2008年05月12日
今シーズンもあと2試合。今節は降格争い真っ只中になってしまっているサラゴサとアウェイで対戦。
■マドリーの先発メンバー
GK:デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、メッツェルダー、マルセロ
MF:ディアラ、グティ、スナイデル
FW:イグアイン、ニステル、ロビーニョ
メッツェルダーが久々の出場。
ガゴを欠いているため、ディアラが中盤の底に位置する。また、イグアインが先発のチャンス。
思ったよりもメンバーを替えなかったな、という印象。
■サラゴサの先発メンバー
GK:セサル
DF:サパテル、アジャラ、セルヒオ、パレデス
MF:セラデス、マツザレム、セルヒオ・ガルシア、アイマール
FW:オリベイラ、ディエゴ・ミリート
なぜ降格争い?と思わずにはいられないメンバー。セルヒオ・ガルシア、アイマール、オリベイラ、ミリートの攻撃陣はリーガでも屈指だろう。
■ディフェンスはまだまだ
前半からマルセロとセルヒオ・ガルシアのマッチアップが何度も起こる。
バルセロナ戦では良い攻め上がりで存在感を見せたマルセロだったが、一対一での守備はまだまだ。見ていて落ち着かない。
が、原因はマルセロにあるというより、中盤にあった。
全く守備が機能せず、サラゴサのボールが簡単に前に運ばれてしまう。久々の先発となったメッツェルダーも良くない最終ラインとサラゴサ攻撃陣との対決では分が悪い。
一方攻撃は、ディアラのプレースタイルの変化によって随分改善してきた印象。
グティとスナイデルだけでなく、ディアラがうまくボールを持てるようになったので、中盤3人でのパス回しではなかなかボールを取られない。
狭い局面でパスを回している間に、ロビーニョが遠くでフリー、一気に展開、という流れができるのは良い。ロビーニョも仕掛けて行ける回数が増えたので、彼らしさが活きる。
前述の守備に関しては、こうした「ボールが持てること」が災いした面もあるだろう。攻められると思って押し上げたところで失敗し、ボールを奪われると一気に裏を狙われる。
18分、右サイドで抜け出したセルヒオ・ガルシアからオリベイラで先制された形は、こうした失敗例。以前に比べてボールを持って攻められるようになったので、それに伴う攻守のバランスの調整は必要になってくるだろう。
25分、イグアインがロビーニョへ浮き球のパス。ロビーニョのシュートはセサルがセーブするが、詰めていたニステルが押し込んで同点。
今節、イグアインは前線で待つというよりは中盤に降りてくる場面が多かったが、攻撃ではこうしたパスで貢献。
前半は1-1。シュート数はマドリーが5本、サラゴサが2本。ボール支配率はマドリーの54%。
サラゴサの攻撃陣はやはりうまい。裏を狙われがちなことを修正したいが、ほとんどやっていないマルセロとメッツェルダーの組み合わせには成熟が必要だということだろう。
■修正しないのに勝ち点は取る
後半開始時点で両チーム交代はなし。
後半になって、サラゴサの攻勢は強まった。というより、途中からマドリーの中盤の運動量が一気に落ちたというべきで、前半にもまして最終ラインと勝負される機会が増えてしまった。
こうした時にいつもならカシージャス、というところだが、今節はデュデクがスーパーセーブを連発。良いポジショニングで、幾度も危険なシュートを防いでいた。
降格を避けたいサラゴサが攻め始めれば、当然カウンター狙い。
グティ、イグアイン、スナイデルといったあたりが早い攻めを展開しようとするが、うまくパスがつながらない。パスがちょっと前に行っていれば、と思うことは何度もあったが・・・運がなかった。
57分、アイマールに替えてガビ。そのまま置き換えたような形。
72分、ニステルに替えてバティスタ。こちらはバティスタの方がちょっと下がり目。
今節シュスターは先発の11人をずいぶん長い間使った。控え組の心中やいかに。
77分、イグアインがロビーニョへ、裏へぬけだす素晴らしいパスを送る。持ち込んだロビーニョはセサルの上をループでかわし、2-1。
得点はなかったイグアインだったが、パスで好調をアピール。余裕あるシュートを見せたロビーニョも復調してきている感じ。
敗れれば残留争いが一層厳しくなるサラゴサは、78分、マツザレムに替えてオスカル。
マドリーは79分にマルセロに替えてトーレス。85分にイグアインに替えてサビオラ。
マルセロには厳しい試合となった。後半は両サイドを狙われ放題だったので、経験にはなっただろう。
85分、エリア内で跳ね返ったボールをオリベイラがセルヒオにパス。タイミングを見計らって放ったシュートを今回はデュデクが止められず、2-2の同点。
最終盤、勝ち点3を必要とするサラゴサが猛攻を仕掛けるも、このまま試合終了。
