2009年05月27日
6月14日に予定されている会長選挙。
立候補を表明していたのが、ペレス、マルティネス・ブラーボ、フアン・オニエバ、エドゥアルド・ガルシアの4人だったが、ブラーボ、オニエバは既にその意思を撤回しており、ガルシアも立候補できないことになりそうだ。
というのは、スペインのスポーツ法により求められている、株式会社化されていないクラブの会長選に出るための保証金(予算の15%、今回の場合5750万ユーロ)を期日である5月31日までに用意できない可能性が高くなってきたから。
ガルシアは、この保証金の用意は、当選後でよいのではないかと主張し、条件の撤廃を求めて裁判所に訴えを起こすと伝えられていたが、それを断念し、選挙戦への出馬も取りやめざるを得なくなるだろうと報道されるに至っている。
多くのソシオもガルシアが訴えを起こすことに反対していたと伝えられている(選挙の遅れが予想され、今後候補が林立する事態を招く危険があるため)。
保証金が選挙前に必要な理由は、
1.候補の林立を防ぐ
2.当選後に「やっぱり用意できません」となるようなトラブルを防ぐ
といったところだろう。
ある一定の額を用意できないということは、それだけ支持基盤が弱いということを意味するので、1は”足切り”の意味合いがある。
銀行から借り入れるにしても、銀行を納得させられるだけのプロジェクトを提示しておく必要があり、いい加減なプロジェクトでは資金を貸してもらうことはできないから、ここでも”足切り”の作用がある。
大金を用意できる一部の人々しか立候補できない、という問題はあるが、マドリーの規則ではなくスペインという国の法律なので、15%という値が適正かどうか、といった議論はもっと大きな問題にならないと出てこないだろう。
クラブの問題としてうまく解決できる方法があればと思うが、スペインの法律や規則について詳しいわけではないので、ここでは触れない。
2のように、当選後に立候補資格があったかどうか問われるような事態は避けなければならないので、この点に関しては当然「選挙前」としておくべきだろう。
ガルシアについて言えば、この土壇場で保証金のことについてあれこれと言い出す手際の悪さ(もっと早い段階で解決法を探っておき、その手段を講じておくべきだった)、報道通りならば今もって銀行から色よい返事がもらえていないという状況があり、1にも2にも引っかかる危険が高い。
要するにそもそも立候補の資格があったか、というところに疑問符が付いてしまうということだ。
■ペレス1人なら・・・
せっかくの選挙なので、いろいろな意見の持ち主が議論し合って、そのうえで会長が決まるのが一番良く、誰であれ無投票・議論なしで当選してしまうのは、もったいない気がする。そうした流れのほうが新会長の信任もされやすく、今後の運営にも良い効果があったはず。
けれど、この期に及んでバタバタと資金について準備しているような人物、今後クラブが受けるかもしれない不利益を考えれば思いとどまるような訴えを起こそうとするような人物をファンは求めていないはずだ。
5月31日までに、もしペレスしか立候補の届け出がない場合、無投票でペレスの当選が決まり、6月1日に新会長に就任することになる。
ジダンもペレスのフロント入りを認めており、バルダーノも事実上フロントとして働き出した感もある。
まだ、時間はあるが、彼らが再びマドリーのために働いてくれることになるのだろうか。
posted by hiro |00:35 |
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2009年05月14日
フロレンティーノ・ペレスが表舞台へ帰ってきた。
マドリードのホテル・リッツで記者会見を開き、10分以上の長いスピーチで立候補を表明した。
マドリーの会長職を辞してから3年間は、沈黙を続けることがマドリーにとっての最大の貢献であると信じていた、だが、クラブの問題を解決するために立候補を決意したと説明。そのためのアイデアと人材を持っていると語った。
とはいうものの、プロジェクトに含まれる具体的な名前は明かさなかった。
アスによると、「C.ロナウドは世界最高の選手の一人」「ラウールは議論の余地なくマドリディスモのシンボルだ」と話したようだが、監督についても、選手についても、「公約」として人物の名前を挙げることはなかった。
バルダーノとジダンの名前は「マドリーにとって重要な人物」として挙げたようで、この2人は、この最近の報道を見る限りは、何らかの役職でペレス陣営に入るものと思われる。
面白いのは、ペレスが会長時代の過ちを認める発言をしたことだ。
