2008年01月29日
リーガ・エスパニョーラ第21節 レアルマドリードvビジャレアル
センターバックに負傷者が多く、メッツェルダーが何とか招集リスト入りした状態だというのに、マルセロが打撲傷を負ったため先発を緊急回避する事態に。 代わってトーレスが左サイドバックを務めるも、試合前から不安。 事前の予想通り、スナイデルとメッツェルダーはベンチで試合開始。 GK:カシージャス DF:サルガド、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、トーレス MF:ガゴ、バティスタ、グティ FW:ラウール、ニステル、ロビーニョ ビジャレアルもマティアス・フェルナンデス、ピレスといった中盤の攻撃を担う選手が欠場。 とはいえ、カニ、カソルラとロッシ、ニハトの攻撃陣には注意が必要。 高さよりも二次元で素早く勝負されると怖い。 元マドリーのディエゴ・ロペスには、敵ながら少しだけ頑張れと言いたくなる。 開始当初からマドリーの走ろうという意志が感じ取れた。 ボールを取られた後も諦めず追う選手が多く、それにつられて周りの選手もカバーに走る印象。ガゴ、バティスタが積極的にボールに詰めていくので、攻めが継続できる。 8分、ラウールが開けたスペースにロビーニョが左から入っていき、グティのパスがぴたり。 ワンタッチでコースをしっかり狙ったシュートが決まり、早速先制。 得点後も運動量は落ちず、早いうちに追加点、という雰囲気はあったが、ビジャレアルも次第に慣れてきて、対応されていく。 高さで勝負する2トップではないので放り込むことはほとんどないが、マルコス・セナが低い位置からつないだり、トップに対するサポートを早くすることで、状況を改善していった。 15分、右サイドで仕掛けたニハトのパスをロッシが中央で受ける。縦に入っていくと見せたロッシに少しつられたカンナバーロも何とか詰めるが、うまくかわされ、ミドルシュートが決まって同点。 カシージャスの無失点記録は564分で途切れてしまった。 右サイドに展開されたところではスペースは消せていたが、追いかけてきていたニハトが、縦にもいけるし、パスも出せるような、いいポジションでボールを受けた。 19分、右に流れたロビーニョが角度のないところからシュートするも、ディエゴ・ロペスがファインセーブ。ロビーニョは右に左にと流動的に動いてチャンスを作る好調なパフォーマンス。 ビジャレアルの守備陣は捉まえ切れていない。単純なスピードでも勝っている印象だった。 29分、グティの落としたボールをサルガドがシュートするもセーブされる。サルガドが以前より上がって攻撃に絡もうとしている。かつてのプレーを少し取り戻せたならばいいが・・・ 運動量自体は悪くない。右サイドに張る選手がいないので積極的な上下動はそれほどないが、役割はこなせている。 グティは倒されてファールを取ってもらえず、不満そうな場面もあったが、比較的自由があって、パスセンスを活かす場面が多い。 ガゴとバティスタが守備を頑張るので、グティの攻撃に専念できている。ディアラの不在に対し、中盤の構成をいろいろと変化させているが、どの形でも問題なくなってきている。 ビジャレアルは、ニハトが様々なポジションでチャンスメイクしようとするので、マドリー守備陣は彼を見たかったが、なかなか捕捉できず、彼がいい形を演出する。 前線からのチェイスはできているが、グティがいる分中盤は比較的緩い印象。そのためミドルサードでボールを保持されると怖い印象。 ガゴ、バティスタの奔走が命綱。怖くなってラウール、ロビーニョが戻ってくると攻撃にも悪影響が出てしまうので、ここで頑張りたい。 後半開始時点で両チーム交代はなし。 勝ち越したいマドリーはグティのパスと前線のかみ合いに期待。 52分、ビジャレアルのコーナーをキャッチしたカシージャスがグティへスロー。飛び込んできたディフェンダーをかわすパスが、コーナーの守備から一気に駆け上がっていたセルヒオ・ラモスに渡った時点で、3対2の状況に。 ペナルティエリアに入る辺りまで持ち込み、右のラウールにパス。 ラウール、グティのシュートは相次いで止められたものの、ロビーニョが跳ね返りを落ち着いてサイドネットへ決め、勝ち越し。 効率よい得点の取り方が特徴の今季のマドリーを象徴するかのような、きれいなカウンターが決まった。まさにゴールからゴールへ、というカウンターだった。 2本のシュートを止めたディエゴ・ロペスがものすごい悔しがりよう。キーパーとして、あそこまで止めたなら失点は阻止したかっただろう。キーパーの頑張っている間にもう少しディフェンダーが戻ってきていれば彼の頑張りが報われたかもしれない。 58分、カニ、ブルーノに替えてホシコ、アンヘル。攻撃意識を高めようという交代。 前半の積極的な走りが継続できなくなってきて、次第にスペースが生まれ始めている中盤をどちらが活かせるか。 64分、ガゴがハンドでイエロー。累積警告で次節出場停止に。 抜ければ決定的になる場面だっただけにレッドでもおかしくなかったが、イエローで済んだ、という感じ。 それでも次節はまた、中盤のやりくりに苦労しそう。 72分、バティスタに替えてスナイデル。 勝ち試合で調整といきたかったが、75分、コーナーにニアで誰も触れず、ホシコ、カプデビラとわたり、再び同点。 一気に急ぎだすマドリー。 76分、ガゴのロブパスをスナイデルがオフサイドギリギリで抜け出し、シュート。 今度はディエゴ・ロペスにセーブされずにまたもリードを奪うゴール。 このプレーの直前、ガゴへスローインするときには、ロビーニョとトーレスどちらがスローするのかも曖昧になるほど焦っていた様子で、このまま引き分けもあり得るような状況だったが、1分で追いつくという幸運がありがたかった。 84分、ロビーニョとドレンテが交代のはずが、直前にサルガドが負傷したためドレンテとサルガドが交代。サルガドは交代後もベンチにいたためそれほど重傷ではない様子。 これ以上の離脱者は避けたいマドリーにとっては不幸中の幸い。 88分、今度こそロビーニョが交代。イグアインが短いながらも出場。 終了間際、危うい場面もあったが、何とか3-2で勝利。ホームで17連勝とサンチャゴ・ベルナベウでの好調を維持した形となった。 ボール支配率はマドリーの55%。シュート数はマドリー19本(枠内12本)、ビジャレアル16本(枠内5本)。 後半はさすがに運動量が落ち、スペースができていたのでシュートを打ち合うような展開になったが、19本のシュートを打って枠内12本はいい形ができていた証拠だろう。 フリーキックのチャンスもあったが、ディエゴ・ロペスが頑張った形。 ニハトを中心としたビジャレアルの攻撃にさらされた最終ラインは、2失点だったが、サルガドの出来、トーレスの落ち着いたプレーを見る限り、「何とかなる」という印象。 メッツェルダーが本格的に復帰し、セルヒオ・ラモスが右に戻れば楽になるだろうから、それまでの我慢。 今節バルセロナはアスレティックと引き分けたため、勝ち点差は9に広がった。 まだ試合数は多いものの、選手に無理をさせない試合ができればいいな、と思う。 次節はアウェイでアルメリアと対戦するマドリー。怪我とうまく付き合いながら一試合一試合を乗り越えていきたい。
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posted by hiro |05:07 |
リーガ |
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