シュート数はマドリーが8本、サラゴサが12本。ボール支配率はマドリーの51%。
オサスナとレクレアティーボが勝ったため、サラゴサが降格圏の18位に後退。サラゴサにとってはホームで痛すぎる引き分けとなった。
■やっぱりディアラ
最初にも書いたように、ディアラのプレーの変化によって、以前と少し変えなければならない点が見えてきたように思う。
ちょっと前ならば彼を中盤の底に配するということは、中盤の守備は彼に引き受けてもらう、という意味合いだった。彼が前に行っても攻撃がうまくいかない、という考え方もあっての役割分担だっただろう。
が、今ではディアラの攻撃参加が改善され、守備専一である必要がなくなった。
ガゴがいれば、ガゴがバランスを取ってくれるが、今節のようにそうでない場合、ディアラ以外の中盤2人がより攻守に動かないと、中盤はスペースだらけ、ということになりかねない。
せっかく攻撃に新たな可能性を見出しているのだから、それを捨てることなくバランスを取るすべを見つけてほしいと思う。
さて、次節はいよいよ今シーズン最後の試合。ホームにレバンテを迎える。
レバンテは給料未払い問題に揺れており、選手を応援するキャンペーンを他のクラブの選手が行うそうだ。頑張れレバンテの選手たち!
ただ、そうした周辺事情は別にして、試合は最終戦、ホームでの試合にふさわしい結果と内容を求めたい。
posted by hiro |23:29 |
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2008年05月11日
GK:デュデク、コディナ
DF:カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、メッツェルダー、サルガド、トーレス
MF:ディアラ、グティ、ドレンテ、バティスタ、バルボア、スナイデル
FW:ロビーニョ、ニステル、サビオラ、イグアイン
ペペ、エインセは累積警告により出場停止。ロッベンとガゴは怪我、ソルダード、カシージャス、ラウールは戦術的理由で招集外。
大変遅くなりましたが、今節の招集リストは以上のとおりです。
控え中心で臨むと思われる今節、サモラ賞が確実のカシージャスは、失点率を上げないため招集されず。ラウールもお休み。
今節も招集されなかったソルダードの来季は、残念ながらほぼ決まってしまったと言ってもいいだろう・・・
若い選手が来季に向けてチャンスをつかむ試合となってくれることを期待したい。
posted by hiro |22:48 |
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2008年05月08日
今シーズン最後の山場といってもいいクラシコ。バルセロナの選手の本当に不本意そうなパシージョでマドリーの選手がピッチへ。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、エインセ、マルセロ
MF:ガゴ、ディアラ、スナイデル、グティ、ロッベン
FW:ラウール
左サイドバックにマルセロ。メッシやアンリと対面することになるだろうが、シュスターは敢えてトーレスを選択しなかった。いつも通りと言えばいつも通りだが、ここまでこだわる辺り、使い続けることで成長を促すつもりなのだろう。
■バルセロナの先発メンバー
GK:ビクトール・バルデス
DF:ザンブロッタ、マルケス、プジョル、アビダル
MF:ヤヤ・トゥーレ、シャビ、グジョンセン
FW:メッシ、ボヤン、アンリ
デコ、エトーを欠くバルサ。3トップの中央にボヤンだが、ここは流動的。
■好調マドリーとバルセロナの問題点
マドリーの構成は、中盤の底にガゴ、ディアラとなっているが、ディアラが序盤から攻撃的にプレーする。ここ数節、ディアラの攻撃参加がいい効果を出している。以前ならしなかったようなサイドチェンジや駆け上がりは、ガゴが中盤の底をしっかりカバーできているからこそ。
グティ、スナイデルのパス回しもよく、中盤は期待。
守備にもよく走るので、高い位置でボールが取れそうな場面は序盤から多かった。
先制点は13分。グティからスナイデル、グティへリターンパスしたボールがこぼれたところをラウールがダイレクトでゴール左へ流し込んだ。
少しボールがルーズになったところを逃さない、ラウールらしいゴール。
さらに20分、マドリー右サイドからのグティのフリーキックをロッベンが頭で合わせて早くも追加点。
リプレイを見ると、ロッベンには最初から最後までマークが付いていない。明らかなバルセロナのミスだった。
この2点でマドリーは完全に落ち着いた。中盤はしっかりボールを持てるし、最終ラインもあわてる必要がないのでじっくりゲームを作っていく。