確かに、立候補するなら触れなければならないことだから、今後のためにこの形で説明した方が良いという判断なだけかもしれないが、「過去の失敗は繰り返さない」という表明でもあり、以前のような方針から転換するプロジェクトを持ってくる可能性は十分にある。
実際「ジダネスとパボネス」から「パボネスとジダネス」、カンテラーノを中心として活かすプロジェクトがあるとも伝えられている(もういないパボンの名前を使うのも違和感があるけれど・・・)。
プロジェクトが明らかになった時に、改めてどんな方針を取るのか、確認したい。
選挙までちょうどあと1か月。
圧倒的な注目度を維持するペレスに対抗できる候補が現れるだろうか。
posted by hiro |23:11 |
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2009年05月07日
会長選挙への立候補意思を表明しているエドゥアルド・ガルシアが、監督と選手の獲得構想を明かしたようだ。
監督は現クロアチア代表監督のビリッチ、獲得する選手はドログバ(チェルシー)、ケイリソン(パルメイラス)、マルカーノ(ラシン)という構想のようで、ビリッチやドログバとは契約の意思確認がとれているという。
ビリッチについては「選手としても監督としてもカリスマ性があり、最大の長所はロッカールームのコントロール術だ。良いグループを作り、プレッシャーをかけ攻撃するスタイルだ。」と語っている。
が、ガルシアが語るようなこうした長所を持った有能な監督は、そう遠くまで行かずとも(スペイン国内でも)見つけられるように思う。攻撃的なスタイルを求めるなら、せっかくそういうフットボールを身上とする国のクラブなのだから、スペインの監督を求めたい。
今ガルシアの語る理由では「なぜビリッチなのか?」という疑問の答えにはなっていない。
獲得候補の選手についても、疑問符は付く。
まず、ドログバ。
良い選手だし、まだ数年はトップレベルでプレーできるだろうが、既にベテランの域に入った選手だ。ベテランのフォワードならファン・ニステルローイがいて、タイプは違うがラウールもいる。ここへさらにベテラン選手を加えることにどれほどのメリットがあるのか。
どうせ大金を費やして獲得するスター選手ならイブラヒモビッチの方が若く、また、カンテラーノのネグレドに託す選択肢にも夢がある。
”今”ドログバであることに強い意味はあるのだろうか。
ケイリソンはスター候補、マルカーノも地味だがこれからに期待できる選手という人選で、高い移籍金を払うだけじゃないぞ、というところを示しているように感じられる。
それならば、スカウトや交渉の要、SDの人選をまず明らかにしてほしかった。しっかりしたSDならば、今後の選手発掘にも期待ができそうだが、ここが決まらないと、こうした若手との契約に賭けていいものやら、判断がつかない。
といったように、現状のままではいろいろと説明しなければならないことが多く、ガルシアは守勢に回ってしまうのではないかと思う。
(ペレスについては報道による構想を当てにすれば、だが)ペレスのように強烈でもなく、マルティネス・ブラーボのようにその対抗馬として当たるつもりもないような、インパクトに欠けるプロジェクトだ。これをもって選挙戦で争うなら、相当説得力ある回答を用意しないと厳しいのではないか、と思う。
posted by hiro |23:09 |
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2009年04月17日
次期会長を決める選挙は6月14日に決定される見込みとなった。
今回の決定はボルーダ会長と幹部の決定で、選挙委員会に通達されて公式決定となる、という流れらしい。
1か月くらい前から選挙活動が行われるだろうから、ゴールデンウィークが終わったあたりにはだいたい出馬する人たちが出そろうのではなかろうか。
今のところはマルティネス・ブラーボ、エドゥアルド・ガルシア(情報処理コンサルタント会社の役員らしい)しか公式に立候補表明をしていない。ペレス、ビジャール・ミル、ビジャロンガ、フアン・パラシオスら、立候補するのでは?と言われている面々が出るか出ないかを決断するための時間はあと1か月と少し。
どんな候補がどんなプロジェクトを表明して議論がなされるだろう。
良い候補が立ってくれればありがたい。
今日は短いニュースだけで失礼します。
posted by hiro |00:48 |
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2009年03月28日
今再び話題の人となったカルデロンの、アスによる短いインタビュー。
・あなたがマドリーの会長選に立候補する意向であるということは大変な驚きです。
