを貫くならば、ガゴに替えてロッベンという選択肢はあり得ることだと思う。
このように、スタートにこれまで通りのメンバーで臨んで、閉塞感が出てくればロッベンやロビーニョを出して推進力を高めることが無難だろう。

では、今後グティとスナイデルの併用はあるのか?
リーガ開幕当初、この二人を同時起用していたが、メリットはこんな感じか。

1:パスの出どころを増やして相手のプレスの効果を減少させる。
2:1の結果により、ポゼッションを高め、相手を押し込む。
3:独力突破型ではないニステルやラウールには能力の高いパサーが必要。
(1はプレッシャー下でのプレーにむらが多いグティを助ける効果もおおいにあったと思う。単独でのグティは機能しないととことん機能しない。)

が、現在のところ、飛び道具として機能するのはロビーニョだけで、彼(復帰してくればロッベン、そしてバルボア)も含めると、中盤で守りを担当するのがディアラだけというアンバランスな状況になってしまう。
今の最終ラインの出来を考えるとちょっとできない選択ではないだろうか。

もし、グティとスナイデルの併用があるとすれば、ロビーニョとロッベンをベンチに座らせて我慢させておける場合だろう。
遅刻事件の対応でロビーニョを擁護したシュスターなら、うまくやるかもしれない。
しかしながら、ほとんど試合に出られていないロッベンも一緒におとなしくさせておけるのか、管理能力が問われることになりそうだ。

というわけで、現状では前節のようなディアラ・ガゴにロビーニョ・スナイデルという組み合わせの維持が妥当だと思うが、そこからロッベンやバルボアを投入しての攻撃的変化は使ってみていいチャレンジだと思う。
一方で、グティとスナイデルの併用は、常に使うよりも変化として使用した方がよさそう。

不安の残るマルセロを使い続けるなど、開幕当初のローテーション制とは距離を置きつつあるシュスターが今後どういう布陣で臨むか、また選手のケアをできるかが次のムルシア戦以降に示されていくだろう。

posted by hiro |03:14 | リーガ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2007年11月15日

トッテナムのスペイン化はあるか。―レアルマドリードのカシージャス関連記事―

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20071115-00000021-spnavi-socc

上の記事によれば、トッテナムの監督に就任したファンデ・ラモスがスペインからの補強を狙っているらしい。
名前が挙げられているのは、カシージャス、カヌーテ、ダニ・アウベス、シャビ、ビジャなど。
マドリーのカシージャスには4000万ユーロの移籍金と700万ユーロの年俸を用意しているとのこと。

これは極めて怪しい情報だと思う。
第一に、同じスペイン人とはいえ、ファンデ・ラモスとカシージャスに個人的な強いつながりがあるわけではなく、「教え子の選手が監督を慕っての移籍」といった図式ではなく、通常の移籍交渉になること。
この手の話題で選手の話を信用することは危険だとは思うが、
マドリー生え抜きであるカシージャスに移籍の意思があるとは考えづらく、これまで自発的に出ていきたいと示唆した発言はない。
また、カシージャスを移籍させることはレアルマドリードにとって不利益なことの方が多い。

この額では同等の力量、年齢のキーパーを買えないだろうということが大きい。
現在失点が際立って多いわけではないが、やはり彼のスーパーセーブに救われている面も多く、また、これからまだ何年にもわたってゴールを守ってくれるであろう若さも重要。
さらに、生え抜きキーパーの放出となれば、昨シーズンの優勝である程度の支持を得たと思われるカルデロン政権への風当たりが再び強まることは必至。
(”サン・イケル”とまで呼ばれる彼の放出の影響が「風当たり」程度で済むとは思わないというのが個人的印象。)
これらのことから、彼の移籍はないだろう、というのがワタシの推測。

それ以前にトッテナムには、ミスが時折出るとはいえ、実力が確かなロビンソンがいるので、獲得するとなれば第二GKが妥当だと思う。(彼は79年生まれと、年齢的にもGKとしてまだ一線を張れる)
トッテナムにとっても、わざわざロビンソンを放出、または控えに降格させてまで進める話ではないだろう。

