2008年04月01日
リーガ・エスパニョーラ第30節 レアルマドリードvセビージャ
ホームとはいえ、バレンシア、セビージャの2連戦。前節バレンシア戦を落としたため、是非とも勝ち点3が欲しい第30節。 ■マドリーの先発メンバー GK:カシージャス DF:セルヒオ・ラモス、カンナバーロ、エインセ、マルセロ MF:ガゴ、グティ、スナイデル、ロッベン FW:ラウール、イグアイン ペペが招集外のセンターバックにはエインセが入り、左サイドバックはマルセロ。 ガゴとグティが中盤の低い位置に配され、ラウールとイグアインが2トップに近い形。 今節のニステルの代役はイグアインとなった。前節はバティスタだったが、シュスターは毎節調子がいい選手を起用するつもりかもしれない。 また、今節はロビーニョではなくロッベンが先発。こちらは一休みさせる意味合いが強いものだろう。ロッベンの奮起に期待。 ■セビージャの先発メンバー GK:パロップ DF:クレスポ、モスケラ、ダビド・プリエト、アドリアーノ MF:ポウルセン、ケイタ、ダニエウ・アウベス、ディエゴ・カペル FW:ルイス・ファビアーノ、カヌーテ 違和感を抱えたヘスス・ナバスが先発から外れ、それに伴ってアウベスが中盤へ。 高さもある2トップにカンナバーロとエインセは厳しいかもしれない。 カペル、アウベスのサイドアタッカーとセルヒオ・ラモス、マルセロの対決がもうひとつのカギか。 ■内容と結果の一致 7分、スナイデルのフリーキックをエインセが頭で合わせて、マドリーが早くも先制する。 万全でない状況でも序盤に先制できたことは大きい。 この後も、マドリーは良い雰囲気で試合を進める。 全員がしっかり守備に走り、ボールを持てばパスコースをよく作る。 特に中盤の運動量は光っていた。ロッベンやスナイデル、グティがこれだけしっかり攻守に運動してくれれば、今後も計算が立つ。 また、ロッベンがスペースがある状態でボールを受けられているので、ロビーニョの場合と同じように推進力が生まれていたのもいい材料。前を向けば、やはり彼のスピードは脅威だ。 24分、イグアインがパロップと1対1になりかけるも、ディフェンダーが戻って阻止。ラウール、セルヒオ・ラモスが相次いでシュートするが、得点できず。 こうした場面でゴールになっていればより楽な展開になっただろうが、そうはならなかった。 33分、セビージャがクレスポに替え、ヘスス・ナバスを入れる。よってアウベスがサイドバックに戻った。 右サイドはアウベスとナバス、左サイドはアドリアーノとカペルというコンビがマドリーのサイドを攻めることになった。 こうした対戦では常に1対2を強いられるし、マルセロの左サイドは守備に関して特に不安視されるが、マドリーの方策としては、逆に攻めること。 ボールを保持した場合に両サイドの攻めを意識させることで、攻撃的なサイドバックを自陣に逼塞させる。マドリー右サイドはセルヒオ・ラモスが、左はロッベンが効果的にそれを意識させていたと思う。 それでもやはりセビージャ自慢のサイドの攻撃陣は素晴らしい。ナバスが入って、マドリーは少しリズムを失ってしまった。 37分、アウベスのフリーキックをクリアしきれず、ボールはケイタへ。うまくポジションを取っていたカヌーテにパスが渡り、ボレーシュートで同点。 ポジショニングとシュートの技術は素晴らしい。 38分、スナイデルがラウールへ浮き球のパス。ラウールへ通すにはここしかないだろうというパスを、ラウールが振り向くには最高のトラップをし、アドリアーノをかわす。 難しい体勢だったが、シュートをゴール上隅に決め、勝ち越し。 追いつかれた心理的影響を考えれば、これほど早く勝ち越せたのはありがたい。 ちなみにこのゴールがラウール公式戦での290個目のゴール。クラブ史上第2位のゴール数となった。ディ・ステファノの最多得点記録までもあと17点。 前半はこのまま2-1。良い試合をしながら追いつかれたが、リードをして前半を終えられた。流れが良いのにリードできないのと、流れの良さが得点に反映されているのとでは雲泥の差だ。 ボール支配率はマドリーの53%。枠内シュート数はマドリー6本、セビージャ2本。 