あぁ、そうだね、決心して会長選挙を戦うための細かなことを終わらせたい。私は後戻りしないと決めたし、放置されている私の名誉をとても透明なものにしたい。
・明らかにフロレンティーノ・ペレス氏のについて述べていらっしゃいますね。報復のために動くのが良い事ではないと思いませんか。
ひどい2年半を過ごしてきた。クラブ名義のカードで支払いをしたという許容しがたい嘘で非難されてきて、誰も前言を取り消さない。私の名誉に法服を着せ(よく意味がとれなかった。裁判になるようなことを言ったということだろう)、私の子供たちを関係のないことに巻き込んだ。すべて審判にかけられ真実が明らかになるだろう。
・しかし、ひどい悪評を受けたことが事実なら、何の書類が選挙戦で出てくるのでしょう。
私が会長だった時期には、私を支援する18000人のソシオがいたことを過小評価してはいけない。ペーニャの責任者であり、私の政権下で素晴らしい仕事をしてくれ、今はボルーダ会長の独断で解雇されたホセ・ベルナベウは、そのすべてのソシオが私を支えてくれると話しているよ。
・ずいぶんと楽観的ですね・・・
はっきり言おう。私は選挙戦に勝つことはないだろう。しかし確かに紛糾させることにはなるだろう。用意した書類を持つ私と、テレビカメラの前で討論する勇気をフロレンティーノ・ペレスに持ってほしい。シャツを汗びっしょりにして(苦労して、の意)選挙に勝つ価値を生み出してほしい。私とのテレビ討論を受ける勇気は彼にはないと私は思うが。
・この決断で、日曜の総会に高い緊張感が出てきます。いつ公式に発表されますか。
まずは日曜の総会で何が起こるか見守るよ。選挙が公示されたら、立候補しそうな人たちの動きを見て決断する。
・まだあるのですが、土曜日(スペインとトルコの試合)にあなたはサンチャゴ・ベルナベウのパルコでボルーダ会長にとても近い席に座るのですね。
もちろん、連盟の一員だからね。確かにそうするだろうし、誰からも隠れる理由はない。ボルーダ会長にも皆さんにも一番の幸運を祈るよ。行く権利があるからベルナベウへ行くのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・
カルデロンが批判され、問題視されたのは、クラブの予算を私的流用したこともそうだが、総会でソシオでない人物を利用し予算を通そうとしたこともだと思うし、18000人のソシオが全てカルデロンの支持に回るとは思えないが、それらはさておき。
カルデロンはペレスに「テレビの前に出てきて話をしようじゃないか!」と挑発をした。
前回も触れたように、カルデロンはペレス時代にも政権におり、ペレスのやってきたことを内部から見てきている。だからペレスは出ていくと、公開の場で、しかも自分の目の前で言い訳のできないことが(証拠つきで)発表されてしまうかもしれない。これは危険だ。
かといってこの挑発を下手に受け流していると「やっぱり何かやましいことがあるのだ」とソシオの心証は悪くなるだろう。それは選挙には不利だ。
公開の場でうまく反論し、ほこりが出ないことを示す(実際何をしてきたかは当時を見れば想像がつく部分はあるが、表向きには)のが良いだろうが、それができなければカルデロンに泥沼へ引きずり込まれることにもなりかねない。
まだ公式には何も話していないペレスだが、さてどうする。
posted by hiro |02:52 |
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2009年03月27日
前会長、ラモン・カルデロンが次期会長選挙へ立候補する意志があるらしい。
批判を受けて辞任に追い込まれた前会長が再び立候補するのは異常な事態だが、29日の総会の時に表明すると伝えられている。
勝てないだろうとわかっているらしいが、それでも出馬する理由としてアスが伝えているのは3つ。
・1つ目は公開の場で個人の名誉の回復を図ること。
・2つ目はペレスを困難な状況へ追い込むこと。選挙期間中のラジオやテレビの公開討論の場で、ペレスにとって問題となる書類を持って批判する。
・3つ目は、未だにカルデロンを支持する人々が多くいると認識していること。
・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・
面白いのはやはり2つ目の理由。
カルデロンが辞任に追い込まれた一件で、内部情報が簡単に漏れたりしたこと、外部からの工作と辞任会見で語ったりしたことの後ろにペレスがいたと言われており、カルデロンの辞任会見の”政敵”とは、今回のこの報道を見る限りペレスを指している。
だったら、外野から声を上げるんじゃなく、選挙に出て堂々と嫌がらせをしてやろうというこのドロドロ劇。