一方のバルセロナの問題点は、前線が全員サイドへ流れたがるところと、さらにその前線に任せっきりのパスが多かったことか。アンリやメッシのチャレンジは脅威だが、チームとしてフォローできないので単発といった感があった。シャビがいるのに中盤での存在感が希薄。
マドリーの最終ラインも高さを保って守るので、本当に危険な場面は多く作られない。
抜かれてもフォローが早いのでしっかりケアできているな、という印象。
23分、バルセロナはグジョンセンに替えてドス・サントス。
この時間での交代は、攻撃に関して自滅気味だったことを告白するようなもの。とはいってもドス・サントスもデコのように中盤で攻撃を取り仕切る選手ではない。
バルセロナの方がボールを持つ時間は長いが、最終ラインと中盤の底を行ったり来たりで、効果的でない。
前半は2-0で終了。シュート数はマドリーが6本、バルセロナが1本。ボール支配率はバルセロナの55%。
■圧倒 マルセロまで・・・
後半開始時点でバルセロナはマルケスに替えてシウビーニョ。マドリーは交代なし。
と思ったらシウビーニョも15分足らずで負傷交代。エジミウソンが入った。
後半に入ってマルセロにシュートチャンスが2回ほど。今節のマルセロは攻め上がりでいいプレーが多く、相手が守備せざるを得ない状況を作っていた。
こういうプレーならマルセロの良さが出て、起用も納得できると思える出来。
60分、ロッベンに替えてイグアイン。前節のヒーローの登場にベルナベウは拍手。
62分、右サイドのディアラの突破。イグアインがパスを受け、素晴らしいファーストタッチで勝負あり。バルデスの上を越すシュートで3点目。ディアラの攻撃参加が功を奏した。イグアインの良さもよく出た得点。
67分、先ほど書いたマルセロの2回目のチャンスはこのとき。バルデスがセーブするが、右サイドでボールを回し、一気に左へ振る攻めが成功。
それにしてもバルデスの叱咤には悲壮感が漂っていた。数シーズン前のカシージャスを見ているようでせつなくなるような光景。それほど今節のバルセロナは形を作れなかった。
だんだんとスペースができてきて、バルセロナの前線の個人技の脅威は増すが、やっぱり単発なのは前半と変わりない。アビダルがセンターバックになったのでサイドでの補完もされず、マドリーにとっては楽。
72分、グティに替えてロビーニョ。
年末年始頃の調子を取り戻せていないロビーニョだが、少しずつ良くなってきている。今節はマルセロの頑張りもあって、左でいいボールの持ち方ができていたと思う。
76分、ラウールに替えてニステル。
久々の出場となったニステル。調整にはいい展開になっているので、時間的にもちょうどいいタイミングだろう。ラウールも拍手で見送られ、お役御免。
77分、ロビーニョのシュート(クロスか?)にプジョルの手が当たりPK。
ニステルがしっかり決め、4-0。復帰戦のファーストタッチがゴールという理想的展開。
87分、メッシからアンリへ、スルーパスが通り、1点返される。スペースだらけの状態ではさすがにやられる。やはり無失点が理想なので、ちょっとがっかり。
4点取ったのでバルデスの失点率が上がり、カシージャスのサモラにはあまり影響がなかったのが不幸中の幸い。
最後はマドリーがおもしろいようにボールを回して、バルセロナを翻弄。ワンタッチ、ツータッチでボールを動かす、見ていて楽しいボール回しは久しぶり。
シャビが最後の最後で審判への暴言で2枚目のイエロー。最後まで存在感を示せずおわってしまった。
4-1で試合終了。
圧倒したと言っていい出来だった。シュート数はマドリーが12本、バルセロナが5本。ボール支配率は50%ずつ。
■ガゴとディアラ
祝勝会等でコンディションの調整不足、優勝決定によるモチベーションの低下を心配したけれど、勢いの差がありありと出た試合だった。
バルセロナの戦術的ミスはあったが、それにしてもマドリー自身の出来の良さが素晴らしかった。
最近のガゴとディアラの出来は特筆に値するだろう。
以前はガゴが前、ディアラが後ろという組み合わせが通常だったが、ディアラが攻撃的に振舞い、ガゴが中盤の底でゲームをコントロールするように役割を逆転させたことで、うまくいくようになった。
ディアラは、以前嘆いていたような単純なパスばかりの役割から解放され、見違えるようないいパスを通すようになったし、ガゴは一人で中盤の底を任せられる守備を見せるようになった。
シュスターがこうした起用法を見つけたので、以前は守備的と非難されたガゴとディアラの組み合わせが今後も使われ、かつホームでも好意的に受け入れられるだろう。
■あと2試合
今節の試合結果により、ビジャレアルの2位が確定。
マドリーは次節、残留を目指しているサラゴサとアウェイで対戦。
