サムライブルーの風

【侍青の風】ハリル監督の采配的中?それとも、ハリル監督の限界?(イラク戦 2-1)

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得点者 原口1 山口蛍1 代表通算得点 原口4 山口蛍2

1点目は、オフサイド気味だったけれど 本田→清武で右サイドをくずし、 清武のセンタリングを原口元気が 右足ヒールで鮮やかにゴールに流し込み、 タイ戦につづき、2試合連続の元気玉を炸裂させた。

清武と原口という、今、勢いのある選手を先発で起用した ハリル監督の采配が見事に的中し、 これまでの日本代表の中心だった本田とともに、 新旧の日本代表の中心となる選手の 美しいコラボレーションによるゴールだった。

しかし、後半にイラクのセットプレーから同点ゴールを奪われ、 イラクの露骨な時間稼ぎのせいで、 刻々と時間は過ぎていった。

だが、1-1の同点のまま試合終了となることが濃厚となった 後半アディショナルタイムに、 交代出場した山口蛍が これまで埼玉スタジアムで何度も日本代表が見せてきた、 試合終了間際の決勝ゴールを決め、 見事に2-1の勝利をもたらした。 この山口蛍のゴールもハリル監督の采配が うまく働いたものとなった。 (山口蛍にゴールを求めての交代ではなかったと思うが…)

それ以外にも、疲れのみえた先発の岡崎や本田という ここ6~7年ぐらいの日本代表の、 中心であり主力であり象徴的とすら言えるような 看板選手を次々と交代させ、 その代わりに、浅野や小林悠という活きの良い選手を投入し、 ゲームを活性化させたこともハリルの采配だった。

まあ、センターバックの吉田麻也を前線に残し、 長身の麻也に向かってロングボールを送り そのこぼれ球を浅野や小林悠に詰めさせるという パワープレーを選択したのは、 ハリル監督ではなく、選手の判断だったらしいが…。

でも、そのパワープレーで 2回ぐらい決定的なチャンスを作り出し、 最後の山口蛍のゴールにつながったFKを取ったのも 最前線に攻め上がっていた吉田麻也だったし、 まさに、ハリルもビックリな的確な戦術になった。

ハリル監督が日本代表に就任した1年半前に 「縦に速いサッカー」という言葉が マスコミがうるさいぐらいに宣伝し、 ハリル監督のサッカーの代名詞的な扱いを受けていた。

しかし、「縦に速いサッカー」というよりも、 今回のイラク戦のような、 主力選手だとしても調子が悪ければ 大胆に先発から外したり、途中交代させたりし、 試合展開によってフォーメーションも柔軟に変更するといった 臨機応変な戦い方をすることの方が、 実は、2014年ブラジルW杯でアルジェリアを 史上初のベスト16に導いた ハリル監督の采配の真骨頂だった。

そういうハリル監督の真骨頂が、 今回のイラク戦で現れたのではないか、 そう思ってしまうような展開だった。

…と、ここまでハリル監督の采配をべた褒めしてみたが、 FIFAランク128位のイラクに対して(日本は56位)、 一体どうして、こんなに苦戦しなければならないのだろうか…。

結果的にイラクに勝利することはできたが、 正直、内容は褒められたものではない…。

最終予選は結果がすべてであり、 内容は二の次という考え方はもちろんあるし、 個人的にその通りだとは思うけれど、 それにしたって、前回のタイ戦(FIFAランク135位)に引き続き、 格下相手に、ここまで苦戦するのは、 はっきり言って納得できないし、もっと言えば悲しい…。

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