2008年02月11日
リーガ・エスパニョーラ第23節 レアルマドリードvバジャドリード
前節久しぶりに敗戦したマドリー。負傷者が増えて、メンバーの選択肢が少ない。試合前から怪我と戦っている。 今節は、ディフェンスの控えがいない、ニステル欠場、ガゴ、グティが負傷明けという非常事態。 GK:カシージャス DF:サルガド、セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、マルセロ MF:バティスタ、ガゴ、グティ FW:ロッベン、ラウール、ロビーニョ ロッベンが先発したというのが変更点。 イグアインも招集されているが、代表招集の疲れを考慮してか、先発はせず。 バジャドリードは12得点のジョレンテが核。シシらがジョレンテに良くボールを供給できるようになると怖い。 ■マドリー先制も序盤はバジャドリーのペース 開始直後はバジャドリードが積極的にプレーする。アウェイだからと言って委縮しないという意志が表れたような動き。相手の攻撃をしっかり受け止められるほど慣れた布陣ではないマドリーとしては、このペースで何度も最終ラインと相手攻撃陣が対面するようだと危ない。 どこかで流れを変えたいと思っていたら、先制点が入る。 8分、グティのディフェンスライン裏を狙ったロッベンへのパスが通り、キープする間に上がってきたバティスタにパスが渡る。バティスタがキーパーとの一対一を制し、ゴール。 グティのパスも良かったが、しっかり追いついてきたバティスタの走りが生んだゴール。 バジャドリーは4人戻ったが、ロッベンとラウールに3人ついて、後から戻ってきた選手もバティスタのチェックに間に合わなかった。 先制された後もバジャドリーがいいペース。シシ、カプデビラからジョレンテというラインを活かそうとしている印象。マドリーは両サイドが守備に参加するが、ロッベンとロビーニョでは限界がある。人数はいてもうまくすり抜けられるのは、この構成では仕方がないところとあきらめるべきか。 バティスタも下がってくるなど、守備には不向きな布陣をカバーすべく奔走。 14分、ロビーニョに腹部の以上があるらしく、ドレンテと交代。またもや負傷者・・・ ポジションとしてはそのまま当てはめた形。ロビーニョと同じく、ロッベンとのポジションチェンジしながら攻撃する。 ■ゴールショー 主役はグティ バジャドリーはペースを握るも決め手を欠いている。マドリーはジョレンテだけは離さない印象で、バジャドリーの最大の選択肢を消して守る。 バジャドリーが優位な時間帯を切り抜け、マドリーのゴールショーが始まる。 30分、ラウールが受けたパスをワンタッチでグティへ落とし、グティもワンタッチでディフェンスラインの裏へパス。ワンツーが決まって、ラウールがキーパーをかわし、ゴール。 ワンタッチでのワンツーが美しく完成したゴールだった。 32分、またもグティのディフェンスラインの裏へのパスがロッベンへ。持ち込んだロッベンがそのままゴール。今日のグティは狙ったパスが素晴らしい精度でゴールへ結びついている。毎試合こうだったらいいのに、と思わせるプレーの連続。 38分、バティスタが倒されてPK。(明らかに足を揃えてPKをもらいに行ったプレーだったが) ラウールが2点目のゴールを決める。 30分、32分のゴールは、オフ・ザ・ボールの動きにバジャドリーが全くついてきていないところをついたもの。 30分のラウールとグティのプレーに関しては仕方ない面もあるが、狭い局面で2対2なのに、グティにボールが落ちた瞬間に、2人ともグティばかり気にしてしまっているようだ。そのため、ラウールが抜け出す動きをする方が一瞬早い。 32分も、ロッベンはじっくりタイミングを計りながら裏へ走り出せている。右サイドバックが見つけたときにはすでにかなり距離があった。怪我がちとはいえ、スピードのあるロッベンに対しあれだけあけてしまうのは無謀だろう。 43分、バジャドリーがまた同じミスを犯す。 ラウールにボールが入り、ドレンテに渡った時点で、センターバックが釣りだされ、中盤の選手もスペースを捨ててボールに寄せてしまっている。 ドレンテに入ったタイミングで、既にグティが、出て行ったセンターバックのスペースへ向けて走ろうとタイミングを計っているが、それを近くで見ているべき中盤の選手もいない。 ドレンテのパスも良かったが、ボールに寄って行ってしまい、2列目から上がってくる選手を誰もケアしないバジャドリーのミスを何度もついている結果。 前半ですでに5-0と試合は事実上終了した。 ボール支配率はバジャドリーの53%だが、シュート数はマドリー9本(枠内7本)、バジャドリー6本(枠内3本)と、シュートチャンスをことごとくマドリーがものにしている。 ■省エネ運転 後半開始時点でマドリーの交代はなし。 前半で5-0になってしまった以上、後半は省エネ。気の抜けたようなプレーも多く、評価はあまりできないだろう。 何しろ軽い負傷のためとはいえ、セルヒオ・ラモスに替えてディアラをセンターバックで起用したほどだ。 ディアラが入って、慣れない布陣(今後ももうない形だろう)に拍車がかかり、ボール回しもバタバタ。少し息を吹き返したバジャドリーがミスをついて一矢報いようとする。 が、逆に61分、ロッベンの折り返しをグティが決めて6点目。ジャストミートしなかったように見えたシュートだったが、いいコースに飛んだ。 73分、ガゴに替えてソルダード。バティスタが中盤に下がり、ソルダードが前線でプレー。短い時間だが久々の出場となったソルダード。点差がついてしまい、攻める雰囲気でなくなってしまったので、時間の割にプレー機会は少なかった。 79分、グティのヘディングのパスを受けたドレンテが倒れながらもシュートし、7-0。 ドレンテがマークを完全に振り切っていた。ドレンテの公式戦初ゴール。 ■来週いよいよCL 苦しい台所事情を忘れさせるような大勝で、バルセロナとの差を8とした。 フル出場を果たしたロッベンが要所で彼らしいプレーを見せ、ロビーニョが交代してしまった攻撃陣の推進力となった。 グティのパスも光った。良い時のグティのパスは鋭い。バジャドリーの守備のまずさを見抜いて以降はどんどん狙っていけた印象。 また、こういう試合で無失点だったのも大きい。 CLにも向けて、今後の弾みとなる試合になった。 セルヒオ・ラモスは軽傷で問題ない模様。ロビーニョもそれほど重い怪我ではないようだが、油断は禁物。今後も怪我との付き合いが重要な要素になるだろう。 来週はいよいよCL。リーガ第24節ベティス戦の後、まずはアウェイでのローマ戦。 負傷者リスト入りしている選手が早めに戻ってこられることを祈りたい。
posted by hiro |14:33 |
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