では、教え子にあたるダニエウ・アウベス、カヌーテはどうか。
両者ともに移籍の話は絶えず、特にアウベスはCLに毎シーズン出られるようなクラブへの移籍を願っているとされ、今オフではチェルシーへの移籍話が成立寸前まで進んだ。

記事にもあるように、セビージャ会長であるデル・ニドは、移籍交渉に関して一筋縄ではいかない人物。マドリーもセルヒオ・ラモスらの交渉では、結局彼の言い値に近い額でようやく獲得した過去がある。
が、逆にいえば、選手の売り時を見誤らないだろう人物であるということもできる。
良い額で売れば、安価で使える選手とまた契約できるという自信があるからだ。それは言うまでもなく選手獲得の名手と言っていいモンチがいるから。
よって、トッテナムが相応の額を積めば、彼らの移籍がクラブ間で成功する可能性はある。

ここで問題となってくるのが、ファンデ・ラモスのセビージャ退団の経緯だろう。
シーズンが始まったばかりの時期にトッテナムからのオファーに同意し、セビージャを出て行ってしまった監督の誘いに選手が乗るかどうか。
また上にも書いたように、アウベスはより上位のクラブへ移ることが移籍希望の真意なので、その点でもトッテナムは魅力に欠ける。

他に記事に挙げられた、シャビ、ビジャも、現状のファンデ・ラモスとトッテナムに魅力を感じるとは思いづらいし、相当の額を積まなければクラブ間交渉も成立しないだろう。

こうした選手をどんどん引き抜けるかというと、これまで書いてきたように不可能に近いというのが、率直な印象。
ただ、ファンデ・ラモスをセビージャ時代の数倍の年俸で誘ったわけだから、トッテナムがチームに大胆な変革を望んでいることは事実だろう。
そして、スペイン人の監督がコミュニケーションをとりやすいスペイン語を話せる選手を望むことは非常にありうること。
それを考えると、獲得するにしても、もう少し単価の安い選手を何人か(現在進行形で冬の獲得もあり得る)、というのが妥当だと思う。
トッテナムは13試合終わって勝ち点11(2勝6敗5分・23得点、24失点)と、調子が良くないので、冬に何人か獲得して立て直しを図りたいところだろう。そこでどういう動きを見せるかが見どころだと思う。

posted by hiro |23:34 | 移籍関連 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年11月12日

リーガ・エスパニョーラ第12節 レアルマドリードvマジョルカ

リーガエスパニョーラ第12節、レアルマドリードvマジョルカ。

CBでカンナバーロの相方になるのはメッツェルダーがペペか、と思ったが、蓋を開けてみればエインセ。
実際、伏線としてCLでのオリンピアコス戦でメッツェルダーではなくエインセを選択していたのだから、
現段階においてペペが使えない場合はメッツェルダーよりもエインセという発想だったのだろう。

そして、このことでわかるのは、シュスターが頑なにマルセロを使おうとしているということ。
どう考えてもメッツェルダーをCBに、エインセを左に置いた方が安定感では勝ると思うのだが、敢えてそれを選択しないということはどういうことだろうか。
可能性として考えられるのは、マルセロを本気で育てようとしていること。
他には同じくブラジル人のロビーニョとのセットでプレーさせた方がいいと考えていることも考えられる。
どちらも考慮してのことかもしれないが、ここのところ左サイドバックをマルセロで固定していることは注目だと思う。

さて、試合。
11分の先制点は、二つ目の可能性で触れたような、マルセロとロビーニョの組み合わせが生きた場面。
マルセロにヒールで流したロビーニョが最終的にゴール前まで走りこんで決めた積極性、動きの質は素晴らしいゴールだった。