完全な消化試合となる残り2試合、どういう布陣を使うのかに注目。まったくこれまで通りということはないだろうから、ここで若手のアピールに期待したい。
posted by hiro |21:28 |
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2008年05月07日
GK:カシージャス、デュデク
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、エインセ、トーレス
MF:ディアラ、ガゴ、グティ、ドレンテ、バティスタ、スナイデル
FW:ラウール、ロビーニョ、ロッベン、ニステル、イグアイン
カンナバーロは出場停止、サビオラ、サルガド、コディナ、ソルダード、バルボア、メッツェルダーは戦術的理由で招集外。
前節のエインセのイエローカードが取り消され、出場が可能に。少し余裕ができた。
グティが復帰したので中盤はガゴ、グティ、スナイデルか。
前線はロビーニョとロッベンの併用か、イグアインの起用か、の選択肢がある。ニステルは途中出場が濃厚。
ホームでのクラシコ、しっかり勝って優勝の喜びをさらに増やしてほしい。
posted by hiro |16:43 |
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2008年05月05日
優勝を決めたこの試合、内容についてもいつも通り私見を書きます。
結果は今朝お伝えしたように2-1の勝利でしたが、内実はどうだったでしょうか。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ペペ、エインセ
MF:ガゴ、ディアラ、スナイデル
FW:ラウール、サビオラ、ロッベン
ベンチ入り:デュデク、トーレス、サルガド、ロビーニョ、バティスタ、ニステル、イグアイン
今回は全員招集されていたため、ベンチ入りメンバーも書いておく。
最終ラインはベストの構成。
中盤ではグティが負傷しているので代わりにディアラが先発。トップはサビオラが前節に続いて先発した。
■オサスナの先発メンバー
GKリカルド
DF:ハビエル・フラーニョ、クルチャガ、ミゲル・フラーニョ、モンレアル
MF:アストゥディージョ、プニャル、アスピリクエタ、プラシル、ベラ
FW:ポルティージョ
残留争い真っ只中のオサスナ。ホームでもあり、少しでも勝ち点を伸ばしておきたい状況なので、厳しい試合になるだろうと思われた。
■主役はあなたじゃないですよ
最初に審判についてまとめて。
今節の主審はカンタレホ氏。序盤はそれほどでもなかったが、途中からカードをどんどんポケットから出していった。
オサスナに4枚、マドリーに6枚、計10枚のカードが出たわけだが、納得できないカード、そして判定が多かった。それはマドリーにとってだけでなく、オサスナにとっても同じことだろう。細切れに試合が途切れていった感は否めない。
これまでもマドリーと浅からぬ因縁を持つカンタレホ氏だが、それを抜きにしてもちょっとひどいなぁというのが正直な感想。
■ロングボールでは無理
さて、試合内容。
オサスナが高い位置からどんどん追いかけてきていたが、マドリーはそれをかわせなかった。中盤にしっかり納まらないので、長いボールが増える。
ただでさえ放り込みは得意でないマドリー、しかも前線がラウール、サビオラ、ロッベンではマイボールにしづらいのは当然。
結果、中盤の上をボールがとび越え、相手ボールになることの連続。
オサスナはベラがいたるところでボールを持ち、アスピリクエタがマドリー左サイドを脅かし、チャンスを作ろうとする。一方マドリーはアタッキングサードにボールを持ち込めない。
散発的にいい形になるが、続かないのでリズムは完全にオサスナ。
中盤の底に配されたガゴが広いスペースをカバーし、守備に貢献。最終ラインもさすがに堅く、最後は踏ん張っていた。
前半のシュート数はマドリー2本、オサスナ4本と互いに攻めきれないまま45分過ぎた印象。ボール支配率はオサスナの51%。
■諦めの雰囲気が・・・
後半開始時点で両チーム交代はなし。
46分、カンナバーロが2枚目のイエローカードで退場。一時的にディアラがセンターバックに。
53分にサビオラに替えてトーレスを入れ、セルヒオ・ラモスをセンターバック、トーレスを右サイドバックに入れ替えた。
今日のサビオラは全く機能せず。彼にまともなボールを供給できなかったチーム全体の責任ではあるが、落差が大きい出来となってしまった。
10人となったマドリーは、前半からの流れを変える機会を失ったようだった。
カウンターでチャンスを作ろうかという時間帯が少しあったが、奏功せず。オサスナの攻めに耐える時間帯が長かった。
