2010年03月11日
CL決勝トーナメント1回戦第2戦 vリヨン
マドリーファンには悲しい結末だが、振り返ろう。 ■マドリーの先発メンバー GK:カシージャス DF:セルヒオ・ラモス、アルビオル、ガライ、アルベロア MF:ラス;グティ、グラネロ;カカ FW:ロナウド、イグアイン 62分:グラネロ→ファン・デル・ファールト、83分:アルベロア→ディアラ グティとグラネロの2人が中盤に入った。 その他は現状考えうるベストのメンバー。 ■リヨンの先発メンバー GK:ロリス DF:レベイエール、ブームソン、クリス、シソコ MF:トゥララン;デルガド、ピャニッチ、マクーン、ゴブー FW:リサンドロ・ロペス 46分:マクーン→ゴナロン、ブームソン→シェルストローム、83分:ピャニッチ→エデルソン 4-1-4-1のリヨン。ピボーテの位置のトゥラランがバイタルをカバーできるか。 ■不運、あまりにも不運 マドリーはグティからの縦パスが良いところに収まっていた。 ロナウドはサイドに開く頻度は低いが、バイタルでうまく受けて前を向けていた。そこにカカも参加。中央で起点を作って、左右のサイドバックがサイドを補完。 リヨンはトゥラランのところが怪しい。中央に絞るので、サイドはマドリーが完全に掌握。セカンドボールもマドリーに出ていて、圧倒した状態で試合を進めた。 先制は6分。グティの縦パスにロナウドが反応。難しい角度だったが、ロリスの股を抜いてゴール。これで合計1-1。 その後もマドリーが良い形でゲームを支配していた。 縦に狙うべきところ、ゆっくりやるべきところと、緩急をつけながら自在にボールを動かし、選手も良く走っていた。いつチャンスが生まれてもおかしくない印象だった。 リヨンの狙いは、マドリーのパスが危なっかしい時にアルビオルとラスにプレッシャーをかけること。グティに入ると、何をやっても良いところに出される(グティの好調ぶりはすごく目立った)。 アルビオルの組み立て能力が低いのは今に始まったことではないので仕方ない。その代わりガライが繋げているのが大きい。ペペ不在の間に良いコンビになってきている。 26分、イグアインが抜け出して、代表で見せたようなタッチでロリスもかわすが、インサイドで放ったシュートがポストに。 これが入っていれば。不運としか言いようがない外れ方。 その後もリヨンを圧倒しながら、得点が奪えないままハーフタイムへ。 このハーフタイムが、リヨンを救った。 ■リヨン反攻 後半開始時点からリヨンはゴナロンとシェルストレームを投入。トゥラランを最終ラインに下げた。 この交代でリヨンは攻撃のしかたを思い出した。 交代で入った2人は、ボールを持てるし、出せる。第1戦でも良かったデルガドがサイドで待っているので、うまく使う。リサンドロ・ロペスというターゲットの活用も前半とは比べ物にならない。 前半、リサンドロ・ロペスは裏へ裏へという狙いだったがが、彼の強みは、むしろこうしたフィジカルの勝負にある。 また、チームとしてもリヨンの動きが良くなった。 ロッカールームで「まだ1-1なんだぞ。しのげているんだから頑張れ」と言われたのかもしれない。前半の様子では、合計でも負けているような、良くない雰囲気だっただけに、息を吹き返した感があった。 徐々にリヨンがペースを取り戻していくが、マドリーの対応は難しかった。前半、一気に勝負をかけただけに、同点で後半に入ってしまった感は否めないし、運動量も下がってくる。 そこに繋げるリヨンの中盤。プレッシャーがかけられなくなっていった。 62分、グラネロに替えてファン・デル・ファールト。 キープはできるが、相手にとって危険なプレーができなかったグラネロから、セビージャ戦勝利の立役者ファン・デル・ファールトに交代。 中盤の主導権を取り戻しにかかる。 この交代は成功した。 リヨンのペースが落ちてきたこともあるが、マドリーの出しどころが増えて、守備への負担を増やすことができた。 これで、マドリーが圧倒した前半→リヨンが盛り返した後半序盤→ようやく落ち着いた試合に。 が、76分、リサンドロ・ロペスに当てて落としたところにピャニッチが走りこんでゴール。1-2。 2点を取るには余りにも厳しい。時間には余裕があるが、流れとして入りそうな気がしない。 78分にラウールを入れて雰囲気を替えようとするも、効果なく1-2で試合終了。 ■間違いではないが 前半に勝負をかけたやり方は間違っていない。 そして、リヨンが失ったのは結果として1点だけだが、しのげていたわけではない。上には書かなかったが、オープニングのカカのシュート、そして無人のゴールにいれられなかったイグアインのシュートと得点にしておくべきチャンスが多数あった。 それを決められなかった不運がたたった。 (客観的に見れば、「決めないと流れは変わる」というよくあるパターンの試合になったわけだ) アウェイを0-1で終えた後に、ホームで勝負に出る。ホームでは負けないマドリーの、180分の内の”後半”の考え方としては一つの正解といえるだろう。 最初の45分でリヨンに決定的ダメージを与えられなかった。そこだけが、問題だった。 負けたって、リーガは続く。 週末はアウェイでバジャドリーと対戦する。切り替えは難しいが、頑張ってもらいたい。