シュートが多いわけではないが、枠にいっているのはしっかり攻められている証拠ともいえる。 ■イグアインがようやく・・・ 後半開始時点で、セビージャはポウルセンに替えてレナト。 マドリーは交代なし。 後半に入ってセビージャは攻撃意識が高まったよう。2トップにボールが渡る回数も増え、サイドの崩しも活性化してきた。 マドリーはそれに合わせて守勢に回る。といっても、ボール支配率が少し落ちて、カウンターのチャンスが増えてきたのでチャンスはありそう。素早い攻めで得点できれば・・・ 58分、グティ、セルヒオ・ラモスとつないでゴール前に低いクロスを出すも、イグアインがあと一歩間に合わず。 59分、ラウールのパスを受けたイグアインが抜け出し、シュートするがパロップがセーブ。リバウンドをイグアインがもう一度シュートするが、これもパロップが右手でセーブ。 チャンスは多くあるが、イグアインに運がなかなか回ってこない。 65分、スナイデルが右サイドを走るグティへロングパス。グティがイグアインへ低いクロス。今度こそ、イグアインがしっかり合わせて3-1。 ようやくチャンスをものにできたイグアインの喜びと安堵・・・ それにしても、グティの左足アウトサイドでのクロスはすごい。 73分、セビージャはカペルに替えてコネ。マドリーはグティに替えてディアラ。 試合を捨てないセビージャ、ヒメネス監督に対し、シュスターは守備固めの交代。これほど明確に守備のメッセージを出すのも珍しい。 試合をはっきりと守り通すことを示したのは、(定石通りとはいえ)良い判断だった。 84分、イグアインに替えてバティスタ。7分、ラウールに替えてロビーニョ。 通算290ゴール目となる貴重な勝ち越しゴールを決めたラウールを、サンチャゴ・ベルナベウのファンは盛大な拍手で労った。 試合は3-1で終了。 ボール支配率はセビージャの54%。後半はボールを支配されたが、枠内シュート数ではマドリー10本、セビージャ2本と、結局後半いいシュートを許さなかった。 攻守の運動量がしっかり結果に反映された、内容・結果ともにいい試合だった。 ■一体感 攻守ともに一体感があった、という言葉が合うように思う。 前節に比べて、明らかに試合内容が改善された。シュスターが何らかの指導をしたのは間違いないだろう。ロビーニョやニステル、ペペを欠いても内容ある試合をできたのだから、チーム全体の自信になる。 こうした試合ができれば、結果はついてくる。 2位ビジャレアルとの勝ち点差は6。次節はアウェイでマジョルカと対戦。 今節のような試合をまた見せてほしい。
posted by hiro |00:05 |
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リーガ・エスパニョーラ第30節 レアルマドリードvセビージャ
久しぶりにいいゲームでした。
久しぶりに前線から守備してました。
結局前線からの守備が全ての生命線ということになりました。
ここで疑問が生じます。今まではあえて前線からの守備をしなかったということなのか?分岐点はクラシコになるんですが、あの試合から前線のプレスが無くなりました。戦術的な変更が行われたのか、気持ちが入らなくなったのか、内部事情を知りたいですね。
posted by しろ | 2008-04-01 19:56
しろさん
こんばんは。
あれだけ走ってくれると、後ろも助かりますね。終盤に向けて弾みがつきました。
年明け以降、明らかに変わりましたからね。
実際のところ、あれだけうまくいっていたのですから、前から追うなとは言わないでしょう。それに、チーム全体の守備の重要性はシュスターも理解しているはずです。
ですから、遅攻対策に手間取って守備の運動量が削がれた、というようなことが真実かもしれません・・・
今節、メンバーがそれほど大幅に変わったわけではないのに、(グティまでも)走り続けたということは、その点について指導されたのは確かです。
仰るように、メンタル面にハッパがかかったのかもしれませんね。
posted by hiro | 2008-04-02 00:16