と思ったら、また得点が動いた後の集中力欠如病が発生。イバガサからバレーラへのロングボールがつながり、カシージャスが飛び出したものの及ばず同点。
最終的にはマルセロがクリアを失敗した形になったが、その前の、イバガサがボールを持った段階でボールに対するチェックが甘く、良いボールを上げさせる余裕を持たせてしまったこと。
また、ディフェンスのラインが割と高めで、かつ右サイドに意識が行き過ぎているために、パスが通った段階で簡単な状況をつくらせてしまった。

16分頃、スナイデルからラウール、相手ディフェンダーに当たってロビーニョに渡ったところをダイレクトでシュートし、ネットを揺らした。
オフサイドを見逃してもらったゴール。
ただ、こうして、スナイデルがゴールに近いところでボールを持って前を向いてプレーしている点は良かった。ここがグティとの決定的な違いだと思う。

18分頃、コーナーキックからヌネスがフリーでシュートするもバーへ。マーカーはたぶんガゴだと思うがスリップして「ど」フリーで侵入された。
スリップは仕方ないが、点が入った直後にこういうことが立て続けに起こるのはなんでだろう・・・

この試合での攻防は、セビージャ戦ほどに厳しくはなかった。というよりも、お互いが相手のプレスをかわす余裕をもっていたために、割とアタッキングサードへの侵入が容易だった。
効果的なプレスができないのは、マドリーに関して言えば、相手司令塔イバガサを開けがちだったためと、ラインとの連係具合だと思う。
イバガサは予想より狭いスペースでいい仕事をしていたが、それを修正して行けなかった印象。
さらに、人数をかけて中盤がプレスしているのに、ラインが同調しないとバイタルエリアが開く。

2回目の同点シーンはそういう状況だった。確かにあの位置からシュートを打った思い切り、いいシュートだったことは褒めざるを得ないだろう。
が、狭い範囲に4人選手がいながら、位置取りがあいまいで、バレーラがボールを受けに行ったところへ簡単に通させ、マルセロが遅れたことがそもそもの原因だろう。
人数がいるのに機能しないポジション、広々と与えるスペースでは、ある意味失点は必然。

2-2で後半へ。アタッキングサードへ侵入はできているので、セビージャ戦よりは多分いいイメージで入れたと思う。
またロビーニョのドリブルをマジョルカが止められないので、この試合は彼に任せればチャンスが作れそうと思った。

後半からカンナバーロに変わりペペ。フィジカルに問題があったようだ・・・
トーレス、ペペ、エインセ、マルセロという、初の組み合わせでチャレンジ。

57分にするするっとエリア付近に侵入され、カットしたボールがグイサへ渡りゴール。
62分に左サイドでボールを持ったロビーニョがドリブル、一人かわしての折り返しをラウールが流し込んで同点。
このほかにもお互いチャンスはあったが、どれもエリア付近へ侵入が簡単なためにリズム良く攻められたことが要因だと思う。

72分、ラウールにボールが入り、その後ろからニステルが走り込み、相手ラインにギャップを作った。ニステルはいいトラップから相手を背負いながらゴール右にシュート。ルクスが触ったもののゴール。
確かCLブレーメン戦でも同じような形があった。練習通りなのかもしれない。

終盤はマジョルカがパワープレー気味に押し込んできて、マドリーはカウンターで応戦。お互い攻め合うも、最後はなんとか守り合って、このまま4-3で終了した。

この試合、攻撃面ではもちろんロビーニョの貢献が大きい。オフサイド見逃しとはいえ2点、1アシストは立派。スペースを与えてリズムに乗って仕掛ければ抜けた。これからも狭い所でごにょごにょしないほうがいい。
守備面は3失点と崩壊した印象。誰か一人の責任ではなく、トーレスやペペといった久々だった選手を責めることはできない。むしろチームとしてどうするの?といった感じ。
この試合では、カペッロから教えてもらったことを忘れてしまったかのようだった。
守備面に関して、彼のレッスンは得難いものだったのだから、忘れずにやってほしいと思う。

次の週末は代表戦でリーガは中断です。
それぞれの代表での活躍を祈ります。

posted by hiroreal |22:02 | リーガ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年11月12日

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posted by hiro |00:00 | ルール | トラックバック(0)
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