カルデロンはペレスが出してほしくない情報をいくつか持っているのだろう。ペレス→マルティンと会長が替わり、マルティンが早々に辞任した時期に、彼はクラブにいた。
しかもペレスにとってやっかいなのは、カルデロンが勝てると思って出てこない、という点。
勝とうと思っていたら出さないような暗部の情報が「あるかもしれない、出るかもしれない」というだけでペレスの脅威となる。
アスは「前会長の立候補という考えが、会長職へのレッドカーペットへペレスが到着することに対する抵抗勢力を形成することになる。」と書いている。
まさにカルデロンの”捨て身の攻撃”。日曜日はどんなことになるだろう。
posted by hiro |17:28 |
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2009年03月26日
ペレスがミランの監督、アンチェロッティと会談したという記事が出た。
3年で1500万ユーロという具体的な数字を出しているところもある。会長職にあった頃もアンチェロッティを招聘しようとしていたという話もあるので、その話が本当ならば何やらあるのかもしれない。
気になるのは、マルカ、アスといったところがほぼ同じタイミングでこの記事を出したこと。
共通のソースがあるという可能性もあるが、ペレスに近いところからリークがあったようにも思う。ペレス関連はネタとしていい(こうして私も食いついて書いているし)ということもあるけれど、それにしてもこうも同時に記事が出ると”リーク”の線が気になる。
リークなら、まだ立候補を正式に表明していないペレスが、情報を小出しにしながらうまくやっているということで、もう根回しは始まってるなあと感じさせる。
今日は短い話題だけで失礼します・・・
posted by hiro |22:43 |
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2009年03月25日
ソシオ団体プラタフォルマ・ブランカの会長で次期会長選挙への立候補を表明しているマルティネス・ブラーボがラジオ・マルカに出演した。
その内容をマルカがまとめたものから。
■発言内容
インタビュー形式の記事ではないので、全文ではなく、主な内容を箇条書きで。
1.今後のチームについて
「キャリアの最後のステージにある選手ならば、その花火(派手な契約という意味)のために大金を無駄にしてはいけない。」
「これまでとは反対の、まとまったロッカールームを作る必要がある。」
2.ボルーダは承認しない
これまでも語っていたが、プラタフォルマ・ブランカは3月29日の総会でボルーダを会長として承認しないことで一致している。
けれど状況は複雑で、承認される可能性もある。
3.選挙日程
選挙は5月24日、サンチャゴ・ベルナベウでの今シーズン最後の試合(vマジョルカ)が行われる日が良い。
より広い周知と、投票数の増加のため。
その選挙の投票方法も総会での争点。
4.選挙の見通し
「この選挙が”ダヴィデとゴリアテの戦い”のようであると気付いている。自分のような単なるソシオで力を持たない人間が主導権を持つのは難しいよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・
随分バッサリまとめてしまったけれど、趣旨は以上のようなもの。
1は、これまで彼が話していたような「カンテラーノ重視、スペイン選手重視」と重なる。こういうプロジェクトを求める人々も多いし、共感は集めやすいだろう。問題はそれが実現可能なのか、というところ。
カンテラの中からトップで通用する才能を見出す監督や、他のクラブのスペイン代表クラスの選手を獲得できるだけの能力をもったSDが彼についてくるのかが問題で、早くから立候補表明し、メディアに露出している割にはそういった具体性が見えない。
他のクラブで仕事をしている人材を連れてくるならば、同義的に名前は出せないだろうが、ブラーボはチーム同様にスペインのマドリーらしい人材を連れてくるはず。であれば、少しくらい名前を出してプロジェクトに具体性を持たせてほしいところ。
あとは、スペインの優秀な選手を集めることがどれだけできるのか、というところ。
「スペイン」という縛りをつけるとなかなか難しい。国外ならプレミア、国内ならばバレンシア(バルセロナは現実的には一番難しい)に代表選手が多いが、これらのクラブから選手獲得ができるのか。
そうでない場合は名より実を取るような契約をすることになるだろうけれど、そうしたプロジェクトでどれだけ票が集められるかが問題。