63分、オサスナはハビエル・フラーニョとポルティージョに替えてソラとパンディアーニ。
65分、ラウールに替えてイグアイン。
ラウールを下げた時点で、シュスターはバルセロナ戦のことを考え始めたんだろうな、と感じた。
いつまで経っても改善されない試合展開では当然の考え方だったろう。
時間だけが過ぎていき、83分、オサスナのコーナーキックの際にエインセがハンド。
PKをプニャルが決め、マドリーにとっては痛恨の失点。引き分けどころか、勝ち点1も持ち帰れない状況になってしまった。
85分、スナイデルに替えてバティスタ。
スナイデルの落ち込みようは、見ていて辛かった。残り時間わずか、優勝の行方は次節に持ち越されると思われたが・・・
■終盤の逆転劇
87分、マドリー左サイドからのフリーキックはイグアインが蹴る。ゴール前にできたスペースに最後に入りこんできたロッベンに素晴らしいボールが供給され、土壇場で同点に追いついた。
得点し、マドリーは勢いづいた。10人とは思えない攻めの迫力を見せ、セルヒオ・ラモスも頻繁に上がってチャンスをうかがう。
89分、ディアラがドルブルで突っかけ、こぼれたボールをセルヒオ・ラモスが右サイドへパス。フリーで受けたイグアインがシュートを決め、何と3分間で逆転に成功した。
昨シーズンも、今シーズンも終盤でイグアインがキーとなった。運がある。
このまま2-1で勝利し、今シーズンの優勝を決めた。
シュート数は両チームとも6本、オサスナに51%ボールを支配され、いい内容の試合ではなかったが、最後の時間帯の迫力は見事と言うほかない。
■クラシコへ
次節はバルセロナ。サンチャゴ・ベルナベウでのクラシコが待っている。
優勝は決めたものの、リーガとは別物のドラマがあるのがクラシコ。タイトルがかかっていないが故にプライドだけを賭けた試合となる。
マドリーはカンナバーロ、エインセが出場停止と、最終ラインは苦しくなるが、エトー、デコらを欠くバルセロナも条件は似ている。
最後の山場を勝利で飾ってほしい。
posted by hiro |20:47 |
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2008年05月04日
GK:カシージャス、デュデク、コディナ
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ペペ、エインセ、マルセロ、トーレス、メッツェルダー、ドレンテ、サルガド
MF:ディアラ、グティ、スナイデル、ロビーニョ、ロッベン、バティスタ、バルボア、ガゴ
FW:ラウール、ニステル、ソルダード、イグアイン、サビオラ
優勝に向けて、今節シュスターはトップチームに登録された25人全員を招集。
グティは左膝の捻挫のために負傷者リスト入りしており、出場はしない模様。
全体練習に復帰したメッツェルダーも回復を優先し、同じく出場はなしだろう。
一方で、ニステルは交代での出場は可能と伝えられている。
クラシコに向けて調整を兼ねての出場ができればベスト。ニステルに負担をかけるような展開にならないと良いけれど・・・
明日の夜が素晴らしい一夜とならんことを!
posted by hiro |00:21 |
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2008年04月28日
第34節はホームでアスレティックと対戦。
ビジャレアルが引き分けか負けるかすれば(招集リストの記事では敗退すれば、と書きましたが誤りです。ごめんなさい。)、マドリーが勝利した段階で優勝が決まる試合だったのだが、
ビジャレアルがベティスに勝利したため、残念ながら今節の優勝確定はなし。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、エインセ、マルセロ
MF:ガゴ、グティ、スナイデル
FW:ロビーニョ、ラウール、サビオラ
戦前の報道通り、サビオラが先発出場し、ロビーニョも先発に復帰。
両サイドバック、そして出場停止明けのグティの先発。攻撃的な構成と言っていいだろう。
■アスレティックの先発メンバー
GK:アルマンド
DF:イラオラ、グルペギ、アモレビエタ、コイキリ
MF:ハビ・マルティネス、ガルメンディア、スサエタ、ガビロンド
FW:ジョレンテ、エチェベリア
ドーピング問題で2年間の出場停止処分を受けていたグルペギが復帰。
ハビ・マルティネス、スサエタといった若手は注目株。
高さのあるジョレンテへの対処がマドリーには必要だろう。
■縁の下の功労者ガゴ
マドリーには高い位置で相手を挟みこもうという意図が見られた。
FW3人とグティ、スナイデル、サイドバックの一人(または両方)が攻撃に参加するような状況が続くから、ボールの喪失時、人数の多い前で追いまわしていくのは正解だろう。
