サムライブルーの風

【フィギュアの風】真央ちゃんの引退に、『ドラえもん』の名セリフを思い出した。

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浅田真央選手の引退発表&会見がおこなわれて ずいぶんと時間がたった。

その間、テレビではテレビ朝日とフジテレビが 引退特別番組を夜7時からのゴールデンタイムに放送し、 雑誌では、引退特別号が何冊も出版された。

引退が発表された直後には、 テレビでニュース速報が流され、 スポーツニュースのみならず、 一般の報道番組でも長い時間を使って扱った。 引退発表翌日の朝のワイドショーでは、 30分以上も使って真央ちゃんのこれまでの軌跡を取り上げた。

「さすが、真央ちゃん!」

そう思わずにはいられない扱いの多さ、熱さ、濃さだった。 まさに国民的ヒロインというべき扱いだった。

それとともに、正直、うらやましいとも思った。 現役を引退した選手の報道で、 これほどまでに大々的に扱われた選手を他に知らない。

野球の松井秀喜が引退したときも、 水泳の北島康介が引退したときも、 大相撲の貴乃花が引退したときも、 サッカーの中田英寿が引退したときも、 マラソンの高橋尚子が引退したときも、 女子バレーの木村沙織が引退したときも、 柔道の谷亮子が引退したときも、 女子サッカーの澤穂希が引退したときも、 ここまで大きくは扱われなかった。

2012年の年末にサッカーのゴン中山が引退したとき、 (現在J3で現役復帰しているが) かなりのマスコミがゴン中山の引退について取り上げていたけれど、 それでも、個人的には、その量や質に満足できず、 「もっと熱く濃く、中山選手の引退を伝えてもらいたかった…」 と、このブログで訴えたが、 まさに、今回の真央ちゃんのような報道をしてもらいたかった。

とにかく、真央ちゃんは、 スター性、世界での実績、万民から愛される人間性を併せ持った、 本当にたぐいまれな選手だった。

15歳でグランプリファイナルを制し、 その直後に開催されるトリノ五輪に 年齢制限で出場できないことが国民的な話題になるぐらいの 衝撃的なシニアデビューを果たした。

その瞬間から、多くの国民のハートをつかみ、 国民的ヒロインを10年以上も演じ続けてくれた。 フィギュアスケートという競技を 一気にメジャースポーツにしてくれた。

個人的な感覚で言えば、 フィギュアスケートという競技は、 1992年のアルベールビル五輪で 伊藤みどりさんが銀メダルを獲得していたころは、 まだ遠い世界のできごとのように感じていた。

1998年の長野五輪に 荒川静香さんが16歳で出場していたことは ほとんど注目していなかった。

2002年のソルトレークシティ五輪で 村主章枝さんや恩田美栄さんが活躍していたころになって ようやくマスコミも女子フィギュアの扱いが多くなり、 少しずつ気にするようになった。

そして2006年のトリノ五輪前後には、 男子では高橋大輔選手が登場し、 荒川静香さんが世界のトップレベルの選手として台頭し、 安藤美姫さんが若手の有望選手として注目を集め、 いよいよフィギュアスケートが メジャースポーツとして認知されるようになってきた。

そんなときに、真央ちゃんが、衝撃的なデビューを果たした。

おおざっぱな例えで表現するならば、 伊藤みどりさんが別の県の人、 村主章枝さんや恩田美栄さんがとなり町の人、 高橋大輔さんや荒川静香さんや安藤美姫さんが同じ町の人、 そんな段階を経て、だんだんとフィギュスケートが 身近な存在になりつつあったときに、 わが家に生まれてきてくれたのが真央ちゃん、 まさに、そんな感じだった。

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