人気投票になりがちな選挙でも、勝てなければ意味がない。その部分でどう折り合いをつけるのだろう。
2のボルーダ非承認については、ブラーボは一貫してこの立場。
承認されるかどうかは、日本からではよくわからない。承認票が増えているという話もある。
3の選挙日程について。
周知と投票数を増やす、という目的は大事だが、試合の日が投票日、というのは良いことではない。
3月末の時点で、このリーガ第37節に優勝が決まっているとは限らないし、新体制になるから現チームは無視、というのはいただけない。
以前も書いたように、6月7日だろうと5月24日だろうと選挙期間はシーズンに重なるので、程度の問題だが。
4について。
ブラーボが弱小勢力なのか、というとそうでもないように思う。
反体制で早々に立候補を表明したこと、カンテラ・スペイン化を標榜したことで、実際に票になるかどうかは別として、共感を集めてはいるのではないだろうか。
1についてでも書いたように、これまで明らかにしたプロジェクトを実現できるかどうかは、今のところわからないが・・・
posted by hiro |18:40 |
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2009年03月12日
ボルーダ会長が7月に行うとしてきた会長選挙。だが、ソシオ団体の圧力を受けて前倒しし、6月7日に選挙を行うことにしたとマルカが伝えた。
総会で承認しないとしているソシオ団体は、さらに早い5月24日に行うことを要求しているようだ。
ボルーダの立候補はないと本人が宣言していて、会長が替わることが決まっている以上、チームに影響がない範囲でできるだけ早く選挙をしてしまった方がいいだろう。
とすればリーガが終わっていない5月24日よりは6月7日の方が良いということになる。いずれにしてもシーズンに選挙期間が重なることになるので、どっちもどっちかもしれないが。
アスはペレスが選挙準備をしていると報じ、監督にアンチェロッティ、アドバイザー(という名の広告塔ということだろう)にジダン、さらにバルダーノが復帰するとしている。
カカのためのアンチェロッティであるとか、ファブレガスのためのベンゲル、といった考え方だとしたら、長続きしないだろうからやめておいた方が良いと思う。
(ファンデ・ラモスは厳しい立場になりそうだ・・・)
以前も書いたように、現在のチームは以前よりずっといいチームになっている。”解体”ではなく、現在のチームにプラスアルファをしていく方向に進んで行ってほしい。
posted by hiro |21:51 |
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2009年01月26日
シーズン終了後に会長選挙が実施されることをボルーダ会長が発言して以降、選挙に向けての話題が毎日のように出てきている。
ボルーダ現会長は立候補しない意向のようだし、カルデロン前会長も出ないだろうから、この2年半とは違う会長になり、クラブの新しい方向性を示すことになるわけだ。
まだ正式に立候補を表明した人物はいないし、選挙戦が本格的に動き出すのはまだ少し先だけれど、予想をしつつ、最後に希望を書いてみたい。
■2006年とは異なる状況
2006年に行われ、カルデロン前会長が当選した前回の会長選は、当時のペレス会長の失政から立ち直るため、3年連続主要タイトル獲得なしという状況を改善するための選挙だった。「銀河系」の弊害がピッチでもろに現れ、まさに「チームを作り直す必要」があった時期のことだ。
今年夏に行われるだろう選挙の状況は、こうした前回選挙の状況とは少し異なる。
前回の選挙の時には選手の大幅な人員整理が不可欠と思われていたが、現在のチームは2年半前ほどバランスを欠いてはいないし、攻守ともにタレントが揃っている(負傷者の穴埋めのためにラス、フンテラールを獲得し、パレホをレンタルバックさせ、全員が健康な状態になれば25人の登録枠からはみ出る人数ではあるが)。
また、半年の契約でやってきたファンデ・ラモスは”まともな”フットボールをできているし、勝利という結果も出している。
こうしたことから、今シーズンタイトルを獲得したかどうかに関わらず、現在のチームと監督については「変化」を前提とせずに評価すべきだろうと思う。
■人選予想
そうは言っても、選挙では公約として獲得する選手・監督があげられるわけで、それを無視するわけにはいかない。立候補するのではないかと言われている人たち(下のページを参照)は、前回の選挙とあまり変わらない顔ぶれでもあるので、前回の選挙で標榜されたプロジェクトを参考にしながら考えてみたい。
・jumpinさんがまとめてくださっている今年夏に立候補しそうな人リスト