また、その発想に見合うだけの運動量があった。
ガゴがバランスをとりながら動いているのも大きい。
網から逃れてきた相手を、基本的に最初に捕まえる位置にいるガゴがしっかり攻撃を遅らせて、味方の帰陣を助けていたと思う。
中盤3人がみんな突っかけてしまうのは余りに怖い。こうした存在がいればこそ、グティとスナイデルは攻撃的に振舞える。
13分、ラウールが抜け出し、シュートするが、アルマンドがセーブ。リバウンドをつないでロビーニョが再びシュートし、こぼれたところをサビオラが詰め、先制。
サビオラらしいゴールで、早い時間帯に先制することに成功。
アスレティックも、前節バレンシアを沈めたのと同様に、素早いチェックが主体。
マドリーの中盤は、パス回しに不安がある構成ではないが、チェックされ続けることは気分が良いものではない。
ましてスコアは1-0。ちょっとしたきっかけでリズムを失って追いつかれることはあり得る。
35分、ガビロンドのセンタリングにジョレンテが合わせようとする。
この動きにエインセが置いていかれ、PKを献上。
高さがある相手に対しては、少し離しただけで致命傷になってしまう。
ガビロンドのPKはカシージャスがセーブして事なきを得たものの、今後も集中力を欠かしてはいけない。
前半は1-0で終了。ボール支配率はマドリーの56%。シュート数は両チームともに5本ずつ。
良い状況でボールを持てるようになったのは、ここ数節の進歩。
サビオラがよくボールに絡んでいる印象。
■追加点と守備の踏ん張り
後半開始時点での交代は両チームともなし。
47分、サビオラがスナイデルのパスを受け抜け出したが、アルマンドがセーブ。
裏を狙う動きにスナイデルがいいパスを供給している。
両チームとも、前半からよく走っていた分、時間が経つにつれスペースができがちになってくるのは仕方ないところ。
勝ち点を稼ぐためには攻めざるを得ないアスレティックの裏を狙うのがマドリーの方針となりそうだが、上がったまま帰ってこられない選手が増え、ガゴの守備面での負担は増える。
マルセロの飛び込んでしまう癖も、疲れてくると目立ってきてしまう。
63分、アスレティックはエチェベリアに替えてダビド・ロペス。
前線に新しいエネルギーを加える。
72分、マドリーも攻撃陣を替える。
ラウールとロビーニョに替えてイグアインとロッベンを投入。
交代直後の74分、右サイドでボールを持ったグティからイグアインへロングパス。
イグアインはダイレクトで折り返し、ロッベンが合わせゴール。
少ないタッチの美しい速攻で2-0とした。
何度かあった速攻の機会をものにできていなかったが、これで余裕ができた。
77分、自陣からのエインセのパスが中盤に納まらず、アスレティック最終ラインの裏に流れたところをイグアインが拾い、そのまま持ち込んでゴール。
アスレティックの集中力が完全に切れていたところで、試合を決める3点目。
イグアインは前節に続いて2試合連続のゴールを記録した。
79分、ガビロンドに替えてあアドゥリス。さらに80分にスサエタに替えムリージョ。
87分にはマドリーがスナイデルに替えてドレンテをピッチに送り出し、両チーム交代枠を使い切った。
79分、コイキリからのパスを受けたアドゥリスのヘディングをカシージャスがファインセーブ。
こうした試合の終盤で無駄な失点をしなかったことも良かった。
終盤はかなりスペースを空け、攻め合うような形も増えたが、ガゴとセンターバックを中心とした守備陣の踏ん張りで、3-0のまま試合終了。
カシージャスのサモラ賞に向けても、嬉しい結果となった。
■優勝まであと一歩
今節はサビオラ、イグアイン、ロッベンとシュスターの選手起用がズバリ的中した。
ホームで内容ある勝利を挙げ、優勝に向けまた一歩前進。
マドリーは次節のアウェイでのオサスナ戦に勝利すれば、ビジャレアルの結果に関わらず、優勝が決定する。
posted by hiro |23:19 |
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2008年04月27日
GK:カシージャス、デュデク
DF:ペペ、セルヒオ・ラモス、マルセロ、エインセ、トーレス
MF:ディアラ、ガゴ、ロッベン、グティ、ドレンテ、スナイデル、バルボア
FW:ラウール、ロビーニョ、サビオラ、バティスタ、イグアイン
カンナバーロは累積警告で出場停止、メッツェルダーとニステルは怪我、ソルダード、サルガド、コディナは戦術的理由で出場停止。
ホームでのアスレティック戦に向けてシュスターは19人の選手を招集した。
最終的に一人削り、18人とすることになる。
最終ラインのセルヒオ・ラモス、ペペ、エインセは不動だろう。左サイドバックはマルセロだろう。
