2008年03月13日
ミヤトビッチ語る。
アスにミヤトビッチのインタビューが短く載っていた。 「私たちは謙虚に臨む」というタイトル。 シーズン中に契約問題を話題にするのはあまりいいことではないが、せっかくなのでこの機会にまとめておく。以下文章訳。 ・マドリーのSDとして、リーガはすでに勝ち取ったとお思いですか?それともバルセロナがタイトルを奪い得るとお思いですか? 私たちにはかなりのアドバンテージがあるが、まだ多くの試合が残っているから、それに全力で臨まなければならない。終わりの鐘を早々と鳴らしてしまうのは間違いだよ。まだ11試合も残っているから。自信を持っているが、相手を尊重しなければならないんだ。リーガは拮抗しているリーグだからね。私たちは謙虚に臨むよ。 ・シュスターはマドリーの指揮を執り続けるのでしょうか?それともカペッロのようになるのでしょうか? もちろん私たちはシュスターに続けてほしいと思っている。私たちは彼を信頼しているし、私個人としても続けてほしい。カペッロのようなことは起こらないよ。私たちはシュスターに満足している。 ・次のシーズンに向けては多くの契約が結ばれるのですか? 今年の夏はいつもより静かなものになるよ。素晴らしいチームがあるのだから、いくつかの契約をして修正するだけだ。 ・受ける批判に腹が立つことはありますか? 批判はいつもあるものだ。私はSDなのだから、物事が自分たちの臨むように進まない時は常に指摘される。何の問題もないよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ カルデロン会長も同様の発言をしているが、来季以降もシュスターにチームを任せると明言。CLの敗退は、当然落胆させる結果だっただろうが、継続して来季の巻き返しを図るということだろう。 極めて妥当な判断だ。 毎年のように監督を替えてもメリットはない。 オフシーズンの移籍についても、それと同様の発想だろう。大幅な変更が必要だとは思えない。 とはいえ、修正が必要なことはミヤトビッチも語る通りだ。 考えられる修正点は以下の通り。 1.カンナバーロの代わり 今シーズン最終ラインを支え続けているカンナバーロだが、彼も既にベテラン。使い続けることはリスクを伴うし、地元ナポリで現役を終えたいと語る彼が2,3シーズン後も在籍しているとは考えづらい。 とはいえ、今年の夏に急いで動く必要はない。 今シーズンは怪我が多く、最終ラインのやりくりに苦労したが、ディフェンダーが4人しかいないという事態を想定してばかりはいられない。不幸だったと割り切るほかないだろう。 2.ラウールとニステルの代わり これはカンナバーロの事案と同様。ベテランの彼らを使い続けるのは厳しい。 シュスターがベテラン2人の他に信頼して使い続けられる選手を見つけられていない点から言うと、1より問題が大きい。 ただ、現在控えの選手たちの、今後の起用法によって、どの程度の選手を求めるかは変化する。 今後のリーガでも十分な時間が与えられないようなら、シュスターが来季になって突然起用しだすことは考えづらい。この場合は大金を使って選手の獲得に乗り出すだろう。 逆に、少しずつ控え選手の出場機会が増えていくようなら、現在のチームをよく理解しているだろう彼らを、来季ラウールやニステルと入れ替えながら使う可能性がある。 この場合は、大きな契約は必要ない。控えとして信頼できる選手を獲得するだろう。 ただ、いずれの場合も若い選手であることは最低条件。以前ドログバの移籍の噂が流れたが、現在30歳の彼を獲得する必要はなく、ラウールとニステルが体力的にも衰えた後を見据えた契約であるべき。 3.中盤の修正 3トップはシーズン途中で採用したもののため、それに向けた構成となっていないのは仕方ないが、この戦術がうまくいっており、今後も使う場面があると想定できるとなると、中央でプレーできる選手が必要。 現在は本職がガゴ、ディアラ、バティスタ、グティ、スナイデルの5人だが、一人加えれば3つのポジションに6人という形となって、一番理想的だと思われる。 この事案は、レンタルや買い戻しのオプション付きで移籍したカンテラーノを呼び戻せば事足りるだろう。デ・ラ・レやハビ・ガルシア、グラネロといった選手はそれぞれのクラブでいいプレーを見せており、十分期待できる。 既に復帰報道をされている選手もいるので、ファンとしてはトーレスに続いてトップ定着できる選手を見てみたい、という欲もあるが・・・ サイドアタッカーをこれ以上加えても、その選手が素晴らしい選手であればあるほど、バランスを欠くことになる。来季もロビーニョとラウール、ニステルが基本路線に替わりはないだろうから、出番はない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大まかに言って、以上の3点が必要と思われるポイント。 どう考えても、ミヤトビッチが言うように「静かな夏」になるだろう。マドリーの場合、不可解な移籍が頻繁にあり、それが不安ではあるが、ポイントを押さえる「修正」ならば、出費も多くなく、チームも一貫性を持って進めるだろう。 最後に。 来る者がいれば、去らなければならない者もいる。どんな契約であろうと、獲得する選手がいれば、25人の枠からあぶれてしまう選手がいる。 こうしたことを話題とするときに、去っていく選手のことを忘れるべきではない。自戒を込めて、書いておく。
posted by hiro |03:35 |
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