サムライブルーの風

【侍青の風】「20周年を迎えたジョホールバルの歓喜」と「エースの交代」

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今日は2017年11月16日、 ちょうど20年前の1997年11月16日に、 日本代表はアジア第3代表決定戦でイラン代表を3-2で倒し、 初めてのW杯出場を決めた。

今回は、それを記念して、 加茂ジャパンから第一次岡田ジャパンについて振り返ってみたい。

「ドーハの悲劇」でサッカーに一目ぼれしたオレは 1994年末からスタートした加茂ジャパン(最後は岡田ジャパン)にも いろいろな気持ちを味あわせてもらった。

アルゼンチン、イングランド、ブラジルといった 最強レベルの国との戦いを次々と見せてくれたこと。

ホーム開催のキリンカップとはいえ メキシコ、ユーゴスラビア、クロアチアといった強豪国に 勝利してくれたこと。

まさに、日本代表が成長していく過程を 4年間かけて目の前で感じることができた。

しかし、個性的なメンバーが多くても 一致団結していた印象が強かったオフトジャパンに比べ、 加茂ジャパンは、技術的に優れた若手が多く、はまると強い反面、 逆境や重圧の中で、歯車が狂うと立て直せないといった 精神的な弱さや淡白さを感じさせる印象があった。

ジーコジャパン時代には 海外組と国内組のギャップ問題が取り上げられたけれど この加茂ジャパンには カズや井原といった「ドーハの悲劇」を経験し それまでの日本代表だけでなく 日本サッカーさえも引っ張ってきたグループと、 城や川口、中田ヒデといったアトランタ五輪に出場し 世界大会を経験した飛ぶ鳥を落とす勢いを持ったグループと、 名波や山口素、秋田、相馬、名良橋といった、 そのどちらにも属さないグループ (仮にバルセロナ五輪組とする) といった、価値観のまったく異なる3層構造を抱えた集団だった。

ドーハ組が意見を言えば「古い、精神論だ!」と言われ、 アトランタ組が意見を言えば「生意気だ!」と言われ、 その真ん中にいて特に声を上げずに黙々とプレーする 名波や相馬などのバルセロナ組は 「何を考えているのか分かりづらい…」と言われていた。

すべての選手がJリーグのプレイヤーだったとは言え、 今考えれば、歴代の日本代表の中で、 もっともまとまりづらいメンバー構成だったのかもしれない。

応援している自分たちとしても、 ドーハ組のメンバーには、当然、思い入れが強いし、 アトランタ組は、自分自身のサッカー観戦経験で 初めての世界大会出場を見せてくれたメンバーだから期待が大きいし、 バルセロナ組については、 名波と相馬の左サイドのコンビや、 ゾーンプレスをリードするボランチの山口素は、 まさに加茂ジャパンの屋台骨だったと思っていたので、 チームの調子がいいときは問題無いけれど、 不調に陥ってチームがギクシャクした時には、 どのグループに感情移入すればいいのか 分からなくなることが多かった。

そんな目に見えないひびを抱えたまま 1997年のフランスワールドカップのアジア最終予選が始まった。

「ジェットコースターのような戦い」 と表現されることが多い、あのときのアジア最終予選。

確かに、振り返ってみれば話題に事欠かない戦いの連続だった。

初戦のホームでのウズベキスタン戦は 不調が叫ばれていたカズの4ゴールで 6-3と派手な打ち合いを制した。

2戦目のUAE戦は灼熱のアウェーの戦いで 小村の幻のオフサイドゴールもあって0-0のドロー。

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