中盤では、出場停止明けのグティが先発に復帰し、ガゴ、スナイデルと組む。
そして、アスレティックとの相性が良いサビオラ(10試合で5得点)を先発させるという報道が。
ここにきて起用するという判断がどう出るか。
サビオラとラウールが先発するとなれば、限りなく2トップに近い形となるだろうから、ロビーニョが中盤に組み込まれる構成が予想される。
従来どおりならばラウールをロビーニョとロッベンが挟む形か、イグアインやバティスタを起用するのが自然だが・・・
バルセロナがデポルティーボに敗れたため、マドリーの勝利、ビジャレアルの負けという条件で今夜優勝が決定する。
posted by hiro |19:12 |
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2008年04月22日
第33節、マドリーはアウェイでラシンと対戦。
前日にバルセロナが引き分けていたため、勝てば勝ち点差をさらに広げるチャンスとなる。
■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ペペ、エインセ
MF:ガゴ、ディアラ、スナイデル
FW:ロビーニョ、ラウール、ロッベン
シュスターが理想とするメンバーが最終ラインに並んだ。
中盤ではガゴが底に位置し、ディアラとスナイデルが前。
前線はロビーニョとロッベンがラウールを挟む形。ロビーニョ・ロッベン併用の効果はいかほどだろうか。
■ラシンの先発メンバー
GK:トーニョ
DF:ピニージョス、モラトン、セサル・ナバス、アヨセ
MF:ドゥシェル、コルサ、ホルヘ・ロペス、セラーノ
FW:チテ、ムニティス
中盤の底にドゥシェル、コルサを配した形。
マドリーの最終ラインと、チテ、ムニティスの2トップとの対決の行方はいかに。
■理想的展開
前半はマドリーがボールを支配する。
ラシンの中盤での寄せも速かったが、ディアラが高い位置でよくボールを持てたことで、相手がスナイデルだけを見れば良い状況でなくなった。中央でボールを持てれば、両サイドの攻撃もうまくいく可能性が高くなる。
ロッベンがチャレンジできるシーンも多く、アウェイながら期待できる立ち上がり。
(ロッベンとロビーニョについては後述したい)
13分、スナイデルとガゴの壁パスから、ボールはロビーニョへ。
ロビーニョが左サイドからセンタリング。中でラウールが合わせて先制ゴール。
ロビーニョが簡単にクロスを上げられ、中央でもラウールがたやすくラインの裏に出てこられた。少なくともどちらかは防ぐべきだったか、と考えれば、この序盤の1点はマルセリーノ監督の言うとおり、ラシンのミスだったかもしれない。
いずれにせよ、早い時間に先制できたマドリーは楽になる。
無理する必要はないので、十分時間をかけて攻撃を構築できる。最終ラインでのボールの保持も長くなり、当然ボール支配率は増していく。
一方のラシンはチテがサイドに流れながらボールを受ける形がいい。マドリーにとっては危険。
ここを起点にされ、ペナルティエリア内に侵入されることも多く、信頼できるディフェンダーをそろえたといっても、エリア内でのリスクはある。
36分、チテが抜け出してのシュートはカシージャスがセーブしたが、チテの対処は考えた方が良さそう。
前半半ばごろに、お互い中盤にスペースを空け、攻めては攻められを繰り返す状況があったが、そうした状況で追いつかれる危険性は十分にあった。
■我慢の後半
後半開始時点で両チーム交代はなし。
ラシンがギアを入れ替えてきて、後半開始当初から押し込まれる。チテを狙うことが徹底されてきて、攻めの糸口はつかまれた印象。
ラシンはセラーノに替えてスモラレク。攻めの姿勢を崩さない。
マドリーとしては、ディアラも下がってくれば守備の厚みは増すが、押し返すことができづらくなる。
また、シュスターは現段階で理想的なメンバーをピッチに送り出しており、交代で調整することも難しい状況だと思われた。
実際、最終ラインは堅実にプレーしていた。左サイドバックとしてプレーしたエインセは守備においてマルセロとは隔絶したプレーを見せたし、全体としても、久々の組み合わせながらさすがといった印象。
66分、ラシンがさらに交代枠を使う。ムニティスに替えてパブロ・アルバレス。
マドリーは76分にロビーニョに替えてイグアインが入ったが、最初の交代が残り15分を切ってから、ということが、先発メンバーをできるだけ維持したかったシュスターの思いを代弁しているように思う。
後半のマドリーは、攻めるラシンの裏を狙うようなパスが増え、2点差にして試合を決めようとするがなかなかゴールに納まらない。
63分、スナイデルのパスに反応したラウールはオフサイド。
