2008年11月12日
コパデルレイ決勝トーナメント一回戦第二戦 vレアル・ウニオン
招集リストがぎりぎりに出たのでまずはそこから。 負傷以外の理由で招集外となったのは、カシージャス、エインセ、セルヒオ・ラモス、グティ。カスティージャからはディフェンダーのアントン、フォワードのブエノが招集された。 ■マドリーの先発メンバー GK:デュデク DF:サルガド、カンナバーロ、メッツェルダー、マルセロ MF:ガゴ;ラウール、スナイデル、ファン・デル・ファールト、ドレンテ FW:サビオラ 46分:カンナバーロ→ハビ・ガルシア、61分:ドレンテ→ブエノ、81分サビオラ→イグアイン ラウールが頻繁に中盤に降りてきているので、前線はほとんどサビオラ一人。ドレンテも待つ位置は高め。 ■レアル・ウニオンの先発メンバー GK:エドゥアルド DF:ララインサール、イグレシアス、ベルエト、グルチャガ MF:アイトール・サンス、ベオビデ;マヌ・ガルシア、アバソロ、セグード FW:サルセド 53分:セグード→ロモ、62分:サルセド→フアン、73分:アバソロ→ゴイコエチェア ■何をするのか レアル・ウニオンの狙いははっきりしていた。 リードしてのアウェイだから、第一戦と同様、守ってカウンターでいいだろうという形。守る時は、前線に一人を残して全員が自陣で構える。 それに対して、攻めなければならないマドリーは狙いが曖昧。 放っておけば中央に集まる攻撃は相変わらずで、なかなかサイドの崩しがない。普段やっていない組み合わせで方針なく攻めれば、こんな風になってしまうか、という悪い見本のよう。 レアル・ウニオンは方針が当たって、これも相変わらずな、立ち上がりの集中力を欠いたマドリーの守備を簡単に破ってアバソロが9分に先制のシュートを決める。 これでマドリーは2点必要になった。 が、30分あたりまで可能性を感じるシュートがなかったというのはいくらなんでも酷すぎる。さすがに2部Bのクラブが相手、狭い局面での技術の高さを感じる場面はいくつかあったが、じゃあそこからゴールへどう結び付けるのか、というところに方針を感じない。 サイドを使わないなら、守備側は安心して中央に的を絞れるのだから、やりやすいだろう。狭いところでプレーし続ければ得点の可能性はやっぱり低くなる。 35分のラウールの得点も、GKの中途半端な飛び出しによるところが大きい。マルセロがクロスを上げた形だが、これもサイドをえぐるような攻めではなかった。今のマドリーはペナルティーエリアの幅より広い攻めを放棄しているといってもいい。 43分、サビオラがラウールのシュートのリバウンドを押し込んだが、”明らかな”誤審でオフサイドとなり、ゴール取り消し。 ■ブエノ登場。が・・・ 後半開始時点でカンナバーロを下げて、ハビ・ガルシアに。カンナバーロは前半相手の腕が首筋に当たる場面があり、大事を取って負傷交代。 49分、前がかりになっているところをレアル・ウニオンがうまくついて1-2。マドリーはまたも2点取らなければならなくなった。 前で追うのは良いが、ただ適当に追っている感じ。修正しないのか。 50分、サビオラがエリア内の左サイドをうまく突破してラウールへパス。きっちり合わせて2-2。またも点の取り合い。あと1点。 61分、ドレンテを下げてブエノ。マラガ戦でもそうだったように、ドレンテにやる気は感じるし、なかなか走ってはいるのだが、ボールを持ってやれることが少ない。 ロッベンと比べるのはかわいそうだけれど、ドリブルをするならもう少し取られないようにしないと厳しい。または簡単にプレーするようにするか。 あとはクロスの精度。サイドにいる以上、クロスを上げる回数は(マドリーの中では)多いほうの選手だが、ゴール前を飛び越してふわっと逆サイドまで流れるボールを何度も蹴られてはたまらない。 観客の不満は理解できる面がある。 好調のカスティージャで得点を重ねているブエノ。観客の声援も大きかったが、68分、それに応えるロングシュートを決めて3-2。本人の大喜びを見ていると、見ているこっちも嬉しくなる。 ある程度の時間を与えられてプレーしていたが、ボールの受け方はうまかった。技術も高いようなので、慣れてくればもっとやれる選手だと感じた。 81分、”1ゴール1アシスト”のサビオラを下げ、好調のイグアインが登場。90分で勝ち抜けたいという交代か。 86分、ラウールのクロスがブエノに合わなかったが、そのボールがそのままゴールへ入るラッキーゴールで4-2とし、ついにリード。 これで勝ちぬけられるかと思ったが、90分、ロモのヘディングがきれいに決まって、アウェイゴールでレアル・ウニオンがリード。 そのまま試合が終了し、早々にコパの舞台から去ることになった。 ■監督問題 現地紙では「週末のバジャドリー戦に勝てなければ・・・」というシュスター解任の噂まで出ている。2部Bのクラブに敗退したというショックはやはり大きい。 何度も書いているけれど、アンバランスな24人でシーズン開幕を迎えた責任は監督とは違う人たちに追ってもらわなければならないもので、そのことについてはシュスターに同情する点は多くある。こうも怪我人が立て続けて出ることもそう。 が、シュスターが攻守両面ではっきり方針を示せるのか、という疑問はやはりあるのだ。 昨シーズンに比べてかけ時が曖昧になっている前線のプレス。機能しなければ残るのはスペースで、そこを使われるシーンは最近の数試合、とても多い。 チームとして、いつ追うのか、いつやめるのかが決まっていないようで、選手それぞれがそれぞれにやっている印象がある。 攻撃では、今朝の試合でもそうだが、サイド攻撃がなく、よって効果的なクロスがない。 それは今に始まったことではないし、修正する機会はあったはず(ショートパスで崩すマドリーのスタイルがあるにはあるが、それだけでは勝てない)が、相変わらず、といった感じ。 どうでもいいことかもしれないが、画面を通して見ていて、シュスターがベンチを出ているところがあまり映らない。ベンチから出てくるのは抗議するときかゴールが決まった時くらいで、選手に指示する場面がなかなか見られない。映っていないだけでやっているのかもしれないが、試合中の修正が監督によって図られず、選手に任されているとしたら・・・と考えてしまう。 バジャドリー戦の結果いかんで、というのも性急すぎる気がするが、”なんとなく”でやっているように思えてしまう現状が変わらないと、結果も付いてこなくなる危険性はある。そうなれば、人事について考えなければならなくなるだろう。 現実的に見て、一つの山はCL決勝トーナメントへ進出できるかどうか。またはホームでのゼニト戦の結果・内容、といったところになるだろうと思う。 ■さらに・・・ カンナバーロとメッツェルダーも負傷の疑いがあるようで、さらに負傷者リストに2人追加されることになるかもしれない。 先ほど書いたように、週末のリーガはバジャドリーとアウェイで対戦。 アウェイとはいえ、勝ちがほしい。苦境を乗り越えられるよう、がんばれ。
posted by hiro |23:25 |
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