・木村浩嗣氏による前回の選挙での各候補のプロジェクトまとめ
前回は、マドリーファンに人気があり、フリーだったデル・ボスケが、SDや監督候補として各候補のプロジェクトに挙げられていた。ペレスに追い出されたデル・ボスケを呼び戻すことはペレスとの決別を示すことにも繋がるので、各候補が担ぎ出そうとしたという面もあるだろう。
デル・ボスケがスペイン代表監督として仕事をしている今、マドリーに所縁があり、フリー、しかも選挙の目玉となるような人物はいるだろうか。
SDではペレスと連携するのではと伝えられているジダン、フリーという条件を外せばスペインサッカー協会SDのイエロがいるが、監督は難しい。各候補が挙げる監督は外部で今も仕事をしている人物になるだろうと想像する。
前回の選挙でも名前が出たベンゲルは、ペレス関連で今回も既に名前が出てきている。マドリーとの繋がりでいえばオサスナ監督(就任したばかりだが)のカマーチョは挙がり得る。
次は選手。
既に名前が挙がっているのは、ロナウド、アグエロ、メッシ、ベンゼマ、セスク・ファブレガス、カカなど。前回も名前が挙がった選手もそうでない選手もいるが、とにかくきらびやかなスターばかりが取りざたされるのは相変わらずだ。
とはいえ、実際にこれらの選手が公約となったとしても、費用の面で考えれば実現できるのは1人だけだろう。それ以前に交渉に応じてもらえるかどうかも怪しいし、ライバルクラブにいるアグエロやメッシの場合なおさら。さらに言えば、上に書いたように戦力が整っている現状があり、現在の主力選手とポジションが重なる選手を敢えて獲得する必要性には疑問符がつけられるのも事実だ。
懸案のサイドを補強できるスターは(今のところ名前が挙がっている中では)ロナウドということになるので、彼の名前がよく挙がることになるのではないかという気がしている。名前は出てきていないが、スペイン代表でもあるセビージャのカペルもありそう。
■個人的希望
ここまでは推測と希望を交えて書いてきたが、ここからは完全な私の希望。
まず、現在のチームと監督を正当に評価してくれる人物。フロントは政治的問題にまみれていたが、チームは以前ほど悪くない。変化ありきではなく、現状を踏まえてさらなる強化を目指す方向が良い。
次に役職ごとの人選の方針を。
誰が来シーズンの指揮をとるにせよ、プロの監督がベンチに座るのと同様に、SDにもプロが就くべきで、経験ある人物が望ましい。
よってSDとしてのジダン招へいは必要なし。一部で報道されているようなアンバサダーという形での復帰はあっても良い。ゆくゆくは指導者になりたいというジダンを手元に置いておく意味もあるし、交渉事に関わらずとも、クラブ内外へ求心力は発揮できるはず。
監督は、守備をしっかり構築でき、選手の管理をできる人物(上述のようにファンデ・ラモスも候補としたい)。
攻撃の始まりとしての守備を作ることができれば、息が長いチームができるだろう。まず安定した試合ができるチームを土台としてほしい。
選手の管理は当然と言えば当然だけれど、規律を維持できる監督が良い。管理できなくなって放任、は一番困る。
選手はまずサイドの補強。現状一番手薄なのがサイドなのは明らかなので、トップチームではこれを第一に。必要のないビッグネームの獲得に拘らないこと。
また、下部組織も考慮に入れてほしい。カンテラーノがトップチームに定着できない原因はトップチーム(とそれを見る私たちファンの視線)にもあるが、カンテラ全体の底上げを計ることも必要。才能を見逃さないスカウト網やカンテラでの指導のための投資を積極的に行うべき。
以上のようなことを候補の誰かが言ってくれればいいな、と思う。
派閥には拘らないけれど、ペレス、ペレス政権の理事だったカルデロンと、ペレスの流れが続いているので、政治的にはこの流れと一線を画す人物が現れてほしい。ちなみに前回の最終結果はこちらのjumpinさんのページで。
反ペレスの急先鋒と言われたパラシオスが2位(カルデロンの不正がなければ当選していたとも)だったので、こうした票が増えれば新しい流れを生むかもしれない。
■あとがきのようなもの
予想に関しては、当たれば面白い、くらいで読んでいただければと思います。
希望は、ペレスを支持する層とは相容れない部分が多いと思いながら列挙してみました。
誰もが知るようなスターがマドリーで見られたら、という思いがないわけではないけれど、勝てなければ意味がない。「安定して勝つために」という点を重視して、選挙の争点になるだろう部分についてまとめた次第です。
posted by hiro |13:44 |
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