78分、抜け出してスナイデルのパスを受けたロッベンだったが、シュートは枠外。
1-0のままだが、ホームのラシンが流れをつかんでいる状況は変えられない。
82分、ラシンはコルサに替えてオルテマン。
84分、ロッベンに替えてバルボア。バルボアは昨シーズン在籍したクラブとの試合で久々の出場となった。
90分、スナイデルに替えてバティスタ。
どちらもそのまま置き換える形での交代。
93分、バティスタとバルボアがパス交換。完全にうまくいったわけではなかったが、最終的にはバルボアが右で待つイグアインにしっかりパスを出した。
フリーのイグアインがきっちり決めて、最後にようやく試合を決した。
■ロビーニョとロッベン 簡単なまとめとともに
ボール支配率はマドリーの56%。枠内シュート数はマドリーが6本、ラシンが3本。
今節はアウェイでしっかり我慢し、結果として我慢が奏功した。
10回あったコーナーの場面で何とか失点せず乗り切れたのも大きかったかもしれない。シュスターの交代采配が遅い癖が出たようだが、このような試合では結果としてうまくいったことを評価したいと思う。
さて、ロビーニョとロッベン。
この2人を比べると、ロビーニョの方が下がってまで守備をする場面が多い印象。よってロッベンの方が高い位置取りとなり、まず狙うのがロッベンになることが多いのも当然だろう。
また、攻守に運動量が多いロビーニョから先に交代するのも納得できることだ。
が、ロビーニョがより守備をする、といった形が取り決められているのかというと、そうではないような気がする。以前からロビーニョは戻って守備に参加することもあったからだ。
前線に残っていがちなロッベンが、ロビーニョの守備意識に影響していないとは思わないが、ある程度は自然な「住み分け」をしているように感じた。
ラウール、ニステル、ロビーニョという前線と比較すると、残るのはロビーニョでラウールとニステルがより守備をする役割だった。
1人が残り、2人が守備もする、という大雑把な状況は維持されている。
だから、ある程度は使えるめどはたったといっていいと思う。
現状で彼らを併用しても、おかしなことにはならないだろう。
だが、果たしてそれで良いのか。
彼らの一番の良さはやはり攻撃。両サイドに彼らを配しておいて、結果片方しかその一番の長所を生かせないとなれば、もったいないことだろう。
そう考えると、併用することで大きな違いを生み出せるか、というと、今のところ答えは「いいえ」だと思う。今後、役割分担の変化で、様々に変わっていくことはあり得るので、そこに可能性を残しておきたいとは考える。
■次節にむけて
次節はホームでアスレティックと対戦。
今節アスレティックは、サン・マメスでバレンシアを5-1と一蹴した。
中盤の核であるシルバを欠いたバレンシアを相手に、しつこいチェック、攻守の切り替えの早さを見せた。
マドリーにしてみれば、球離れが悪いと、中盤でことごとく引っかかる展開になりかねない。
テンポよくボールを動かしていきたい。復帰するグティのプレーには期待したいところ。
posted by hiro |00:31 |
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2008年04月20日
GK:カシージャス、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、サルガド、ペペ、マルセロ、カンナバーロ、エインセ
MF:ディアラ、バルボア、ガゴ、ロビーニョ、ロッベン、バティスタ、スナイデル
FW:イグアイン、ラウール、サビオラ
グティ、トーレスは出場停止、メッツェルダー、ニステルは怪我、コディナ、ドレンテ、ソルダードは戦術的理由で出場停止。
最終ラインはバルセロナ戦以来の布陣となるようだが、そういう予想の中、マルセロが先発したこともあるので、どうなるかは最後までわからない。
この(アウェイでもある)ラシン戦を重視するならば、シュスターが理想とする最終ラインをピッチに送り出すべきだと思うが。
グティがいない中盤ではディアラが久々に先発すると伝えられている。招集されたメンバーを見る限り、それが唯一の選択肢だろう。
ガゴ、スナイデルは変わらないと思われるので、ディアラとガゴが中盤の底に位置することになるかもしれない。最近はガゴが前に出ていく頻度も高いので、いずれにしてもディアラが底で頑張ることになる。
前節はトーレスが退場してしまい、ロビーニョとロッベンの先発併用の成果も確かめられなかったので、今節改めて見てみたい。
勝ち点を取りこぼさないように試合を運んでほしい。
posted by hiro |17:28 |
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