2008年05月05日

リーガ・エスパニョーラ第35節 オサスナvレアルマドリード

優勝を決めたこの試合、内容についてもいつも通り私見を書きます。
結果は今朝お伝えしたように2-1の勝利でしたが、内実はどうだったでしょうか。

■マドリーの先発メンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、ペペ、エインセ
MF:ガゴ、ディアラ、スナイデル
FW:ラウール、サビオラ、ロッベン

ベンチ入り:デュデク、トーレス、サルガド、ロビーニョ、バティスタ、ニステル、イグアイン

今回は全員招集されていたため、ベンチ入りメンバーも書いておく。
最終ラインはベストの構成。
中盤ではグティが負傷しているので代わりにディアラが先発。トップはサビオラが前節に続いて先発した。

■オサスナの先発メンバー
GKリカルド
DF:ハビエル・フラーニョ、クルチャガ、ミゲル・フラーニョ、モンレアル
MF:アストゥディージョ、プニャル、アスピリクエタ、プラシル、ベラ
FW:ポルティージョ

残留争い真っ只中のオサスナ。ホームでもあり、少しでも勝ち点を伸ばしておきたい状況なので、厳しい試合になるだろうと思われた。

■主役はあなたじゃないですよ
最初に審判についてまとめて。
今節の主審はカンタレホ氏。序盤はそれほどでもなかったが、途中からカードをどんどんポケットから出していった。
オサスナに4枚、マドリーに6枚、計10枚のカードが出たわけだが、納得できないカード、そして判定が多かった。それはマドリーにとってだけでなく、オサスナにとっても同じことだろう。細切れに試合が途切れていった感は否めない。
これまでもマドリーと浅からぬ因縁を持つカンタレホ氏だが、それを抜きにしてもちょっとひどいなぁというのが正直な感想。

■ロングボールでは無理
さて、試合内容。

オサスナが高い位置からどんどん追いかけてきていたが、マドリーはそれをかわせなかった。中盤にしっかり納まらないので、長いボールが増える。
ただでさえ放り込みは得意でないマドリー、しかも前線がラウール、サビオラ、ロッベンではマイボールにしづらいのは当然。
結果、中盤の上をボールがとび越え、相手ボールになることの連続。

オサスナはベラがいたるところでボールを持ち、アスピリクエタがマドリー左サイドを脅かし、チャンスを作ろうとする。一方マドリーはアタッキングサードにボールを持ち込めない。
散発的にいい形になるが、続かないのでリズムは完全にオサスナ。

中盤の底に配されたガゴが広いスペースをカバーし、守備に貢献。最終ラインもさすがに堅く、最後は踏ん張っていた。

前半のシュート数はマドリー2本、オサスナ4本と互いに攻めきれないまま45分過ぎた印象。ボール支配率はオサスナの51%。

■諦めの雰囲気が・・・
後半開始時点で両チーム交代はなし。

46分、カンナバーロが2枚目のイエローカードで退場。一時的にディアラがセンターバックに。
53分にサビオラに替えてトーレスを入れ、セルヒオ・ラモスをセンターバック、トーレスを右サイドバックに入れ替えた。
今日のサビオラは全く機能せず。彼にまともなボールを供給できなかったチーム全体の責任ではあるが、落差が大きい出来となってしまった。

10人となったマドリーは、前半からの流れを変える機会を失ったようだった。
カウンターでチャンスを作ろうかという時間帯が少しあったが、奏功せず。オサスナの攻めに耐える時間帯が長かった。

63分、オサスナはハビエル・フラーニョとポルティージョに替えてソラとパンディアーニ。

65分、ラウールに替えてイグアイン。
ラウールを下げた時点で、シュスターはバルセロナ戦のことを考え始めたんだろうな、と感じた。
いつまで経っても改善されない試合展開では当然の考え方だったろう。

時間だけが過ぎていき、83分、オサスナのコーナーキックの際にエインセがハンド。
PKをプニャルが決め、マドリーにとっては痛恨の失点。引き分けどころか、勝ち点1も持ち帰れない状況になってしまった。

85分、スナイデルに替えてバティスタ。
スナイデルの落ち込みようは、見ていて辛かった。残り時間わずか、優勝の行方は次節に持ち越されると思われたが・・・

■終盤の逆転劇
87分、マドリー左サイドからのフリーキックはイグアインが蹴る。ゴール前にできたスペースに最後に入りこんできたロッベンに素晴らしいボールが供給され、土壇場で同点に追いついた。
得点し、マドリーは勢いづいた。10人とは思えない攻めの迫力を見せ、セルヒオ・ラモスも頻繁に上がってチャンスをうかがう。

89分、ディアラがドルブルで突っかけ、こぼれたボールをセルヒオ・ラモスが右サイドへパス。フリーで受けたイグアインがシュートを決め、何と3分間で逆転に成功した。
昨シーズンも、今シーズンも終盤でイグアインがキーとなった。運がある。

このまま2-1で勝利し、今シーズンの優勝を決めた。
シュート数は両チームとも6本、オサスナに51%ボールを支配され、いい内容の試合ではなかったが、最後の時間帯の迫力は見事と言うほかない。

■クラシコへ
次節はバルセロナ。サンチャゴ・ベルナベウでのクラシコが待っている。
優勝は決めたものの、リーガとは別物のドラマがあるのがクラシコ。タイトルがかかっていないが故にプライドだけを賭けた試合となる。
マドリーはカンナバーロ、エインセが出場停止と、最終ラインは苦しくなるが、エトー、デコらを欠くバルセロナも条件は似ている。
最後の山場を勝利で飾ってほしい。

posted by hiro |20:47 | リーガ | コメント(5) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
リーガ・エスパニョーラ第35節 オサスナvレアルマドリード

優勝おめでとう!そしてありがとう!

クラシコが楽しみです。どんな雰囲気になるのか。

にしてもリーガはおもろいというか困った審判ばかりですね・・・。雰囲気の悪い試合を裁く経験はどんどんつきそうなお国柄に見えますが。

メディナカンタレホはかなり評判はいい審判なんですけどね。

posted by コルッカ | 2008-05-05 21:15

コルッカさん

優勝おめでとうございます!

カンタレホとマドリーの因縁はなぜなんでしょう・・・いつも重要な試合で当たるイメージがありますし。
他にもあたりたくない審判は正直いますね(笑)

もう間近のクラシコが本当に楽しみですね!

posted by hiro | 2008-05-06 02:28

リーガ・エスパニョーラ第35節 オサスナvレアルマドリード

たしかにカンタレホのジャッジは不可解なものが多かったですね。

しかし、一方でピレスがインタビューで「リーガでは審判の判定に対しすぐに選手が集まって文句を言うがイングランドでは選手は審判に敬意を払い余程おかしな判定じゃない限り抗議をしない。」みたいなことを言ってました。

審判の質の向上には審判自身の努力だけではなく選手・監督・ファンからの信頼と敬意が必要なのかもしれません。

posted by asa | 2008-05-06 02:55

asaさん

おはようございます、遅くなってごめんなさい。

イングランドの方が体の寄せあいに対して笛を吹かない傾向はあると思います。
選手もどんどん競り合っていくことに慣れていますから、そういうプレーが続いて流されることにも違和感がないようです。

国民性、といってしまうと身も蓋もないですが、審判を取り巻く状況にそういったものが反映されてしまうのは仕方のない面があるかもしれませんね。
だからといって負の要素を許容することはしたくありませんが・・・

posted by hiro | 2008-05-07 05:34

あさん

あさんのコメントは当ブログのルールに違反していますので、削除させていただきました。

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posted by hiro | 2008-05-07 05:38

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