posted by hiro |07:00 |
CL |
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CL決勝トーナメント1回戦第2戦 vリヨン
コメント投稿者ID : OOH00003850
なんとか冷静に考えると
イグアインが決定的なチャンスを逃したからが直接的な原因
カカの不調が間接的な原因
一戦目の戦い方が総合的な敗因
他にはクラシコでも感じたことですがスーパーサブがいないこと
ラウルが入っても状況は全く改善されない
スピードもパワーもないラウルでは局面が打開できない
今日も不調のカカに代わって出たが状況はむしろ悪化していた
仮にルートを残しておけば数ある決定機の一つはモノにしていたはず
このままリーグ優勝できても喜び半減どころか8割減
なんとか精神的に立ち直ってクラシコに向けて最後の意地を見せて欲しいです
posted by しんどい | 2010-03-11 09:43
CL決勝トーナメント1回戦第2戦 vリヨン
コメント投稿者ID : OOH00003852
今年のレアルマドリーは強い。
けれど、どこか勝負弱い。
そんな印象です。
勝負弱さを感じたのはペジェが率いたビジャレアルもそうなので、
何か理由があるのかな、と勘ぐったりします。
「強い」と言う部分は豪華なメンツに由来するとなれば
じゃ、ペジェの指導力に問題があるのか?と。
そんな事は分るはずもないんですけどね。
posted by cerebellum | 2010-03-11 10:43
CL決勝トーナメント1回戦第2戦 vリヨン
コメント投稿者ID : OOH00003851
レアルマドリードがCL決勝トーナメントで勝ち進めないのは、普段のリーグ戦で有利な判定を下されていることが大きいと思います。
リーグ戦ではPKも多く与えられるし、先日のセビージャ戦ではセビージャに与えられるはずのゴールキックがなぜかレアルのコーナーキックになり、レアルが同点に追いついていました。レアル対リヨンの試合を2試合通して見ましたが、判定は2試合ともに中立だったと思います。
試合終盤のレアルの選手達の(正当な)判定への苛立ちは、リードされていたことを差し引いてもいかに普段のリーグ戦でレアルが判定に優遇されているか如実に表わしていると思いました。
posted by リーガー歴16年 | 2010-03-11 10:46
CL決勝トーナメント1回戦第2戦 vリヨン
コメント投稿者ID : NID00003869
リーガー暦16年さんへ
どなたも審判のせいにしていないと思いますが?
文章からはマドリーへの反感が滲みでていますが・・・
それに判定の有利云々は同じリーグのバルサも含め、他のリーグのビッグクラブも大なり小なりありますよね?
posted by 名無し | 2010-03-14 15:16
しんどいさん
コメント投稿者ID : hiroreal
こんばんは。
アウェイでの0-1は、許容すべき結果だと思いますし、それを受けての前半の攻勢は成功していたと思います。
あとちょっと運がなかったな、というところでしょうか、
後半にリヨンが立て直してきたのは、さすがという感じでしたね。
あのあたりのチームとしての巧みさは、まだマドリーにはないものです。
とにかくリーガで頑張ってもらいたいです。
posted by hiro | 2010-03-18 00:09
cerebellumさん
コメント投稿者ID : hiroreal
こんばんは。
うーん。難しい問題ですね。
勝負弱い、というのは、技量の面だけで解決するものでもないですし・・・ここぞ、というところで、チームになれるかというのは、普段仲が良いかどうかとは別に、ピッチでどれだけ仲間のプレーを信用できるかにかかっていると思うので、そのあたりの問題は、まだまだかなと思います。
あとは、ペジェグリーニのマドリーをもっと長く見ないと、仰るようなビジャレアルでの勝負弱さが継続しているかどうか、わからないですね・・・
posted by hiro | 2010-03-18 00:14
リーガー歴16年さん
コメント投稿者ID : hiroreal
こんばんは。
リーガでは割と簡単に笛がなりますが、CLではそうならないのがギャップの原因だと思っています。
この試合でも、かなり強く当たってもファールを取られませんでした。カカやロナウドはそれを早く察して、フィジカル勝負で勝って前を向く場面をいくつか作れていました。
倒れるのは、すごく楽なんですよね。
相手と体をぶつけ合いながら、ボールをキープして前へ進むのは、体力的に大変なプレーです。
終盤にぐったり来て、それができなくなってしまうのは、残念ですが、仕方ない面もあると思います。
posted by hiro | 2010-03-18 00:19
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